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PR TIMESは2017年12月11日(月)より、日本の祭り・花火大会に関するプレスリリースを無償で配信する特別プログラムを開始いたしました。
プレスリリース配信プラットフォーム“PR TIMES”をはじめ、従来のプレスリリースの枠を超え、企業とメディアそして生活者をニュースでつなぐインターネットサービスを事業としている弊社がなぜ祭りの広報支援に取り組むのか。そこにはどういう想いが込められているのか。
発表までの経緯を振り返りながら、お話させていただきます。
はじめまして!PR TIMESマーケティング本部に所属している橋本有翔(ゆうしょう)です。2017年の4月にPR TIMESに入社しました。
今回は、12月11日にリリースしました「祭り広報応援プログラム」について、この場を借りて少しお話させてください。
「祭り広報応援プログラム」とは?
日本の祭り・花火大会に関する情報流通の活発化を目指し、プレスリリースの配信を通じて応援するプログラムです。一定の基準を満たしている「祭り」「花火大会」の情報であれば、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を無償で利用いただけます。
【特設ページ】https://prtimes.jp/matsuri/
一概に「祭り」「花火大会」の情報といっても、実は情報発信の機会はいくつもあります。「開催情報」はもちろんのこと、「参加者募集」や「観覧席発売開始」、そして「開催報告」などなど…。
きっかけは?
PR TIMESは以前から、世の中に溢れる人の心を揺さぶる価値ある情報流通を活発化させたいとの想いで、取り組みを進めて参りました。
・社会貢献団体向けのプレスリリース無償提供プロジェクト(https://prtimes.jp/csr-pr/)
・スタートアップ企業向けの特別プログラム(https://prtimes.jp/startup_free/)
例えば上記の例のように、Missionに掲げた「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」の実現に向けて、絶えず新たな取り組みを考えてきました。
人の心を揺さぶり、次の世代へ受け継いでいくべきものの一つに祭りがあると弊社は考えています。祭りは一人では開催することも、継承していくこともできません。たくさんの「行動者」の頑張りの結晶によって、初めて成り立つものです。そこで、弊社では祭りの広報活動の一助になりたいと思い、今回の取り組みを発表させていただきました。
……個人的な話になってしまいますが、今回その取り組みを進めていく担当として立候補した理由を少し紹介させてください。
私は熊本生まれ熊本育ちで高校まで地元で過ごしました。前職も熊本で勤務をしていました。
4月にPR TIMESに入社し、早2ヵ月。その時期は、プレスリリースのもつポテンシャルを知り、恥ずかしながら自分自身プレスリリース配信プラットフォームとしての“PR TIMES”の魅力にどんどん引き込まれていた時期でした。
一方で、地方出身者として、「まだまだ地方の情報が少ないな…なにか自分にできることはないだろうか…」と考え始めた時期でもありました。
「このプロジェクトを進めていきたい!」
そう必死の思いで立候補すると、代表の山口はプロジェクトの担当としてまだ入社して約3カ月にも満たない私を選んでくれました。
発表に至るまで
はじまりは、0からのスタートでした。先のことを深く考える前にとにかく行動することからはじめました。
直接祭り主催者の方々に連絡をとり、PR TIMESでプレスリリース配信を試していただけないかお問い合わせをする毎日でした。
しかし物事はそんなにうまくは進みませんでした。とにかくやみくもに電話をかけるだけでは、話を聞いていただけません。
今考えれば当然です。電話をかける祭り主催者の方が今どんな状況なのか、どんな悩みを抱えているのか、どんなものならば良いと思ってもらえるのか…相手を慮ることができていませんでした。一度それまでの電話を振り返り、反省し、改めました。今回の取り組みをご紹介しようと考えている祭りの状況を見て、主催者様の迷惑にならないか、主催者様がやろうとしている広報展開に沿うことができるのか考えました。
すると次第に前向きに話を聞いてもらえるようになりました。そして、今回発表させていただく運びとなった「まつりつくば大会本部」「全国花火競技大会実行委員会(大曲商工会議所)」「岸和田市」の3団体様に協力いただくことができたのです。
突然の連絡にもかかわらず、弊社の今回の取り組みに対する想いに共感していただき、祭りの準備で忙しい中でも丁寧にご対応いただきました。
(その節は 本当にありがとうございました!)
