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【新連載#5】ジューキューソツの初志|どうしてJBAに決めたの?|大阪大学 萩原紀子

【連載】 ジューキューソツの初志

「どうしてJBAに決めたの?」就職活動を終え、たくさんの企業の中からJBAを選んだ19卒の内定者たちに、こんな質問を投げかけてみる新企画です。その名も、「ジューキューソツの初志」。初志とは、始めに思い立った希望や考え。これから就活を始める後輩たちの、少しでもの道しるべになればと思い、このタイトルをつけました。社会人でもなく、フレッシュな学生でもない彼らは、社会に出る手前で、何を考え、どのような未来を描いているのか。そこでなぜJBAを選んだのか。彼らの熱い想いが詰まっていました。


【プロフィール】萩原 紀子/はぎわら のりこ
兵庫県出身。大阪大学法学部、18年秋卒業。一級建築士の父の影響を受け、幼いころからアートやデザインに親しむ。小学校の6年間は剣道、書道、そろばんを習う。中学はバスケ部、高校は吹奏楽部。浪人をしても京大に行けなかったことがコンプレックス。浪人したぶん、絶対に大学生活を充実させると決心。カナダで語学留学、ベトナムでビジネスインターンシップ、ニューヨークとワシントンD.C.でリーダーシップ研修、カリフォルニア大学リバーサイド校で交換留学を経験。石巻で災害復興プログラムに参加し、熊本地震では瓦礫の撤去を手伝う。幼少期から読書が趣味。現在のマイブームは原田マハ。


ー小中の成績は常にトップ。しかし高校で、自分は「天才型」ではないと悟る。

こんにちは!19卒内定者の萩原紀子です。私は子どもの時から、本を読むことが好きです。そのきっかけは、叔母でした。「クレヨンハウス」という子どもの本の専門店から、毎月私のもとに本が届くようにしてくれていたのです。本の定期便は私が5歳のときから始まり、それから約10年間続きました。合計すると、120冊もの本を贈ってくれた計算になります。届けられる本の多くは、海外作家のものでした。アメリカの小学校の様子、カナダの風景、インディアンの暮らしなど、今思えば5歳のときからグローバルな情報に触れていました。小中学校では、毎日の読書の効果もあってか、成績はすごくよかったです。先生に悔しがられるほど、ほぼずっと100点でした(笑)。でも、ガリ勉だったという訳ではなく、外で遊んでいる時間のほうが多かったと思います。子どもの頃の懐かしい思い出はやっぱり、友達と公園で毎日「まるふみ」をしたことや、キャンプでターザンごっこをしたことです(笑)。

高校では、市内で公立No.1の進学校に行きました。そこで初めて、勉強面で挫折しました。小中までは、90点以上しか取らなかったのに、高校に入ってからは70~80点台をうろちょろ。トップの子たちは効率よくスラスラとこなしているように見え、とても焦りました。この世には、努力型と天才型がいるのだと思い知り、「くそっ、自分は努力型なのか?!どうせなら天才型がよかった!」と悶々としていました。

受験生になり、オープンキャンパスで京大に行きました。その時に感じた自由な校風に憧れ、京大を目指しました。「京大一筋!」の心意気で受験期を迎え、毎日10時間、家や教室で自主勉強していました。しかし、模試の結果はいつもC判定。あともう少し!のレベルをずっと行き来していて、苦しかったです。同じく京大を目指している親友と、心がくじけそうなときは励まし合いながら、毎日10時間の勉強を乗り越えました。受験直前までC判定は変わらず、先生にはチャレンジ圏内だと言われましたが、ここまで京大一筋で本気でやってきた身からすれば、挑戦しないという選択肢はなく、浪人覚悟で受験しました。結果は不合格。覚悟はしていたものの、悔しかった。しかも、一緒に頑張ってきた親友は合格したので、悔しさは倍増です。一緒の問題を問いていても、彼女はさらさらと余裕だったな~。私はなんかいつもバタバタしていたな~。と思い出し、自分はやっぱり努力型なのだと自覚しました。「あともう1年やってみて、無理だったら諦める」と腹をくくり、浪人しました。あの時、経済的にも精神的にも応援してくれた家族には本当に感謝しています。

どうしてそこまで京大にこだわっていたのか。それは、京大生という存在が憧れだったからです。日本を代表する古都でキャンパスライフを送り、トップでありながら自由な校風を守り抜く学生。今思えば、京大に現役合格した親友にも憧れていました。優しくて、面白くて、人情味があって、難問も解ける。しかも、努力のあとを見せない。そんな存在に、自分も近づきたかった。「京大生」になった自分には、世界がどうみえるのだろう!とワクワクしたんです。しかし、浪人をしても成績は伸びず、結果はまた不合格。1年を追加しても、憧れには届かなかったという無念は残りましたが、2回も落ちて逆にすっきり。やることはすべてやったからです。気持ちを切り替え、後期で合格した阪大法学部の進学を決めました。

