グルテンフリー&ヴィーガン【まめとくらす -MAME TO CLASS- オンラインショップ】
グルテンフリー&ヴィーガン「まめとくらす」は、豆と野菜の力でおいしく健康になることを追求。動物性原材料不使用・小麦不使用・無添加の3つの不使用をお約束します!
https://mametoclass.jp/Landing/Formlp/og01.aspx
こんにちは!2025年4月にビジネス職として入社したてのUです。
千株式会社への理解を深めるべく、先輩社員へのインタビューをするwantedly編集部として記事を書きました!
第3弾は、2024年2月にリリースされたばかりの新規事業「まめとくらす」。その立ち上げ人であり責任者のTさんに、商品開発の裏側から新規事業に懸ける想いまで、たっぷり伺いました!
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インタビュアーの私自身も、大学時代にアレルギーを発症し、グルテン・乳製品不使用の生活を送っています。そして大のスパイスカレー好き!
好きが高じて、東京大学スパイスサークルで広報幹部を務め、個人でカレー屋も運営していました。
そんな自分だからこそ感じた「まめとくらす」の魅力を、たっぷり掘り下げていきます!
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U: 今日はよろしくお願いします!早速ですが、「まめとくらす」ってどんな事業なんですか?
T: 一言で言えば、「豆と野菜の力で日本人の健康に貢献する事業」です。今は、大豆ミートを使ったヴィーガン・グルテンフリー対応のレトルトカレーやパスタソースをECで販売しています。
U: 「健康志向」や「食の安心」に敏感な人に響きそうなサービスですね。
T: そうですね。まめとくらすの「あるべき姿」所謂、ブランドコンセプトが定まってきたので、これからはそれを体現していくところです。
U: 「まめとくらす」はどんな人に届けたいですか?
T: 「健康になりたい人」です。やはり“食”は健康の源。医療の発達もありますが、まずはライフスタイルを見直すことが前提。その中でも「食事」は重要です。特に「食事」に課題を感じている方に、私たちのプロダクトが貢献できるのではと考えています。
U: ちなみに、具体的なペルソナは?
T: 50代で、がんなどの難病を経験された方です。
U: がん…!
T: 一度「命」と向き合う経験をされたからこそ、「健康であること」の大切さを実感されている方々です。ただ、実際にどうすればいいのかがわからないという声も多くあります。
「健康になるための手段」はたくさんありますが、情報が多すぎて混乱してしまうこともあります。そういった“迷っている方々”にとっての選択肢になれたらと思っています。
U: 確かに。私もアレルギーが発覚して体重が20kg台まで落ちた経験があります。米や小麦、乳製品がすべてアレルギーだと分かってから、やっと食生活を見直すきっかけができました。
U: 私はてっきり20〜30代の意識高い層向けかと…。ヴィーガンやグルテンフリー、オーガニック志向など、自己投資をされている層が多い印象だったので。
T: よく言われます(笑)。でも若い世代は、グルテンフリーやヴィーガンを「美肌になるために」という美容の目的や、「痩せるために」というダイエットの目的で取り入れていることが多いんです。
一方で、当社のユーザーは「健康で生きるために」「病気にならないために」という命に関わることが目的なんです。大きな差がありますよね。
U: なるほど。美容やダイエット目的の20〜30代にはヴィーガン且つグルテンフリーはスペックオーバーに感じるかもしれないですね。しかも価格も少し高く感じるかも…
T: そう。ただ将来的にはその層にも広げていきたい。価格のハードルを越えられれば、ニーズは十分あるはずなので。
U: この事業をやろう!と思ったきっかけは何だったんですか?
T: 大きく2つあります。1つは「グルテンフリー」や「大豆ミート」という市場が伸びてきていること。実は日本人って小麦が体質的に合わない人が多いんです。
U: 私もまさにそのパターンですね。
T: もう1つは、当社の代表である千葉さんがベジタリアンであること。経営者自身が実践しているからこそ、社内での共感も得やすかったです。
U: 難しかったことはありますか?
T: 「カレーを作る」と言うのは簡単ですが、「作るべきカレーを文章で定義してください」と言われたら、本当に難しいんです。メーカーさんに理想を伝えて、何度も試作・会議・試食を繰り返しました。計100回は試食をしたと思います。
初めは、メーカーさんに「添加物を入れた方が美味しい」と言われたので、添加物を入れて作ってみたんです。試食を繰り返す内に「なんか味に違和感がある…」という意見が多く出てきて、試しに添加物を抜いたら美味しくなったんですよね!
このように理想を追い求め、トライアンドエラーの繰り返しです。
実は…私は食に興味がなくて(笑)拘りがない分フラットな視点で商品開発ができました。カレーが大好きな人がやったら、自分好みのカレーになっちゃう可能性って高いじゃないですか。
U:たしかに! カレーマニアの私が作ったら、自分の好みに寄せてしまう自信しかないです(笑)。
U: 今後、この事業で挑戦したいことは?
T: たくさんあります。たとえば、商品のラインナップを拡大すること。個人的にはグルテンフリーのパン作りに早く挑戦したいです!!
U: グルテンフリーパン、私のようにアレルギーのある方には本当にありがたいです!
T: あとは海外展開ですね。ヴィーガンやグルテンフリーの文化が根付いている国も多いので、可能性はあると思っています。当社は「人の心に火をつける。世界を動かす会社を創る。」というMissionを掲げていますし、そこに挑戦するチャンスだと思っています。
U: 最後に、新規事業に興味のある学生に向けてメッセージをお願いします。
T: 「新規事業をやってみたい!」という気持ちは本当に素晴らしいです。入社した当初は会社のことを知るところからですし、最初は他の仕事から始まる事もあると思います。
営業でも、マーケティングでも、エンジニアでもいいんです。結局「やり抜こう」と思うと、どんな職種でも最後に求められることや、根底にある大事なことって一緒だと思っています。「何でもいいから一生懸命本気でやりきる」ことで、結果的に新規事業をやるチャンスが早まるんじゃないかなって思っています。
もう一つ大事なのが「想いを持ち続けること」です。新規事業をやりたいという想いがあれば、自然と世の中の動向や人々に興味を持つし、勉強すると思います。そしてその想いを持って、「新規事業をやりたい!」と周囲に言い続けてみてください。今回のお話で伝わったと思うんですが、新規事業って本当に泥臭い…!一緒にやるには熱意がある人がいい。想いを持って「新規事業やりたいんです!」と熱意を伝え続けた人に声がかかると思います。
U: やり抜く力と、想い。どちらも未来を引き寄せるんですね。
今回のインタビューを通して、「まめとくらす」というプロダクトの背景にある想いやこだわり、そしてそれを形にしていく過程のリアルをじっくり聞くことができて、本当に刺激を受けました。
私自身もアレルギーをきっかけに食生活を見直した経験があり、「健康になることの難しさ」と「選択肢があることのありがたさ」を、身をもって感じています。
新規事業ってキラキラしたイメージが強かったのですが、実際は地道な試行錯誤や失敗も多く、それでも理想に近づけようとするプロセスの連続なんだなと…。私もいつか、新しい価値をつくる側になりたい。そのために、まずは目の前のことを一つずつ、本気でやりきっていこうと思いました!