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【事例紹介#18】製薬業界になくてはならない存在を目指して。社内広報研究会・医薬セクター立ち上げ

私たちは業界を問わず大手企業に特化したビジネスを展開。
現在500社以上と取引をしています。

JBAが支援するのは、クライアントの「伝えたい」を「伝わる」に変え、
企業の魅力(ブランド)が理解され、応援され、愛される会社にすること。

ブランディング、マーケティング、採用、組織風土改革など領域を一切制限せず、企業の「伝わる」のためのすべてを支援しています。

具体的にはどのような相談を受け、どのような仕事をしているの?
求職者の方からよくご質問いただきます。

そういった疑問にお答えしていくために、事例紹介をすることにしました。

とある企業が抱える課題に対し、JBAが何を考え、どう行動したのか?そしてそれが、企業にとってどのような効果をもたらしたのか?実際にプロジェクトに携わったコンサルタントが、やりがいや苦悩、自らの仕事観に至るまで、赤裸々に語ります。

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製薬業界になくてはならない存在を目指して。社内広報研究会・医薬セクター立ち上げ

こんにちは。入社14年目のコンサルタント木村です。今回は、製薬業界に特化して2016年に立ち上げた医薬セクターと、業界の錚々たる面々を集めて行う社内広報研究会についてお話ししたいと思います。まずは医薬品セクター立ち上げに至るストーリーをお話しします。

私が入社したのは2006年、最初はライター志望でした。入社してすぐ営業に配属されて、「営業すんのかぁ〜」と思っていました(笑)。そんなことを思いながら新人研修を終えて、初めて訪問に一人で行った先で3時間近く相談に乗ることになりました。そこで、「こういう課題があるんだけど…」というのを聞き、人生初の訪問先で私は、いくつかの提案をすることになったのです。そのとき、結果的には仕事につながらなかったものの、会社を訪問して課題を聞き、それに対してソリューションを提供するという仕事のやりがいとおもしろさに魅了されて、1年目の7月には早くも、これからは営業をしていくという決心をしました。

製薬業界との出会い

私は入社後、いくつかの製薬企業とお仕事をさせていただく機会に恵まれました。当時は医薬に特化していたわけではありませんでしたから、一つひとつの取引を大切に、地道に受注を増やしていきました。その中で、バリューチェーンごとに完全に機能分化された製薬企業の組織の仕組みや、間接的に医療をサポートできる製薬業界に特化した社内広報に対して可能性を感じ始めていました。

そんな中、医薬セクター設立の鍵となる、大手製薬企業であるA社との仕事が始まります。当時発行していた当社の無料情報誌に興味を持っていただき、10日後に社内広報誌リニューアルの提案をしてほしいという要望を受けました。かなりタイトな日程の中、当時いた大阪に1年目の社員と一緒に泊まり込み、業界本を何十冊もインプットして、やっとの思いで社内広報誌制作の受注にこぎつけたのが最初です。その後数年にわたりA社とは社内広報誌を中心とした取引を続けていました。

社内広報研究会と医薬セクター立ち上げ

そして2015年に私は、A社に対して働きかけます。「製薬業界全体に声をかけて、社内広報の研究会を開きませんか?」と。少し思い切った提案でしたが、当時のA社の担当者からすぐに「いいね」とのお返事をいただきました。その担当者は業界でもかなり顔の利く方。社内でもすぐにかけあっていただき、業界の各社にも声をかけていただきました。さらにJBAからも数社に対して呼びかけを行い、大手製薬企業を中心に10社近い企業を集めた社内広報研究会をついに開いたのです。

今でも年に一度JBAで開かれる研究会では、ゲストスピーカーの講演、製薬企業同士の情報交換、さらにJBAからの最新の社内広報事例紹介などを行なっています。最初は7社から始まった研究会も今年で4年目を迎え、過去最多の十数社が集まる予定です。製薬企業同士の社内広報の情報交換の場になっています。

この研究会がきっかけとなり、2018年、製薬企業に特化した「医薬セクター」を社内で立ち上げました。現在も週に一度の社内ミーティングを行い、年に一度の研究会で何をするかだけでなく、製薬企業とより良い取引を今後も展開していくにはどうするべきかをチームで話し合っています。製薬業界に特化することで、より深い業界理解ができ、条件にあったソリューションを提供できるようになりました。業種に特化した社内広報のセクターというのは日本で、おそらく唯一だと思います。

お客様の「製薬業界の自負」と医薬セクターの「高い専門性」

この唯一のロールモデルを実現することができている要因として、「製薬業界そもそもの性質」と「徹底した業界理解」の2つがあると思います。

研究会といえども、ビジネス領域の重複しうる同業他社が集まるわけですから、ためらいはないの?と思う方もいると思います。しかし、彼ら製薬業界には、「いのちに関わる仕事をしている」という使命感から、「自分たちは製薬業界だ。他業界とは違うんだ。」という独特の一体感があるんです。もちろん話せないことはあるけれども、同じビジネス形態を持ち、「いのちを救う」という目的の下に、交換できる情報を交換し、それぞれの社内広報を高めることで、企業力を高めていけるという想いが研究会を可能にしている一つの要因です。

二つ目に、私たちが常に徹底的に製薬業界の業界理解につとめたことです。もちろん最初は、専門的な内容をインプットするのに大変苦労しました。だって私はガチ文系でしたし(笑)。しかし社内報で異なるテーマを扱うたびにそのテーマについて必死に勉強してインプットしました。今では、研究開発のフローはもちろん、新薬の承認制度から営業現場の活動規制まで、すべての製薬業界のバリューチェーンにアンテナを張っています。専門用語が飛び交う世界ですから、そこまでの業界理解をすることでお客様からの信頼を勝ち得て、今後も製薬業界におけるJBAの役割を拡大していけると考えています。

製薬業界における「個別化広報」?

最後に、医薬セクターとして実現可能な、今後の製薬業界へのアプローチについて話したいと思います。今後の医学においては「個別化医療」というのが一つのキーワードになっています。患者さん一人ひとりの遺伝子や個性に対応したオリジナルな治療薬が作られるようになっていくのが製薬業界の今後のトレンドです。その流れの中で、社内広報においても製薬業界で働く人たちに対して「個別化広報」をするというのが私の野望です。製薬業界は営業や研究、開発といったように、組織内で完全に分業されています。様々な業務に携わる個々人に対して、社内の情報を個別に提供するプラットフォームビジネスを展開したいと考えています。現状では社内報のように全社的に打ち出す社内広報媒体しかありません。研究職の人が読もうが営業職の人が読もうがそこにあるのは同じ情報です。研究職の人が読んで理解できるレベルと営業職の人が読んで理解できるレベルが違う内容もあります。そこを埋めるコンテンツを提供していきたい。これがさらなる製薬業界の組織力向上に繋がっていくと信じています。

「いのちに関わる仕事」

製薬業界は「いのちに関わる仕事」です。JBAで働くことは、出版・広告業界にいながら、製薬企業を元気にするお手伝いすらも可能にします。彼らのつくる薬が1日でも早くお客様の元に届くサポートができるのです。社内広報を通して、製薬業界にアプローチする。そんな切り口で世の中を少しずつ良くしていけたらと思います。


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