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こんにちは、ウォンテッドリーでエンジニアリングマネージャーをしている鴛海です。
2025年9月26,27日に Kaigi on Rails 2025 開催されました。オーガナイザーのみなさま、関係者のみなさま楽しく有意義な会をありがとうございました!
この記事は、来年は参加や登壇をしたいが、どのようなカンファレンスなのか、雰囲気はどうなのかを知りたい方に向けて書いています。Kaigi on Rails 2025の参加体験を通じて感じたことを共有し、来年以降のKaigi on Railsへの参加を促進することで、Railsコミュニティをより活発にしていきたいと考えています。
目次
Kaigi on Rails とは
会場の雰囲気
セッション会場
ブースエリア
Official Party
参加者として感じた Kaigi on Rails の価値
Ruby/Rails の明日から使える知見を得られる
同じ技術を使う人とのつながりが生まれる
さいごに
Kaigi on Rails とは
Kaigi on Rails は「初学者から上級者まで楽しめるWeb系技術カンファレンス」というコアコンセプトを持つ技術カンファレンスです。同じ Ruby に関するカンファレンスである RubyKaigi と比較すると、RubyKaigi は Ruby 言語自体に焦点を当てた世界規模のカンファレンスという特徴がある一方で、Kaigi on Rails はよりカジュアルで Web 開発の実用面に焦点を当てた内容が多い印象です。
会場の雰囲気
セッション会場
会場には2つのHallが用意されていました。Keynote以外のセッションは2つの会場で並列に進行される形式でした。
Hall Redは約700名を収容できる大きな会場で、KeynoteやOpening、Closingはこちらで開催されました。
もう 1つの Hall Blue は Hall Red よりは小さいものの、約300名収容の会場で十分な大きさでした。
ブースエリア
企業ブースエリアでは、 18社のブースが出展されており、ミニゲームやアンケート、プロダクトの紹介により盛り上げていました。ブースの配置はセッション会場の近くにあり、休憩時間や昼食時間に気軽に立ち寄ることができ、各企業の担当者の方々に技術の話から会社の雰囲気まで聞くことができます。
Official Party
1日目の終わりには Official Party が開催され、お酒を飲みながら様々な参加者と歓談できる貴重な時間になりました。セッション会場やブースエリアでは知り合いやブース担当者とのコミュニケーションが中心になりがちですが、パーティでは新しいつながりを作ることができる点が魅力です。
学生の方や海外から参加された方とも話すことができ、多様な視点に触れる機会となりました。Ruby / Rails という同じ話題で話せるため初めて会う人とも話しやすく、人見知りの方でも安心して参加できると思います。
参加者として感じた Kaigi on Rails の価値
Ruby/Rails の明日から使える知見を得られる
Kaigi on Railsで最も価値を感じたのは、普段の業務での課題を解決するためのヒントが得られることです。発表内容の多くが実務から生まれた課題に基づいており、明日から実践できる内容が豊富でした。
RubyKaigiは言語仕様に関する話題が中心で、実務への応用は少し先になることが多い傾向があります。一方、Kaigi on Railsでは実務で発生した課題に対してRuby/Railsの既存機能を使った解決方法が多く紹介されるため、より身近に感じられます。
具体的な例として、Yasuko Ohbaさんによる「Railsによる人工的『設計』入門」という発表が印象に残っています。この発表では設計を体得するための方法論が紹介されており、私自身が抱えていた「設計という抽象概念を扱う複雑な作業をどう教えるか」という課題に対する答えを見つけることができました。明日からでも試してみたいと思える実践的な内容でした。
同じ技術を使う人とのつながりが生まれる
参加者の多くは同じRuby on Railsを使って開発している企業に所属しており、共通の技術基盤を持つ者同士ならではの議論ができました。Rails の技術的な話題だけでなく、同じような開発環境にいるからこそ、組織や文化に関する話題でも盛り上がることができました。
オンライン参加では得られない、現地ならではの一体感や偶発的な出会いこそが、このようなカンファレンス参加の最大の価値の一つです。
さいごに
Kaigi on Rails 2025への参加を通じて、技術的な学びはもちろん、コミュニティとのつながりの大切さを改めて実感しました。まだ参加されたことのない方は、ぜひ一度現地で参加してみてください。あなたの参加が Rails コミュニティをより活発にし、Ruby/Rails の発展に寄与することになると考えています。
来年の Kaigi on Rails 2026 で 会えることを楽しみにしています!
最後に、ウォンテッドリーでは一緒にプロダクト開発を行う Rubyist を募集しています。以下からカジュアル面談に申し込むことができるのでぜひ興味がお話ししましょう!