ぼくらの未来をつくる仕事
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メドレー広報担当の阿部です(写真左)。
1/22に、代表取締役医師・豊田が書籍を出版しました。豊田が必死に原稿を書く横で、私は第一の読者として原稿を読み「これは難しすぎる」「あのときの必死さが伝わってこない」などなど(言いたい放題)気付きを言う係をやっていました。
気がつけば、原稿全体を15回くらい繰り返し読んでいる「超読者」として「そのエピソードは何ページ目くらいですね」とか空で言えるほどに。
こうして超読者として豊田の本を読む中で、自分自身の「はたらく」について何度も向き合うことになりました。Wantedlyを見ている方は多かれ少なかれ関心がある話題かもしれないと、豊田の本から考えた「はたらく」についてシェアさせていただきます。
(一応宣伝させてください。この本です。)
大学を出て働き始めて、今年で10年になります。
10年働いただけで「ふー長かった」と思っちゃうのですが、私たちの世代って、70歳くらいまで働き続ける必要があるんですよね。あと40年!!!!!
私の前職の人材会社が「はたらくを楽しもう」と言っていましたが、これに込められたメッセージは「楽にはたらこう」ではありません。「はたらくって辛いこともあるけど、それでも乗り越えた先に楽しみを感じられる、そんな仕事をしよう」だったんです。はたらくこと=生きることと捉えて、そこに楽しさを感じられないと、40年は長いですよね。
しかも、のんべんだらりと働いて一生を終えられるかというと、そうでもありません。リーマンショック直後に人材会社の広報として働いていた私は、「終身雇用」が当たり前の大企業を早期退職し40歳をすぎて初転職に苦労している方々にも多く出会ってきました。何が起こるか分からない世の中で生き抜くスキルを常につけ続けなくてはいけないと実感する経験でした。
もちろん、メドレーの広報は刺激的で楽しく、自身の成長に繋がっている実感もあるので、今の時点では中期的な不安はありません。それでも、あと40年を想像すると辛いなあ……と思っていました。
こんなネクラな私と全く逆で、代表・豊田は底抜けに根アカといいますか、医療の未来に向けて一心に取り組んでいて、そんな悩みと無縁に思えます。脳外科医・米国留学と歩んでいた道を早々に外れ、民間企業に就職し、その後ベンチャーの経営者へ。今では型にはまらないキャリアも珍しくはありませんが、それでも「よく決断したなあ」と思えるような道を前を向いて突き進んでいます。
(タイトル検討会議中。中央が、悩む様子を全身で表現してくれる根アカお茶目な代表)
そんな豊田のキャリアや医療への想いに関する原稿を読むことになり、正直「全く属性が違うし共感できるだろうか(苦笑)」とも思っていたんですが、読み進めるうちに豊田も自分なりに迷いながらも「はたらくを楽しむ」ための考え方をしっかり持っているから、こんなに迷いがなく見えるんだと気づきました。そしてそれは、私がはたらくことについて改めて考えるきっかけになりました。
豊田は、このままだと日本の医療制度は崩壊してしまうと懸念しています。しかし誰かが意思を持って取り組むことで、状況は変化するとも信じています。「医療の未来をつくる仕事をしよう」というのが豊田の”心の火”で、心に火を灯し続ける力が人より強いのかもしれないと、執筆を通じて豊田は気づいたそうです。だからはたらくこと=生きることと素直に思えるのだと。
”心の火”が灯るポイントは人によって様々です。日本の危機的状況を変え未来をつくることに限らず、例えば年収を上げ続けることが働く意欲の源泉という人もいるでしょうし、自分の技術をもっと向上させたいという職人肌の人もいるでしょう。
では私の心の火はどこにあるのか?
