1
/
5

普通のキャリアではもの足りない。変化と刺激を求めて入社したエンジニアのシゴトでココロオドル状態とは

2018年にWebエンジニアとして新卒入社をした一條 端澄(いちじょう はずみ)。インターンを経て推薦基盤チームに配属後、現在はプロジェクトマネージャーとしてデータサイエンティストが主導するプロジェクトや推薦基盤チームのプロジェクトをマネジメントしている。今年で入社6年目を迎える彼にウォンテッドリーでのキャリアと今後の展望について語ってもらった。

ウォンテッドリーへの入社は想定外だった

ーー 新卒でウォンテッドリーへの入社を決意した理由について教えてください

ウォンテッドリーを最初に知ったきっかけは2016年に学生として参加したインターンでした。正直に言うと初めは大手企業での就職を考えていました。しかし、インターンを通して優秀で面白いエンジニアと開発をしていく中で、自分の人生では想定していなかった人たちから刺激をもらいながら成長できる環境があると思いました。また、全員が「成功を信じている」ことも入社の理由としては大きかったです。当時はこれから事業が伸びていくフェーズだったので、社内には積極的に挑戦する姿勢やモチベーションが浸透していました。私はどちらかというと、全力で後ろを向くタイプなので会社の雰囲気に合うのか分からない部分もありましたが、特に不安があるわけではなく、むしろ勢いのある環境に興味があったので入社を決意しました。

自分がユーザーとして使いたくなるものをつくりたい

ーー 入社後はどのようなことを取り組んできたのか、現在の仕事のやりがいも含めて教えてください

入社後はWebエンジニアとして推薦基盤チームに配属されました。元々、プロダクトにとって必要なものをつくりたいという思いがあり、採用を取り巻く課題に対して推薦の必要性を感じていたことや、自分の志向性とマッチしていたため配属を決めました。現在は周囲のエンジニアに協力してもらいながら、リーダーとしてチームを任せてもらっています。プロダクトが伸びる方向に向かって常に意思決定してきた結果がこのようなかたちで実を結ぶことができたのは嬉しいです。
仕事のやりがいという観点では、裁量や意思決定がチームに委ねられていることです。結果を出すことや報告説明などの責任はありますが、その上で必要なことは何か考えながら主体的に進めることができます。例えば、技術負債をどのように返済していくのかなどをチーム内で意思決定できるところはすごく良い点だと感じています。今後、いつか自分も転職を考えたときにユーザーとして使いやすいサービスにしたいという思いもあります。きっといつか使うかもしれないサービスに関わるよりも、どんな人でも使う採用という領域を取り扱っているのは仕事のモチベーションに繋がっている点です。

ーー 今まで任された業務の中で大変だったことや驚いたことはありますか

入社して始めの頃にシステムのマイクロサービス化をするプロジェクトの責任者としてアサインされたことがありました。今振り返ってみると、新卒1年目にこの業務を任せるという意思決定は本当に凄いことだと思います。担当するプロジェクトに依存するかたちで他の負債が芋づる式に出てくる状況になっていたので、色々と大変でした。ただ、最後までやり切ることでプロジェクトマネジメントやコミュニケーションの重要性、エンジニアリングスキルなどの貴重な経験は今の業務に役立っている実感があります。

採用領域の課題解決は社会に大きなインパクトを与える

ーー 新卒で入社して現在6年目となりますが、ウォンテッドリーでのキャリアを意思決定し続ける理由を教えてください

いくつかあるのですが、転職することで、今までの経験やスキルが活用できなくなるのは本当にいいことなのかという懸念があることです。副業を通して他社で働いてみると、面談を通して感じることは転職をすると今まで培ってきた経験やスキルが一定リセットされてしまうということです。勿論、全てではなく共通のスキルなどは使えると思いますがある程度失われてしまうことはあります。
社会にとって素晴らしいソリューションを提供したいと考えたときに、ウォンテッドリーで経験を積むことが良い選択だと思ったからということもあります。例えば、類似サービスを扱っている別の会社で開発をしたとしても、社会的に与える影響でみればWantedly Visit の開発を継続していたほうがより良いインパクトを生み出すことができると考えています。我々が扱っている事業領域はマッチングや採用活動全体に関わる課題に全体最適に向けてアプローチするので、この点はキャリアを歩んでいく中で貴重な体験だと思っています。

