ハッカズークは「退職で終わらない企業と個人の新しい関係を実現し、退職による “損失” のない社会を作る」をビジョンに、「アルムナイ（退職者／卒業生／OB・OG）」という領域でサービスを提供しているスタートアップ企業です。

具体的にはアルムナイ特化型のSaaSシステム「Official-Alumni.com」と、企業とアルムナイの関係を構築するためのコンサルティングサービス、オウンドメディア「アルムナビ」などを展開しています。

そんなハッカズークに、2022年8月から伊藤がジョインしました！！

大手損害保険会社やそのグループ会社で人事を経験。その後、HR Techサービスのカスタマーサクセス・組織開発コンサル、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の立ち上げ、スタートアップスタジオのコミュニティマネージャーなどに従事。

組織や働き方をテーマにした新規事業やコミュニティづくりに携わってきた伊藤がハッカズークに転職するまでと、現在・今後のお話しを聞いてきました！

キャリア選択の軸は「個のあり方や生き方」

—ハッカズークにジョインするまでの伊藤さんのご経歴を教えてください！

大学卒業後、新卒で大手損害保険会社に入社しました。入社後は人事部に配属されたのですが、1年目の終わりに妊娠が発覚。その後産休育休時短勤務二人目の出産を経て、フルタイムに戻った時には7年目になっていました。
当時は、キャリアよりも育児が優先だったのですが、9年目に立ち上がったばかりのグループ会社の人事として出向したことが転機となりました。

会社としても立ち上がったばかりの環境で決められたことをやるのではなく、決まっていないことを行う、決めていくという業務が本当に楽しかったんです。立ち上げたばかりだからこそ、新しい制度や仕組みを考えたり、情報収集のために外部のセミナーに行ったり、サービスを探しに展示会に行ったり、初めての経験をしていく日々がとても充実していました。
今では考えられないのですが、社外研修や外部のセミナーに行く機会はほとんどなく、入社9年目まで社外の方と会うことがなかったんです。そういった場に行くようになり、世界が広いことを知りました。
当時、働き方改革が始まった頃だったので、そういったセミナーや外部の方と話していく中で感化され、価値観が一気に変わっていきました。社内で、働き方改革のプロジェクトを提案し、初めて自分の企画したプロジェクトが通ったのもこの頃でした。

20代のキャリアがないことがコンプレックスだった

—働き方改革のプロジェクトを企画したり大手損害保険会社でのキャリアはとても充実されているように思いますが、その後大手損害保険会社を卒業され色々な経験をされてますよね？

そうですね、転機から5年間で色々な仕事を経験しました。
実は私、20代のキャリアがないことがコンプレックスなんです。周りで活躍する方々は20代全力で働き様々な経験をされている。一方で私の20代は育児中心の生活だったため、そのキャリアの差をどう取り戻そうかということばかり考えていました。
なので、その時間を埋めるためにも新しい経験をたくさんしようと多くの人が集まる場に行き、人とのつながりを作ることを考え必死の5年間を過ごしました。ひたすら経験とチャレンジを求めて走り続けていたのですが、そろそろ自分の経験で貢献できるのではないかと言う気持ちが芽生えてきたんです。

色々経験をしたからこそ働き方とか、組織に所属しながら人がどう生きるのかといった人と組織の関係が私の貢献する上でのテーマなのかなと思うようになりました。そう思えるようになったのがちょうど今年の夏で、自分の経験を集合させ価値を出せるのではないかと思ったのがハッカズークでした。

ミッション・事業に共感し、ここで貢献したいと思った

—確かにハッカズークのサービスミッションは企業と個人の新しい関係ですもんね。伊藤さんのテーマととても近しいですね。

そうですね、ハッカズークであれば私が提供したい価値と実現したい働き方が総合的にできると思いました。お客様はエンタープライズ企業で、大企業で働く人と組織を支援しつつもスタートアップという環境で働くことができるということ。私自身も組織と人の中で悩みながら生きてきたのでこの経験や5年間で培った経験で価値貢献できる環境を探していた私にはぴったりだなと思いました。

