開発組織の強化を目的に、VP of Engineering を新設しました | Wantedly Engineer Blog
新設の背景Wantedlyは2012年にリリースし、10年ものあいだ続くプロダクトとなりました。2018年にSquad体制を取り入れ、CTOと Tribe Leaderによる開発組織を運営してき...
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/430477
VPoE の要です。この度松村優也さんに Wantedly の技術顧問に就任いただくことになりましたのでお知らせいたします。松村さんを技術顧問としてむかえ、Wantedly のプロダクトのコアな価値を提供する推薦システムの提供を今後も強化してまいります。VPoE の設立背景は下の記事を御覧ください。
学生時代は京都大学大学院にて情報検索・情報推薦の研究に従事。その後、2018年に新卒でウォンテッドリー株式会社に入社。入社と同時に新しくできた推薦チームに1人目のデータサイエンティストとして参画し、推薦システムの継続的な開発の仕組みの確立や機械学習の導入、リーダーとしてチームの拡大などに取り組んできた。その他、社内外における各種イベントの企画・登壇や、学会における論文投稿・口頭発表及びスポンサー活動の推進、大学における非常勤講師、書籍の出版など精力的に活動し、ウォンテッドリーおよび推薦チームのプレゼンス向上にも貢献してきた。
松村さんは Wantedly の推薦チームの立ち上げをその初期から支え、プロダクトと事業に新たな価値を与え続けてきました。今となっては、推薦システムは Wantedly のプロダクトにおいてなくてはならないコアな価値となっています。
また、プロダクト開発以外の活動も非常に積極的で、特に推薦システムの啓蒙活動では社内での深い理解の醸成や開発組織のプレゼンス向上に大きな貢献をしてきました。その活動は社内の推薦・機械学習勉強会の主催をはじめとし、国内学会の企業スポンサーの推進、推薦システムのトップカンファレンスである RecSys への論文投稿および口頭発表、書籍『推薦システム実践入門』の執筆、大学における推薦システムの講義の非常勤講師など多岐に渡ります。
松村さんは一度 Wantedly を卒業し新たな挑戦を行うことになりましたが、今後もWantedly の推薦チームと密に連携し、各種プロジェクトへの技術的・プロダクト的観点における助言、データサイエンティストの採用・育成支援を通して Wantedly のさらなる成長にともに挑戦していきます。
ウォンテッドリーでの4年半は、どのように推薦システムを開発すればユーザー体験を向上させられ、プロダクト・事業を成長させることができるのかをひたすらに考え行動し続けた毎日でした。その中で、ひとりのデータサイエンティストとして機械学習の導入及び継続的なアルゴリズムの改善を行ってきたことや、プロダクトマネージャーとして機械学習を活用したプロダクト開発を行ってきたこと、エンジニアリングマネージャーとして採用や組織課題の解決に取り組んできたことなど、本当に様々な経験・成長の機会をいただきました。
そのような挑戦の機会を与えてくれたウォンテッドリーには言葉で言い表せないほどの感謝をしており、今後もその成長を心から祈っております。そのため、次のステージへ進もうとしているウォンテッドリーおよび推薦チームとこれからも新しい形で関わっていけることを大変嬉しく思います。今後は技術顧問として、プロダクトや事業の成長の応援をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。