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こうして僕は、文化の設計者になる。

はじめまして、小川勇輔です。現在は株式会社ワンキャリアでコンサルティングセールス事業部(いわゆる営業部)の事業部長を務めております。この投稿は、以下のどちらかに当てはまる方に読んでもらえると嬉しいです!

・スタートアップってなんとなく、組織ぐちゃくちゃそうで入りたくない
・営業ってなんとなく、泥臭そうでやりたくない

Who is 小川勇輔?

※実家の呉服屋付近で撮影した1枚。

ワンキャリアでの業務内容

まだ大きくない会社のため挙げればキリがないですが、現在の私の業務は主に以下2点です。

  • 1:お客様の採用成功をサポートする「ONE CAREER」の活用方法のご提案
  • 2:ワンキャリアが楽しく働ける会社になるための組織(=ムード)作り

1点目に関する話は他のメンバーのブログに譲るとして(一部記載しますが)、2点目に関しては社内で私しか書けないことがある思いますので、今回は特にそちらにフォーカスしたいと思います。まずは私の自己紹介から始めます!

小川勇輔のタグ

私のこれまでの人生におけるハイライトは以下です。思いつく限り記載しますので、「この点は私も一緒!」など少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。


<小川勇輔のタグ>
・兵庫県神戸市出生、福岡県福岡市出身
・早稲田実業野球部OB
・大学時代は居酒屋のキャッチで稼ぎまくる
・新卒では時価総額TOP20以内の日系の大手企業に入社(宴会部長)
・社会人1年目は大阪で居酒屋のおっちゃんを相手に毎日飛び込み営業
・社会人3年目になる2017年春にワンキャリアに転職
・趣味はサウナ / トークテーマを決めた飲み会(例:幸せとはなんだろうか飲み会)
・好きな飲み物はリポビタンD(の、ポカリ割)

早実野球部時代に学んでいた「チームの可能性」

高校時代を組織という観点で切り取ると、以下2つの経験が印象深いです。

1:周りとの実力差に嫌気が差してしまった経験
2:高校3年生の夏にチームの助監督として甲子園に出場した経験

今振り返ればこの2つの経験を通じて「組織の可能性(=ムードの重要性)」を学んだ気がします。

【1:周りとの実力差に嫌気が差してしまった経験】

私の学年は中学野球の日本代表が5人も入ってきて(みんなハンカチ王子に憧れて入学したのです)、入部初日に彼らのプレーを見て心が折れたことを鮮明に覚えています。

なんとか半年頑張って、1年生の秋頃からは1軍に混ぜていただてプレーしていたのですが、正直この頃は毎日グラウンドに行くのが嫌でした。正確には練習が嫌いというよりは、他のメンバーよりも下手なプレーをして怒られることにビビっていました。(それなのに周りとの実力差を埋めるための猛練習をするわけでもなく、時々怪我などを言い訳をして逃げていたように思います。)

当然レギュラーを奪うことなく、高校野球人生を終えました。実力不足や努力不足は当然なのですが、人は「ビビっている状態」では実力を発揮しにくいこと(=あるべき組織の姿とはどんな状態か)を学んだ期間な気がします。
※当然ですが早実の環境は決してビビるような環境ではありませんでした。が、勝手に萎縮してしまっていました。

【2:高校3年生の夏にチームの助監督として甲子園に出場した経験】

上述の通り、野球の方ではレギュラーとの実力差を最後まで埋めることができなかったのですが、高校3年生の春に転機が訪れました。それまで助監督として私たちを指導してくださっていた方が勇退され、空位になったのです。運良く助監督としてチームに貢献する機会に恵まれた私は、チームのサポート側に回りました。

そこで学んだのは、「直接試合に出なくても勝利に貢献できること(=組織の可能性)」です。当然ですが助監督(選手登録されていない)ですので、試合に出ることはできませんが、ベンチの中で選手に対して何をすれば試合に勝てるかを常に考えていました。試合前の声出しやベンチでの声かけなど、「ムード作り」という観点はこの時期に原体験があるように思います。

※高校時代の1枚。

コミュニケーションスキルを磨いた大学生 / 社会人時代の経験

<大学生>様々なシーンでのコミュニケーションスキルを磨く

大学に進学すると、様々なシーンでのコミュニケーションを意識した経験を取りにいきました。例を挙げると、以下の経験などが該当します。

・居酒屋のキャッチ:1秒で惹きつけるコミュニケーション
・某ラグジュアリーブランドのパーティースタッフ:VIPとのコミュニケーション
・オーストラリア人50人とのヨーロッパバス旅:言語に頼らないコミュニケーション

