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【社員インタビュー】アフリカでの小学校教諭からエンジニアへとジョブチェンジ

ENECHANGEには、「IMPACT DRIVEN」「GO AGILE」「BE OPEN」という3つのValueがあり、社員はみんなそれに沿って行動しています。そしてクオーター(Q)ごとにValueを発揮した社員を投票で決定し、表彰する「Value award」制度があります。今回は2021年Q3(7ー9月)にBe Open賞を受賞したエネルギークラウド事業部の吉川 啓史さんに話を伺いました。

ーValueー
IMPACT DRIVEN - エネルギーの未来にインパクトを
エネルギーの未来へのインパクトを、常に意識します。
インパクトの大きなことに、優先的に取り組みます。

GO AGILE - 素早く実行し結果から学ぼう
リーダーシップを発揮し、仮説を素早く実行します。
結果から学び、最高の成果を追求します。

BE OPEN - 心も情報もオープンにしよう
良いことも悪いことも、オープンに共有し、オープンに受け入れます。
疑問があれば質問し、建設的に双方向の議論をします。


≪Profile≫
吉川啓史
エネルギークラウド事業部
2020年4月入社

大 学卒業後、JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊としてアフリカのマラウイの小学校で小学校教諭としてボランティア活動を行う。帰国してからプログラミングを勉強し、2020年4月にENECHANGEに入社。エネルギークラウド事業部でエンジニアとしてエネルギー業界のDXに関わるさまざまな案件の要件定義、開発、運用、PMなどに従事。

趣味:フルート演奏。高校では吹奏楽部に所属していました。
   昨年12月の自分の披露宴でも演奏しました!

■アフリカでの小学校教諭からエンジニアへとジョブチェンジ


――ENECHANGE入社前もエンジニアとして働いていたのですか?
全く違うんですよ。教員を志していたので教育大学に進学し、教員免許を取得しました。大学卒業後はすぐに独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてアフリカのマラウイに派遣され、小学校教諭として2年間活動していました。

ーーマラウイの小学校ではどんなことを教えていたのですか?
算数の授業を受けもっていました。2年間で一番思い入れのある活動は“UNDOKAI”です。マラウイには体育という科目がないなぁと思ったんです。体育ってできないことをできるようにするための練習を通して、努力とか達成感、仲間との協調性や一体感だったり、子どもにとってたくさんの学びがある科目です。そこで、自分がいた地域で小学校教諭として活動していた隊員と協力してUNDOKAIを実施しました。日本で使っている大縄や大玉といった道具は手に入りませんので、現地にあるものを使って工夫をしました。子どもたちも楽しんでくれ、仲間と協力する大切さを学んでくれたと思っています。


    アフリカで活動する吉川さん

ーー2年間アフリカで暮らしてみてどうでしたか?
マラウイへ行く前は「アフリカってみんな貧しく暮らしているのかなぁ」と勝手なイメージをもっていましたが、実際に行ってみて、それはとてもごく一部の話だというのがわかりました。
あとこれはアフリカというよりもボランティアという特性の方が強いと思いますが、ただ指示を待つのではなく、自分から仕事や仲間を見つけることの大切さを学びました。自分でやれること、やりたいことを自ら探さないと仕事がなかったので、自分の仕事やポジションを探す癖がつきました。先ほどのUNDOUKAIも「やってみたい!」と考え、一人での実現は難しそうだったので「仲間を探そう!」と思って行動したんですよ。

ーー仲間探し、重要ですね
同じアフリカの地で、同じ小学校教諭として活動している人たちだから、きっと同じ想いや悩みをもっているはずだと思って、声をかけてみたんです。私は学生時代はサッカーや吹奏楽部に所属していたため、チームや仲間と協力することが好きというのもあるかもしれません。一人よりもみんなで連携して、歯車を合わせた方がより大きな力になるじゃないですか。なので私はチームプレイって大切だなっと思います。


       社内ミーティングの様子(撮影時のみマスクをはずしています)

ーーアフリカから帰国して、ENECHANGEとの出会いは何だったのでしょう?
帰国してからプログラミング教室に通い始めたんです。プログラミングに興味をもったきっかけは「EdTech」※です。私のいたマラウイの小さな村でもスマートフォンやタブレットを活用した授業が、欧米のNGOの支援により導入されていました。今後、教育もIT化していくなと考え、プログラミングを学びたいと思ったんです。2カ月半程度、RUBY(プログラミング言語)を用いたWEB開発の授業を受けました。

※EdTech:EducationとTechnologyをかけ合わせた造語。教育と最新技術を組み合わせた新しい教育手法

ーープログラミング教室を経て、ENECHANGEに入社されたんですね
そうですね。転職活動…初めての就職なので、就職活動かな?を始めてすぐの頃はEdTechの企業を受けていましたが、ご縁がなく…。ENECHANGEは求人サイトで偶然知りましたが、選考方法に惚れました。「チャレンジ」というENECHANGE独自の選考があるのですが、エンジニアのチャレンジはコーディングテストです。そのテストで「なるほど、勉強になる!」とか「ためになる!」と感じるフィードバックをいただきました。それを受け、「この会社で働くことは自身の成長につながる」と強く思うようになり、入社を決めました。


