- マーチャンダイザー/MD
- プロダクトマネージャー
- エンジニアリングマネージャー
- Other occupations (52)
- Development
- Business
- Other
RAKSULグループは、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、印刷ECの「ラクスル」、物流の「ハコベル」、マーケティングDXを推進する「ノバセル」など、多様な領域で産業構造の変革に挑んできました。
そして2024年11月、グループ初となる金融事業「ラクスルバンク」がスタート。中小企業の経営支援を、金融面からも支える新たな一手です。
今回インタビューしたのは、この「ラクスルバンク」でプロダクト開発の責任者を務める仲田さん。入社から現在に至るまでのキャリアの歩み、0→1の事業立ち上げにかける想い、そしてこれから描く未来について、じっくり伺いました。
目次
SCMのプロダクトマネージャーから、データ分析基盤、そして金融へ──仲田さんのキャリアパス
自分の経験を活かせる手応え。0→1の挑戦に惹かれて。
なぜ「金融」なのか? 中小企業支援の新たな選択肢としてのラクスルバンク
業界未経験だからこそ見える、テクノロジーと発想の可能性
求めるのは「未知にワクワクできる人」──金融経験は必須じゃない
《編集後記》 “仕組み”から、未来を変える挑戦者を求めて
SCMのプロダクトマネージャーから、データ分析基盤、そして金融へ──仲田さんのキャリアパス
── まずは、仲田さんのRAKSULにおけるキャリアの変遷について教えてください。
仲田:印刷事業である"raksul.com"の委託先管理システム(SCM)を担当するプロダクトマネージャーとして入社をしたのが2016年9月。入社早々、並行してアジャイル開発やペアプログラミングなど、新しい開発スタイルを社内に取り入れるプロジェクトにも関わりました。
── その頃、アジャイル開発の社内導入はまだ珍しかったですよね。
仲田: そうですね。今でこそ、アジャイル開発やペアプロと言った手法が社内で当たり前のように取られていますが、当時はまだ社内に浸透してはいませんでしたね。そこから徐々に担当領域が広がり、印刷プロダクト全体に関わるようになりました。その後、プロダクトマネージャーも増え、事業と組織が拡大していくのにあわせて私自身の役割もマーケティングシステムやデータ分析基盤の構築にシフトし、最終的には印刷事業のデータ分析基盤を整備しました。その知見を他事業にも展開するため、事業横断型のデータ分析組織を立ち上げ、マネージャーも務めました。
そして2024年夏、「新しく立ち上げるラクスルバンクで、プロダクト開発をやってみないか」と声をかけてもらい、現在に至ります。
自分の経験を活かせる手応え。0→1の挑戦に惹かれて。
── 打診を受けたとき、率直にどう感じましたか?
仲田: 第一印象は「面白そう!」でした。金融事業を1から立ち上げるというのは非常に大きな挑戦であるとともに、会社の今後の成長にも非常に重要な事業になりそうだなと。また、私が前職で経験してきたミッションクリティカルなエンタープライズ系の基幹系システムの手堅い開発経験も活かせるかなと。
なぜ「金融」なのか? 中小企業支援の新たな選択肢としてのラクスルバンク
── そもそも「RAKSULが金融?」という驚きの声もあったと思います。ラクスルバンクは、どんな事業なのでしょうか?
仲田: 「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」をビジョンに掲げるRAKSULは、テクノロジーの力を使って「中小企業の経営課題の解決」に取り組んできました。印刷や物流といった既存事業に加え、金融という領域も、中小企業が十分な価値提供を受けられていない現実があります。そこに大きなビジネスチャンスと社会貢献の可能性を感じ、中小企業向けの金融プラットフォームを提供しようと考えています。まずは銀行代理業という形で銀行サービスをスタートさせますが、ゆくゆくは法人カード事業など、ラクスルグループとして多様な金融サービスを展開していきたいという想いもあります。
業界未経験だからこそ見える、テクノロジーと発想の可能性
── 金融業界未経験の中での挑戦。何が一番のチャレンジですか?
仲田: やはり、社内に知見がない中で、金融事業をゼロから立ち上げることですね。業界独自の商習慣などもあり、求められるシステムの安定性やセキュリティの水準が、これまでのEC事業とはずいぶん異なります。
しかも、銀行業界は古くから利用されている技術や開発手法が継続利用されていることがまだ多い。そんな中で、最新の技術や開発手法でサービスをつくっていくのは、かなり難易度が高い。でも、だからこそ挑戦する価値があると思っています。
── 今、このタイミングでラクスルバンクに関わる魅力は何ですか?
仲田: 「金融サービスの立ち上げ」を経験できること自体が、非常にレアな機会です。また、今は立ち上げ期なので、組織作りや技術選定にも関わることができ、自分の意志で事業をドライブできる。これは非常にやりがいがありますし、FinTechやBaaSが台頭する時流において、キャリアにとっても大きな糧になると思います。
求めるのは「未知にワクワクできる人」──金融経験は必須じゃない
── 仲田さんご自身、金融業界のバックグラウンドがない中でプロダクト開発責任者に抜擢されました。それは、なにを意味するのでしょう?そこに、ラクスルバンクが求める人材像のヒントがあるように思います。
仲田: 金融の知識があるに越したことはないですが、必須ではありません。むしろ、既存の業界の枠にとらわれない発想ができる人の方が向いていると感じます。
大事なのは、「金融事業に興味があるかどうか」。これがないと、未知の連続であるこのフェーズを楽しめないと思います。
加えて、最新技術や新しいアーキテクチャへの興味、自分から手を動かし、方向性を見出していける「自走力」も重要です。
── 0→1のフェーズだからこそ、裁量も、やりがいも大きそうですね。
仲田: 本当にそう思います。自分たちでサービスの仕組みも、開発体制も、すべてをゼロから決めていける。これは大変な反面、ものすごく楽しいし、成長できる環境です。難しい部分はありますが、それ以上にやりがいが大きい。自由度も高いですし、自分たちの理想のシステムを構築できる喜びがあります。
先ほど、「大事なのは、『金融事業に興味があるかどうか』」と言ったものの、正直、私は“金融が好き”というより、「新しい事業をつくって価値を届ける」ことの方に面白さを感じています。なので、同じように事業創造への情熱を持つ方も大歓迎です。
お金の流れを理解することは、あらゆるビジネスにおいて極めて重要な知見となります。このラクスルバンクでの挑戦は、まさに自身のキャリアを大きく加速させる貴重な経験になるでしょう。
私たちは、RAKSULグループの共通基盤が持つ強固なインフラ、そして社内の有識者が培ってきた豊富な知見・ノウハウを最大限に活用することで、大きな裁量とスピード感を持って事業を推進できるのが強みです。このユニークな環境で、ぜひ一緒に私たちと共に未来の金融サービスをつくっていきましょう!
《編集後記》 “仕組み”から、未来を変える挑戦者を求めて
ラクスルバンクは、まだ生まれたばかりの事業です。ですが「End-to-endで中小企業の経営課題を解決するテクノロジープラットフォーム」を目指すRAKSULにおける要の事業であり、無限の可能性と大きなポテンシャルが秘められています。
「0から1を生み出したい」「社会に大きなインパクトを与えたい」「未知の世界をテクノロジーで切り拓きたい」──そんな思いを抱く方にとって、これほどワクワクする環境はありません。
🚀 仲田さんと共に、新しい金融の仕組みを、一緒に創り上げていきませんか?