特に居酒屋のキャッチの経験はその後のセールス人生において大きな経験となりました。皆さんも街を歩いていてキャッチに声をかけられたことがあると思いますが(不必要な方、申し訳ありませんでした!)、第一声の工夫で成績の99%が決まる世界でしたので、嫌でもスキルが向上したように思います。
当時は「MECE」なる言葉も知らなかったので当然網羅できているわけではないですが、何を始めるにしても、とにかく「どんなシーンにも対応できるコミュニケーション力」は意識していました。

その結果、「居酒屋のおじちゃん(=新卒時代の仕事相手)から大企業の重役(=現在の仕事相手)まで」対応できるコミュニケーションスキルが身についたのではないかと思います。

※学生時代の1枚。

<新卒>磨いたコミュニケーションスキルを伸ばす

新卒で入社した会社では、大阪で居酒屋に対する飛び込み営業を行っていました(なんと新卒入社した1年間毎日飛び込み営業でした・・・!)。飛び込み営業と聞くと「辛そう」というイメージを持つ方も多いと思いますが、その通りです。(大阪の居酒屋のおっちゃんを怒らせてしまうと、数時間は監禁されます。笑)

最初は断られてばかりでしたが学生時代に身につけたコミュニケーションスキルを思い出し、毎日懸命に取り組みました。表彰していただいたり、お客様のお店のブログに私個人のことを取り上げていただいたりと、一人のセールスマンとしてコミュニケーションスキルの重要性を再認識することができた期間でした。

あとは私がいた組織は派手な社風の会社だったので、「宴会部長」としてのスキルも磨き込んでいきました。オフィスの一部屋に「宴会用の衣装部屋」があるような会社でした。(宴会で意識していたキーワードは「圧倒的余興者意識」です。どこの会社にいたかわかる方も多いのではないでしょうか。笑)

少し余談ですが、現在もワンキャリアでセールスをしているのでよくこんな質問を面接の場で聞かれます。「セールススキルを身につけるためには、どんな商材を扱うのがオススメなのでしょうか?」セールススキルを身につける上で、私は会社を選ぶ際、以下を意識していました。

・商品力は低いが、打席数が多い商材 
  - 同行で勉強などではなく、1年目の初日から自分で営業ができる商材
・商品力が高く、かつカウンターパートが優秀である商材 
   - 商品力の下駄を履くことで、普通の1年目では一緒に仕事ができないお客様と仕事ができる商材

そのどちらかを1年目で経験することで圧倒的なセールススキルの獲得を目指しました。

コミュニケーションスキルを活かした ーワンキャリアでの経験ぶち当たった30人の壁 ー

さて、上述の通りセールスマンとしてのキャリアを歩んできた私ですが、2018年冬に転機が訪れます。このタイミングは私がワンキャリアに入社をし、もうすぐ2年が経とうとしていた頃なのですが、以下2つの問題が起きていました(ベンチャーあるあるの「30人の壁」はこのことか!と実感しました)。

<当時起こっていた問題>

・売っても売っても、売上目標に届かない
・組織コンディションが悪い(不満の声が日に日に大きくなる・・・)

私個人としても入社以来最悪のパフォーマンスで、会社に貢献できていませんでした。学生時代や前職での経験も忘れ、周囲を盛り上げるでもなく、自分が成果を残すことに意識が向いていた時期でもあります(それでも成果を残せなかったのですが・・・)。そこで年末年始にかけて、自分の強みとありたい姿を改めて見つめ直しました。

・会社の、チームの、そして個人の課題は何か
・自分のスキルの中で何を使えば、会社に貢献できるか
・自分のスキルの活かし方はどのようなものか……

自分一人がいくら売上を伸ばしても、限界があるのではないか。ぐるぐるといろんな考えが頭をよぎり、たどり着いた答えがやはりコミュニケーションを活かすことでした。

コミュニケーションスキルの活かし所はセールスだけではない・・・?

