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Wantedly は DEIM2023 に協賛企業として参加し、技術報告を行いました
Photo by CHUTTERSNAP on Unsplash
こんにちは。ウォンテッドリーで データサイエンティストをしている樋口 (@zerebom_3) です。
ウォンテッドリーは、3月5日から5日間開催された、第15回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム DEIM2023 にゴールドスポンサーとして協賛いたしました。
今年のフォーラムは、オンラインとオフラインの直列ハイブリッド形式で行われ、前半3日間はオンライン、後半2日間は岐阜県の長良川国際会議場で開催されました。オフラインならではのイベントやコミュニケーションがあり、技術に関する活発な議論が行われました。
運営の方々の準備も大変であったかと思います。様々なコミュニケーションの工夫をいただき感謝致します。来年も是非参加させていただきたいです。
本ブログでは、DEIM2023でのWantedlyの活動や技術報告についてまとめてご紹介します!
登壇の振り返り
会社訪問アプリ「Wantedly Visit」における人・仕事・会社の関係性を考慮した相互推薦システム
3b-5: ドメイン指向推薦:企業・人材
発表者 合田周平
技術報告ではData Scientist Tech Leadである合田さんが『会社訪問アプリ「Wantedly Visit」における人・仕事・会社の関係性を考慮した相互推薦システム』というタイトルで発表しました。
本技術報告では、既存研究ではあまり取り扱われていない求職者の会社に関する嗜好の重要性に着目し、人・仕事・会社の3要素に基づいた相互推薦システムの提案手法の性能を会社訪問アプリ「Wantedly Visit」の実データを用いて検証しました。
ユーザは募集の情報だけでなく、会社に対する嗜好も考慮してシゴト探しをするのではないか?という仮説のもと、会社・募集・ユーザの3つの情報を明に取り込んだ相互推薦システムの提案・改善に取り組んだ内容となってます。
詳細は下記のスライドを参照ください!
ナイトセッションの振り返り
初日には、スポンサー企業がいくつかのグループに分かれ、事業の中でどのように研究をしているのか、などのお題に沿ってパネルディスカッションする学生企画のナイトセッションがありました。
弊社の代表として合田さんが企業で働くデータサイエンティストとして、DSやMLエンジニアとしての価値や、学生が何を学ぶべきか等のテーマで登壇しました。
他には、各企業、どこを競合としているか?そのような企業に対してどういった点が自社の強みか?などかなり踏み込んだテーマもあり、個人としても非常に聞いていて面白かったです。笑
気になった発表紹介
DEIM2023には408件の論文投稿がありました。私たちDSが聴講して気になった発表と感想をまとめているので、最終稿が後日公開されたら、DEIM参加ブログ第二弾で紹介したいと思います。📝
オフラインの様子
チュートリアル
4日目には、90分または180分のチュートリアルがありました。私は「平均値の差の検定と効果量:実験結果の適切な報告の方法」と「グラフ深層学習のすすめ」に参加しました。どちらの講座も非常に面白く、実用的でした。特に"実験結果の適切な報告"は、日々の業務でも必要不可欠なものなので、すぐに知見を活用していきたいです。
ネットワーキング
4日目の後半には、参加者がお題に沿って自由にディスカッションをして交流を図る、ネットワーキングがありました。
自分は「ML PJや研究におけるテストコードの導入」や「スタートアップについてゆるく話す」といったテーマで話し、テストコードに関する参考文献や、各社のエンジニア採用の取り組みのノウハウなどを教授いただきました。同じような関心を持つ方とディスカッションし、交流を深めることができてとても有意義な時間を過ごせました。
スポンサー企業ブース
5日目はスポンサー企業のブースが展示され、学生、企業間の交流が図られました。WantedlyのブースではEngineer Handbookの頒布やポスターを用いた技術報告の説明をしました。
インタラクティブセッション
また、5日目はスポンサー企業ブースと並列にポスター発表をするインタラクティブセッションが開催されました。
気になるポスターを広く眺めつつ、興味のあるものに対してはより詳しく、気軽にシームレスに聞ける体験は、オフラインならではの良いポイントだなと感じました。😊
まとめ
私は、今回のDEIM2023が初参加だったのですが、DEIMが久しぶりのオフサイトでの開催ということもあって、チュートリアルで止めどなくなく質問があったり、ネットワーキングで多くの人が喧々諤々と議論していたり、非常に活気のある学会だと感じました。ディスカッションや発表を聞くことで、多くの学びを得ることができました。
WantedlyでもDEIMで得た知見を生かして、ユーザの課題解決に役に立てるように日々邁進したいと思います。また、同様にプロダクト開発で得た知識を今回のような技術報告等を通じて、アカデミアに還元できればなと思います。
学生向け就業形インターンシップ
最後になりますが、Wantedlyでは学生向け就業型インターンシップの参加者を募集しております!
DEIMに参加して、改めてデータ工学は技術進歩のスピードが凄まじく、また、企業での価値創造と研究開発が密接した分野であると感じました。
弊社もWantedly Visitにおけるユーザ・企業間のマッチングがコアの体験であり、それを支えるために推薦システムの研究・開発による進化が欠かせません。
ぜひDEIMにて研究発表した方や隣接した分野に興味がある方の研究で培った力を借りて、ユーザーに価値を届けるための分析、開発ができたらと思います。
もちろんデータサイエンスについて関心がある方も、研究側で未来の領域を開拓したいのか、プロダクトに反映させユーザーに価値を届けるための分析などを行いたいのかなど、様々な志向性の方がいると思います。面談・面接を通じてどのような取り組みが最もマッチするのかをすり合わせたいです。
もちろん、データサイエンティスト以外の職種でも就業形インターンシップは応募をお待ちしております。
インターンコース例
- データサイエンティスト
- WEBフロントエンド
- WEBバックエンド
- インフラ(SRE, Security, Developer productivity)
- Developer Experience
- iOS
- Android
もっと知りたい方は、ぜひこの記事に紐付いているウォンテッドリーの募集かTwitterのDMからご連絡ください!
中途採用も引き続き注力しています!
また、DEIM2023では学生向けのコンテンツがほとんどでしたが、中途採用も行なっております!
私は2021年4月にウォンテッドリーに入社して以来、会社訪問サービス「Wantedly Visit」の推薦システムの開発と運用に注力してきました。人の嗜好という曖昧な情報や感情を、数値やシステムに落とし込み、ユーザの課題解決することは、複雑ですが、インパクトが大きく非常に挑戦的でワクワクできる仕事だと感じています!
しかし、今後やっていきたいことに対して人が足りない状況です。今回の記事を読んで少しでも興味があると思われた方は、現在の転職意欲に関わらずカジュアル面談で是非お話しましょう!この記事に紐付いているウォンテッドリーの募集かTwitterのDMからご連絡ください。
Wantedlyは、今後も人と企業、人と人のより良いマッチングの実現を目指し、情報検索・情報推薦の領域に力を入れて取り組みます💪