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新卒から9年働いた会社を飛び出した私がメドレーに入社した理由

はじめまして。メドレーでエンジニアをやっています、宍戸です。新卒でサイバーエージェントに入社し、2017年の3月まで働いていました。4月からメドレーにJOINし、現在はCLINICSというオンライン診療アプリの開発をしています。入社からまだ間もない私ですが、前職からメドレーに入社するまでに考えたことや、新入りの目から見たメドレーについて少し書かせていただこうと思います。よろしくおねがいします。

メドレーに入社するまで

サイバーエージェントでは、9年間サーバーサイドエンジニアとして働いていました。ブログに関連する機能の開発から、新サービスの立ち上げやプラットフォームの基盤システム、動画サービスの開発など、様々なサービスに携わってきました。

どのサービスも非常に多くの方に使っていただいており、時にはリリース直後にユーザーの方から怒られたり(なんで急に仕様変わってるの!使いにくい!などなど)しながらも、自分たちの開発した機能が多くの人の手に届く喜びを知ることができ、インターネットサービスの開発の楽しさを知りました。

一方で、いわゆるピーク時間帯には増加するアクセスの負荷によるトラブルや、HW関連の障害なども起きることがあり、そのたびに開発チーム一丸となって昼夜問わず対応していくといった経験をすることができました。

特にトラブルへの対処では先輩の後ろからコマンドを見て色々覚えたりするところから始めて、サービスの運用を任せてもらえるまでになったり、これまでのトラブルの経験からその勘所を学ぶことができたことは大きな財産になっています。またこの数年で当たり前になった各種自動化なども、導入から運用まで携わることができ、何も知らなかった新卒の頃から考えると本当にたくさんのことを学ぶことができた環境でした。

メドレーに入社するきっかけ

そんな素晴らしい環境でしたが、ここ数年はこのまま同じ場所でずっと働き続けるのか、新しい環境にチャレンジする必要があるのか、自分のこれからを考えて必要なことは何だろうか?と考える機会が多くなってきました。「いざという時、この恵まれた環境以外で働くことが出来るのだろうか?」という漠然とした不安や、「これまでの経験を土台に、違ったチャレンジがしたい」という想いが少しずつ増していました。

また働いている中で漠然と「自分や身近な人の生活の役に立つことが出来たらすごく良いな」と思ってはいたのですが、働き始めた20代前半から、結婚を経て30歳を迎え、自分や周りの環境が少しずつ変化して行く中で、「役に立つもの・こと」というものが徐々に具体的に見えてくるようになりました

例えば、子供のいる人にとっては教育や医療、地域コミュニティとの接点などはとても重要な問題かと思います。自分たちのこれからを考えるとお金のことも気になります。親や祖父母も段々と歳を重ね、体調を崩したり、ふとした事で怪我をしてしまい思った以上に生活に支障が出たりということが私の身の回りでもありました。

いずれも、突然のイベントだったりするので準備も不足しがちだったり、何から調べたらいいのか、誰に相談したらいいのかなど分からないことも多く、時に自分がそのような問題に直面した時も「こりゃ大変だな...」「なんとかもっと楽にならんのかな」と感じていました。

そういったこともあり、いくつかの企業を見たり調べたりしているうちに、自分の中では教育や医療の分野に徐々に興味が高まっていました。そんな中でメドレーを知ることになります。

現在同じチームの平木がブログを書いていたり、wantedlyで情報が流れてくるのを見て、「面白そうな雰囲気の会社だなー」と思ったのがきっかけだったような気がしますが、第一印象はそんなふわっとした感じでした。医療に関わっていくという点は、自分の中でもテーマに合致する部分があったので気になっていたところ、偶然メッセージをもらったこともあり、話を聞きに行くことにしました。

開発体制や4つの事業についてCTOの平山から話を聞く機会を設けてもらうことができました。「スタートアップなんだけど、おじさん(既婚者)多めなんで働き方も結構こだわってたりするんですよ」などの話も聞きつつ、リリースから少し経っていたCLINICSの話を聞くと、チャレンジする領域・組織ともに改めて面白そうだなと思いました。

その後、自分自身が色々な医療・介護のサービスに触れる頻度も増えてきたことで、この分野での課題解決に関われたら、社会的意義もさることながら、自分にもメリットあるかもなと思うようになったことが最終的には入社を決める理由になりました。

実際に入社してみて

そんな感じで入社を決めた私が、働き始めてからまだ短期間ではありますが、その中で感じたことをいくつかあげてみたいと思います。

開発組織

入社して配属になったのは、冒頭でも触れたオンライン診療アプリ「CLINICS」の開発チームで、ちょうど大きめなシステム改修の最終ブラッシュアップのタイミングでした。そこで細かい各機能の修正や、追加をすることになりました。

今のチームの開発の流れは基本的に機能単位でサーバーサイドからフロントエンドの実装までを一人で対応するような形になっています。もともと私がサーバーサイドをメインで開発していて、フロントエンドの経験はほぼ無しという感じだったので、最初はフロントエンド作業には苦労しました。チームの方の得意分野ごとに助けてもらいながらissueを受けてはPRを投げることを繰り返して徐々にフロントエンドに関連する作業にも慣れてきました。(と、思います)

レイヤーごとに作業を分担しないメリット・デメリットはあるかと思いますが、今のチームの状況を見ると、このやり方は良い方法ではないかと感じています。Webのフロントエンドに加えてこれからiOSやAndroidにも手を広げていくことになりそうですが、プラットフォームごとの仕様の統一感やプロダクト全体の品質に、開発メンバー全員がきちんと関わることができるという点で、大きなメリットがありそうだと感じています。

新しく覚えることも多く大変な部分はありますが、「今まで情報としては知っていたけれど、実際に作ってみるとあらためてわかる」ということも多く(当たり前か)、そういう部分に関しては開発者として環境の恩恵を受けていると感じる部分です。(早くプロダクトに還元しないといけないと、先の一行を書きつつ思いました...)

