「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、社会課題を解決したいという思いの社員が多く在籍しているLITALICO。今回はともに海外での国際協力支援の経験を持ち、LITALICOのプラットフォーム事業であるLITALICO発達ナビ、LITALICO仕事ナビそれぞれに所属するお2人に人材採用部がインタビューし、入社理由や現在の仕事内容について話を聞きました!
LITALICO発達ナビ事業部 施設サービス部
早稲田大学 国際教養学部国際教養学科卒。2014年4月、外資系の大手家具メーカーに就職。2019年には青年海外協力隊としてウガンダへ赴任、稲作関連の支援を行う。2020年3月、新型コロナウイルスの影響で急遽帰国となり、2020年8月にLITALICO発達ナビ事業部に入社。現在、リード・ナーチャリング部門ユニットリーダーとして従事。
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ー入社前はどんなことをされていたんですか?
(大石)私は新卒で入社した外資系の家具メーカーを退職した後、青年海外協力隊としてウガンダに赴任し稲作関連の支援をしていました。現地の村で感じたのは、外部の人間が単に技術やノウハウを提供するだけでは根本的な課題解決にはならず、そのコミュニティの人たちが主体的に取り組めるようなエンパワーメントが何より大事だということでした。そこから一度海外に目を向けたことで国内の社会問題に対して考えることが増え、海外での支援経験を活かして日本の社会課題解決につなげていきたいと思ったんです。
LITALICO仕事ナビ事業部 施設ソリューション部
専修大学 経済学部国際経済学科卒。2014年4月、大手人材会社に新卒入社し法人営業を担当。関西拠点の立ち上げや、社内の教育財団設立にも携わり、ミャンマーにて教育支援を行う。2019年12月にLITALICO入社し現在はLITALICO仕事ナビにてSaaSの施設向け営業部門でアシスタントマネージャーに従事。
>>LITALICO仕事ナビについて
(古川)前職の在職中にCSR部門や海外の教育財団の立ち上げに携わることになり、ミャンマーで子どもたちの教育支援を行っていました。そこでは非営利団体としての限界を感じることも多く、「社会課題にアプローチするような事業こそ、非営利ではなくビジネスとして半永続的に運営し続けるべきでは?」と考えるようになって。当時の会社では世の中のマジョリティへの人生の選択肢を提供することはできても、マイノリティに属するような人には寄り添いきれない、という焦燥感もあったかもしれません。
また、学校の進路次第で就職先が決まってしまうようなミャンマーの子供たちの教育環境を目の当たりにする中で、日本国内における家庭環境の違いによる教育機会の違いや、障害の有無による就労機会の差などの社会課題にも目が向くようになったんです。
ーなぜLITALICOに?
(大石)Wantedlyでスカウトを受け、事業内容に興味を持ったのが最初のきっかけです。転職活動の折には英語を活かして国内の外国人人材の支援をしたい思いもあったのですが、LITALICOの「障害は『個』にあるのではなく、『環境』との相互作用によって生まれる」、という話を聞いたとき、これってどんな分野にも転用できる考え方だなと思ったんです。外国人の労働問題や、ランゲージバリアなどにも通じることですよね。サービスやビジネスの幅が拡がってどんどん事業が派生していく将来性を感じました。ビジョンと事業の一貫性も担保しており、かつ組織として持続可能性が高い民間企業だという点も魅力の一つでした。
(古川)当時、教育やEdtech系を中心に業界研究をしていたのですが、知人からLITALICOワンダーを勧められたのが最初のきっかけでした。会社全体の事業内容や会社の理念・方針を深く知っていく過程でどんどんファンになっていって。”浪漫と算盤”のバランスが良い会社だ、というのは強く感じましたね。LITALICO一社だけでビジネスを推進するのではなく、業界全体や国・政府への働きかけも行いながら群れでビジョンを追いかけている姿勢も共感でき、社会への影響度を高く保てると感じました。
ー実際に入社してみてどうでしたか?
