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【事例紹介#9】大手不動産A社の全社員の気持ちを一体に!周年プロジェクト

私たちは業界を問わず大手企業に特化したビジネスを展開。
現在500社以上と取引をしています。

JBAが支援するのは、クライアントの「伝えたい」を「伝わる」に変え、
企業の魅力(ブランド)が理解され、応援され、愛される会社にすること。

ブランディング、マーケティング、採用、組織風土改革など領域を一切制限せず、企業の「伝わる」のためのすべてを支援しています。

具体的にはどのような相談を受け、どのような仕事をしているの?
求職者の方からよくご質問いただきます。

そういった疑問にお答えしていくために、事例紹介をすることにしました。

とある企業が抱える課題に対し、JBAが何を考え、どう行動したのか?そしてそれが、企業にとってどのような効果をもたらしたのか?実際にプロジェクトに携わったコンサルタントが、やりがいや苦悩、自らの仕事観に至るまで、赤裸々に語ります。

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第9回は…

大手不動産A社の全社員の気持ちを一体に!周年プロジェクト

こんにちは、JBA 入社13 年目のコンサルタント、寺西です。

JBA は大手企業の課題解決を多方面からお手伝いさせていただいていますが、今回は数ある成功事例の中から、私が2016年に担当した、ある大手不動産会社A社のワークショップにおける成功のプロセスと学びについてご紹介したいと思います。

JBA は2016 年、A社の創立10 周年を記念したプロジェクトをお手伝いすることになりました。これは「過去・現在・未来」を通して、A社社員の皆さんに10 年後にありたい姿を考えてもらい、改めて全社一丸となって前進していく機運を高めようというものでした。JBA は様々な盛り上げ施策を講じ、結果的にA社の皆さんの士気を高め、絶賛の声をいただくことができました。

まずは、この大きな成功事例を生み出すまでの、JBA とA社の出会いからお話ししたいと思います。

長期関係性を見据えた「親身な対応」

A社の出会いは2010 年に遡ります。最初は、社内向け広報誌とそのweb版の受注から取引が始まりました。2009 年の夏、入社3 年目の私が講師を務めた社内広報セミナーにA社の担当者さんが来られたんです。もう運命的な出会いというのはこういうことを言うのだなというほどでした。初対面だったんですが、社内の課題や悩み、要望などその場で90分近くもご相談に乗りました。

「ウチはすぐに会社を切り替える気はないですよ」という言葉を頂きつつも、

私は「全然かまいません。情報提供ならいくらでもします!」と、目先の利益など考えもせず、熱心に対応しました。そこから不思議と、取引もしていないのに、約半年間、毎週のように編集会議のような訪問を繰り返す関係になりました。そのとき、僕はいつも決めていたんです。



「A社さんの訪問の後には絶対に別のアポイントを入れない」と。大体30分ほど商談をし、その後2時間半くらいは雑談というか、業界の話や仕事の話、プライベートの話など、様々な話をして、商談をしているという感覚はありませんでした。そして必ず最後には「次までに用意しておく情報は何かないでしょうか?」と聞いて、毎週のように宿題をもらいそれにお応えする、というのを繰り返すようになりました。

そんな中、年明けに「寺西さん、ようやく、社内報のコンペをすることになりました」というお知らせを頂きました。「ぜひ!」という返事をすぐにお返しし、プレゼン近くになると、何が何でもお取引がしたい、と連日の準備を経てコンペを勝ち抜いたのが取引の始まりです。ご発注いただいたときは涙が出るほど嬉しかったです。

その後は社内報とWEB 社内報を皮切りに、自社らしさを社員みんなで考えるワークショップや動画、親会社との取引の開始など、どんどん仕事は広がっていきました。そして2016 年、社内報の担当者の方と人事担当の方から、「創立10 周年を機に何かしたい!」という強い要望を受けて始まったのが今回のプロジェクトでした。

10年の間に紆余曲折を経たA社の中で、改めてA社の強みを浮き彫りにして一体となろうというところからプロジェクトは始まっていきます。ありたい姿を実現するための行動やスタンスはどうしていけばよいのか。

「未来を変えるのは自分たちだから」という思いの下、10 年後に社内のキーマンになるであろう有志48 名に集まっていただき、計3回のワークショップを重ね、皆さんの熱い思いをひきだすことができました。こちらにとっても初めてのことなので、果たして行動指針まで落とし込めるのかどうか、みんなから意見が出るのかどうか、正直なところ不安はありました。でも意外に意見は出るんです。JBA にはワークショップのノウハウがありますし、皆さんなんだかんだ言って会社のことを愛しているんです。その会社愛を普段の業務の中で発信する機会がなかなかないので、皆さん話をしたかったのだろうなと感じました。

残りの9 割を同じ熱さに

いくら熱い議論が交わされたといっても、当日の参加者は全社員のうちの200 人。全社員はといえば10 倍の2000 人。議論のファシリテートだけでは全社の活性化につながりません。そこで僕たちが取り組んだのは、「残りの9割の社員を同じ熱さにするため」に、Webサイトを作ったり、動画を作ったり、また社内向け広報誌で特集を組んだり、全社員を同じ温度感にしようという気持ちでJBA社内の各分野のスペシャリストを総動員しました。会社全体を盛り上げるという観点でできることは、JBA の持つクリエイティブ力を使って全てやり切ったつもりです。

全部できることが強み

普通の会社だったら、研修会社は研修しかできない、制作会社は制作しかできない。イベント会社はイベントはやれるけれども、その企業の世界観に合わせた提案まではできずにパッケージで商品を売っている。でもウチのいいところは全部できる。お客さんの会社を盛り上げるためのことは、なんでもできるんです。成果を出すためのことであれば、イベントでも、研修でも、プロモーションでも、例えば全拠点同時放映の仕組みを入れることもできるし、VRで社長の考えを社員に伝えることまで何でもできます。

今回のプロジェクトも、デザイナー、カメラマン、ライター、動画クリエイター、コンサルメンバーと、全十数人のチームで取り組みました。制作したプロモーション動画に対しては、A社の社長から「あの動画はよかったよ」という声を直接かけていただきましたし、Web 社内報で告知をしたときには、「うちの会社もまだまだ捨てたもんじゃないな」という声を社員の方からたくさんいただきました。

何より、社員200人で考えたワークショップで出た意見は会社の宝になるほど、議論し尽くされて絞り込まれていったので、とても良いプロジェクトとなりました。実際に目の前で、ひとつの会社が一体となる瞬間を見届けることができたのです。今後は、企業全体のブランディングや、採用活動のコンサルティング支援、営業支援などあらゆる提案をして、当社が無くてはならない存在になっていきたいと思います。

お客様のことを知り尽くすからこそ、既存の枠組みにとらわれて居られない

「社員すらも気づいていない魅力を、僕らが言語化して、形にして伝え続けていく」これが僕たちの使命です。そのためには、「既存の枠組みにとらわれないこと」が大事です。成果を出すためには、お客さんが望んでいないことまでも提案することが必要不可欠なんです。既存の枠組みにとらわれず、お客さんの期待を超えることは、簡単なことではありませんが、自分自身がお客さんの会社の未来を担う一番の実行者なんだという気持ちになれば、アイディアは出てきます。宣伝の一部を作る制作会社とはワケが違います。お客さんのことを知り尽くすというつもりで、常に感情移入して仕事をしているんです。それを今回はお伝えしたいです。

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