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切磋琢磨し合いながら“出る杭は伸ばす”。認め合い、個が輝ける組織へ

山田 遼平 Ryohei YAMADA
学生時代はボランティアサークルに所属し、障害のあるお子さまやご家族と交流。社会保障研究ゼミでは障害者雇用を研究。
金融機関(投資銀行、信販)では事業承継を対応し、また不動産売買・相続対策等のコンサルティング業界に約10年間従事。

ルーツは学生のとき。親御さんの言葉がきっかけに

大学時代は3年間、発達特性のあるお子さんと一緒に遊ぶボランティアサークルに入っていました。その中で親御さんとも交流をさせてもらっていて。

そのとき、「将来、年金もらえるのかな」とか「働けるのかな」とか親御さんからご質問いただくことって多かったんですよね。でも調べても、なかなか詳しいところまで分からない。

だからしっかり学ぼうと思って社会保障研究ゼミに入り、年金について調べるために国会に取材行ったり、障害者雇用をテーマに論文を書いたりもしました。

ただ社会保障研究ゼミの卒業生の就職先って、大体が金融機関なんですよ。僕も銀行や保険会社に内定もらって。最終的にはJCBカードの信販会社に入社しました。それが2005年のこと。

そして2008年にリーマンショックが起きました。
もういろんな会社さんが潰れかけてしまって。そのときに「会社に入ったからって別にうまくいくわけじゃないんだな」と痛感したんです。

そこからファイナンシャルプランナーの資格を取り、そこから約10年ぐらい不動産や相続対策などの領域で経験を積みました。個人・法人合わせて不動産・金融領域はLITALICOライフも合わせると16年と、非常に長いですね。

年収はこれまでの三分の一。でも「かけてみよう」と思った

前職、M&Aの会社のときってめちゃくちゃ忙しくてですね。

まったく時間がなくて、子どもに会う時間もない。家族との時間が取れない。このままだったら年収はやたら上がっていくけど、「それって意味あるのかな」と

将来的には自分で会社もやりたかったんですけど、一旦落ち着こうかなと思って転職を考えました。ちょうど35歳のときですね。

30代半ばとなると、転職市場で言ったら最後の転職になる可能性もある。
それを考えたときに、ちょっといろいろ見てみようと思って「ファイナンシャルプランナー」とインターネットで検索をしたんですよね。そうすると、ずらっと銀行と保険が出てきて。

その中で、「障害福祉×ファイナンス」がヒットしたんですよね。それがLITALICOライフ。

当時は、LITALICOライフのサービスも立ち上げて間もないころでした。障害福祉とファイナンスなんて、真逆の世界観じゃないか?みたいに思ったときに、学生時代に親御さんの質問を思い出したんです。確かに、関連はあるかもしれない。

社会的意義がありそうな事業だし、なんか面白そうだなと思って。でも、別に入ろうとは全く思わなかったんですよ(笑)。他社さんに内定をもらっていたので。

だからちょっと話、聞いてみたいなという感じで応募しました。

そしたら、ものすごく面白かったんです。

開始5分で「面接、もういいです」って言われて、面接室にホワイトボードを持ってきて熱く会社のプレゼンをされたり。内定も出ていないのに、執務スペースで社員に紹介されたり(笑)。

なんか、もうすごい会社だなって思っていたら、帰りの電車ですぐに電話がかかってきて、翌日は事業部長とお会いして。全然タイプの違うお二人だったので、この二人がいる会社、面白いなと率直に思いました。

ただ正直給料は、これまでの三分の一。「ちょっとさすがに、この金額じゃ無理です」みたいなことを言ったときに、「これだけやったら、こう上げていきます」というのを理論的にホワイトボードに書き出してくれて。

これで結果が出なかったら、もう自分のせいだから「ちょっとかけてみようかな」と思って入社を決めました。それが、LITALICOライフ立ち上げ当時の2018年の8月のことです。

入社してからは、一緒に給料制度も決めていきましたね。年収1,000万くらいでいいやって思う人と、もっと稼いでいきたい人だと明らかに目指すものは違う。青天井にしないと、突き抜ける人材は入ってこない。