これまで散々私のセールス活動を助けてくれたコミュニケーションスキルですが、角度を変えれば違った使い方もできるのではないか、と思うようになりました。「社外だけではなく、社内に対するアプローチも考えてみよう!」と思いついたのです。

当時は私も含め、メンバーの多くが未達にビビっていたように思います。ベンチャー企業ですから、前年の何倍もの目標があるのは当たり前で、それに対して昨年と同じ商品を同じお客様に提案していても、目標を達成できるわけがありません。なのに僕らは自由に発想をすることもなく、目の前のお客様に淡々と既存の商品を提案をすることしかできない状態だったのです。

そこで、以下を意識して、チーム内で様々なアクションを行いました。

・まずは所属していること自体が楽しいチームを作ること
 (自由な発想をしても良い空気を作ること)
・その上で目標も当たり前に達成し、全社のモデルチームになること
 (あの空気良いよね、と気づいてもらうこと)
・最後に僕らのチームから全社の文化を作ること
 (全員をその空気に巻き込むこと)

かなり細かいですが具体的には、

・月に1度のサウナ会(そうです、僕の趣味に付き合ってもらっているだけです)
・全社で行う定例会では進んで盛り上げ役に徹する(アイスブレイクなどもほとんど私の担当です)
・表彰制度の導入(ちょっと恥ずかしかったです)など、

これまでワンキャリアでは誰も取り組んでいなかった「空気を作る」ことに割と真面目に取り組んできました。結果として、2019年上期は非常に良い組織状態で、目標も達成することができています。

理想の組織を目指して(組織とは?文化とは?)

私が組織について興味を持ち、勉強して行動することになるとは、正直自分でも意外でした。僕らのチームは今、チーム内の状態を良い状態に保つのはもはや当たり前で、「僕らのチームを起点に、全社の文化を作る」フェーズに差し掛かっていると思います。


さて、「文化」とは具体的にはなんでしょうか?


僕らのチームでは、「誰(特に監督者)がいなくても、同じ組織状態を保てる状態」と定義しています。最近メンバーにした話の一つに「文化の設計者」「文化の暗殺者」という話があります(FCバルセロナを参考にしました)。「少なくとも僕らのチームは、ワンキャリアという会社の文化を常に導く存在であろう。決して逆方向に進める存在であってはいけない。」ということを繰り返し伝えています。会社という組織をポジティブな力を持って推進していく、これからもそんなチームを作っていきます。

そんな私は、こんなあなたと働きたい!


ここまで読んでくださったあなたは、「ポジティブな人」や「コミュ力高い人」という答えを想像しているかもしれません。もちろん間違いではないのですが、僕の答えは「バランス感覚の優れた人」です。

・チームがイケイケの時は全体を俯瞰し、乗り遅れている人がいないかを見渡す
・チームが沈んでいる時は盛り上げ役を買って出て、とにかく徹する


など、組織状態のバランス感覚に優れている人は是非とも一緒に働きたいと思っています。会社やチームで起きている問題を人のせいにせずに、自分ごとと捉えて改善していこうという姿勢がある人も大歓迎です。
また、僕らのサービスであるONE CAREERは、学生ファーストなサービスです。一人のセールスマンとしては当然「お客様のために!」と思って何でもやってあげたくなるところですが、企業と学生のバランス感覚に優れていることも重要なポイントだと思います。
まだまだ大きな会社ではないので、完璧な組織には正直程遠いですが、「一緒に組織を作っていきたい!」と思ってくださる方がいれば、是非お会いしたいと思います。

終わりに

最後まで読んでくださった皆様も、途中を読み飛ばしてこのパートを読んでくださっている皆様も、貴重なお時間をこのブログに割いてくださってありがとうございます。私の投稿を読んで、少しでも私に、そしてワンキャリアに興味を持ってくださっていれば嬉しいなと思います。

転職活動を進めるにあたり、様々な会社から「うちの会社はこういう良いところがあります!」というお話をされると思います(ワンキャリアも例外ではありません)。その言葉を信じて入社したら「実態は全然違った・・・」ということも珍しいことではないので、是非入社を希望する会社が「目指す姿に共感できるか」という観点も忘れずに転職活動を進めてもらえればと思います。

そうすれば、万が一「聞いていた話と違う」となってしまっても、当時者意識を持って事業と組織を推進していく未来のあなたが待っているはずです。少なくとも私は、採用の現場で今を盛って語ることはありません。目指す未来はめちゃくちゃ盛ります(それは、もしあなたが入社してくれたら、その後に一緒に作っていくものだからです!笑)。

目指す未来に共感できる会社の一つとして、ワンキャリアがあれば嬉しいなと思います。(どんなメンバーがどんな想いで働いているのか、お時間の許す限り他のメンバーの投稿も読んでみてください!)
それでは、面接や面談の場で、そして一緒に働く仲間としてお会いできる日を楽しみにしています!その時は、「聞いていいのかギリギリの質問」をお待ちしてます。

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