- バックエンド
- PdM
- フロントエンドエンジニア
- Other occupations (23)
- Development
- Business
JSAI 2025で技術報告とスポンサーブースの出展をしました
Photo by Cosmin Serban on Unsplash
こんにちは、ウォンテッドリーでデータサイエンティストをしている林です。
先日弊社の市村からもお知らせいたしましたが、ウォンテッドリーは、2025年度 人工知能学会全国大会 (第39回) にプラチナスポンサーとして協賛しました。
JSAI2025について
人工知能学会全国大会(JSAI)は、日本で最大規模の人工知能に関する学術大会です。今年は2025年5月27日から30日にかけて、大阪のグランキューブ大阪で開催されました。今大会には合計5,000名近くの参加者が集まり、JSAI史上過去最大規模となりました。一般セッション、インダストリアルセッション、チュートリアル講演など、幅広いプログラムを通じて、産官学連携による活発な知識共有と議論が繰り広げられました。
インダストリアルセッション
大会1日目には、弊社データサイエンティストの右手がウォンテッドリーの推薦システムでのLLM活用について技術報告を行いました。Wantedly Visitに豊富に存在する自然言語データを活用することで、より良い推薦をユーザーに提供できることを検証した、という内容になります。
以下は発表者の右手のコメントです。
当日は現地やリモートで多くの方に発表をお聞きいただきありがとうございました。また、ブースでの活発な議論も大変刺激になりました。この経験を糧に、より良いマッチングを目指し、推薦システムの改善に努めてまいります。
発表内容の詳細は下記のスライドを参照ください。
会場の様子
大会期間中は、弊社のデータサイエンティスト4名(市村、角川、林、右手)が現地に参加し、スポンサーブースを出展しました。ブースでは、ウォンテッドリーの推薦システム改善の取り組みを紹介し、アンケートにご協力いただいた方には弊社エンジニア・デザイナー作成の技術書をお渡ししました。4日間を通じて、推薦システムやLLM活用に関心を持つ多くの研究者・学生・企業の方々にお越しいただき、充実した技術議論と情報交換を行うことができました。
ブースにお越しいただいた方々と話していると、LLM活用に興味を持つ方が非常に多い印象を受けました。また、来場された方に仕事や研究で最も関わりがある分野をアンケートで聞いていたところ、自然言語処理を挙げる方が多く、ここでもLLMの盛り上がりの影響を強く感じることができました。数年前は画像処理を挙げる方が多かった印象でしたが、現在は画像系を扱う方でもVLMを活用している方が多く、そのような場合には自然言語処理を選択しているケースも見受けられました。その結果、画像処理・映像処理の選択肢を選ばれる方は少なくなっていました。
このようなLLMへの高い関心を目の当たりにして、弊社でもLLMを活用したプロダクト改善をより一層進めていきたいという思いを強くしました。今回の学会参加を通じて得られた知見や議論を参考に、推薦システムをはじめとする様々な領域でLLMの可能性を探求し、ユーザ体験の向上に努めていきます。
データサイエンティストを募集しています
ウォンテッドリーでは、ユーザと企業のより良いマッチングの実現を目指し、日々推薦システムの改善を行っています。ウォンテッドリーで取り扱っている推薦タスクは通常の推薦システムよりも難易度の高いタスクですが、機械学習の力でプロダクトの核心部分を改善することができる、魅力的な仕事だと感じています。
推薦システムの改善を含め、今後はやっていきたいことがたくさんあるのですが、現状データサイエンティストの人数が足りていない状態です。今回の記事を読んで少しでも興味があると思われた方は、現在の転職意欲に関わらず、ウォンテッドリーの募集からご連絡ください。