(古川)提供サービスの開発も顧客拡大もどんどん進んでいる成長フェーズなので、入社前に言われていた通りのものすごいスピード感の中で事業が大きくなっているなと。そして、熱い思いをもって前向きに仕事に取り組むメンバーが多いなと思います。少年漫画に出てくる主人公?と思ってしまうくらい(笑)。真っすぐ伸びたい人には必要な環境が与えられ、個性が尊重される雰囲気があるからだと思います。
(大石)会社としてチームや組織の変化は私も大きい方だと思います。PDCAを回す中での取捨選択の判断が早く、顧客からの反応や環境の変化に伴い自分たちを柔軟に変化させていく姿勢ですよね。
また、さまざまな業界出身者が在籍していますが、オープンで話しやすくコミュニケーションが取りやすい人が多いです。私はコロナ禍での転職だったので、入社してすぐにリモートワークでした。慣れるまでに多少時間は要しましたが、今はすっかり在宅が定着しており仕事しやすい環境だと感じます。
ー福祉施設向けに様々なサービスを展開する発達ナビ、仕事ナビですが、各チームでのお仕事について教えてください
(大石)発達ナビの施設向けセールスでは、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの児童向け福祉施設が顧客となります。施設運営の効率化を支援する基幹システムや、事業所の利用者募集のための情報発信、ならびにスタッフ向けの研修やお子さま向けの教材プログラムなどの提供をしています。私自身は施設向けのセミナー開催や集客などをオンラインで行ったり、直近だとそこでサービスにご興味を持って下さった施設の方々に対するアプローチなども担当しています。
他業界と比較して圧倒的に業務などのオンライン化が進んでいないと言われている福祉業界の中でも、昨今はコロナ禍の影響もありセミナーへのリモート参加はスタンダードになってきていますし、サービスについてオンライン会議で詳細な説明ができるようになったこともあり、訴求機会の拡がりを感じています。
(古川)仕事ナビの施設向けセールスは、主に働くことに障害のある方向けの支援を提供する福祉施設が顧客です。運営の業務効率化や、WEB上での利用者募集、支援の質を向上させるための社員研修教材など様々なサービスを提供しています。
これまではセールスとして飛行機で地方へ出向き、さらに車で山奥にある施設へ商談に…なんてこともあったんですが、昨今はリモートでも対面に近い状態でお話ができるようになりました。
さらに、施設側の職場環境にも変化が起きています。コロナの影響で利用者の集客を目的とした外部訪問ができなくなったり、感染対策による通常業務への負担が増えていたり、そもそも施設への集客対象となる方々が在宅でネットを見る時間も増えていたり…。もともと「オンラインの利用者集客とか、業務効率化って意味あるの?」とおっしゃっていた施設でも、さらに一歩前に進んでよりよい支援を提供するために、LITALICOの支援サービスの必要性を感じて下さるケースも多くなっています。
ー最後に、仕事のやりがいや今後のチャレンジについて教えてください
(大石)発達ナビが提供できる商材の販売を目的としたニーズ喚起ではなく、そもそも「どういう状態が施設と、その先の利用者にとって理想的なのか?」をより多くの施設の方々に伝えていく必要があると感じています。
施設の方々にはオンラインセミナーへ参加いただくだけでも施設の運営・支援にとって有益な学びや新たな視点を得ていただけるようになっていますし、何より私たちのサービスは最終的に保護者の方々や通所されるお子さまの課題解決にも繋がっていきます。つまり、施設のオンライン上での情報発信が増え、サービスの質が向上することで、保護者の方にとっての施設選びの選択肢が増え、お子さまの学びや発達の困りごとを無くしていくことができるんですよね。
自分たちが頑張れば頑張るほど、最終的にビジョンの実現に繋がっていく結果があると確信できることは仕事のやりがいに繋がっていると思います。今後は施設経営上のすべての問題に対する包括的な支援サービスの展開を進めていくことで、LITALICOが業界のスタンダートを創っていくつもりで、事業をさらに推進させていきたいと思っています。
(古川)顧客である支援施設に従事されている方々は、私たちのサービスに共感してくださり、あたたかく受け入れてくれる場合が多いです。LITALICOも長年障害福祉の業界で自ら施設を運営してきましたし、目指す先は一緒だからかもしれません。もちろんこれまでに無いサービスの提供ということで、市場開拓自体が大変なこともありますが、話すら聞いてもらえない…といったよくある「THE営業」のキツさは感じません。私自身も自分たちの価値提供によって、業界全体にポジティブな変化が生まれることに確信をもって仕事ができています。
仕事ナビ自体は2018年からのスタートですが、2016年にスタートした発達ナビを含め、社内ではこの数年でSaaSプロダクトやオンラインサービスのマーケティングに関する成功実績が次々と出てきています。
まずは施設情報をLITALICO仕事ナビに掲載することが当たり前、という世界を目指していきながら、今後はそういった社内でのノウハウ共有や営業の型化を促進していくことにも注力していきたいです。
大石さん、古川さん、ありがとうございました!
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