外資系投資銀行出身の私がメドレーに入った理由 by Ryo Kawahara | 私がメドレーに入社した理由
株式会社メドレーの河原と申します。現在はCFOとして、財務を含めた管理部門全体を担当しております。今年の7月にメドレーに入る前はJ.P.モルガンという米国に本社のある金融機関で新卒入社以来9年ほ...
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コーポレート本部の辻井です。メドレーでは財務経理をメインとしつつ、コーポレート部門全体の業務に関与しております。
まさか裏方の自分がこのブログに登場することになるとは思っておりませんでしたが、ご指名いただきましたので、簡単に自己紹介と私が入社した経緯や現在の思いを書かせていただきます。
私は小学校入学以来、大学を卒業するまでテニスに打ち込んできました。高校時代は福岡県の柳川高校という強豪校でテニス漬けの寮生活をし、休みは年間で2週間あるかないかのような生活でした。
高校入学直前に観に行った全国選抜高校テニス大会(団体戦)で先輩方が優勝し、「自分も来年、再来年にはこの場に立ち優勝したい」という思いから、毎日授業と寝る時間以外はテニスの練習に費やしていました。
1年生の頃はチームは優勝したもののレギュラーに入ることができず、嬉しくも悔しい思いをしました。その気持ちをバネにさらに練習を重ね、最後の年にようやくレギュラーになることができ、優勝することができました。
しかし、ずっと目標にしてきた大会での目標を達成してしまい、本来であれば、次の目標を立てて進むべきところを気持ちが切り替えられず、ただ練習時間を過ごすためにテニスコートに立っているような日々を過ごしてしまいました。大学進学後も体育会に所属して部活メインの生活をしていたものの、目標が定まらず、チームには迷惑をかけたと反省しております。
振り返ってみればこの時の経験から、目先の目標だけでなく、「自分が将来どうなっていたいか」「どうあるべきか」という目標を設定し、そのマイルストーンとして小さい目標を日々達成していくことが必要なんだと、考えられるようになりました。(人生の5年ほど使ってしまいましたが)
大学卒業後は生命保険会社に就職して営業職に就きました。ここでの営業は都内をエリアとして分割して、同期の中で割り振りをされて、そこにある建物全てに飛び込み営業をして、法人個人を問わず、ご契約者様であれば契約内容の見直し、ご契約者でなければ生命保険の提案をするといったものでした。
ここで思うように成果を上げられず、自分は営業職に向いていない事に気付きすぐに退職しました。(そのため営業職の人を尊敬しています。)
その後、保険会社入社前に簿記の勉強もしていたこともあり、会計を学んで将来的には事業会社に転職することを考え会計事務所に入社。約3年間勤務した後、前職の弁護士ドットコム株式会社に入社しました。
弁護士ドットコム株式会社の採用面接で創業者である元榮太一郎氏と出会い、今まで出会ったことないような「この人についていったらなにかすごいことができそう」というオーラを感じました。
面接時に、将来IPOしたいと考えていることを聞かされましたが、当時の私はIPOについて詳しくなく、とりあえず「達成したら凄そうだな」と漠然としたイメージのまま入社しました。
入社後はコーポレート部門は私しかおらず、経理として月次決算処理(5営業日で締め)、請求書作成発送、債権管理などの業務をメインに、人事として労務管理・給与計算・採用担当、庶務として備品の購買管理をするなどコーポレート部門全般を担当しておりました。
実務経験のある経理はそれなりにこなせたのですが、経理以外の業務は経験がなかったため悩む日々。身近に相談できる人もおらず、ただひたすら頑張るしかなかった状況でしたが、ちょうどその頃初めて外部から資金調達を行い、それをきっかけに上場を本格的に目指すことになりました。その後これまで数社上場経験のある杉山慎一郎氏が取締役CFOとして就任し、上場準備を進めていく中で、社内の規程や運用の整備、コーポレート部門の本来あるべき姿はこう、というイロハを学ばせていただきました。
IPOの準備を始めて約1年半で無事に東証マザーズに上場することができ、その後は慌ただしかった上場前と比べると淡々と業務をこなす日々が続きました。会社は成長を続け規模も拡大していきましたが、業務改善を重ね、コーポレート部門の人員は上場後も増員することなく5名で運営できていました。上場後ある程度の期間がたち、ここで学んだことを「次は自分の力でやってみたい」という思いも生まれてくるようになりました。
(照れてなかなか2ショットを撮らせてくれない河原)
