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PR TIMESを世界で有数のインターネットサービスに。再出発を決意するまで|PR TIMES 黒須 智博

2022年8月よりPR TIMESで米国担当責任者 兼 米国PR TIMES Inc.代表を務めている黒須 智博(くろす ともひろ)です。今日はPR TIMESに参画するまでの私のストーリーについて話をしたいと思います。

#1 キャリアの始まり

私のキャリアの始まりは、ニューヨークの地でした。21歳の時にアメリカに留学し、大学進学する為の準備をしていた私は、現地に住むニューヨーカーから多様性や自由な価値観など、非常に多くのことを学びました。

私が幼い頃から無自覚に培われてきた先入観や固定概念は、そういった体験を通して崩れていく事になります。自分の進むべき道はどこなのか、何がしたいのか、そんな事を思う日々の中で、自分が出した答えは、大学への進学をやめて起業する事でした。

もともと社会貢献活動への関心があり、NGOなどの国際活動に強いあこがれを持っていたので、ビジネスの分野には全く興味がなかったのですが、アメリカ社会における企業の社会貢献活動などを詳しく知っていく中で、ビジネスと社会貢献は水と油ではなく、ビジネスが成長する事によって出来る社会貢献活動もあるのだと知り、それを実践しようと選んだ道でした。

#2 社会を学ぶ

最初に始めた事業は留学斡旋事業だったのですが、お金も人脈も社会経験もない中で活動していく事は本当に苦難の連続でした。ただそういった中でも、事業に将来性を感じて、取引先になってくれた会社や、思いに共感し、支えてくれた多くの人達のおかげで、事業開始から2年ほどで徐々に軌道に乗っていきます。

留学事業に着目したのは、当時の留学サービス特有の問題が理由でした。当時はまだインターネット上で留学情報を探しても、あまり情報が出回っていない時代で留学をしたい学生は、書店で留学情報を集めるか、留学エージェントへ相談に行くぐらいしか方法がなく、得られる情報も正確性に欠けるものばかりでした。

私自身、留学直後に事前に聞いていた情報と実際の現地の情報との乖離から、何度か大きなトラブルに見舞われる事になります。そんな経験から、現地の実態に沿った正確でリアルタイムな情報をインターネットを通して発信する事で、良い留学体験に繋げてもらいたいという思いがありました。

当初は日本人のみに提供していたサービスでしたが、事業が成長していく中で、より多くの人に、より良い留学体験を得てもらいたいという思いから、国を問わずグローバルにサービスを提供する事を決意。

事業は順調に伸び、北米市場を中心に日米加の3拠点体制で事業を運営するに至ります。

ただ物事が順調にいっている時こそ、落とし穴はあるもので、その後、私の管理の甘さから社内で大きな問題が起こり、立ち上げていた幾つかの事業が頓挫する事になります。

#3 転機

この頃、留学事業以外にも日米の架け橋になるような事業に関わっていきたいという思いから、積極的に様々なビジネスに取り組んでいました。まず最初に行ったのが、日本酒の北米展開でした。当時、日本食ブームに乗って数多くの蔵元が海外進出に活路を求めていました。日本国内では、日本酒の需要が年々減少しており、創業何百年という歴史ある蔵元が毎年何社も消えていっていました。

そんな状況を知っていた私は、知人から紹介された地方の蔵元の進出支援を行う事にしたのです。また、日本の特産品のPRを行う為のイベントを企画したり、日本の文化を普及するような活動にも取り組んでいました。そのような機会の中で、自身の事業では経験できなかったような社会との繋がりや意義に、これまでとはまた違った充実感を得られるようになっていました。

仕事にもより一層打ち込むようになり、寝る間を惜しんで事業の掛け持ち生活をしばらく送っていました。ただそんな生活も、ある日突然終焉を迎えます。日頃のオーバーワークが影響し、体を壊してしまい入院。治療と療養の為、社会からしばらくの間、退場を余儀なくされます。

#4 PR TIMESとの出会い

長年続けてきた事業も一度リセットし、療養生活から復帰した頃。私は次に何をしようか模索を始めます。これまで手がけてきた事業を再スタートすることも考えましたが、せっかくゼロから始められるなら、いままでやりたくても出来なかった事をやってみよう。経験した事のない新しい分野にチャレンジしてみよう。そう思うようになります。

そんな折、代表の山口さんからお声がけ頂いたのがPR TIMESでした。

PRの事など、何一つ知らない私でしたが、そんな私に当時計画段階だったアメリカ進出において、責任あるポジションをオファーして頂いた事に興味が沸き、その後、何度か面談を重ねることになります。事業や社会への思いに触れ、またこれから海外にチャレンジしたいというビジョンを聞く中で、自分自身で決断し起業した当時を思い出し、この会社でイチから再出発しようと決意します。

#5 これから目指すもの

当社は「PR TIMESを世界で有数のインターネットサービスにする」という長期経営目標を掲げています。私たちが手掛けるプレスリリースの配信サービスは、日本だけに留まらず、当然ながら世界中で行われています。私たちはその市場を牽引できるようなサービスへと成長すべく、これから本格的に海外展開を進めていきます。

まずは現在当社をご利用頂いているクライアントに寄与できるような仕組みを構築していきたいと考えています。いままで当社は国内サービスのみの提供に留まっていたため、海外への配信を希望するクライアントにお応えする事が出来ずにおりましたが、この取り組みを通して、国内外で伴走していける体制を整えていきたいです。

簡単な道のりではありませんが、私たちのサービスを通して発信される情報が、世界中に知られる世の中が実現できれば、これからの日本の発展や企業の海外進出、またそこに関わる多くの人々にも、これまで以上に大きく寄与できる夢のある挑戦です。

#6 最後に

当社は行動する人、挑戦する人を心から応援する企業です。そんな会社で共に挑戦し、未来を築いていきたいと思った方は、ぜひ当社までご応募下さい。最初の一歩が大きな未来をひらきます。

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