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「株式会社が福祉をやっていることに、はじめは懐疑的だった」LITALICOジュニア全120教室の開設・運営支援を担う柳瀬が語る、これまでとこれから。

栁瀬 歩美(やなせ あゆみ)

教室開設・運営サポートグループのマネージャーとヒューマンリソースグループを兼務。2012年新卒としてLITALICOに入社。LITALICOジュニアで指導員、教室長、マネージャーを経験し、教室運営のサポート、新規開設教室バックアップ、新卒採用、管理職の育成まで幅広く従事。2021年8月現在は育休中。

「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、お子さま一人ひとりに合わせた支援を提供する教室(児童発達支援や放課後等デイサービスなど)を運営しているLITALICOジュニア(https://junior.litalico.jp/)では、一緒にお子さまの支援と向き合う仲間を募集しています。

この連載では、LITALICOジュニアで働く様々な職種の5人のストーリーをお届けします。

学生時代からずっと福祉の業界で働くことを考えていた

2011年に誕生したLITALICOジュニアは今年で10年目。現在では、首都圏、関西圏を中心に約120の事業所を展開。約10,000人のご利用者様に支援を届けている。日本全国には、まだまだ支援を必要とする人たちが待っているので、毎年新規教室を開設。「障害のない社会」を目指して事業部は成長を続けている。

そんなLITALICOジュニアで新規教室の開設と既存の教室の運営を一手に担うのが開設・運営サポートグループのマネージャー栁瀬歩美だ。

「開設・運営サポートグループの仕事は大きく2つあります。1つ目は開設業務。毎年1年間で、7~12くらいの教室を新規で開設するのでそのバックアップをしています。会社の中で他の様々な部署との連携する窓口になって、出店戦略、集客、広報などを手掛けています。例えば、時にはマーケティングGとお客様への情報の届け方を模索したり、集客のための営業を行ったり、広報媒体の制作依頼から、備品の発注まで本当にいろんな業務があります。

2つ目は運営業務。全国に展開しているLITALICOジュニアの教室が、ご利用者様にとっても、働く人たちにとってもベストなかたちで運営できるように、人材面や環境面などのサポートを行っています」

2012年に新卒で※ウイングルに入社。LITALICOジュニアの創業期からずっと事業の成長を支え続けてきた。そんな栁瀬は大学生の時から福祉に関心を持って積極的に活動をしていた。社会福祉学部で学びながら、NPOの活動に参加。障害のある子と一般の子の統合キャンプの企画や、生活保護の方やホームレスの方の貧困支援、刑務所から出所した人の支援などに取り組んでいた。

「特にきっかけがあったわけじゃないんですけど、ずっと人と関わるのが好きだったので、高校時代から、将来は高齢者施設で働きたいなって思っていました。障害や貧困の問題に出会って関心を持ったのは大学生になってからですね」

※LITALICOの旧社名

株式会社が福祉をやっていることに、はじめは懐疑的だった

就職活動をする際、はじめは公益性の高い福祉施設を中心に考えていた。

「あんまり株式会社が好きじゃなくて。(笑) 当時は利益追求みたいなイメージが強かったんですよ。だから、就職活動は一般社団法人などが運営する高齢者施設か障害者施設で考えていました」

株式会社で働くことには抵抗を感じていたが、ゼミの先生からの「一般企業も練習で受けてみたら?」という助言をきっかけに友人に相談すると、ウイングルというベンチャー企業の名前があがった。当時はまだ社員数百人のベンチャー企業。半信半疑で説明会に参加したことが大きな転機となった。

「はじめはすごく懐疑的でした。(笑)でも、説明会でめちゃくちゃ感銘を受けたんです。それまでずっと福祉業界で働きたいと思っていて、実習などでいろいろな現場を見ていたのですが、働いている人たちが疲れているなと感じることが何度もありました。せっかくいい人たちが集まっているのに、職場環境のせいでみんな疲れてしまっているように見えました。現状を変えようとしても、組織を変えるのは難しい。あくまで自分がそう思ったという話なのですが、現場を見る中で業界全体が抱える課題を感じていました。福祉の業界で働きたいけど、この業界を中から変えるのは難しい気がする。そう思っていた時に、ウイングルと出会って、当時採用担当の話を聞きました。まだまだ小さい会社だけど、大きなビジョンを掲げていて、実際にすごいスピード感で動いている。働いている人たちからの熱量に圧倒されて、面接を受けることにしました。」

自分の働く場所ってここでいいんだっけ?葛藤しながらひらいてきた道

入社以来、ずっとLITALICOジュニアと歩みを共にしてきた栁瀬。実は当初は※LITALICOワークスへの配属を希望していたという。

※LITALICOワークス(https://works.litalico.jp/)では、働くことに障害のある大人の方を対象に、就労移行支援を行っています。

「教育って人が集まりやすい分野だと思うんです。社会を変えなければならないと考えた時に、まずは教育を変えようって視点になりやすいので、多くの人が集まってくる。一方で、私が学生時代に関わっていた貧困の大人の支援や高齢者の支援の分野って、なかなか人が集まりづらいんですよ。だから、個人的には成人の支援がやりたいという思いがありました」