そんな中、ちょうど1年前に共通の知人を介して、当社のCFOである河原と情報交換でランチに行く機会がありました。
会う前に河原のブログも見ましたが、出会う前は、「東大卒、投資銀行出身の超エリートとは恐らく住む世界が違うんだろうな。」と思っていました。
ですがランチの中で、河原が抱えていた悩み、実現したい事に共感し、更に河原の人の好さを感じ、会う前に抱いていた「住む世界が違う」というのはなくなっていましたし、河原の事が凄く好きになり、一緒に仕事がしたいと思う気持ちが芽生えました。河原も、ランチの帰り際に「メドレーに来てほしい」と言ってくれました。
一方で私はまだこのタイミングでの転職をそこまで考えていなかったので、一度自分の現状や考えを整理する時間が必要でした。そのため、その場では特に返事をせず、改めて会う約束をして解散しました。
(照れくさそうにしながらやっと2ショットを撮らせてくれた河原)
会社のことをリサーチすればするほど、サービスの内容に共感する一方で、役員陣含め経歴や前職での実績など第一線で活躍してきた人材が揃っており、「ここで自分は活躍できるのだろうか」という不安もありました。
そこで、弁護士ドットコムで同僚だった、今はメドレーで営業統括をしている藤田に、会社の事業のことや目指しているもの、メンバーの事などをヒアリングしました。
話を聞いているうちに、「活躍できるか」の不安よりも「一緒に働いてみて吸収して自己成長したい」「良いサービスがもっと世の中の人に認知されるための一役を担いたい」という気持ちが芽生え、入社意欲が高まっていきました。
翌日河原と会い、あらためて河原からメドレーのコーポレート本部の課題や方向性を聞く中で、メドレーでは自分のこれまでの経験を活かすことが出来るうえに、さらに領域を広げるチャンスがあると感じ、徐々に意向が高まっている自分がいました。
そんな中、河原といたお店に社長の瀧口が現れ、その場で30分ぐらいの面接になりました。
いきなりだったので、正直、自分が何を話したかほとんど記憶にないです。それでもよく覚えているのは、瀧口の自信みなぎる雰囲気や、考え抜かれた発言で重みのある一言一言に魅了されていたことで、彼との面接が終わる頃にはメドレーへの入社を決心している自分がいました。
冒頭にお話しましたが、私は学生時代の反省から、前職に入社した頃にビジネス人生における目標を掲げました。それは「これまで社会になかったものを創る、広めることに役立ち続ける」ことです。実際に前職の弁護士ドットコムでは、自分が弁護士に相談するまででもないけれど法的解釈をリサーチしたい時や、知人が法的トラブルを抱えている時に、類似例の検索や弁護士に相談して解決に至った経験があり、そのサービスに社会的必要性を強く感じました。これが一つのきっかけとなり、弁護士ドットコムに限らず、世の中の常識を覆すようなサービスに携わり続けたいと考えるようになりました。
そんな中、メドレーと出会い、医療ヘルスケアの分野においての悩みの場合、メドレーが提供している医療メディア「MEDLEY」にたどり着ければ役に立つイメージが湧き、社会的意義のあるサービスをいくつも手掛けていると感じて、それぞれのサービスがもっと必要とされる様に普及させたいと思うようになりました。
私自身はサービスを企画したり、開発をしたり、営業をしたりすることはできないので、直接的にサービスに関わることは少ないかもしれません。しかし、その組織の一員として、会社を支えるためにできることは、コーポレート部門の組織体制の構築、業務効率化を通じたコスト削減、それぞれの職種の人が働きやすく、高いパフォーマンスを発揮できる環境の整備、経営陣が正確な意思決定をできる情報の提供など、攻める時は攻める、守る時は守ることができるコーポレート部門として、安定感のある組織にすることだと思っています。
今まで学んできたことを活かして、次はそんな組織を「メドレー」というステージでつくりたい、という思いを胸にメドレーに2017年の夏、入社しました。
実際に入社して感じたことは、社員数が2年で3倍になるなど急拡大している組織なので、非効率な業務や手探りで行っている業務が多いように感じました。まずは、業務の流れを整理して、業務効率をあげることにより作業負荷を軽減させ、アウトプットの正確性向上をすることが必要だと考え、現状はそのための取り組みを行っています。一つ一つ小さな改善を繰り返している段階ですが、これによりそれぞれが作業負荷が軽減され、将来の会社のことを考えると何が必要、今からこうしておくべきなど未来を見据えた議論ができるようになると思っています。
(会社の急拡大に先回りして備える"攻め”のコーポレート人材を募集しています!)
