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迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、「PR TIMESらしさってなんだろう?」について、社員の挑戦や努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。
今回は、2024年4月に開催された「2023年度通期社員総会」で、社会人歴5年以内において業績成果を出し、バリューを体現した個人に贈られるROY(Rookie of the halfyear)を受賞された営業本部(現:第二営業部)の中井 健太(なかい けんた)さんにインタビュー。
受賞の背景やこれからのPR TIMESへの想いを語ってもらいました。
中井 健太(なかい けんた) PR TIMES事業ユニット 第二営業部副部長
神戸大学を卒業後、2022年4月に新卒でPR TIMESに入社。2024年1月より第二営業本部副部長に就任。 主に未利用の新規のお客様に対して、PR TIMESだけではなく他サービスやその他PR施策など幅広く提案しています。またPRの面白さややりがいについて啓蒙するイベントについても幅広く企画運営しており、能動的に情報発信する企業様、ご担当者様が少しでも増えればという想いがあります。
部門全体の28%を占める受注数を達成
「個人実績を成長させ、部門の目標をけん引」
中井さんは2023年度上期社員総会、2023年度通期社員総会と2回続けてROYを受賞されました。
今回、中井さんが2023年度通期社員総会でROYを受賞したポイントは、「人気企業の新規受注において、部門全体の28%を占める受注を達成し、営業本部の目標達成を大きくけん引」したこと。
個人受注数では、2022年から4.5倍の実績を記録するなど、昨年から大きな変化を示しています。
チームをけん引した実績の裏側には、どのような行動や意識があったのでしょうか。
中井さんの2023年度通期の受賞スピーチと受賞後のインタビューをまとめ、その想いと考えに迫ります。
当たり前の基準を上げ続けた一年間
中井:2023年度上期から引き続き意識していたのは、「わかっているのにやっていないことを減らす」こと。今日はこれくらいでいいかな、と妥協してしまうことって、結構多いと思うんです。
だからこそ、そこに負けないように、「10分間粘る」ということを繰り返すように意識しました。帰る直前に、そういえばと思い出したものは絶対にやって帰る、ひとつひとつの小さな積み重ねが結果を大きく変えるということを2023年度上期で身をもって実感していました。
中井:ただ、本来PR TIMESのためにやるべきなのに、自分ごとにできていないことがたくさんあるという気づきがあり、上期終了段階ではそこが全くできていませんでした。
そこには、今の自分にとってはやらなくてもよいと勝手に思っていたり、挑戦してできない自分やかっこ悪い自分を見せたくないという意識があったと振り返っています。しかし、そんな自分と向き合い、オフサイトミーティングで自分の人生において重要で勇気がいることを開示するようにしたり、毎週の夕会では「できていないこと」とか、それに付随する感情とかを話すようにしたりしたんです。
このことが自分自身を振り返るきっかけになり、さらにはわかっているはずだけど、一歩踏み込めていなかったことをあらためて自分ごととして捉えられるようになりました。
自分の夢を言葉にして変わったこと
中井:もうひとつアップデートしたのが、ぼんやりしたままでもいいので「自分の夢を言ってみる」こと。
最近では、「April Dream」のプロジェクトや、インターン生の交流会などで、自分の夢を言葉にしました。
夢を言葉にすることで、その夢の実現のために何をしたらいいのかという視点で意識が変わり、行動に移すことができたと思います。
今までは、目の前のお客様からのフィードバックが自分の原動力だったのですが、そこに加えて自分の夢でもある「PR TIMESを本気で社会的インフラにしたい」「ゆくゆくはそれを超える事業にチャレンジしたい」といったことへも深く向き合えるようになりました。
夢を語るだけではなく、その状態が達成されたときをイメージして、自分ごとにする。
すると、いつの間にかかっこ悪い自分とか、できない自分とか、弱さみたいなところは考えなくなっていきました。
ROY受賞をひとつの通過点とし、さらなる飛躍を
中井:今の自分ができるようになってきている当たり前の基準はまだまだ低く、ポジティブに捉えると伸びしろしかないと思っています。