チャレンジについてはこちらの記事をご覧ください
ENECHANGEの採用プロセス大公開!最終面談「チャレンジ」とは
https://www.wantedly.com/companies/enechange/post_articles/288505
エンジニアの選考についてはこちらの記事をご覧ください!
エンジニア新メンバー座談会
https://www.wantedly.com/companies/enechange/post_articles/357793


         チームミーティングの様子。写真中央が吉川さん

ーー実際に入社されてみてどうですか?吉川さんから見たENECHANGEはどんな会社ですか?
まずはスピード感があるなと。会社全体として意思決定が早いというのもあり、自分が期待していた以上のスピードで自己成長できていると感じています。
そして、やりたいと提案したことが実現できるようにサポートをしてくれるので、やりがいをもって働くことができる環境だと思います。社歴、エンジニア歴ともに1年の私でも「新規開発のリーダーをやりたいです!」と手を挙げたところ、任せてもらえました。今回のValue awardの受賞理由の新入社員歓迎を目的とした懇親会も、提案したらすぐにOKしてもらえました。

■お互いにオープンになってこそ、信頼関係を築ける


ーーそうでした。今回の授賞理由の新入社員懇親会について詳しく教えてください!
リモートワークで社員同士のコミュニケーションが減っていたので…そもそも私も新型コロナウイルスの感染拡大が始まってすぐの2020年4月に入社しました。直属のマネージャーは、手厚くフォローしてくださったのでコミュニケーションを図れていましたが、その他の一緒に働いている人の顔が中々見えない状況でしたので、仕事のやりにくさを感じていたのを覚えています。
月日は流れ…2021年の夏頃にちょうど私が所属しているエネルギークラウド事業部に4名の方が入社されました。自分の入社直後の経験を思い出し、何かコミュニケーション活性化につながる取り組みをしたいなと考え、懇親会を企画しました。

業務時間内に行うので単なる懇親会ではなく、議論をすることで相互理解を促進したいと考え、「ワールドカフェ」形式を採用しました。ワールドカフェとは、カフェでくつろいでいるようなリラックスした雰囲気で行う会議のことです。4〜5人ずつのグループに分かれ、テーマに関する議論をします。時間で区切ってメンバーを入れ替えて繰り返すことで、色んな人とじっくりと話すことができます。1つのテーマについて、さまざまな人の考えを聞くことができるワークショップの手法の一つです。

ーーどのようなテーマでお話しされたんですか?
「リモートワークってどうですか?」と「EMAP※の新しい価値は?」の2つのテーマを設定しました。みんながどんな風に自宅で働いているのかとか、プロダクトに対する想いなど、色々な話を聞けました。新入社員のためのコミュニケーション施策として実施しましたが、既存メンバー同士のコミュニケーション活性化や相互理解にもつながったと思っています。

※EMAP:エネルギークラウド事業部が手がけるサービスの名称で、Energy Marketing Acceleration Platformの略。当社が電力自由化開始当初から比較事業で培った資産およびノウハウを活用し、電力事業のデジタル化、高効率化を検討する事業者向けに開発したSaaSプラットフォーム
サービスサイトはこちら
https://enechange.co.jp/emap-lp

ーー先ほどアフリカでの仲間集めのお話もありましたが、コミュニケーションを大切にされている印象です
すごく意識しているわけではないですが、とにかくいつも誰に対してもオープンでいたいなと思っています。仕事もプライベートもオープンな方が良いなと。仕事は仕事で、プライベートではないから、同僚とはドライな関係性が良いという人もいると思います。しかし僕は仕事も生活の一部だと考えています。なので、コミュニケーションが希薄になってはもったいないなぁと思います。過度なコミュニケーションは必要ありませんが…。

ーー1 on 1※でもプライベートな話題や相談をテーマにするときもありますか?
あります。業務についてだけでなく、キャリア形成の話しだったり、あとは家族の話をするときもありますよ。お互いにオープンになってこそ、信頼関係を築くことができると思っています。

※ENECHANGEでは週に1回30分、直属の上司とのコミュニケーションの場として1 on 1を実施しています

ーーエネルギークラウド事業部はENECHANGEの中でも人数が多い部署ですよね。コミュニケーション上の課題って何か感じていますか?
情報共有が中々できていないというのが事業部内のコミュニケーションの課題だと感じています。現在はリモートワークが中心の働き方で、主なコミュニケーションツールはslackですが、slackには出てこない情報ってきっとたくさんあると思います。ぽろっとした雑談から生まれるアイデアとかも出づらくなっている印象があります。
あとは情報だけでなく、「感情」の共有ができていないと感じています。「今抱えている仕事、大変だよ~」とか「うれしいことあったよ!」とかもっと色々とオープンに共有していくことで、信頼関係が築け、良い仕事につながると思っています。
なのでやっぱり「話せる場」って、大事だなと。エネルギークラウド事業部でもフルリモートワークの人が増えてきていますし、プロダクトごとにチームに分かれているため、別チームの人とは中々話す機会も少ないです。なのでもっとみんなと話せる場が欲しいですし、作っていきたいと考えています!

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