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お子さまの数だけ「学び方」がある。
私たちLITALICOジュニアは、「得意」や「苦手」、「学びのくせ」、「身体的特徴」など、お子さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの指導を行う教室です。
どうしたら苦手なものごとに楽しく取り組めるのか?
どの部分でつまづいているのか?
どうしたら「もっとやりたい!」気持ちを高めることができるのか?
視覚、聴覚、体感……。どのインプットが最も理解しやすいのか?
LITALICOでは「お子さまのいきづらさや困りごと」は、個と「環境」の相互作用によって生まれるものだと考えています。個だけではなく、お子さまの学びやすい環境そのものを整えるため、必要に応じて園や学校と連携し、学びをサポートします。
また、そうしたコンセプトを社員同士のチーム構築にも活かしています。大人もお子さまも、一人ひとり特性が違うのは一緒。お互いに苦手なところ、得意なところを理解し合い、尊重し、それぞれが持つ、良い特性を伸ばす姿勢をもってメンバーに日々接しています。
だからこそ、多様な個性をもつ社員がいるなかでも他者から「受け入れられている」感覚が芽生えるのではないでしょうか。
教育を軸にさまざまな人と関わることができる
そうした「学び」のあり方に共感し、入社を決めた近藤さんと春本さん。教職免許を持ちながらもLITALICOに入社/転職を決めた理由やここだからできること、そして、LITALICOが考える学びについてふたりに聞いてみました。
――まずはおふたりの経歴を簡単に教えてください。
近藤:私は大学では教育学部特別支援を専攻し、卒業後は人材総合サービス企業へ入社しました。もともと先生になるつもりで教員免許を取得したのですが、教育実習で特別支援学校高等部へ通ううちに、卒業生のほとんどが就職の道を選んでおり、「就職すること」を目的とした授業を行っていることを知って。実際の現場を経験したことで、「私自身がまだ社会のことをよく知らない中で、『社会』や『就労』について授業することが本当にここにいるみんなの役に立つのかな?」という思いが生まれました。そのことから、いろんな会社を知ることができる企業を選びました。
春本:私が教育の道を志し始めたのは就職活動中のことです。当時は世の中のさまざまな仕事に面白さを感じましたが、在学中にアルバイトしていた予備校で感じたやりがいやワクワク感とはちょっと違うなと思い、そこから1 年留年を決意。教員免許を取得後、LITALICOに新卒入社しました。
――それぞれ違うステップを踏んで今に至るわけですが、なぜLITALICOへの入社を決めたのでしょう?ふたりとも教員免許をお持ちなので、教員になる選択肢もあったと思いますが。
春本:ひとつのクラスといっても、その中にはいろんな特性をもつ生徒たちがいることを知り、集団の一斉授業の難しさをまざまざと感じたんです。特定の場面で言葉を発することが苦手な場面緘黙(かんもく)のお子さんや、何らかの発達が気になる傾向が見られるお子さんなど個々の特性に合わせた教育を届けようとしても、一斉授業という教育システムの性質上、そのケアが行き届かないことがままあって。お子さまに最適な学びの機会提供したいと思い、一人ひとりに合った教育を届けられる場所として出会ったのがLITALICOでした。
――個別指導といえば、たとえば塾のような学びの場もありますね。
春本:不登校支援などを目的とする、複数の教育関連施設でアルバイトをしましたが、その中でもLITALICOが掲げるビジョンや理念に共感したところは大きいですね。「障害のない社会をつくる」というビジョンは一見すると達成が難しくも見えますが、社内のどの事業部のどの人に会っても、強い想いでこのビジョンを実現しようと動いています。その想いに刺激されたり、変革を面白く感じたりする気持ちが大きいです。元教員のキャリアを持つ人も一定数在籍していますし、企業にいながらも現場の教員や福祉関係者、ケースワーカーの方々などお子さまを取り巻くネットワークの中にいる人たちに会う機会が多く、教育を軸に幅広い方々と関わることができ、自分自身に良い影響を与えてくれている実感もあります。
――近藤さんはいかがでしょう。
近藤:転職時に考えていたのは、ビジネス側から学校教育にアプローチしていくことで既存の教育システムの中では実現できない、新しいことに取り組んでいける強みがLITALICOにあると思ったからです。お子さまだけではなく大人にまで広く事業を展開しているところも決め手のひとつでした。
――「いろいろな会社を見て、子供たちの就労支援に活かしたい」という想いがあったとさきほど話していましたが、別業界で働いた経験はどのように活かされていますか?
