パナソニック自らがコンビニ運営に乗り出した「ファミリーマート佐江戸店」のここに注目
ファミリーマート、パナソニック、パナソニックシステムソリューションズジャパンの3社は4月2日、IoTを活用した次世代型コンビニエンスストアの実現に...
https://www.businessinsider.jp/post-188453
こんにちは、Wantedly Visitチームです!7回に渡ってお送りしてきた連載も最後になりますが、今日は2020年に向けての大きな採用トレンドについてまとめてます。
今、大きく3つのトレンドがおきています。
それぞれをみていきましょう。
自動化は様々な領域で導入され、加速しています。物理的な自動化からパソコン上の自動化まで領域は様々ですが、人間がやっていたルーティンワークは機械に置き換えられています。
例えば倉庫や工場の自動化はもう十年以上前から進んでいます。日本の製造機械大手のファナックは既に、機械をつくる機械まで実現しています。同時に世の中の倉庫はどんどん機械によって置き換えられています。先行するAmazon Japanに対し、日本でも2017年にニトリが倉庫を自動化したのが話題になりました。
レジやウェイターなどの自動化も進んでいます。レジは無人コンビニが中国で登場したり、Amazonがアメリカでは無人ストア「Amazon Go」をスタート、日本でも今年に入ってパナソニックとファミリーマートが無人コンビニの実証実験を開始しました。
ホワイトカラーのデスクワークの世界でも自動化が凄まじいスピードで進んでいます。RPA(Robotic Process Automation)がそれにあたりますが、そこにOCRを組み合わせたりして、手書き申込書のデータ入力、電話の初回応答、日々の売上データ更新やクライアントへの広告レポート作成と送付など、複数のアプリケーションを横断した作業の自動化が進んでいます。
Google TrendでもRPAの認知度のアップは凄まじいですね。
参照:https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=today%205-y&geo=JP&q=rpa
こういった流れは、「すべてを飲み込む」のが必然で、個別アプリケーションベースで自動化機能は進んでいます。リクルートメントマーケティング領域で考えられる自動化は、下記が考えられます。
人間がやるべき部分と、ロボットにやって貰うべき「誰がやっても同じようなルーティンワーク」の切り分けが非常に大事になっていきます。
DDDという言葉を知っていますか?Amazonが実践していることで知られている、「Data Driven Decision Making」で、データに基づいた意思決定のことです。テクノロジーが発達する前はデータの集計から加工、分析だけで大きな労力を要しましたが、今では簡単にデータを集計し、トレンドの発見までやってくれる便利な機能まで存在します。
企業のあらゆる側面はデータによって決められていくと思いますが、それをリクルートメントマーケティングにあてはめるとどうなるでしょうか。
まず、組織として「データ」を重視することが大事になります。なんとなく戦略を決めるのではなく、「ファンネルのここが数値的にボトルネックなのでこの施策をうち、経過観察して仮説通りに数値が戻るかを確認する」といったような指向性が必要になります。
ひと昔前であれば、採用は全て外の専門業者に外出ししている企業も多かったと思います。ところが最近はマーケティングと一緒で、採用の競争が激化する中、少なくとも戦略部分やコアな機能はインハウスで持つ企業が増えています。これまでは面接からのこのバージョンだけ追っていればよかったかもしれませんが、もっと上位のレイヤ「リードジェネレーションやリードナーチャリング」もインハウスで実施するようになると、全てのレイヤにおける数値が非常に大事になります。
例えば下記のようなデータが重要になります。
また、これらをアドホックで計測するのではなく、リアルタイムで確認できるダッシュボードの構築が重要です。
データドリブンで意思決定をする際に必要なのが、「データより前に仮説がある」ということです。データは無限にあるので、それをひたすら分析して何かのトレンドをみつけようとすると、大海原で一本の針をみつけようとする行為に近くなります。ひたすらデータ分析に時間を注いだけれど、特に成果は何も出ない、そういう状況が起こりがちです。それよりは、軽くでいいので「こうなのでは」と仮説を立て、それを検証するためにはどのようなデータが必要かを決める方が効率的に時間を使えます。
最後の「タレントプール」ですが、「タレント( Talent) = 候補者」の「プール(Pool)= 貯める」とります。これまでのように、母集団形成して、そこからフィルタリングをし、こぼれてしまった人はそのままリリースするのではなく、プールしていき、ナーチャリングの対象にしたり、タイミングがあうタイミングで再度アプローチをする方法論のことを指します。
人が圧倒的に仕事よりも多く、企業が買い手市場だった時はその都度良い人と会っていけばよかったですが、今は高齢化が原因で構造的に売り手市場です。そんな中、採用する度にプールを捨ててしまっている会社と、しっかりと毎年プールをためていく企業では雲泥の差が出ます。
例えば下記の具体例でみてみましょう
以上、3つの大きなトレンドをみてきました。
今回をもって7回の連載は終了します。これまでお付き合いいただき有難うございました。
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それでは、7回に渡る連載にお付き合いいただき有難うございました!