1
/
5

会社を背負うのも悪くない。Wantedlyの採用担当が描く、ファンの創造から繋ぐ採用への道。

『シゴトでココロオドルひとをふやす』というミッションを実現すべく、最短距離で最大社会的インパクトを出そうと日々奮闘しているウォンテッドリーのメンバーたち。年齢も趣味も経歴も異なるメンバーが様々な業務に向き合いながら、何を想い・何を目指すのか。今だからこそ伝えたいメッセージをシリーズでお届けします。

今回は、中途採用・学生マーケティング・ユーザーコミュニティの運営と、3つもの業務を兼務する五十嵐さんへインタビュー。就活時代まで遡り、1社目のベンチャー企業での経験、そこからウォンテッドリーへカスタマーサクセスとして転職し、採用担当に至るまでを語ってもらいます。

◆登場人物:ウォンテッドリー株式会社 / 五十嵐萌子
2016年 法政大学キャリアデザイン学部を卒業後、Webメディアを複数運営するITベンチャー企業へ新卒入社。編集職を経て採用人事を2年経験。2019年にウォンテッドリー株式会社へ転職。カスタマーサクセスを1年半経験し、現在はビジネスチームの役員直下でユーザーコミュニティ「Lab W,」の運営 / 自社の中途採用 / 学生向けマーケティングの3つの業務を兼任中。

後悔しないために、全力で生きることを選択した就活時代

ー就職活動では何を軸に動いていましたか?1社目にベンチャー企業を選んだ理由も教えてほしいです。

幼少期から母子家庭で育った私は、親の帰りが遅い日はずっとTVに張り付いていました。中学生頃からTV番組やCMを作るような仕事に憧れ、メディアや広告業界を中心に就職を考えて大学2年生頃から情報収集をしていました。

そんなある日、就活でお世話になっていたキャリアアドバイザーさんから「この会社、萌子にピッタリだと思うよ!」と紹介してもらったのが、前職と出会ったきっかけです。前職のINCLUSIVE株式会社では、数多くの有名出版社・TV局と共同でWebメディア運営を行っており、すごく興味が惹かれる事業内容でした。社員も魅力的で、特に社長が大学生の私の話にも興味を持ち、何がやりたいの?と真剣に向き合ってくれたこともあって、どんどん惹かれていきました。

ですが、母は大反対でした。ベンチャー企業に就職したい、と伝えると「そんな不安定な会社に行くなら大学の学費をとめる!」と言われ、大喧嘩(笑)やはり最初に就職するのは大手企業にすべきなのか…と本気で悩み、興味もない会社説明会に参加し続けていました。

そんな就活の真っ最中、母が突然病気になったんです。幸い手術をすれば治る程度でしたが、たった1人の家族がいつ死ぬかわからないという経験をして、「やっぱり私は今、この瞬間を全力で生きたい。後悔したくない。」と本気で思ったんです。

辛くても私のためにとずっと働き続けてきた母にとって、働くこと=生活のためでした。働くことにもっとやりがいを求めたり、自由な選択肢はなかったのか…?と疑問を持ち始めました。そして次第に、母のようなシングルマザーの方に対し、「子供がいても自由に、イキイキと生きても良いじゃないか。」というメッセージを伝えたい!という一つの使命のようなものが就活の軸になりました。

幸運にも、前職にはお母さんをターゲットにしたメディアもありました。Webメディアという誰もがいつでもどこでも見ることのできる手段で、全国のお母さんたちに「イキイキと生きても良いのだ」という気づきを発信する仕事がしたい。そう思い前職に決めました。

ー念願のWebディレクターとしてのお仕事はどうでしたか。

Webディレクター時代

Webディレクターの仕事では、誰もが知っているような芸能人・ママタレントたちの取材記事を書いたり、ローカル局とのメディア立ち上げを任せていただいたり、非常に刺激的な毎日でした。カメラも独学で学んだり、1日に10本以上の記事を添削し、自分で執筆した経験は、今の仕事にも非常に活かせています。

お母さんたちはこういう事に悩んでるんじゃないか、とコンテンツをチーム全員で企画して発信し、次の日にはPVとなって反響が返ってくる事に、面白みとやりがいを感じていました。同時に、約200名のママインフルエンサーたちのマネジメントも行っていて、SNSでスカウトした方を自社のメディアに巻き込む仕事にどんどん没頭していきました。