だから「これが年収の天井だったら、僕入らないです」って、生意気なこと言ったりもしました(笑)。

でもそういうプロセスがあったから、今は自分の最盛期の年収も超えることができました。

「やりたい」が実現するカルチャーだから、何にでも挑戦できる

これまでの会社だと「こういう別のやり方があります」って言っても「何言ってんだお前!今までの金融のやり方はこれが鉄則だから、これの通りやるんだよ」みたいな感じって多かったんです。

でもLITALICOライフでは、頭ごなしに何か言われることってまずないんですよね。「まずはやってみよう」ということを賞賛するカルチャーが魅力の一つだと感じています。

例えば「集客があまり上手くいっていない」ということがあったとき。今の延長線上のままじゃ多分だめで。

ちょっと事業部長と立ち話したときに「どう思います?」って言われたので、「有料セミナーとか有料面談とか、やってみたらどうですかね」って話してみたんです。

これまでは、同じ内容のセミナーを複数人の講師が担当して開催しているという形でした。でも僕が提案したのは、いろんな社員がいるので、それぞれに専門性がある。その専門性を活かしたセミナーをそれぞれの担当に割り振る。そんなアイディアでした。

「いいですね、やりますか、それ」と、たまたま会って10分~15分くらい立ち話した中で、自分の案を話したら決まっていったんです。

そんなの普通の組織であり得るのか?と、改めて感じた出来事でした。

実際にすぐ動き出し、新しいセミナーを開催。たくさんの試行錯誤を繰り返してきました。

その中で変わらないのは、お客様に向き合う最前線にいるコンサルタントが「やりたい」って言ったら、「じゃあ模索していきましょうか?やりましょうか?」っていうところ

そういう文化だからこそ、挑戦しがいもあるんじゃないかなって思います。

「出る杭は伸ばす」スタイル。だから遠慮なく自分を表現できる場所

「出る杭は打たれる」ではなく、「出る杭は伸ばす」というのも組織の特徴の一つです。「そういうやり方あるんだ、だったらやってみたら?」っていうのを、お互いに認め合っていく。
誰にでも得意・不得意はあるので、得意なことを活かしていくんです。

だから、窮屈さを感じない。
なんか自分らしく働けてるなってことを感じますね

本当はもっとふざけたい人なんです、僕。自分のキャラも含めて、ふざけてもOKっていうような、逆にそれも自分のアピールになるみたいな組織ですね(笑)。

遠慮なく自分を表現できる。
だから、僕自身も働き続けているんだと思っています。

あとはLITALICOライフは本当に3ヶ月、6ヶ月…下手したら1ヶ月くらいで変化がある。このスピード感は僕はむしろ好きで。

だからこそ、この変化についていける人にとっては飽きがこないんじゃないですかね。だけど、変化とかスピード感とか、そういう部分が苦痛でしょうがない、見通しがないと怖いって人にとっては大変だと思いますよ。

しっかり実績を出していれば、こんなにいい組織はないなって心の底から思っています。

LITALICOライフのサービスはこれから少しずつ範囲を広げていく

LITALICOライフは、ライフプランニングをしながら、保険代理店としての機能を持っているのが現状ですが、まだまだサービスとして伸びていく余地があると思っています。

例えばお客さまと話す際、就職の相談に乗ったり、不動産の相談に乗ったりすることもあります。これから、キャリアコンサルティングなどの人材紹介だったり、不動産領域へも広がっていくかもしれない。

お客さまのニーズに合わせて、必要な領域につなげていくことで、サービスの品質自体も上がっていきます

また、成年後見制度(※1)とか家族信託(※2)が必要な人に対しても、何かできることがあるんじゃないかと思います。

普通の家族信託ならありますが、障害福祉分野だとまた専門性が異なります。障害のあるお子さんがいるときに、親が高齢になったら誰にお金を任せるのか?それは兄弟なのか?など、議論するポイントはさまざまあるんですよね。

そういう形で、これから少しずつLITALICOライフのサービスを広げていきたいですね。

(※1)成年後見制度とは、判断能力の不十分な人を法的に保護し支援する制度のこと。
(※2)家族信託とは、老後に備え、保有する資産を家族に託す財産管理の方法のこと。


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