ー「自分の夢を叶えたい!」の一心だった私が、「誰かの夢と私の夢を同時に叶えたい!」と思うようになったきっかけ。

阪大での大学生活がスタート。ちょうどこの時、宇宙兄弟の映画をたまたま観ました。小さい頃からの約束を着々と叶える弟に、コンプレックスを抱いていた兄の六太が、なにくそ根性で宇宙飛行士を目指し直す姿に感動し、私も阪大で人生逆転する!!と決意しました。語学留学やベトナムでのビジネスインターン、ニューヨークとワシントンD.C.でのリーダーシップ研修、国際交流イベントの運営ボランティアや留学生チューターなど。止まると死ぬ!ぐらいの勢いで、動き回りました(笑)。そこまで行動できた理由は、高校生のときから漠然とですが、世界を舞台に働きたいという夢があったからです。その夢に近づくためなら、海外につながるイベントや活動には片っ端から参加しようと思ったんです。

(↑カナダのホストファミリーと)

特にベトナムでのインターンの経験が印象に残っています。簡単にいうと、ベトナムの人気観光地であるホイアンで、新規ビジネスを立ち上げるインターンです。期間は2週間。結果を出すところまでがゴールです。私は、愛知出身の学生とペアになりました。ホイアンには、「日本橋」と呼ばれている観光スポットがあります。実は、ホイアンと日本は、16世紀末から17世紀頃まで(日本が鎖国を行うまで)活発に交易をしており、ホイアン市内に日本人町が多数つくられたほど関係が深かったのです。そのような歴史を踏まえ、私たち日本人にしかできないビジネスはないかと考えた結果、現地の材料を使った煎餅を売るというビジネスを思いつきました。しかも、煎餅の表面には、日本橋シンボルの刻印付きです。ベトナムと日本の文化と融合させた商品になるのではないかと考えました。家に帰ってその煎餅を食べながら、旅の思い出話に花を咲かせて欲しい。その時に、少しでも日本とホイアンの関係が話題に上ったのなら、そんな幸せなことはない。そんなことをペアの子と話しながら、商品化に向けて頑張りました。

でも、やるべきことがとんでもなく多く、途方に暮れることも。材料の調達、レシピ作成、保存・保管方法、レストランとの交渉、値段設定、宣伝の仕方、パッケージのデザイン・・・。たった一つの商品を世に出すのに、ここまでやらないといけないのかと驚きました。本当に2週間で商品化できるのか、そもそもこのビジネスモデルで正解なのか、日々不安はつきまといましたが、一歩一歩できることからやるしかありませんでした。協力してくれるレストランのお手伝いをしたり、煎餅を売る店の売り子をしたりなど、商品化には直接繋がらないように見えることも、愚直に泥臭くやっていきました。もちろん、運営の方々が要所要所でヒントをくれました。でも、「答え」は決して教えてくれなかったんです。自分たちの頭で考え、手と足を動かして「生の情報」を得ることを大切にしていたからです。その方針のおかげで、毎日鍛えられている実感がありました。

(↑現地のレストランで働く女の子と一緒に煎餅づくり)

ペアの子との相性はどうだったのかいうと、最初は少しぎこちなかったです。私がせかせかと動き回るタイプなのに対して、彼女はのんびりタイプ。お互いのペースが噛み合わず、目標に向かって一つになれていない感覚がありました。プログラムが始まって5日目、やるべきことは山ほどありましたが、一旦そのことは忘れて、2人でカフェにお茶をしに行きました。ガールズトークです(笑)。どうしてインターンに参加しようと思ったのかという真面目な話から、恋愛話までランダムに話しました。その時に、恥ずかしながら、初めて気づいたんです。「私は一人でこの企画をやっているのではないのだ」ということに。将来海外で働きたい!そのためには、このインターンで何としても成長したい!という想いが私にあるのと同じように、彼女にもこのインターンにかけている想い、信念がある。なのに、私はいつも「なんでもっと素早く動いてくれないんだよ。やるべきこと山ほどあるんだよ。時間足りないよ。」とイライラばかりして、自分の利益のことしか考えてなかったんです。彼女の想いを知ってからは、「この企画を、彼女と一緒に成功させたい。」と思うようになりました。それぞれ、このインターンで得たいものは異なるし、性格も全然違うけれど、企画を成功させたい、優勝したいという願いはどこのチームよりも強いのだと、カフェで再確認しました。そこからの追い上げは、自分でいうのもなんですが、すごかったです(笑)。コミュニケーションも今までとは比べ物にならないくらいスムーズになり、意見がどんどん出てくるようになりました。他が3人チームなのに対して、私たちは2人チームだったので、大量の課題をこなすために単独行動をすることが多く、その分一人にかかる負担が大きくなりました。自分に与えられた仕事は責任をもってやり遂げないと、企画がそもそも進まなくなるいう緊張感が、お互いを信じることにつながりました。