書籍を通じて、豊田の心の火と、それを燃やし続けるための努力を知ることで、自分がこれから10年、20年かけて働く意味を改めて振り返ることになりました。そして自分の”心の火”の場所を、今までより手触りを持って感じられるようになった気がします。
もう一つ印象的だった言葉が、自分のはたらく場所を決めるにあたって、自分がやりたいこと、やるべきこと、自分しかできないことの重なりで勝負しているということ。
(この前リクルートの方とお話した時、リクルートのキャリアの考え方である「Will Must Can」にも通じますねと言われて、豊田がちょっと上機嫌になっていました)
この3つが重なる場所で働くことで、使命感、責任感、わくわく感を持って仕事ができる、その気持ちが心の火をさらに大きくし続けてくれると言うんです。
こういう話をなんども推敲される原稿の中で読みながら、豊田は生まれながらに医療の申し子だったわけではなく、自分が何十年でもモチベーションを持って働けるような場所を意思を持って探してきたこと、さらにその心の火を燃やし続ける方法も自分の中で模索して確立してきたんだなと知りました。
(何度も、細かい表現を推敲しながら原稿を仕上げていきました)
「はたらく」に関するこうした考え方を、もう実践している人も多いかもしれません。また、キャリア論の中では既に言われてきたことかもしれません。
でも兵法三十六計を読んで戦術を学ぶよりも、キングダムや三国志を読んだ方がスッと頭に入ることもあるわけで、一人の人間の生き方として知ることで、意識がこんなに変わることがあるんだなあと、改めて本を読むことの面白さに気づきました(手前味噌ですが)。
そうした一つのヒントとして、代表・豊田の本が読まれていくと嬉しいなと思います。
取り上げた内容以外にも、はたらき方や医療のあり方に関する様々なエピソードを盛り込んでいますので、ぜひお手にとってみてください!
こうした経営者の本は、ライターさんが当人にインタビューして書き起こすこともあるそうですが、豊田は「全部自分の言葉で書く」と言って、業務の合間を縫って執筆活動に勤しみました。
(クリスマスも家にこもって書いてたよ!!と目をキラキラさせて言われ、複雑な気持ちになりました。画像はイメージです)
分量が足りないのが一番大変だと編集さんに言われ、色んなエピソードを盛り込むうちに、思い余って書き過ぎてしまい、日米の医療の仕組みや意識の違いや、メドレーに参加するまでの葛藤(共同経営者として入ることは既存社員に悪影響なのではと悩んだり、社員と合宿に行って赤裸々に語り合いジョインを決めたなど)は、バッッッッッッッッサリ削られました……
ボツになってしまったエピソードについてお話を聞きに来たい方、メドレーで働くことにご興味持たれた方などは、ぜひご連絡ください!
ちなみに、編集担当の谷内さんは、豊田が脳外科医時代の患者さんだった人です。ある日谷内さんから執筆依頼のメッセージが来たことがご縁で、今回の本が実現しました。最初にメッセージが来た時は、豊田と「こんなドラマみたいな話があるわけがない」「ドッキリなのでは」と信じきれなかったのですが、実話です。
通常、こうした経営者のエピソードを紹介する本には、医療課題などの堅い話はあまり入れないようなのですが、こうした経緯もあり、医療をもっと分かりやすく身近に知ってもらう話も必要だと共感いただき、盛り込ませていただくことができました。
とても豪華な皆様に帯を飾っていただいています!過去に取材でご一緒したり、普段からお世話になっている方々が、本の推薦文を寄せてくださいました。
・この時代に働く人の「レールの外れ方」の教科書みたいな本だ。 ―堀江貴文氏(実業家)
・最高の知性と温かい心で医療を変える。
日本の希望がここにある。 ―茂木健一郎氏(脳科学者)
・豊田くんに初めて会ったとき、
医療の未来をつくる人が現れたと思った。 ―岩瀬大輔氏(ライフネット生命社長)
なんとなく、豊田の本の雰囲気が伝わったでしょうか?
都内では、色んな書店で平積みされていますので、ぜひ週末のお出かけの際は、チェックしてみてください!剛一郎という名前が珍しいので、書店の検索システムですぐに見つかりやすいのも自慢です。