わかっているのに自分ごとにできていないことに対して、部門の責任者として目を伏せてしまっていることも、全社のリーダーとして自分ごとにできていないことも多い。さらに自分ごとにできているかどうか以前にその外側には、まだまだわからないことが広がっている。
立ち止まることなく、絶対に逃げずに行動で向き合っていくことは、今の自分に一番必要なことだと振り返っています。
まずは今回のこのROY受賞をひとつの通過点として、直近では所属する第ニ営業部と、プロジェクトメンバーとして取り組んだ2024年度の「April Dream」でMTVを受賞することと、個人としてはMVPの受賞を狙っていきます。
これからのPR TIMESを考える
「成長に対して貪欲でいること」。
社員総会の受賞スピーチでそう語った中井さんですが、これからのPR TIMESについてどんな考えを持っているのでしょうか。
受賞後、あらためて大切にしていることやチームの躍進のため、今後どうなっていくことを望むのかを伺いました。
全社のリーダーとしての役割を自分ごと化
中井:これまで、自分が接するお客様の成功にとどまっていたのもが、今では中途、新卒入社いただいた方を含めて第二営業部のメンバーの皆さんが接するお客様にも成功してほしいと考えています。
自分がやってきたことをほかのメンバーにもどんどん再現できるようになってほしい。
社外から講師を招いた研修など、営業のノウハウやスキルを学ぶ機会はあるんですけど、結局、自分はお客様の成功を一番に考えられるかどうかが大事なんだと思っています。
規模や業界問わずどんなお客様にも大切にされている価値観やユニークな側面が必ずあり、それを一緒に伸ばしていくというか、「その取り組みを届けたい人に発信していきませんか」というコミュニケーションがPR TIMESの営業の根本的な部分で大切だと考えています。
お客様のことを想像し本気で考え抜くことで、自分の失敗よりお客様の失敗が悔しくなったり、逆にお客様の成功に関心を持ち喜べるような。そんな人をこれからのPR TIMESで増やしたいです。
第二営業部でお客様の成功に寄り添ってコミットできる社員が増え、他部署やさまざまなプロジェクトにも貢献できるようになることがPR TIMES全社にとってもすごく重要で必要なことだと思っています。
普段のコミュニケーションを大切に、メンバーとともに歩み進める
中井:「お客様の成功を願いコミットできる人」を増やすためにはメンバーとの対話が欠かせないと直近で痛感しています。
一人ひとりが目標に向かう中で、営業職能に関する相談ももちろんあるんですけれど、もう一歩踏み込んで「このお客様のユニークなところはどこですか」「どういう仮説を持っていましたか」は絶対に聞くようにしていて。営業スキルは業務の中で身につけないといけないものですが、お客様のユニークポイントや素敵な側面は、関心を持てば誰にでも想像できることだと確信しています。ただ、どうしても目標を掲げるときに抜けがちな部分でもあるので、そこの会話を増やすことを意識しています。
普段のコミュニケーションでは、メンバーがどのように考えているのかに関心を持ち、きちんとその人の考えを聞くことを心がけています。そうすると、自分が考えていなかったことに気づけることもある。アドバイスすることももちろんありますが、逆にメンバーからフィードバックをいただくこともあり、どうしたらいいのかを一緒に考えていくことが多いですね。
「お客様の成功」と「一人ひとりの働きがい」が両立するチームに
中井:一方的ではなくお互いの弱みや悩みを共有していくと、メンバーも少しずつ打ち明けてくれるようになり、最近の1on1では、中長期的にやってみたいことだったり、モヤっとしていることだったり、さまざまなことを打ち明けてくれる人が多くなってきています。
まずは、その人にとって重要だと考えていることを開示してくれることにとても感謝していて、メンバーとの会話を重ねるなかで目の前の業務だけじゃなくて、メンバーの働きがいなども想像しながら一緒に叶えていきたいと心から思っています。
毎日の小さなコミュニケーションを一つひとつ積み重ねながら、チームで共通の目的に向かって目標を達成していきたいと思いますし、そのプロセスを苦しみながらも楽しんでいきたいです。
中井さん、今日はさまざまな質問にお答えいただきありがとうございました! あらためてROYの受賞、本当におめでとうございます。
※この記事は、2023年通期社員総会での中井健太さんのROY受賞時のスピーチ、および後日社内で行われたインタビューを元に作成されました。
中井さんの取り組み
PR TIMES インターン交流会×中井健太トークセッション
過去社員総会での受賞インタビューはこちら
2023年上期社員総会 ROY受賞インタビュー