50年に一度のマーケット変革にチャレンジする創業期だから味わえる面白さ。未来を創る“デジタルトラベルエージェンシー”の挑戦
はじめまして。株式会社令和トラベルです。私たちは「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに掲げ、2021年4月に創業しました。
旅行、特に海外旅行事業を軸に事業を生み出しており、デジタルトラベルエージェンシーとして多くの方に充実の旅行体験をお届けすることを目指しています。まだまだ小さい組織ながら、推進力を持って事業と向き合っている私たちのマインド、目指す世界のお話をこの記事ではお伝えします。
話し手は、執行役員CHROの田村・執行役員CSO担当の受田です。
市場規模が大きく関わる人が多いが故に残る、旅行業界DXの障壁
−−私たち令和トラベルが飛び込んだのは、海外旅行のツアー領域。海外旅行の市場は年間約4.5兆円、その中でのツアー領域は2.2兆円と、大きな市場規模を誇る領域です。
現在はまだリリース前ですが、海外旅行のツアーをより明快に、気軽に予約できるプラットフォームの提供を目指して事業に取り組んでいます。時代の変化と共に、あらゆる業界がDX化の課題と向き合っている中、旅行業界はまだまだその進化の過程にいると考えます。
受田 「実際の店舗でツアーパッケージの旅行を検討されたことのある方なら思いあたる節があるかもしれませんが、大手の旅行代理店の店舗窓口を訪れて、紙のパンフレットを手に取り、紙の予約申込書に記入するなど、窓口業務の多くがアナログ運用となっています。窓口業務だけでなく、ツアー造成にかかわる業務には、DX化することで効率化できる余地が多分にあります」
−−従来のフローの中で生まれている負をDXによって解決する。そういった取り組みは、今や日本中の企業が挑戦している課題でしょう。旅行業界もその課題を抱えている業界の一つです。しかし、そこには変革に踏み出せない理由もあるのです。
田村 「旅行代理店の業務は、航空券の手配、ホテルの手配、現地送迎やアクティビティの手配など複数人が連携して行う必要があり、取扱量に合わせて関わる人数も多くなっていきます。どの業界にも共通しますが、関わる人が多い状況下で、システムを丸ごと変えると、組織の大きさの分だけ混乱も生まれやすくなってしまうのです」
−−これまで培ってきた「当たり前」を変えるのは、そう容易いことではありません。不慣れなオペレーションによって、不満を抱えてしまうのはもちろんカスタマーのみなさん。システム変革は、旅行業界の現場で働く人々にとっては大きなリスクもあるはずです。
受田 「既存の旅行代理店で働いている方々とお話する中でも、早くDX化に取り組みたいと考えている方もいらっしゃいます。ただ、コロナ禍以前の2019年まで、旅行業界の売上は右肩上がりで伸びており、いままでのやり方を大きく変えてまで……と足踏みをしていたのだと思います」
−−令和トラベルが目指すのは、旅行業界の良い部分はきちんと残し、アナログで非効率な部分をデジタルの力で解決した、まったく新しいデジタルトラベルエージェンシーです。
田村 「私たちはデジタルをフル活用した旅行代理店として、ユーザーにはよりお得に質の高いツアーをお届けできると考えています。また、アプリ展開を基本としているので、予約も簡単でスムーズ。ツアーを予約するという行為の障壁をグッと下げていきたいです」
創業メンバーとして事業を作れる。今、令和トラベルを選ぶ意味
−−創業からは約4ヶ月、メンバーは12名(2021年7月28日時点)と令和トラベルの組織はまだ小さなものです。田村、受田はそうしたミニマムなチームの中で事業を創り上げることにコミットする二名。彼らは、なぜ令和トラベルを選んだのでしょうか。
田村 「僕は、前職であるリクルート時代に弊社代表の篠塚と新卒入社の同期メンバーとして出会っていました。ただ、その頃は担当領域も違い接点が多かった訳ではありませんでした。
リクルートでは、組織を0から立ち上げる経験を積ませもらったり、子会社の経営企画責任者を任せていただいたりと、人事・採用領域を軸に多くの挑戦をさせてもらいました。2020年6月には、リクルートを退職して人事コンサルティングの会社を起業しています」
−−自身で事業を立ち上げるほどのバイタリティを持つ田村。ところが、創業から1年足らずで令和トラベルへのジョインを決めます。
田村 「自分の会社を設立後、さまざまな経営者の方から声をかけていただいて組織や制度づくりなどに取り組んできました。会社は順調に経営できていた一方で、市場の変革や市場開拓などの領域は難しさを感じていたんですね。そんなことを考えていたら、篠塚が『新しい会社を創るんだよね』と。
リクルート卒業後の彼の活躍には刺激を受けていたので話を聞いてみると、旅行領域で市場にインパクトを与える事業を創る、とのこと。そして、人事領域を信頼できる仲間に任せたいと考えていることを知りました。篠塚は将来を創れるタイプ。僕は、人事として組織を0から創れるタイプ。彼となら高い山に登りながらチャレンジングな経験ができるだろうと確信しました」
