こんにちは。人事の中能です！ランサーズに入ったらどんな仕事があるのか？というご質問をいただくことが増えてきましたので、実際のメンバーがどんな仕事をしているのかを職種毎に詳しく紹介していきたいと思います！

第一弾は、「Lancer Agent」サービスに携わり、リクルーティングアドバイザー(以下RA)とキャリアアドバイザー(以下CA)業務に携わっている松永さん・大谷さんそれぞれからお話をお伺いしました！

松永 洋祐さん/2021年ランサーズ入社

Q：RAの仕事の流れを教えて下さい！

松永：はい、全体の流れをざっとまとめるとこんな感じになります。

➀クライアントとの商談
➁フリーランスの方(以下ランサーさん)の推薦
③クライアントとランサーとの3者面談
④契約対応（調整、締結業務）
⑤クライアントフォロー
※主にはクライアント側の担当ですが一部ランサーさん対応もあり

それぞれ順を追って説明させていただくと、まず①の商談に関してです。商談創出には複数ルートがあります。【a,】新規のお問い合わせなどはマーケティングチームを通してインサイドセールスのチームに繋いでもらう 【b,】既存クライアントへ提案し再商談の機会を頂く【c,】営業支援システムからのアポイント獲得です。そこから、クライアントとの商談日を設定し、アポが取れたら、当日の対応からRAが入るというのが基本的な流れです。
商談では、クライアントの現在の採用状況や課題の把握を中心にヒアリングを行い、改めて弊社のサービス説明・契約内容について説明をさせていただきます。

サービスの利用に関して特に懸念等なければ、商談後に利用申込書をお送りするのですが、その際に➁のランサーさんの推薦も合わせて行うようにしております。
ポジションによりますが、1ポジションに対して少なくて4名前後、多いときは20名程度のランサーさんの推薦をし、商談後の温度感が高いタイミングでの対応＆スピードをかなり重視しています。

興味を持っていただいたランサーさんがいらっしゃったら、次のステップとしてはランサーさんにもクライアントと仕事の内容を説明させていただきます。ランサーさん側でも興味を持っていただけた場合はクライアント・ランサーさん・RAと三者での面談を調整します。面談の際は、クライアントから会社や事業、今回ランサーさんに依頼するプロジェクトや案件の概要を説明頂いた後に、ランサーさんから自己紹介と経歴を説明いただく流れとなります。場合によりますが、早ければ面談時にマッチングが成立するケースもあります。商談後に双方からフィードバックをもらい、そこで合意が得られれば契約の手続きを進めます。ちなみに、ランサーさんへの意向確認もRAが電話やメールで行います。

ランサーさんの稼働開始日までのフォローもRAの仕事（ランサー側の契約書締結などの事務業務は別ポジションのCAが担当）です。稼働してから仕事がスムーズに開始できるようにフォローします。ただツールやアカウント発行・準備のご依頼、ランサーさんからの不明な点や疑問点等があれば、主にはCAが対応します（場合によりRAが間に入ってクライアント側と調整を行います）

ランサーさんが稼働を開始した後のフォローは正式にCAにバトンタッチしていますが、必要があればRAがフォローすることもあります。(ランサーさんに頼っていただくのはいつでもウェルカムです！)

ちなみに、ご紹介しているランサーさんはほぼ(90%以上は)オンラインで稼働されています。働くスタイルも人によって様々で、週5日稼働されてる方の割合が多いですが、複数の仕事を掛け持ちしている方は週3日などのペースで稼働頂いています。

Q：松永さんの1日の仕事の流れを教えてください！

松永：だいたいこんな感じですかね。一見自由にやらせて頂いている感じにみえますがその分結果には誰よりもこだわり、成果を上げている自負があります！（責任を果たすので自由を裁量を与えて頂き働きやすくできているイメージ）

8:30-9:30：子供を保育園に送る
9:30-10:30：事務作業(申請・資料作成など)
10:30-11:30：推薦(ランサーさんのピックアップ・情報整理・クライアントへの連絡)
12:00-13:00：ミーティング・1on1など
13:00-14:00：ランチ
14:00-16:00：商談・推薦
16:00-16:30：チームミーティング
16:30-17:00：1日の振り返り、残務処理、明日の準備
17:30-18:30：子供の保育園お迎え
18:30-　　 ：タスクの最終確認