使う側から伝える側へ。Wantedlyを使い倒した人事が、Wantedlyのカスタマーサクセスへ

ーWebディレクターとして活躍する中で、転職を考えるきっかけは何だったのでしょうか。

入社して3年目に、新卒採用専任の人事に異動になったんです。

SNSでインフルエンサーをスカウトしたり、記事を書いてきた経験を活かしてWantedlyの運用をしてみたらどうか、と言われたのがきっかけでWantedlyの更新・スカウトにも注力していました。実はウォンテッドリーのオフィスで開催されていたセミナーやイベントにも何度か参加していました(笑)

新卒採用を担当して2年が経った頃、ふと一年のほとんどを同じサイクルで回していたことに気づいたんです。人事の仕事も採用の仕事も、責任感があり非常に楽しかったです。ただ、一日に何名もの大学生と面接しながら、同じような話をずっと繰り返す時間の中で「もっと自分の経験が活かせる分野はないかな...」と段々と“変わりたい”願望を抱くようになりました。

当時、同期が新規事業でどんどん結果を出し成長していくのを横目に、正直焦りもありました。人事はどんなに多く採用をしたとしても、会社の売上に直結しないし評価されづらいと少し物足りなさを感じ、事業側に戻りたい...というのも本音でした。

ーそんな中で、ウォンテッドリーを次の転職先に選んだ理由は何でしょう。

Wantedlyは採用担当として毎日使っていました。Wantedly経由で採用した方は何人もいました。スカウトの返信率も高く、Wantedlyと自分は相性が良いな〜と思っていました。

そんなある日、たまたま大学時代の友人がウォンテッドリーに入社したのをfacebookで知り、運営会社の人がどんな仕事をしているのか興味をもちました。そこで、カジュアル面談をさせてもらい、色々な方に会う中でさらに惹かれていきました。
一番の決め手は、Webディレクターとして記事制作をしたり、画像編集をした経験、採用担当としてWantedlyを使い倒した両方の経験が、そのままカスタマーサクセスとして顧客に提供できると感じたからです。

Wantedlyの募集ページは自由度も高く工数はかかりますが、会社の自社メディアとして自由度高く運営することができます。自分が使っていて良いと思えたプロダクトの良さを、今度は自分が伝えていこう...!と、カスタマーサクセス職での転職を決意しました。

ーカスタマーサクセスとしてのお仕事はどうでしたか?

キックオフセミナーをオフラインで実施していた頃

お客様から「タイトルや写真に困ってて…」といった相談があると、タイトルに入れるワードのアイディアや「その職種なら、こんな切り口もどうか?」という案を多くだせました。これは前職で多くの記事制作・キャッチコピーづくりの経験があったからこそ、自信を持ってお客様にアドバイス出来ていたと思います。

また、Wantedlyの使い方以外で採用業務に関する質問も多くいただきました。カスタマーサクセスとして単にサービスの使い方をお伝えするだけでなく、前職での人事の経験を活かしてお客様のサポートができる場面は多かったです。

Wantedlyのファンを増やす、それこそが採用につながる

ーその後、カスタマーサクセスから採用担当へ異動と大きな変化だったと思いますが、当時はどのような心境だったのでしょうか。

採用担当になると決まる前、当時はコロナの影響もあって会社も組織も大きな変化を迎えていました。そのタイミングで退職していくメンバーがいたり、会社に不満を抱いているメンバーも多いように感じていました。そんな時、自分たちがココロオドル組織でないと...と課題意識を持ちはじめ、自社の採用・組織づくりに携わりたい、と上司に自ら打診をしました。

Wantedlyの事業の柱である「採用」に、自社で関われるなんて非常に貴重だと感じています。私の場合、ビジネスチームという事業側の中で採用をやらせてもらいながら、カスタマーサクセス当時から担当していたユーザーコミュニティの運営も兼務する、という形での異動だったので、カスタマーサクセスの経験もフルに活かして頑張ろう!と考えていました。

ーWantedlyで自社の採用を担当する...大きなプレッシャーもあると思うのですが、そことどう向き合い、日々採用のお仕事をされていますか?

