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こんにちは!広報インターンの浅野です!
この記事では、長期インターンを経験した方にインタビューし、インターンに参加したきっかけや仕事内容、参加する前と後で自身のキャリア観にどのような変化があったのかについてお話を伺っています。
今回、協力してくれたのは慶應義塾大学 経済学部 経済学科3年の澤木武志さんです。澤木さんは2017年2月~9月までWebマーケティングの会社でネット広告運用のインターンを、2017年8月~2018年6月の期間で弁護士ドットコム株式会社にてデータ分析のインターンをしており、これまで2社でのインターン経験があります。また、慶應生向けの情報を発信する塾生情報局という慶應生向けのメディアを自ら立ち上げ、運営をしています。
ーこれまでどのようなインターンをしていましたか?
広告運用とデータ分析のインターンです。Webマーケティングの会社と弁護士ドットコム株式会社の2社で働いていました。
1社目のWebマーケティングの会社は当時10名ぐらいの規模で、2社目の弁護士ドットコム株式会社は約150名が在籍していました。どちらも比較的自由に自分で仕事を進められる環境でした。
ーまず、1社目のインターンを始めたきっかけはなんですか?
先輩に誘われたインターン関連のイベントに参加して、面白そうだなと思ったのがきっかけです。実はこの時もう1つ気になる会社があり、少人数の会社とある程度人数が多い会社の2つで迷っていました。最終的に少人数の方が社員から直接学べることが多そうと考えて、人数が少ない方を選びました。
ーもともとネット広告には興味があったんですか?
実は、子どもの頃に親が大手銀行に勤めている友人が多かった影響で、元々はメガバンクで働くことに憧れていました。
でも、大学に入ってから新聞をちゃんと読むようになり、銀行がAIを導入してあらゆるものが自動化されていく中で人員が削減されるといった記事を読んで、ヤバいと思ったんです(笑)
その時にネット広告業界が伸びているという記事を読んで、ネット広告についてもっと詳しく知りたいと思うようになりました。
ー インターンではどのような仕事をしていましたか?
1社目でのインターンでは、主にネット広告の運用をしていました。お客様の予算に合わせて、、YahooやGoogleのリスティング広告をはじめ、 FacebookやLINEなどのSNSの広告も運用していて、週ごとにレポートを作っていました。最初は月に数10万円の案件からはじめて、最終的に100万~300万円の案件を任せてもらっていました。
ー大きな額を動かしていたんですね!ちなみに何か印象的なエピソードはありますか?
そうですね、会社が新規事業を始める時に、テレアポをやることになって。最初は電話での営業にかなり抵抗があって、まわりに笑われるくらい下手だったんです(笑)
そこから数をこなすうちに段々と話せるようになり、話を聞いてくれる人も出てきたので、「あ、やるべきことをやればちゃんとできるようになるんだな」ということを実感したのが今でも印象に残っています。
自分にとってかなり予想外の収穫でしたが、その後、自分で運営している塾生情報局の広告提案で役に立っているので、貴重な経験だったと思っています。
ーネット広告運用のインターンを半年ほど続けたあとは、すぐに次のインターン先を探したんですか?
はい!1社目での経験を通して、次のインターン先の候補として自社のプロダクトがあり、その上でデータが十分にある会社を探していました。というのも、広告配信は1つ1つの案件に対する効率化を図る経験ができたのですが、定量的な分析をして全体的な効率化・最適化をする仕事をしてみたくなって。そんな中見つけたのが弁護士ドットコムのインターンでした。
ー弁護士ドットコムのインターンではどのような仕事をしていましたか?
弁護士ドットコムは弁護士相談を必要とする人と、弁護士をつなぐマッチングサービスです。僕はデータ統括部という5,6人で構成されたチームで働いていました。インターンは僕の他にもう一人いました。
仕事内容はサービスに登録してくれる人のデータの分析で、利用者を増やすための仮説を立てて進めていきます。社内にデータサイエンティストの方がいたので、僕の仕事は分析よりもデータの可視化や抽出をしていることが多かったです。
ーインターンでデータに触れてみてどうでしたか?
分析結果を踏まえて改善を進め、実際のデータを見て方向性を決めていく仕事を経験しましたが、意外と思っていた結果と異なることの方が多く、立てた仮説通りにはいかないものでした。ただ、たくさんの選択肢を試してみて、こうじゃなかったっていう結果が出るのも重要なことだと学びました。ここでのインターンはだいたい1年ぐらい続けましたが、大学では学べないスキルが多く身につき、とても良い経験になりましたね。
ーインターンを通して、仕事のへのイメージは変わりましたか?
慶應だと、やっぱり大きくて有名な会社がいい会社っていう考え方がまだメジャーなんですよね。自分も大学に入った時はメガバンクに憧れを持っていたし、別に悪いことではないと思います。ただ、自分はインターンを通して、ベンチャーのように自分で自由に裁量を持って仕事を進められる働き方の方が合っていると感じましたし、仕事は楽しくないと続かないということもわかりました。
あとは、インターンをしてみて仕事って実は地味なものなんだなと学びました(笑)マーケティングって聞くとなんとなく華やかそうなイメージがあるじゃないですか。でも、蓋を開けてみると細かい作業の繰り返しで、当初考えていたイメージとはかけ離れていて。このように仕事の具体的なイメージを持てるようになったので、学生の割と早い段階で実際に働けて良かったと思います。
ーこれからはどのようなことをやりたいですか?
今、興味を持っているのは、VR/ARを作ることです。やはり、注目されていて、これからどんどん成長していくような業界で仕事をしてみたいと考えていて、今以上に分野を広げた活動をして行きたいと思っています。
将来的なキャリアの話をすると、介護や不動産などのまだローテクな産業へ行って効率化できる部分を探してみたいと考えていて、フリーランスで働くことも視野に入れています。オペレーションを減らし、人が本来割くべき時間をより多く増やせるようにするための仕事をしたいです。
ー最後に、まだ長期インターンを経験したことのない学生へ一言メッセージをお願いします!
イメージの中だけで就活をしている人が結構いて、実際に自分で動いて情報を取りに行く人は少ないんじゃないかなと思います。とにかく、思い立ったら動いちゃえばいいし、インターンは有効な手段の一つだと思うので、企業で働く経験を積む学生が増えていったらいいと思います。
ー澤木さん、ありがとうございました!!
インターンに参加する意味として、働く上で自分が何を大切にするかや、将来仕事で役に立つ知識を得られることが挙げられますが、澤木さんはインターンを通してスキルを身につけることで、自分にとって新しい分野を開拓しています。このように早くからインターンに参加することで、視野が広がった状態で自身のキャリアを考えることができ、数ある選択肢の中からより明確に自分がやりたいことを選べるようになるのだと感じました。
それでは次回もおたのしみにー!
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