業務効率化でコスト削減を目指している中で、コーポレート部門が人材募集していると違和感があるかもしれませんが、まずは今の業務を整理して、作業に追われるのではなく、常に未来のことを想像しながら業務を遂行し、メンバーのみんなに今まで以上にホスピタリティ溢れる対応をできるコーポレート部門にしていきたいと考えています。
それを実現するには業務を徹底的に整理して無駄のないスマートな業務フローを構築していく必要があると感じております。今回はその為の増員です。業務が整理できればそれ以降は大幅に増員することなく運用し、全社から頼りにされるコーポレート部門を目指していきたいです。
この思いに共感してくださる方と共にメドレーのコーポレート部門を改善していってくれる方をお待ちしています。
第1回:ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由
第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由
第8回:Googleのエバンジェリストをやめてメドレーに入社した僕が6つに割れたバキバキの腹筋を手に入れるまでに実行した7つのステップ
第10回:年収36,000円のお笑い芸人が、メドレーに入社するまでの7つのステップ
第11回:医者にならずに7年過ごした僕がMEDLEYニュースを書く7つの理由
第12回:何がしたいのかわからなかった私がメドレーの仕事にやりがいを感じる7つの理由
第13回:厚生労働省の医系技官だった私がメドレーに入社した3つの理由
第14回:7年いたリブセンスをやめ、マエダがメドレーでデザインしたいこと
第15回:IPOを経験した私が、次のステージにメドレーを選んだ理由
第17回:整体師を11年やっていた私が、34歳でメドレーに転職して「介護のほんね」に取り組む理由
第18回:マザーハウスでバッグを販売していた私が、メドレーで見つけたひとつの目標
第19回:SIerとWEB業界を経験したエンジニアがメドレーに入社した理由
第20回:青春を捧げたチアリーダーを引退した私がメドレーという舞台でクリニックを応援することに決めた理由
第21回:インターンを経て新卒で入社した私が、メドレーを選んだ3つの理由
第22回:なんでもできるようになりたかったエンジニアがメドレーへ入社した理由
第23回:新卒から9年働いた会社を飛び出した私がメドレーに入社した理由
第24回:結婚2年目で転職を考えた私が、メドレーに入社した理由
第25回:「命に関わる仕事がしたかった」私が、MRを経てオンライン診療の未来に賭ける理由
第26回:「何でも屋」街道をワイルドスピードしている私が、「介護のほんね」と共にメドレーに入社した理由
第27回:元タカラジェンヌの私が、第二のステージにメドレーを選んだ理由
第28回:「漠然と医療に携わりたかった」私が、勇気をふりしぼってメドレーに飛び込んだ理由
第29回:29歳で社会人経験がないまま上京した元バンドマンの私がメドレーで働く理由
第31回:キーエンス、リクルート、プロボノ活動を経て、私がメドレーに転職した理由
第32回:作業着にヘルメット姿で働いていたわたしがメドレーに入社した理由
第33回:ウォーターボーイズだった僕が、エンジニアになってメドレーに入社した理由
第34回:やりがいとワークライフバランスの両立を探して、私がメドレーにたどり着いた理由
第35回:リクルートで人事一筋だった私が、新たなチャレンジの場にメドレーを選んだ理由
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