発表にむけて
協力いただいた3団体の祭り・花火大会が無事開催され、落ち着いたころにはすでに9月。
ここから、全国各地の祭り主催者の方々の広報活動の支援をするためにはどのような形が一番望ましいのかを考え始めました。そしてプログラムの内容が固まったのが10月。
今回、対象の祭りとして基準を設けさせていただいているのですが、基準を決めた理由が大きく3つあります。
① 地元に根付く祭り・花火大会を応援したい
② 長い伝統を持つ祭り・花火大会を応援したい
③ 広く開かれている祭り・花火大会を応援したい
ここには弊社の想いも込められています。
① 地元に根付く祭り・花火大会を応援したい
「祭り」と一言で言っても、現代は様々な「祭り」があると思います。フェス・イベント…。弊社はまず、地元に根付く、地元の人々主導で開催されている祭りを応援したいと考えました。そのために、運営主体を「自治体・観光協会・商工会議所・神社・寺院」とさせていただいております。
② 長い伝統を持つ祭り・花火大会を応援したい
伝統を受け継いでいく、と言葉で言うのは簡単ですが、昔から続く祭りを毎年途切れないように運営していくことはとても大変なことです。運営される方々の想いが込められているからこそ、祭りは続いてきたのです。想いが詰まった祭りの情報はとても価値があるもので、応援したいと考えています。
③ 広く開かれている祭り・花火大会を応援したい
自分達が守り受け継いできた祭りの情報を、地元の人以外にも広く知らせようと考えることは、案外難しいことです。それまでの祭りのイメージや中身が変わってしまうかもしれない、と不安になるからです。私たちは、それでも自分達の祭りのことを広くたくさんの人たちに知ってもらおうと積極的に活動している祭りを応援したいと考えました。そこで、『インターネット上に、運営する「祭り」「花火大会」の専用の特設サイトを開設していること』という基準を設けさせていただきました。
法被ジェネレータの作成
そして今回の取り組みをより多くの方に知っていただくためのコンテンツとして、特設ページの中に「法被ジェネレータ」を作成しました。生年月日を入力してもらい、それに応じてオリジナルの法被デザインを作ることができるというコンテンツです。デザインだけではなく、生年月日に基づいて占い師の方が性格診断した結果も知ることができます。
もともと、「祭り」は様々な属性の人たちがいろんな関わり方をしているものだと考えています。1年に1度必ず友達と行く夏祭りがある…、地元に帰った時には何となく足を運んでいる…など様々です。
そういった方々にも、今回の取り組みを知ってもらうことができるきっかけをつくりたい。この取り組みのことを知り、どんな些細なことでも祭りのことを思い出してもらえる機会をつくり、祭りとの心理的な距離感を近づけたい。そう想いを込めて、法被ジェネレータを開発しました。
祭りは元々、地元のコミュニティを繋ぐ役割も果たしています。日本各地にあるコミュニティの人たちが、一人ずつでもこの法被ジェネレータのことを知ってもらうことで、そこからどんどんコミュニティの人たちに広げることができると考えています。
私自身、まだその活動が足りていない点を改善したいと考えています。仕事でお会いする方々の中には、地元で祭りの運営に携わっている方がいることも往々にしてあり得ます。仕事のコミュニティ・祭りのコミュニティはバラバラではなく、重なるものだと思っています。自ら、仕事も祭りもコミュニティを広げていきたいです。
おわりに
皆様にご協力いただき、ようやく祭りプロジェクトはスタートラインに立ちました。実際に祭り主催者の方々にこの取り組みのことを知っていただき、効果を感じていただくことで初めて意味を成すと考えています。
そして、PR TIMESではこれからもMission「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」の実現に向けて邁進してまいります。