またこのような開発のスタイルをうまくやっていくために、定期的に分野ごとのフォローアップ勉強会が実施されています。私自身次回のフロントエンド開発のフォローアップ対象者だったりするのですが、その次は別のフォローアップのファシリテーションをする予定があったりと、お互いの得意な分野でそれぞれをサポート・底上げしていくような動きをしていたりします。少人数で、より効率的に良い品質のプロダクトを作っていくためにも、こういった取り組みは今後もいろいろな形で行っていく予定です。

医療 ✕ ITって実際どうなの

メドレーには4つ大きくプロダクトがありますが、私が担当するCLINICSに関しては、まさに医療機関に使ってもらう部分と、患者となる一般のユーザーの方に使ってもらう部分の二つの側面があります。

入社して2週間ほどで、医療機関へ新しい機能の説明に伺う際に同行させてもらい話を聞く機会があり、診療行為以外でもこのアプリの担う役割があるというのを理解することができました。また新しい機能開発のために、開発チームの方でも医療事務のことや診療点数について詳細に勉強している話を聞いて(これから私もやるんですけど)、改めて、複雑な世界に手を入れようとしているというのを感じています。

また個人的に今すごく好きなのは、新しくCLINICSを導入してくださる方が、「どのように使う予定なのか」というのを、個々の医療機関ごとに営業の方から共有してもらうことです。

一言でオンライン診療と言っても、「実際どういう使われ方をするんだろう?」という疑問があったのですが、その疑問に色んな回答が飛んで来るようなイメージで、様々な診療科の先生方が、色々な活用方法で使ってくださるんだな、と聞いていてわくわくします。飛び交う言葉はぱっと見ても初めて見るような言葉が多く、都度調べたりしていますが、日々なるほどなぁと思いつつ働いています。

前職であれば、電車の中で自分たちの開発したアプリを使ってくれている人をみかけたり、人混みの中で自分たちの関わるサービスの名前を聞くと嬉しい気持ちになったりしたものですが、今私達が作っているのは診療のアプリなので、そういうタイプのものではないかもしれません。

なので普段から自分たちのアプリが使われるのを見るわけではないかもしれませんが、社内でのそうしたやりとりの中で、改めて医療を良くしていくその一端を担っていることを感じています。今後身近にいる人が「実は使ってるよ!」という話をしてくれるようになれば、よりその実感は増してくるように思います。

これからのこと

まだ本当に入社して間もない自分ですが、先に書いたようなことを感じながら日々開発に勤しんでいます。こんな自分でも一歩理解が進むと、ひとつやりたいことが出てきます。まだまだ完成されたプロダクトではないので、新しい機能の開発や既存の機能のブラッシュアップも沢山やりたいことがあるし、困っている人が使うアプリなのにいざという時使えないようなことは無いようにしたい。

品質と速度については、そんなことを考えながら悩みつつやっているつもりですが、より早く、安全に開発する方法や環境を模索しながら、良いプロダクト、良い機能を出していけるように足元の環境も含めてプロダクトを成長させていきたいところです。一人でも多くの人が気軽に使えて、少しでもその人の役に立てたら嬉しいなぁと思っています。

そんな私はこんなエンジニアと働きたい

先にも書いたのですが、今の私から見ても、やりたいことに対して人手が足りていない印象があり、もっといろいろやれたらと思う点は多くあります。入ったばかりだから見えること、経験をもとにわかること、どちらもあると思いますが、そういった気づきを一緒に議論しながら、攻守のバランスを取りつつ、どんどんプロダクトに反映していけるような人と一緒に仕事ができたらうれしいです。

メドレーの未来を一緒につくるエンジニアを募集中!

やるべき事、やりたい事に対してまだまだメンバーが足りません。もし興味をもってもらえたら、ぜひメドレーに遊びにきてください。気になることとか何でも、色々お話しましょう!

■お知らせ

メドレーでは医療業界に存在する課題にITを駆使して取り組んでいきたいデザイナー・エンジニアを募集中です。皆さまからのご応募お待ちしております。

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メドレーの成長の歴史は、組織としての総合力成長の歴史です。より多くの実需に対して、より大きくアプローチしていくために、各領域における最高のタレントを探すことに取り組んでいます。 ...
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CREATOR'S STORY | 株式会社メドレー
家族や友人が病気になった時に救いの手を差しのべる医療の力。しかし、現在の医療に課題は全く無いのでしょうか。医療者の都市偏在による地方の医療崩壊、患者と医療者との間の情報ギャップから生まれる、医療不信や医療訴訟、過酷な労働環境による現場スタッフの疲弊。まだまだ大きな課題は存在しています。 ...
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メドレーが提供しているサービス

・医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY

・オンライン診療アプリ「CLINICS

・医療介護業界の求人サイト「ジョブメドレー

・介護施設を選ぶための口コミサイト「介護のほんね

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