−−新卒時代から、同じ組織の中で異なる強みを磨いてきた篠塚と田村。一方、受田は篠塚の最初の起業であった株式会社Loco Partners時代のインターンです。篠塚を追いかける形での令和トラベルジョイン、そこに至る思いをこう語ります。
受田 「学生時代から、日本や世界を転々としていました。その結果、旅行業界に携わりたいと感じて、Loco Partnersにインターンとしてジョインしました。大学卒業後は、人材系のスタートアップから内定をいただいていたのでそちらで働く予定でしたが、Loco Partnersの仕事があまりに面白くかつインターン時代から新規事業など社員同様の裁量権を持って働くことができ新卒として入社することを決めました。
1年目から民泊関連の新規事業責任者を担当して年間MVPをいただいたり、2年目には東日本の旅館・ホテルの新規施設を取り扱う市場開発チームとして営業組織のリーダーを担当しました」
−−篠塚は、2020年3月でLoco Partners代表退任を表明しました。受田もタイミング同じくして、独立し自身で事業を行うと退職を決意。その後の未来はノープランだったと言います。
受田 「退職後、独立と言ってもノープランだったので最初は篠塚が2020年4月に立ち上げたTaste Localを共同創業し、事業の立ち上げからグロースを経験しました。その後、2020年の8月頃に現在の令和トラベルの事業構想を聞きました。私としてもさらなる大きなチャレンジをしていきたいという思いがあったので、2020年11月頃から篠塚とともに会社の立ち上げをスタート、現在は事業開発のCSOとしてビジネスサイドの責任者を担っています」
−−創業間もないスタートアップだからこそ感じられるスピード感とグルーヴ感。その渦中にいる二人から見た令和トラベルは、バリューの一つである「Be Inclusive」を体現したチームだと言います。
田村 「旅行業界でもあり、IT業界にも所属しうる僕らの事業は、異業界人材の融合によって新しい価値を創出することを求められます。だからこそ、自分を知って、他人を知って、その境界線を知ることに長けた人が多い。異なるバックグラウンドをもつ人材が集う組織で、個々が違うことを前提にカスタマーファーストな事業を創る面白さがあります」
受田 「もう一つ、強く根付いているのは“自由と責任”の文化。『Be Inclusive』というベースがあるからこそ、プロフェッショナルとしての仕事を遂行でき、目の前の集中するべき事業と向き合えるという考え方です。加えて、“Diversity, Inclusion and Belonging (DIB)Promise”を創業当初から制定しています。多様な人・文化・価値観にカスタマーのみなさんに触れていただく事業を行う我々内部はもちろん、多様性を受容できる組織でなければいけないと考えて、創業早々からDIBプロミスを掲げて組織創りをしています」
5年後の上場、そしてユニコーンをめざして
−−コロナ禍で行動を制限されてしまっている今の世の中で、私たちは多くの我慢を強いられ、ただ耐える時間を過ごしてきました。令和トラベルでは、未来の私たちが安全に海外旅行を楽しむためのサービスをお届けしたいのです。
田村 「コロナ禍が明けた未来では、今まで以上に海外旅行へ出かける人の数が増えると予想しています。それは、リアルの価値を改めて実感した人がこの1年半でグッと増えたはずだから。知らない土地の空気を吸って、景色を見て、時間を過ごすことの豊かさを、改めて感じる人は増えたのではないかと思うんです。そういった人々のためのサービスを、令和トラベルとしてコツコツと仕込んでいます」
受田 「旅行市場は非常に大きな市場です。参入障壁が高く、そう簡単にシェアを広げられるものではありませんが、コロナ禍というタイミングが今回は後押ししてくれる形となり創業に至りました。おそらく、50年に一度、100年に一度ほどしか訪れないような参入タイミングだと感じています。難易度は高いですが、僕たちと一緒に業界を変えたい、今だからこそお客様にとって海外旅行がより身近に感じてもらえるようなサービスを創りたい、そう感じてくれる人と一緒に未来を創っていきたいですね」
−−5年後の上場を掲げて、一世一代の事業に取り組む覚悟を持ったメンバーとの出会いを、私たちは楽しみにしています。
田村 「スタートアップらしいと言いますか、まだまだ組織としては不完全な部分も多数あります。サービスリリース前のタイミングですので、事業を信じてジョインしていただく覚悟も必要です。リスクテイクしてでも市場の拡大に立ち会いたい、事業を成長させたい、そう感じてくれる仲間のために、僕たちも全力でリターンをお返しできるよう制度を整えています」
令和トラベルとして、高い山に登るために。私たちにはまだまだ仲間が必要です。「あたらしい旅行を、デザインする。」というミッションを胸に、ひたむきに事業に取り組みたい方、ぜひ一度話を聞きに来てみませんか?