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事業を基盤で支える。インフラリーダーが語る基盤のプロダクト貢献とは

インフラエンジニアとして2018年に新卒入社をした田中 篤志(たなか あつし)はインターンを経てインフラチームに配属。2024年1月からチームのリーダーを務めながらウォンテッドリーの情報システム部門やISMSなどの幅広い業務を担当している。

なぜ彼はファーストキャリアにウォンテッドリーを選んだのか、現在の業務のやりがいやチームの魅力について語ってもらった。

社員もインターンも対等に議論できる環境がウォンテッドリーにはあった

ーー 現在の業務について具体的にどのようなことに取り組んでいるのか教えてください

インフラチームのリーダーとして、プロダクトチームがリリースしたいものを高速かつ信頼性高くデプロイできる環境をつくる仕事をしています。具体的にはSREのプラクティスを実践したり、開発者の生産性を高める取り組みを行っています。インフラの仕事以外にもいくつか兼務をしており、Dev Security Guildや社内のITシステムを全て見ている General Affairs Squad にも所属しています。

ーー ウォンテッドリーに入社した経緯や決めてについて教えてください

大学では情報系の学科だったので、ITやプログラミングが好きな人はいたのですが入学してから始める人が割合として多かったり、得意な分野が自分とは少し違ってたりしていました。私は元々インフラやバックエンドを触っていて、近い分野の人たちと議論ができる場所を探していたので、ウォンテッドリーのインターンに参加してからはエンジニア全員と技術や設計についての深い話ができる環境に感動しました。

入社の決め手は、先ほど話した技術の話ができることや議論ができるということが一番大きかったです。論点を充分に理解しながら人に伝えたり、議論できるということができるメンバーが多くいるので凄い会社だなと思いました。

ーー 他の会社も見てきた中でウォンテッドリーらしさを感じた部分があれば教えてください

ウォンテッドリーのエンジニアは特に一人ひとりの言語化能力が高いので各自が自分のすべきことを考えて行動できる組織だと思います。勿論、意見がずれたりすることはありますが、みんなが熱い思いを持って取り組んでいるというところはウォンテッドリーらしさでもあると感じています。また、技術をプロダクトを良くするためのツールとして活用していることも面白い点だと思います。技術を使いたい人と技術を使って何かを作りたい人で意見が分かれる点だと思いますが、プロダクトを良くしていきたいという気持ちのメンバーが多いのもウォンテッドリーらしさの部分だと思います。

会社全体として感じることは、Culture Book やAll Culture Lunch などのコミュニケーションを通して会社が向かう方向の浸透や、自分たちの目的や仕事に対する自覚が生まれる環境をつくってくれるというのも良い点ですね。

「説得できる力」がプロダクトへの貢献には重要

ーー 業務のやりがいと難しさについて教えてください

プロダクトを良くできるという根拠があれば、新しい技術を活用したり、他の会社が取っていない選択も領域に囚われず何でも挑戦できるところがやりがいだと感じています。私自身は色々なことに興味があるので、自分が関われる領域が広くあることは恵まれた環境だと思っています。一方で、難しさとしてはプロダクトへの貢献に繋がることを説明できる力が必要になるという点です。新しい技術を社内に導入したいと考えていても、プロダクトへの貢献や根拠のある説明ができなければ必要がないという判断になります。その為、物事を円滑に進めたり仕事をしていく上で説得力を身につけることが難しいと感じている点でもあります。

ーー 難しさを乗り越えるために意識してきたことなどはありますか

とにかく徹底して Why を考え抜くことです。ウォンテッドリーにはタスクに取り組む前に Why、 Whatを必ず記述するというルールがあります。入社した初めの頃は議論の場でヌケモレが発覚することが多くありました。しかしウォンテッドリーの文化である Why を徹底して考え抜くことを意識し始めると、業務を円滑に進められる機会が増えました。特に自分の意見が不採用になったときに「何が問題だったのか?」の理解を心がけることで、視野が広くなり視座も高くなったように感じています。

また、もう一つの観点としては常に周りの期待を超えていくことも大切にしています。例えば基盤開発においては社内のエンジニアがユーザーになりますが、エンジニアが想像した以上の価値を提供することはウォンテッドリーがバリューとして掲げる User Obsession (ユーザーにとって本当に必要なことを考える)に繋がると思います。

少数精鋭の組織だからこそ難しくて面白い

ーー ウォンテッドリーの開発組織の魅力と課題について教えてください

エンジニアが課題を見つけて施策を考え、組織に必要なことを任せてもらえる点がウォンテッドリーの開発組織の魅力だと思います。例えば実際にコードやプログラムを書いたりワークフローを組んだり、改善した結果を計測するというところまでエンジニアが主体的に進めます。内容によっては一人で責任を持つ業務もありますし、周囲と協力して進めていくことができるのも魅力です。

また、各々が自分の役割についてしっかりと説明できる人が多いので、目指すべき方向性についても議論ができる点も面白いと思います。何でもできる環境の反面、やらないといけないことが多く人が足りていないという点が課題としてありますが、自分で色々なことをやってみたいという人にはおすすめできる環境だと思います。先ほどもお伝えしましたが少数精鋭の組織で、まだカバーできていない業務範囲があるので、課題を改善することを自分からやりたいと思える人であれば活躍できると思います。

領域に囚われずに挑戦できることが無限にある環境

ーー ウォンテッドリーだから挑戦できることはありますか

ウォンテッドリーは入社をした頃から Kubernetes を使っていたり、プラットフォームエンジニアリングという言葉が広まる前から既に実践をしていて色々な場面で先取りをしていました。まだ一般的には手を出せないような技術や概念を一緒に考えられる人たちと働けるので、新しいことが好きな人には面白いと思える環境だと思います。

ーー キャリアを歩んでいく上でウォンテッドリーはどのような環境だと思いますか

ウォンテッドリーは「取り組みたい課題が無限にあり、飽きることのない環境」だと思います。今年の1月からインフラチームのリーダーになり業務範囲がより広くなりましたが、入社6年目でもまだ新しいことができる環境というのはかなり面白いですし飽きずに仕事ができていると感じています。常に優秀な人が周りにいるのもキャリアとしてはいい環境だと思います。開発組織には技術へのこだわりを持っているエンジニアが集まっているので日々学びがあります。

影で支えているからこそ生み出せる成果

ーー 今後の展望について教えてください

ウォンテッドリーは上場してから今年で7年目になり、組織として必要なものも徐々に揃ってきているフェーズだと感じています。しかし、カオスな部分があることも事実で、何をやるにしても面白いことがたくさん転がっています。これはスタートアップと大企業のいいとこ取りができる環境だと思っていて、自分の仕事に集中しながら挑戦もできるという面白いフェーズだと感じています。プロダクトという観点では Wantedly Visit のように10年を超える安定した事業があり、2020年にリリースした新規事業のEngagement Suiteもあります。フェーズの異なる複数の事業を横断的に見ることができるのは、インフラエンジニアの特権だと感じています。

インフラや基盤に関わるエンジニアは、ユーザーと直接的に関わることはありませんが、その分陰で支えているので「アシストしたら自分の得点」だと思っています。ユーザーと開発チームの間に入り、今後も楽しみながら成果を出していきたいです。

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