Q：RAで身に着けることができるスキル・能力

松永：仮説構築・思考力はかなり身につくと思います。求人に関して、既に顕在化しているものから、仮説立てする思考力はもちろんのこと、何もないところから想像してファクトにする力ですね。人材系の営業をした方は将来的にどんな商品でも売れるようになると思います。例えば、新規サービスを立ち上げるにあたり、システムエンジニアが足りず、人の採用を考えているクライアントに対しては、足元はエンジニアが必要だが、ゆくゆくはサービスを広げるためのマーケティングのポジションも必要になるんじゃないか、であれば一緒に提案できるかもしれない、と想定したりします。その他にも課題をヒアリングしていく中で、本質的な課題はクライアントが思う部分とは別にあるかもしれない、という観点からより深い部分をヒアリングしつつ、潜在的なニーズを引き出したりすることもできます。

身近な例を申し上げますと、不動産会社に家を借りにいく時のシーンがわかりやすいかもしれません。例えば入居希望者の条件として「目黒駅/駅徒歩5分以内/45㎡/築2年以内＝4万」の物件なんてほぼないですよね？その状況に対して不動産会社は「ないです！うちでは無理ですね！」とは言われないと思います。
よくあるのが代替案としては〇〇の条件ならありますよ！といったような話しはしてもらえると思いますがこれも個人的にはピンと来なくて…「実際の市場感からすると厳しいです！ただご希望に添えるように探したいのでまずいくつかお聞きしていいですか？」と寄り添うのがベストだと思うんです！というかそれが会話のキャッチボールができている状態だと思うんですよね。

今どんな生活をしていて困っていることありますか？どんな生活が理想ですか？今回の引っ越しで何を変えたくて何を最優先の条件としてますか？外せない条件はありますか？などまずはお客様の事を知らないと提案すらできないですよね！そこに営業側の仮説が含まれると感じてます。長く話しましたが、そんなイメージです。あ、伝わります？笑

他には、関わる人の数が多いので、調整力は身につくと思います。これは社外だけでなく社内の調整や根回しも仕事を円滑に進めていく上ではかなり大事だと思います。(自分はそこは弱い分野ですが(笑))

Q：やりがいを教えてください

松永：営業として数字は大事かもしれませんが、自分のやりがいとしてはクライアントの人材不足の課題に対して自分の仮説が合っていて提案が通り寄与できたとき、そしてそれが同時にランサーさんへ報酬を届けられることに繋がることが一番のやりがいです。（自分のミッションの成果に対しては淡々とこなしそこに喜びはなく）なによりそれ以上にクライアント、ランサーに喜んでいただけた時が自分の嬉しさに繋がっております。

直近で稼働いただいていたランサーさんで案件が途中で止まってしまい、報酬が得られず生活に支障が出てしまった方がいらっしゃいました。少し期間は空いてしまったのですが、別の案件を紹介させていただき、良い条件でマッチングが成立し、ここ3か月は安定的に報酬をお届けできており、責任の重大さと共に”人の生活を支えている”サービス（インフラサービス）であることを実感しています。

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大谷 舞子さん/2020年ランサーズ入社

Q：CAの仕事の流れを教えて下さい！

大谷：メインの仕事は新規で流入があったランサーさんへの経歴・スキルのヒアリングとその情報整理になります。仕事を探しているランサーさん自身の詳細な情報をまとめておくことで、よりクライアントとのマッチング率を上げることを意識しています。
また、ランサーさんのご希望の仕事内容や働く日数、時間などもヒアリングしています。

登録いただいているランサーさんは、平日がっつりフル稼働したい！という働き方や、副業や兼業のため週3日程度のみ稼働したい、など実に多様な働き方を希望されていますが、クライアントの要望で週5日稼働や常駐が必須の条件だったりすることもあるので、場合によっては条件の緩和をご相談をさせていただくケースもあります。その他働く条件や給与面、絶対に譲れないポイントなどもできる限りランサーさんのご希望に添えるように事前に細かく確認しておきます。

クライアント先での仕事が決まったランサーさんのフォローもCAの大事な仕事です。現状、CAは1人につきだいたい40〜60名ほどのランサーさんを担当しています。勤怠の確認はもちろん、ランサーさんのコンディションチェックは定期的に行い、クライアントとランサーさんの間で大きなトラブルや溝が生じないようにクライアントへの要望や不満等があれば、我々が吸い上げて、次回の契約更新の話と合わせてランサーさんの代わりにお伝えすることもあります。

また、現状の把握だけでなく、そのランサーさんが次にどんなキャリアを想定し、例えばエンジニアの方の場合は今後どんな言語や環境、ポジションに挑戦していきたいか、デザイナーの方の場合はどういったモノをつくっていきたいか、＋αで何のスキルを身に着けていきたいかなど、キャリアについてのアドバイスや相談に乗ることもあります。