近藤:多くの親御さまは、自分のお子さまが大人になった時のことに対して、不安を抱えていらっしゃいます。だからこそ、社会経験のある私の口から、小学生で生きづらい想いをしても社会に出れば一転して強みに変わることや、生きやすい場所が成長したからこそ見つけられることがあるのだと、自らの就労体験をもとに、「働く」ことを自分の言葉で伝えられる点で活かせています。
――学校は特性上、自ずと視野が狭くなってしまいがち。一般企業を経験したからこそ身につくバランス感覚や他者視点がありますよね。LITALICOは、公教育と企業の橋渡しとなる存在だからこそ、一企業で働いた経験が活かされるということが大いにありそうですね。
多様なバックグラウンドの人が集い、学び、育むための環境づくり
LITALICOの社員割合は、実に86%が中途採用者。医療や福祉業界や教育業界からの転職者が過半数を占めますが、その他にもIT 業界やメーカー、飲食業界、旅行や金融の経験者も数多く集います。なぜ教育という専門領域に、業界未経験者も入ってくることができるのか。
その理由のひとつが、育成指針「LITALICOスタイル」の存在。コンセプトは、「自分らしく生きる力を育み、家族とともに子供の今と未来の幸せに貢献する」。たった一人のスーパーティーチャーではなく、全国の教室に在籍する指導員全員が高い水準でお子さまの指導を行うために掲げられた指針です。コンセプトに紐づいた6つのアプローチは、「信頼関係を作る」、「最適なプランニング」、「心に火をつける」、「自信につなげる」、「安心できるコミュニティ」、「環境へのアプローチ」。それぞれのアプローチは抽象的ですが、あえて解釈に余白を持たせていることが却って、さまざまな事情のある現場のお子さまに即した実践に活かしやすいのです。
近藤:こうした育成指針を参考に、個別最適化された支援計画を半年に1 回ずつ組んでいくことができるので、十人弱の集団授業があったとしても、一人ひとりの目標や成長具合に合わせた関わりを意識できています。
春本:個人的には、「心に火をつける」が素敵だと思っていて。お子さま一人ひとりの好きな気持ちや得意なものを活かして楽しく学べる授業を通じて、それぞれの自信が培われていくのをそばで見られるのはいいですね。たとえば、先生の言うことを聞かずに怒られてしまった時、学校ではその子の問題行動を直そうとしたり、無くそうとしたりすることが多くあります。ですが、LITALICOでは「障害」は個と環境の相互作用の中にある、という考えなので、個だけではなく、常に環境側にもアプローチの必要があると考えるんです。そうした環境を捉え直し、アプローチしていくことができるのもLITALICOスタイルに基づいた、LITALICOだからできる授業かなと思います。
近藤:今、横浜市ではペアレントトレーニングという親御さまに向けたコーチングのような育成授業を取り入れていただいています。同市内では、LITALICOメンバーの小学校への訪問数もここ1~2 年で大幅に増えていて。そうした環境へのアプローチを通して、学校で先生方が困っていることや、体制として困っていることをヒアリングし、支援の裾野がどんどん広がっていってると実感していますね。
――最後に、LITALICOへの関心がある、読者の方へ一言をお願いします。
近藤:自分らしく働くことと、社会の中でうまく働くことのバランスはなかなか難しいと思うのですが、私たち含めたLITALICOジュニアの指導員たちはとてものびのび、生き生きしているように思うんです。そうした働き方もあるということをぜひ、知っていただけたら。それに、横浜市の取り組みもその一つですが、学校という垣根を越えた公教育へのアプローチが実現しつつあるので、その取り組みも知っていただけたら教育の関わり方への可能性をより感じていただけるんじゃないかと思います。
春本:私が教員を選ばずにLITALICOに来たのは、教員になる以外にもお子さまと関わるアプローチはたくさんあると気づけたからです。それに、学校の先生はとても忙しくて、生徒のために頑張りたい気持ちがあっても身を削ってしまうこともある中、LITALICOでは自分のやりたいことと想いの熱量を保ちながら、自分のことも大事にできる。それがいいところだと思いますので、近藤の言葉を借りるならば「自分らしく」働きたい方、ぜひ一度遊びに来てください。
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