ーー もし、次のキャリアを考えるとしたらどのような状況やタイミングだと思いますか

先ほどウォンテッドリーを辞めない理由をお話しましたが、自身のキャリアが1社に閉じてしまうということはリスクだと感じています。他社に行ったら活躍できないということはありえますし、転職という選択肢を持っておくことは別に悪いことではないと思っています。一方で、ベンチャー企業や新規事業を立ち上げたばかりの環境下では、コードを速く書いたり、経験豊富な知識を持って何でも一人で動いていく力が必要になってきます。私は自分の能力にそこまで信頼を置いていないので、ベンチャー企業のような環境で継続的に働くのは向いていません。今のウォンテッドリーの事業フェーズや自分のやりたいことがマッチしているので暫くはこのまま経験を積んでいきたいです。

もし仮に次のキャリアについて考える時間をつくれるとしたら、半年ぐらい何もせずに仕事のありがたみを感じてみたいです。今まで当たり前に感じていた仕事の価値を自分の中で見つけたいので、あえて無職になるという選択をしたいですね。ウォンテッドリーのミッションでもある「シゴトでココロオドル」状態がどういうものなのかは、仕事から離れたときに分かることも多くあると思います。と、言いつつ実際に自分が半年間も何もしないことができるほどの忍耐力があるのかは不明なので、試せる良い機会なのかもしれません。

知識への探究心と誠実さが共通して備わっている組織

ーー ウォンテッドリーの魅力はどのような部分にあるのでしょうか

まず、組織がうまく構造化されているところは良い点です。ウォンテッドリーは必ずメンターがいるので一人で全てやるような心配はありませんし、事業規模で無茶な目標がおりてくることもありません。カルチャーが社内に浸透していることも良い点だと感じています。カジュアル面談を実施していても、ウォンテッドリーのミッションやバリューを社員全員が話せるレベルまで浸透しているのは流石だなと思いますね。例えばバリューに合わせて実際に業務でどのような行動をとっているのかみたいな話しは恐らく全員答えられると思います。
エンジニアの特徴という観点では、いい意味であまり周りのことを気にしない人が多いことです。ランチを食べてる最中にふと出てくる「あれ、これってどうなってるんだっけ」とか「この言語の仕組みどうなってるんだっけ」などの疑問が出てきたときに、すぐスマホを開いて皆で調べ始めるようなフットワークの軽さや知識に対する誠実さはエンジニアの魅力ですね。

ーー 逆にまだまだ改善の余地があるなと思う点はありますか

結果的にうまくいかなかった施策に対して、何がボトルネックだったのか誰も分からない状況になってしまうことは課題として感じています。新しい事業をつくるという部分ではまだ伸びしろがあると思います。ウォンテッドリーは主にWantedly Visit とエンゲージメント事業を中心にサービス展開をしていますが、競合との差分をどのように広げていくか次のステージに向けて考えていくことが必要です。
サービスの成長が停滞している間は辞めていく人もいたりしますが、一方で困難と真剣に向き合った経験のある人は非常に貴重です。個人的には王道のキャリアを選択するのではなく、ニッチなキャリアを選んでいきたいので、そのために必要な戦い方が学べるという点では良い環境ですね。

経営者の近くでプロダクトと組織を強化するために必要なことを学ぶ

ーー 最後に、今後の目標や挑戦してみたいことなどはありますか

プロダクトを拡大させ、売り上げをもう一段階大きくして軌道にのせることが長期的な目標だと考えています。その環境の中で個人の目標として実現させたいと考えていることは、事業の動き方の背景には何があるか、経営者の目線から学ぶことやプロダクトを伸ばすために必要な技術的なスキルを上げていくことです。「プロダクトを右肩上がりにするために必要な実装を提供すること」とその目標が達成できるように「組織を強化するため採用に注力すること」の二つの軸で挑戦していきたいです。
ウォンテッドリーのような企業のフェーズが段々と移り変わっていくのを経験ができる人生はとても楽しいと思いますし、そういった変化の中でどう舵取りがされるのかはいつかは自分も直面する問題だと思っています。その問題を間近で見たり仲間と共に戦ったりすることはこの先のキャリアに生きると思っています。


Invitation from Wantedly, Inc.
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
Wantedly, Inc.'s job postings
32 Likes
32 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Natsumi Sasaki's Story
Let Natsumi Sasaki's company know you're interested in their content