最初から変わらず意識しているのは、Wantedlyを運営している会社なので、Wantedlyをどこよりも誰よりも使い倒したいし、「自社の採用事例が、全企業の参考例になればいいな」という思いです。
そのためこれまで着手してこなかった、採用動画やストーリーなどのコンテンツ、採用資料の改善などを推し進め、1年で15名を採用することが出来ました。

候補者さんは、単に採用活動において出会った方々ではなく、Wantedlyというサービスにとって欠かせない、何よりも大事なユーザーさんです。なので、たとえ選考で弊社とご縁がなかったとしても「Wantedlyって良いサービスだな。いい会社だな。また使いたいな」と思ってもらいたいと願っています。

そのため、提供するコンテンツ、候補者の方々へのコミュニケーションは何よりも大事です。候補者さんに接する際のマナーや面談時の対応などは、全メンバーですり合わせをしながら同じ目線で語れるように研修も行っています。
そうやって、全メンバーで採用活動を行うと共に、「Wantedlyというサービス、ウォンテッドリーという会社のファンを増やす」ことこそが私たちの採用にとって重要だと思っています。

入社3年目。自らが「シゴトでココロオドルひと」であり続けるために

ーウォンテッドリーに入社されて現在3年目ですが、入社当初の自分と比べて今の自分はどう変化、成長したと思いますか?今後目指すキャリア像もあれば、教えてほしいです。

入社直後はカスタマーサクセスとして、今は採用担当として、常に「シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションに向かって進んで来ました。業務内容は色々変わりましたが軸にある気持ちは変わっていません。

ただ仕事に向かう自分のスタイルは、一段回ブレイクスルーしたと感じています。これまでは自分が仕事で認められたいという気持ちが強く、自分で背負いきれないタスクを抱えても周囲を頼ったり早めに相談することが苦手でした。でも今は自分のキャパシティを明確にした上で、チャレンジングな業務があったとしても、周囲の出来る人に相談しながら前へ進められるようになりました。
自分は自分のために仕事しているのではない。そういった当たり前のことに気づき、いかに事業を前に進めるかに集中できていると感じます。

思えば、ベンチャー企業に入った時「自分の足で立つこと=安定」だと思い、会社の看板や社名に頼らず生きていくんだ!と決意したことがありました。でも、今はちょっとだけ会社を背負うのも悪くないなと思っています。会社のミッションに共感している証拠だなって。
自分を通じて、会社のイメージを描いてくれる人がいる。「五十嵐=Wantedlyの人」として認知されて、採用の相談をしてくれる人がいる。それってすごく、有り難いと感じています。

私は何歳になっても、誰と何処でどんな仕事をしても、「五十嵐さんと仕事ができて良かった」と思ってほしいんです。これまで与えてもらうことが非常に多かったので、今度は自分が会社や周囲の方々に、自分の知見やスキル、人のつながりから生まれたものをGiveできる人になりたいです。

ー採用担当の五十嵐さんが思う、一緒に働きたいと思える人はどんな人でしょうか?

自分の感情や本音に嘘をつかない人と働きたいです。
自分の弱みや苦手なことに向き合うことって、すごく情けなかったり、恥ずかしかったり、不安だと思います。でも、そういった部分も一緒に見せあっていきたいんです。

一緒に働く仲間の前で大号泣したことが何度かあるのですが(笑)、そういった情けない部分も、誰一人見放さないのがウォンテッドリーの社員の良さです。
就活生にも、転職活動中の方にも、ウォンテッドリーのカジュアル面談では無理に自分をよく見せたり、取り繕わないでほしいと伝えたいです。

弱い部分も見せあえる、そんな人間くさい人たちと、本気で「シゴトでココロオドルひとをふやす」ミッションに向かっていきたいです。
絶賛採用中なので、ぜひカジュアル面談でお会いましょう!

今回のストーリーを見て、少しでもウォンテッドリーという会社を、Wantedlyというサービスをより身近に感じていただけたら嬉しいです。ご興味がある方は、下記またはこちらより気軽にエントリー下さい!それでは次回のストーリーもお楽しみに。

Wantedly, Inc.の募集・採用・求人情報 - Wantedly
Wantedly, Inc.の新卒・中途・インターンの募集が81件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/projects

採用動画はこちらから!

Invitation from Wantedly, Inc.
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
Wantedly, Inc.'s job postings
31 Likes
31 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Saki Nozaki's Story
Let Saki Nozaki's company know you're interested in their content