- リードエンジニア
- Project Manager
- PMO
- Other occupations (20)
- Development
- Business
- Other
こんにちは!
アジアクエスト新入社員の姚(ヨウ)です!
私は入社前にデジタルイノベーション部でインターンをしていました。
今回ライターデビューの私、姚がインターン体験談として『Unityでゲームを作成し、Meta Quest 3を導入してプレイしてみた。』のレポートをしていきます!
よろしくお願いします!
Meta Quest 3
Metaが発売している最新のVRヘッドセット「Meta Quest 3」。美しいデザインに加え、512GBの大容量を搭載!ゲームの世界に没入できるだけでなく、まるで「レディ・プレイヤー1」のような未来の体験が現実になりつつあります。
『レディ・プレイヤー1』は、スティーブン・スピルバーグ監督のSF映画で、アーネスト・クラインの小説を原作としています。物語の舞台は2045年の未来で、人々は「OASIS」というVR世界に没頭しています。映画にはゲームやアニメ、映画のキャラクターが多数登場し、VRと現実世界の関係についても描かれています。
Quest 3は多彩なVRゲームと革新的な複合現実で、これまでにないメタバース体験を楽しむことができます。 今回、Unityでゲームを作成し、Meta Quest 3を導入して実際にプレイしてみます!
まずはUnityでゲームを作成します。
簡単に紹介をします:
Unityでゲームを作る画面
左上のScene(シーン)ビュー
ゲームの世界を構築・編集するためのウィンドウであり、オブジェクト(GameObject)の配置や移動、回転、スケール調整ができる。これはゲーム開発中に使用する視点であり、プレイヤーが実際に見る画面とは異なる。
左下のGame(ゲーム)ビュー
実際にプレイヤーが見るゲームの画面を表示するウィンドウであり、カメラ(Camera)の視点が反映されるため、最終的なプレイ画面を確認できる。直接オブジェクトを編集することはできず、主にゲームの動作テストに使用される。
Hierarchy(ヒエラルキー)ウィンドウ
現在のシーンに存在するすべてのオブジェクトを一覧表示するウィンドウであり、オブジェクトの親子関係(階層構造)を設定できる。ここから新しいオブジェクトを追加・削除したり、グループ化したりすることが可能。
Project(プロジェクト)ウィンドウ
ゲームの全リソース(アセット)を管理するウィンドウであり、モデル、テクスチャ、音声、スクリプト、プレハブ(Prefab)などのデータが格納されている。シーンに表示するには、ここからHierarchyにドラッグ&ドロップする必要がある。
Inspector(インスペクター)ウィンドウ
選択したオブジェクトの詳細なプロパティやコンポーネントを編集するウィンドウであり、例えばオブジェクトの位置(Transform)、マテリアル、スクリプトの設定などを変更できる。ゲームオブジェクトを細かくカスタマイズするために最も頻繁に使用されるウィンドウの一つである。
これらのウィンドウを組み合わせて、効率的にUnityでゲーム開発を進めることができます!ウェブサイトではチュートリアルやさまざまな記事が豊富にあるので、初心者の私でも安心でした!
同時に、私はUnityからいくつかのパッケージを導入し、ゲーム内により魅力的なアイテムを追加しました。例えば、テーブルやテディベアなどがあります!
基本的なアイテムが完成した後、Meta Interaction SDKを追加して、手で物体を持ったり触れたりできるようにします。
このSDKは、VRインタラクション、ユーザー入力、UI操作、移動、オブジェクトの操作など、さまざまな機能を提供します。Meta Interaction SDKを利用することで、開発者は高度なVR体験を簡単に構築でき、MetaのVRデバイスに最適化された動作を実現できます。
SDKを導入して実際にMeta Questを着けてリアル空間内を移動すると、ゲーム空間内でもプレイヤーが移動することができます。同時に、リアル空間内でリモコンを動かすとゲーム内の手が動いて、鍵を開けたりできます。ゲームにさらなるインタラクティブ性と楽しさを加えます!
Oculus Integration
Meta XR Interaction SDK
しかし、これは私にとって流れの中で最も難しいステップでした。
チュートリアルを見て、サンプルシーンのインポートも試してみたのですが、実際の操作ではやはり問題が発生しました。多くのウェブサイトで推奨されていたり使われていたりするSDKの追加方法では、Oculus Integrationパッケージが使われていましたが、これはすでに公式に非推奨とされており、Metaが将来的にこのツールキットのサポートやアップデートを停止する可能性があるため、互換性の問題を引き起こす恐れがあります。そのため、私は推奨のMeta XR Interaction SDKを使うしかありませんでしたが、それに関するチュートリアルが少なく、情報も限られていました。
また、Meta XR Interaction SDKとOculus Integrationを同時に使うことも試してみましたが、衝突が発生し、999件以上のエラーが出て、思わず目の前が真っ暗になりました。その結果、やむを得ずOculus Integrationを削除しました。Meta XR Interaction SDKに関する情報が少ない中で、ChatGPTはとても優秀な先生でした。行き詰まったときも、ChatGPTはいつも問題解決のための枠組みを示してくれました。そして、ChatGPT先生でも解決できない時には、インターン中お世話になっている先輩に質問すれば、解決できない問題はありませんでした。この場を借りて、指導してくれた先輩に心から感謝申し上げます。
問題解決は本当に大変で、数時間経ってもまったく進まないこともありましたが、自分が作ったゲームがVRで目の前に現れ、自分の手で触れることができたときは、本当に大きな達成感を感じることができました!
そして、実際にゲームをQuest3で遊ぶことに成功しました!
脱出ゲームなので、一部の画面のみをお見せします。残りはぜひご自身でプレイしてみてください!
Quest3で実際のゲーム画面
Quest3を着けてゲームをプレイしている
現在、ますます多くのゲームがMeta Quest 3でプレイ可能になっており、例えば『アサシンクリード ネクサスVR』などがあります。Meta Quest 3は、さらに多くのゲーム体験の可能性をもたらしてくれると思います。
最後にインターンを通して、私は多くのことを学びました。ここでは、いくつかのポイントに分けて述べさせていただきます!
1. 問題解決能力
問題に直面した際、まずは自分で解決を試みました。たとえば、ウェブサイトで調べたり、他の人の記事やチュートリアルを読んだり、ChatGPTに質問したりしました。それでも解決できない場合は、先輩に相談しました。例えば、長い間悩んでいた問題でも、先輩はあっという間に解決してくださることが多く、とても勉強になりました。
2. 期限内にプロジェクトを完了させる
「逆算方式」でスケジュールを立てることの重要性を学びました。最終的な締め切りから逆算することで、毎日やるべきタスクが明確になり、必要な準備を効率よく進めることができます。まずは全体を完成させ、その後で細部を調整することで、納期遅れを防ぐことができました。
3. 日々の業務の記録
毎朝、定例でその日の作業内容を確認し、退勤前にはその日の業務内容や所要時間を記録していました。これにより、業務の方向性が明確になり、また自分の努力の成果を客観的に振り返ることができました。
また、インターンを通じて、アジアクエストの明るい雰囲気を感じることができました。私は多くのサポートを受けるだけでなく、自分自身も大きく成長できたと感じています。これらの経験は、学生から社会人への大きな橋渡しになると確信しています!
現在アジアクエストでは26卒の新卒採用・中途採用を行っています!
姚さんの記事を読んでアジアクエストに興味を持った方、ページ下部の「話を聞きに行きたい」ボタンからのご応募をお待ちしております🌞