思い描いていた道とは異なる子どもの支援からのキャリアのスタート。はじめのうちは、仕事がうまくいかないと感じることもあった。

「最初の1年くらいは大変でした。LITALICOジュニアで働くことを想定してなかったので、お子さまの支援って難しいなと思うこともありました。また日々働いている中で、目の前のお子さまに対して支援を届けられているけど、肢体不自由のお子さまや重度の障害があるお子さまに対して何か出来ないなのかなと悩んだりして。自分が働く場所って、本当にこの発達支援の業界でいいんだっけ?という葛藤を抱えていました」

成人の支援の仕事に挑戦したいと思ってLITALICOワークスへの異動を考えたことも何度かあった。立ち上げ時期のLITALICOジュニアで日々膨大な業務をさばきながら、キャリアについて考え続ける日々の中で彼女ならではの道が見えてきた。

「いずれは成人の支援に携わりたいって気持ちは強いんですけど、ある時からそれは社外で副業として、やってもいいかもしれないと思うようになりました。色々悩みながらも、LITALICOジュニアで目の前のことに必死で取り組んでいるうちに、ここにも私の役割があるなと思ったんです」

どうせやるなら覚悟をもってやろうと思った

LITALICOジュニアでは、事業の急速な成長に合わせて、どんどん任される領域が広がっていった。

「指導員として仕事をはじめて、2年目に立川教室の教室長になりました。当時は、まわりが全員年上という環境で慣れないマネジメント業務をこなすのは本当に苦労しました。(笑)3年目で門前仲町教室に異動、その時は別の教育事業部のマネジメントも担当していたので、教室長をやりながらアシスタントマネージャーの業務をするようになりました。その後、児童発達支援のチームの専任となり、入社して4年目にエリアマネージャーになりました」

キャリアアップを目標にしていたわけではなかった。ただ、目の前のことに一生懸命に取り組んでいるうちに声がかかるようになっていたという。

「あんまりエリアマネージャーになりたいとかは思ってなくて、結果的にそうなったというのが正しいと思います。LITALICOワークスに異動しようか悩んでいたことや、やりたくないですって言ったこともあったんですけど、役職についてかからは、どうせやるなら覚悟を持ってやろうと思っていました」

まわりの人たちが楽しそうに働いていることが一番のやりがいです

自身の立ち位置に悩みながら、覚悟を持ってどんな仕事にも挑戦してきた。9年間LITALICOジュニアで働き続ける中で気づいたことがあるという。

「結局、一緒に働く人なのかなと思いました。やっぱり2年目で教室長を担った時とかは本当に大変だったけど、毎日めっちゃくちゃ楽しかったし、3年目で自分が教室長やってた時の管下スタッフと今でも関係がずっと続いていたりして。振り返ると、一緒に働く人にすごく支えられたし、その人たちが楽しく働ける環境をつくることに自分はやりがいを感じていたと思いました。今でもまわりの人たちが楽しそうに働いていること、幸せそうに働いていることが一番のやりがいですね」

現在栁瀬がマネージャーをつとめる教室開設&運営サポートグル―プは、まさに現場で働く先生たちが楽しく働ける環境をつくる役割を担っているともいえる。

「開設チームと運営チームは全然役割が違うので、2つのチームを持っているような感覚なんですけど。LITALICOジュニアの「今」と「未来」を支える仕事だと思っています。開設チームでは、新規出店のする際に、ちゃんといい状態で支援を届けられる教室づくりをすることを通して、まだLITALICOジュニアと出会っていないご利用者様にどんどん支援を届けていく。一方で、運営チームで「今」を支えていくことも必要で、楽しく働ける職場づくりや、継続して質の高い支援を届けられる教室づくりに取り組んでいます」

自分にぴったりの会社に出会って欲しい

現在、子育てをしながら管理職として活躍する栁瀬。今後のキャリアについて尋ねると彼女らしい答えが返って来た。

「これからは会社の枠をとっぱらって考えられたらいいなって思っています。(笑)転職しなくても、副業で成人の障害福祉や貧困の支援に関わることもできるので、そこはいつか挑戦したいですね」

これから社会人になる学生には自分にぴったりの会社に巡り合って欲しいという。

「私は、この会社に出会う前はあんなに株式会社が福祉をやることに懐疑的だったのに、結果的に10年近く頑張れているので、やっぱり合っていたのかなと思います。大変な時もあったけど、やってこれたのは支えてくれた人のおかげだし、そんな人たちと出会うことができたのはご縁だなって思います。だから、学生の皆さんも自分にぴったりの会社に巡り合えることを願っています」

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