—ここで働こうと決めた理由を教えてください。

やはりミッションや事業への共感が1番の理由でした。
実はアルムナイという言葉は以前から知っていて、大手損害保険会社の出向先でも2018年ごろにアルムナイやりませんか？と発信していました。当時、働き方改革の企画として「イケてる会社プロジェクト」というプロジェクトを企画し、選ばれる会社とはどういった会社なのかということを常に考えていました。

その中で、会社と従業員との関係を一つの切り口として考えていた際に、これからの働き方は、社員と会社は対等に選び選ばれる関係だなと。私自身のこれまでの働き方を振り返り、組織とはなんだろう、雇用関係とはなんだろうと考えた時、アルムナイもその一つだなと思いました。

私自身、アルムナイの価値観や可能性を信じてますし、同じように可能性を感じてくださる方が増えてほしいと思っています。そして、その可能性を広げるソリューションの一つが「Official-Alumni.com」だと思っています。
そして、アルムナイに価値や可能性を感じやりたいと思ってる人事担当の方々はみんな仲間だと思ってるので一緒に取り組んでいきたいと思っています！

働く人が自信を持って自分の会社を紹介できる環境を作りたい

—ハッカズークではどんな仕事をしていますか？

ARP（アルムナイ・リレーションシップ・パートナー）として、「Official-Alumni.com」を導入いただいた企業様のアルムナイ・ネットワーク活性化に向けたクライアントワークを日々行っています。

—日々やりがいを感じていることを教えてください！

まだまだ当社は、クライアント企業が増えているタイミングでもあるので、私が担当するお客様もアルムナイ・ネットワークを立ち上げフェーズが多く、「アルムナイ」に可能性を感じてくださる瞬間に立ち会えることがやりがいの一つだなと思います。
可能性を一緒に感じ、一緒に見て、一緒に作っていけそうだなと感じられるのはARPならではのポイントかもしれないですね。アルムナイは正解の型がないからこそ、クライアントと我々ARPが新しい価値観を作っています。まだまだ日々模索していますが、できそうと思うことを日々楽しんでいます。

—今後ハッカズークでやりたいことを教えてください！

そうですね、組織と個人の関係が主従ではなく対等という考え方を広め、オーナーシップを持って働く人を増やし、そういった人が受け入れられる世界を作りたいと思っています。
そのためにもアルムナイを通じて、企業の文化を変えたいと思っています。

オーナーシップを持って働く人を増やすというと少し押し付けかなとも思うのですが、活躍するアルムナイの姿をみて、この会社で働いてて安心だなとか成長できるなと思ってもらえる世界もいいと思うんですよね。
言い換えるとこの会社にいて不安な人を作りたくないし、この会社でしか生きていけない人を増やしたくないんです。みんなが自信を持って自分の会社を紹介できる環境にし、フルオープンにしたいと思っています。

フルオープンにできるのって自信があるからこそだと思うんですね。でもそれって社員もアルムナイも関係ないと思うんです。社員とアルムナイの垣根を無くし、それぞれが自分のいる（いた）会社・組織に誇りをもてる世界を作りたいと思っています。

—最後に伊藤さんからみて、どんな人がハッカズークに合っていると感じますか？

働き方・キャリア・組織・雇用などのテーマに疑問を持ち問いを立てている人ですかね。
アルムナイの価値はまだまだ色々な可能性があるからこそ、疑問や問いを持たないと価値を創造することが難しいと思うんです。
私たちARPはお客様と一緒に目標を立て達成に向けKPIに基づき動いています。手前のKPIをおくことももちろん大切ですが、そもそもお客様とどういった可能性があるのか、どういった世界を創り上げたいのかなどといった話ができる人が合っていると思うんです。お客様と一緒に価値を創る私たちだからこそ、どうありたいかのイメージを一緒に共有することが大切です。

少し難しく感じてしまうかもしれませんが、何かテーマをもち考えることが好きな方や働き方・キャリア・組織・雇用などについて少しでも疑問をこれまで持ったことがある方でしたらご活躍いただけると思います！

ハッカズークやARPにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか？