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「第二の事業の柱を築き上げる」エンゲージメント事業に挑むエンジニアの決意

2017年に新卒入社した富岡 真悟(とみおか しんご)はこれまで Web Backend / Frontend の開発やWantedly における各機能の設計や分析、開発チームのリードや改修プロジェクトなど幅広く担当してきた。現在は、エンゲージメント事業の各プロダクトの開発と社内のBackend領域のChapter Leader を務めている。ウォンテッドリーに入社して7年目を迎えた現在、その能力をウォンテッドリーでどのように発揮して成長していきたいと考えているのか、所信表明とともにインタビューをした。

この先やってみたいことがウォンテッドリーにはあった。入社を決意した3つの理由とは?

ーー 富岡さんは新卒でウォンテッドリーに入社をされていますが、どのような経緯だったのでしょうか。

最初のきっかけは Wantedly からのスカウトメッセージでした。メッセージをもらったのは、修士1年生の冬で、本来就活を始めなければならない時期でしたが、自分が将来何をしたいかはっきりイメージできていませんでした。ただ、大学でプログラミングを学んでいたこともあり、エンジニアとしての仕事には興味がありました。普通に就職するのは嫌だと考えていたとき、Wantedly の人事からスカウトを受け、インターンに参加することになりました。

その後、長期インターンを経て内定を得ましたが、Wantedly への入社を決めた理由は3つあります。
1つ目は、社歴や年齢に関わらずフラットに仕事ができる環境があることです。全体的に20代から30代の社員が中心となっており、活気のある雰囲気が自分に合っていると感じました。2つ目は、意思決定の速さです。ウォンテッドリーの開発組織は「こういうことをやりたい」「では何をしようか」とアイデアを迅速に実装しリリースするスピード感があります。この意思決定の速さにわくわくしましたし、単純にすごいなと思いました。3つ目は、会社のミッションと事業への共感です。当時、先に就職していた学部時代の同期はメガバンクや大手商社など名だたる企業に就職する人が多かったのですが、生き生きと働いている様子には見えませんでした。もっと皆が活躍しながら働ける世の中にしていきたいなというように感じていたなか、自分の想いとウォンテッドリーのミッションである「 究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」ということがマッチしていたことも入社への意思決定に繋がりました。

自分の強みをキャリアの軸にしていく。エンゲージメント事業への挑戦


ーー 入社してからはどのような業務を担当されていたのでしょうか。

入社後は Wantedly Visit の Story(旧:Feed)などの機能開発やグロース、Squad Leader を3年目くらいまで経験しました。そこから、4年目に入った頃に企業向けの契約や請求関連のシステムの大規模改修プロジェクトのリードをしていました。実はちょうどこのタイミングで、キャリアの方向性を考えていて、Backend 領域を軸に自分の強みを活かしていきたいと上司に相談していたタイミングでこのプロジェクトの話しをいただいたのでとても嬉しかったですね。

ーー 現在の業務内容や、やりがいについて教えてください。

現在はエンゲージメント事業のプロダクト開発をしています。自分自身が先頭を切ってコードを書いていくよりも、他のメンバーのコードのレビューをしたり、プロジェクトマネジメントするみたいな役割を担うことが多いです。特に半年ほど前から意識していることとして、自分はチームのテックリードの役割を担っていると考えながら仕事をしています。具体的には事業責任者や PdM と一緒に、事業やプロダクトを伸ばすために何をしたらいいのかを議論し、それをプロダクトに落とし込むためにどのように実現していくのかを考えています。仕様や設計を詰めていくところから実装・テスト・リリースまでのソフトウェアデリバリーのプロセス全体をリードすることもします。また、技術的な観点から事業を成長させていく上で障壁になることや課題を見つけ、それらをPdMのメンバーと話しながらロードマップ計画に盛り込んでいます。チームを跨いで技術的な調整をする際に、チームの代表として意見を言ったり調整したりといったこともしていて非常にやりがいを感じています。

「シンプルな改善こそ難しい」が大きな達成感がそこにはある

ーー 新規事業を進めていく中でこれまで様々な障壁があったと思いますが、どのように乗り越えてきたのでしょうか。

直近で一番大変だったのは、エンゲージメント事業の Pulse というプロダクトを大きく作り変えたことです。Pulse とはメンバーの調子を週次で把握できる「調子どう?」機能、会社の行動指針の浸透を促進できる「さすが!」機能と、これらの情報を見ながら上司と部下の間で設定ができる「1on1」をあわせた3つの機能で構成されており、チームの状態がひと目で分かる管理画面を搭載するチームマネジメントサービスです。この Pulse の1on1機能は、もともとは上司と部下という関係の設定のみで、他のメンバーとの1on1ができないという制約がありました。これはビジネス的な観点で競合サービスと比較したときに、Pulse を展開していく際の課題として解消する必要がありました。「誰とでも1on1をできるようにする」とだけ聞くとかなりシンプルですが、3機能が連携している Pulse においては、プロダクト設計・UI設計レベルで大きく考え方を整理し直して実装する必要があります。プロダクトをどのように再構成するか、PdM やデザイナーと一緒に考え抜きながらリリースすることができたのは非常に達成感がありました。

第二の柱となる事業を育てていくためのやりがいと乗り越えるべき壁

ーー この先やってみたいことや、現在の課題として感じていることを教えてください。

この先やりたいことは、エンゲージメント事業で特に注力している「Perk」を伸ばしてウォンテッドリーの第二の柱に育てあげることです。ウォンテッドリーは創業してから約10年以上が経ちますが「Wantedly Visit」の事業を軸にここまで成長してきました。第二の柱となりゆる新規事業への挑戦は過去に何度かしてきましたが、結果として残念ながらうまくいきませんでした。そのなかで現在、エンゲージメント事業が第二の柱となる兆しとして見えつつあり「Perk」がその大きな役目を担っています。これを自立した事業にしっかりと育てあげたいという思いがあります。

一方で、乗り越えていかなくてはならない問題もあります。それは、ユーザーにプロダクト価値をどのように提供していくかということです。競合サービスとの比較をすると従業員数が多い大手企業のような顧客にはプロダクト価値の提供がまだできていないことがあったり、システム的にも対応できていない箇所は存在しているため、今後はその辺りも技術的側面から対応できるように作り変えていきたいと思っています。

自ら挑戦し、試行錯誤しながら成長できる環境がウォンテッドリーにはある

ーー エンジニアのキャリアを歩んでいく上でウォンテッドリーはどのような環境だと思いますか?

特徴としては二つあると思っています。まず「サービス規模に対して開発組織の人数が少ない」ということです。カジュアル面談などで候補者の方に話すときにも意外だと驚かれるのですが、Wantedly Visit のような大規模なプロダクトに対して少数精鋭の体制で開発をします。そのため、インパクトのある業務や影響力の大きい意思決定ができるという魅力があります。
また「自ら挑戦し試行錯誤しながら成長できる環境である」というのも良い点だと思います。ウォンテッドリーの開発組織の年齢構成は主にジュニアとミドル層のメンバーが中心となっています。経験豊富なシニアのエンジニアから設計やプロジェクトの進め方を学んだりするような環境ではありませんが、自分の頭で考えながら進められることは経験として非常に良いことだと思います。

ただし、成長しやすいかどうかはまた別の話であり、人によると思っています。というのも、先ほどジュニアからミドル層のエンジニアが多いという話をしましたが、それは逆にいうと経験豊富なベテランから学び、育ててもらえるような環境ではないということでもあります。エンジニアとして成長にどのような環境を求めるのかは人それぞれではありますが、このような環境が合わない人ではウォンテッドリーでのキャリアはマッチしない可能性があると感じています。

ーー 最後にもし富岡さんがウォンテッドリーをお勧めするとしたら、どのようなエンジニアにメッセージを贈りたいですか。

現在のウォンテッドリーのフェーズとしては、プロダクト価値を維持するために必要なことだけではなく、どのように負債を解消していくかということも求められています。そのような状況の中で、更に新たな価値をどのように上乗せしていけるのか、といったことに関心を持てる人は活躍できると思います。
今まで作り上げてきたことへのしがらみや期待というのは、どこまでもまとわりついてくるものですが、それらと戦いながらどのように前に進むべきか考えながら楽しめる状況でもあります。自らリーダーシップを持って進めていける環境の中で成長できる仲間を一人でも多く作っていきたいです。

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