スタメンでは、12月1日〜25日まで note relay 2025 を実施しています🎄
今回はその企画の中で投稿されている記事を転載します。
スタメンの人や組織、事業など、リアルが詰まっている内容になりますので、ぜひ御覧くださいませ。
株式会社スタメンでカスタマーサクセス(CS)部長を務めている早井です。 2021年4月に入社し、もうすぐ5年が経とうとしています。
この記事は、「畑違いの業種からSaaSの世界に飛び込もうとしている人」や「今のキャリアに悩む20代30代」に向けて書きました。
先に言っておきます。私は、華麗な経歴を持つエリートではありません。趣味は毎週末のフットサル、愛知県在住の二児のパパ。いわゆる「普通のおじさん」です。
そんな私が、なぜHR Techの最前線で部長を任され、全社MVPをいただくまでになれたのか。 泥臭い過去と現在を振り返りながら、「経験は決して無駄にならない」ということをお伝えできればと思います。
▍16時間勤務は当たり前。それでも楽しかった「飲食一筋」の15年
私のキャリアのスタートは、決してスマートではありませんでした。学生時代はサッカーに明け暮れるも挫折。目標を見失っていた時に出会ったのが、居酒屋のアルバイトです。そこから正社員となり、10代〜30代前半までの約15年間、飲食業界一筋で生きてきました。
当時の環境は、今の言葉で言えば“完全なブラック”です(笑)。
夕方17時〜翌朝5時まで営業し、14時に出社して仕込み。締め作業が終わるのは翌朝6時。16時間勤務は当たり前で、繁忙期には「2ヶ月連勤」なんてこともありました。
でも不思議なことに、仕事自体は最高に楽しかったんです。
- 親ほど年の離れた頑固な料理長を口説き落とし、新商品を作ってもらう
- 同世代の大学生バイトのモチベーションを上げる
- 家族連れから大企業の重役、夜の世界の方まで、どんなお客様も満足させる
店長としてこれらを束ね、売上と利益を作る日々。
振り返れば、この時に叩き込まれた「従業員理解」「顧客理解」「多様な人を巻き込む力」こそが、現在のカスタマーサクセスに不可欠なスキルでした。
私のCSとしての原点は、あの厨房とホールにあります。
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※写真が見つからなかったので、画像はAIで生成しています!
▍「実行されなければ机上の空論」。TUNAGとの運命の出会い
転機は、結婚を機に訪れました。
「家族との時間を大切にしたい」と、美容業界の経営企画職へ転職。そこで初めて“現場ではなく戦略を作る側”になりました。
しかし、ここで大きな壁に直面します。
どんなに立派な戦略を作っても、現場が動かなければただの「机上の空論」。飲食時代は自分が現場を動かしていたゆえに気づかなかった“組織の分断”が、会社に大きな機会損失を生んでいたのです。
「経営と現場を、もっと滑らかに繋げたい」
そう考えて導入を決めたのが、エンゲージメント経営プラットフォーム『TUNAG』でした。
導入担当者として、社長の想いを現場に届け、部門間のナレッジ共有を進めていくと、組織の空気が少しずつ変わっていきました。
「このプロダクトは本物だ。もっと多くの企業に届けたい」
いちユーザーとして惚れ込んだ私は、気づけばスタメンへの転職を決意していました。
▍「CSって何?」からのスタート。カオスを楽しんだ5年間
2021年4月、スタメンに入社。
今でこそCS組織は当時の4〜5倍に成長し、CSOpsの立ち上がりによってCSMが本質的な顧客支援に集中できる体制が整っています。
しかし当時のカスタマーサクセスは、まさに「カオス」。
導入オンボーディングのフローはなく、資料も標準化されていない。
「とりあえず自分で作るしかない」
「初期構築も全部やる」
そもそも“カスタマーサクセスとは何か”の定義すら曖昧という状態でした。
普通なら逃げたくなる状況かもしれません。でも未経験入社だった私は、「これが普通か」と思える鈍感力がありました(笑)。
何より、飲食時代のもっとカオスな現場に比べれば「自分たちで正解を作れる」この状況は、むしろワクワクするものでした。
そして今でも変わらず思うのは、我々が支援するのは“組織と人”である以上、完成形はないということ。その“正解のない世界”を楽しめるのが、CSの醍醐味です。
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※こちらの画像もAIで生成しています!ちょっと似ている(笑)
▍ 泥臭い支援の先にあった「全社MVP」
私がやったのは、ただひたすら「1社1社 丁寧に向き合うこと」。
顧客の変化を定性・定量の両面で追いかけながら、「社長メッセージを現場で議論していた」「離職率が⚪︎%改善した」そんな声をいただく。その成功体験をチームに還元し、仕組みに変えていきました。
スマートなSaaSのイメージとは遠いかもしれませんが、この積み重ねは確かな自信となり、信念へと変わりました。
その結果、2024年12月に全社MVPを受賞。
「調理師免許しか持っていない元居酒屋店長」でも、HR Techのど真ん中で価値を出せると証明できた瞬間でした。
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※こちらの画像もAI生成です!TUNAGのロゴは違うけど、顔はめっちゃ似ている(笑)
▍そして、これからの未来へ
入社してもうすぐ5年。ひとつの節目を迎えましたが、挑戦はまだまだ終わりません。
これからの5年で私が成し遂げたいことは、
- 過去の自分のような人が輝ける場所をつくること
- お世話になった大好きな業界へ恩返しをすること
飲食、小売、サービス業…
現場で汗をかき、目の前の人のために動いてきた経験は、実はSaaSの世界で“最強の武器”になります。
PCの前だけでは分からない「人の感情」や「現場の空気感」を知っているからこそできるCSがあるからです。
「自分には特別なスキルがない」
もしそう思って足踏みしている人がいたら、ぜひ一度話をさせてください。
何者でもない“普通のおじさん”の私がここまで来られたのですから、あなたにできないはずがありません。
TUNAGのCSには、綺麗事ではない“本気の顧客支援”があり、手触り感のある価値提供ができる環境があります。
私と一緒に、正解のない問いに向き合い、泥臭く、熱く、CSを楽しんでくれる仲間を待っています!
最後に…
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