(↑煎餅を買ってくれた最初のお客様と)

結果、煎餅は商品化され、参加者5チームの中で優勝することができました。私は、「彼女がいなければ、絶対に優勝はなかった」と心から思えましたし、彼女も同じように思っていてくれたみたいで。その時、お互いをかけがえのない存在だと思えることって奇跡なんじゃないかと感じたんです。自分のことばかりで頭の中を埋めている人は、何か良い結果を得られたとしても、その時の喜びは自分の中だけで終わってしまいます。でも、目の前の人の想いを汲み取り、自分の考えと折り合いをつけながら、その人と一緒にできることをしていくほうが、自分のやりたいことに必死になるよりも、何倍も楽しいことなんだと気づきました。自分一人の力では絶対に見ることができない景色がみれるし、共に戦ってきた人の笑顔も見れるんです。ベトナムで感じた喜びを、将来の仕事にも見出したいなと思いました。

(↑表彰式でペアの子と号泣)


(↑商品の完成形)

ー就活の軸は「クリエイティブ」。出版社の選考に全落ちした私が、JBAに決めた理由。

さて、私の就活についてお話しします。留学に1年行っていたため、卒業を半年延ばし19卒として就活をすることにしました。その1年で、本当に自分がやってみたいことを考えた結果、たどり着いたのが出版業界でした。本が好き、デザインやアートが好き、センスが感じられるような文が好き、好奇心が無限。その想いだけで、「出版社一筋!」で就活に臨みました。京大を目指していたころみたいですね(笑)。結果は惨敗。さすがに焦って、他の業界の選考も受けましたが、そちらも上手くいかず。そんな中、「逆指名型」の求人イベントを通して、JBAと出会いました。単純ですが、社名に「アート」という文字が入っているだけでワクワクしました(笑)。そして、大阪のオフィスのお洒落なこと!今一番売れている最先端の雑誌やアート本が本棚にたくさん並んでいて、創造性を促すような素敵な空間だと感じました。そして社員の方との面談は、今までにないくらい楽しかったんです。

「世界中でシェアNO.1なのに、名前が知られていない日本の一流企業ってたくさんあるんだよ。悔しくない?その会社の現場に行けば、驚くような技術や人材が結集している。その「凄さ」や「世界観」を、世の中に伝えるお手伝いをするのが、僕たちの仕事。」

そんな風に、社員の方が熱く楽しそうに語っている姿が印象的でした。私自身も、海外経験を通して、日本製品の品質や信頼は世界一レベルだと実感することが多かったので、それを世に広めるお手伝いができるということにワクワクしました。しかも、自分が手を挙げれば、コンサルでもライターでもデザイナーでもやってもいいということ。ずっと「クリエイティブ」を軸に就活をしていましたが、出版社の選考に全落ちした頃から、諦めかけていたのです。なので、美大出身じゃない私でも挑戦できるのだと思うと、胸が高鳴りました。

そして、もう一つ印象的だったのが、社員の方が繰り返していた「感情移入」という言葉。お客様の信念や、会社をもっと良くしたいという情熱を、どれだけ自分のことのように感じられるかということです。「感情移入すれば、お客様のためにどこまでもやりたいと思ってしまうのは必然のこと。JBAはそれを出し惜しみしない。お客様のためだと思うことは、利益を度外視してでも全部やる文化がある」と仰っていました。それを聞いた時、「誰かと一緒に本気になる」という理想の働き方と完全に一致すると思い、JBAに決めました。

最後になりましたが、後輩に一言。最後まで諦めないでください!本当に納得できる選択をしてほしいから。自分の軸を大切に、時にはわがままになって就活をしてみてください。もし、まだ1,2年生ならば、就職のことはまず置いておいて、興味のあることにどんどん足を運んで挑戦してほしいと思います。そこで何を考えるのか、何を感じるのか。その積み重ねが、将来どう働きたいかに繫がっていくと思います。応援しています!

日本ビジネスアート's job postings
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