Q：大谷さんの1日の仕事の流れを教えてください！

大谷：日によって異なるのですが、だいたいはこんな感じですね。

10:00-11:00：メールチェック・ランサーさんの状況と数値の確認
11:00-12:00：契約関連の対応・書類の作成や更新、送付作業など
12:00-13:00：ランチ
13:00- ：新規登録があったランサーさんの情報精査/社内への情報共有
15:00- ：マッチング
16:00-　　：ミーティング・打ち合わせなど
18:00-　　：担当ランサーさんの勤怠管理/チェック・その他事務作業やマッチング
19:00-20:00：退勤

Q：CAで身に着けることができるスキル・能力

大谷：フリーランス×IT人材という領域の仕事なので、各職種への理解は深まると思います。またどんな経歴や経験を積めば次のキャリアが広がるのか、道がつくのか、にも多く触れることができるので、私自身も今後色々挑戦したいと思っている中で、自分のキャリアを組み立てたり、理解が深まることにも繋がっています。

また、ランサーさんとコミュニケーションを取る機会も多いので、コミュニケーション能力も身につきます。商材が人ということもあり、表面的なことではなく、深層を汲み取る力は求められるかもしれません。例えば、ランサーさんが「〇〇です」と言ってることをそのままクライアントに横流しするのではなく、「実はこういう風に考えてるんじゃないか」「発言や行動の背景にはこんな理由があるのではないか」とある程度の仮説を立てながら深層を把握することが重要です。

加えて、人と人とのやり取りなので、調整力も身につきますね。ランサーさんにはもちろんクライアントへの伝え方だったり、期待値の調整、こまめな連携は業務上多く発生するので、目標やゴールに結びつけるために自分なりに考えてコミュニケーションをとっています。

Q：やりがいを教えてください

ランサーさんと直接やり取りをするので、ランサーさんにぴったりマッチした案件のご提案が出来て実際に契約締結まで進んだ際や、相談事の親身なヒアリング等から直接感謝の言葉をもらえるときは嬉しいです。ランサーズのサービス全体がそうだと思うのですが、仕事を受けたい人(ランサーさん)と仕事を依頼したい人(クライアント)を結びつけるための懸け橋になることができるので、社会や人、働き方に対して「役に立っている」と感じられます。自分の言動によって人の心を動かすことができ、それによって感謝の言葉を頂けることが日々の喜びですね。

組織の面では、裁量があるのはもちろんこれからの成長が期待されている部署なので、これまでの良い部分を残しつつ、新しいところは「こうしたら良いんじゃないか」という提案をすれば積極的に反映してもらえたりする環境だと思います。

RACAと比較すると、RAの仕事の場合は自分の行動量に対して結果が紐づく形なのですが、実はCAの業務はそれが目に見えにくかったりします。それは私自身改善したいと思っており、現在はCA側でも週次で目標のマッチング数を定めてそれがどのくらい推薦や商談化率に繋がったのかを自分で分析し、どこの部分の行動量を増やせば確定に繋がるかを考えたりすることを個人的に行っており、チームのみんなにも共有することに取り組んでいます。

裁量があったり、自らが考えて動き、働ける環境だからこそ、個人や組織の成長にも繋がってくると思うので、これから私自身も積極的に色んな事にチャレンジしていきたいと考えています。

※おまけ※

中能：チャレンジと言えば大谷さんは2022のLOYの実行委員長としてイベントの大成功を納めましたね！どんな経緯で実行委員長になったんですか？

(社内での打ち合わせ時の様子)

大谷：実は入社当時はエージェント事業部ではなく、直近撤退してしまったマネージドサービスにいたのですが、丁度エージェント事業部に異動するぐらいのタイミングでLOY実行委員の募集があったんです。私自身、企画や物事を発信していくことに興味があったので、ベテランメンバーの元で何か力になれればいいな、と思って応募したんです。

そしたら、2022年は実行委員の組織をガラッと新しいメンバーにする、という方針になっていて(笑) チャレンジしたいという気持ちはあったので、私がプロジェクトの統括をさせていただくことになりました。普通の会社だと、専任の担当者や何かしらの実績を出している人がこういったイベントを仕切ったりすると思うので、今回はとても良い機会を頂いたと思います。LOY含めて、ランサーズにはキャリマチ制度(個人のキャリア形成のサポート・新たな環境づくりの為の社内異動)などの個人のキャリア・個人が挑戦したい！という気持ちを尊重してもらえるような風潮がありますので、そういった部分はとても良い風潮だと思います！