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エンタメからHRテックへ。子どもが日本に生まれて良かったと思う未来のためにー

カオナビでは、さまざまな企業やサービスとの連携を進めています。大倉は、その連携プロジェクトの中心となり活躍する社員です。もともとはテレビや人気動画配信サービスなど華やかなエンタメを扱う業界で活躍していた大倉が、まったく違う業界のベンチャーであるカオナビに転身した理由とは。

好きこそ物の上手なれ!?興味があることには積極的にチャレンジ!

プロダクトマネージャー(以下 、PdM)とは、その案件に対し、開発からマーケティング、営業に至るまで活動全般の権限と責任を持つ人のこと。

大倉は、2019年4月にプロダクトデザイングループのPdMとしてカオナビに入社しました。現在は、システム連携のプロジェクト管理がメイン業務で、某企業との案件を担当しています。

とにかく好きなことや興味のあることには積極的かつ貪欲に取り組むバイタリティ―あふれるタイプの大倉。明るく、人とコミュニケーションを取ることが好きで、飲みに行ったりするのも大好き。入社した初日から、他部署の人にも気さくに話しかけ、笑い声の真ん中にいました。

しかし、大倉は元からHRテクノロジー業界に興味があったわけではなかったといいます。学生時代に興味を持って接していたのはメディア制作という領域。

大倉 「中学生のころからラジオが好きで、いつかはラジオ番組の制作をやってみたいと思っていました。大学時代は、ラジオ局やテレビ局で技術やカメラアシスタントなどのアルバイトをしたりと、メディアの制作現場に気持ちが向いていましたね」

大学は理学部に進みますが、学業以外にもさまざまなことに取り組みます。演劇部に所属して音響や役者をやってみたり、仲間たちと自ら劇団を立ち上げてみたり、タレント登録をしてエキストラをやったことも。そのほかにも好きなことや興味を持ったことには積極的に取り組んできました。

ですから、そんな大倉がエンタメ業界からキャリアをスタートさせたのは自然な流れでした。中学生のころから大好きであった、メディア系の仕事であるテレビ番組連動サイトや動画サイトのリニューアル案件、人気動画配信サービスなどの案件に関わっていきます。

「趣味は勉強会」意見や想いをぶつけあい成長できる場を求めて

▲先日7月9日にカオナビラウンジで開催された、大倉も運営に携わる勉強会「Butterfly Effect #1」の様子

エンタメ業界に新卒の“エンジニア職”として飛び込んだものの、エンジニアとしての知識がほとんどなかった大倉。入社当初は、会議で飛び交う専門用語をその場で検索しながら理解するレベルでしたが、猛勉強します。

大倉 「エンタメ業界にはずっと興味があったんですが、ことエンジニア職となると、自分は何もわかってないなって感じて。このままじゃいけないと思い、知識を吸収することに力を注ぎました」

その努力の甲斐もあって、社内インフラや情シスから始まり、SEやプロジェクトマネージャー(以下 PjM)の経験を経て、最終的にエンジニア部門のマネージャーへと成長します。そんな中、人気動画配信サービスの日本でのローンチプロジェクトにPjMとして参画することになりました。

大倉 「当時僕は PjMという立場でプロジェクトに関わっていましたが、正直全然うまくいかなくて、本格的に勉強し直したんです。いろいろな勉強会に参加して情報収集し、業務にとことん生かす。インプットとアウトプットの毎日を送っていました」

そんな中、とある勉強会でプロダクトマネージャーという存在を知ります。実はプロジェクトの立ち上げの時期に、当時チーム内で中心的役割を担っていた方から「この案件は、プロダクトマネージャー(以下PdM)が肝だ」と言われていたのだそう。当時はその意味をとくに深く考えていなかった大倉ですが、この勉強会でPdMの存在を知り、大事なのはPjMではなくPdMの思考だと考えるようになります。

また、この時に行き始めた勉強会の中には、いまだに皆勤賞レベルで参加しているものも。

大倉 「 “勉強しに行く”という感覚はまったくなくて、 “情報交換することが楽しくて仕方ない ”という感覚ですね。もはや勉強会に参加することが趣味と言っても過言ではないです。知識やノウハウを得ることはもちろん、こちらもアウトプットし、それに対してさらに意見がもらえる・・・想いがぶつかり合う、とても刺激的な場所だと思っています」

勉強会に参加すると人脈も広がり、自分を支えてくれる人が増え、自分も支えられる人を増やせる、よいリレーションや環境づくりができることも学びだったと言います。勉強会や自発的な学びにより、無事にプロジェクトを軌道に乗せ日本でのローンチも成功しました。

「日々の中の“当たり前”を良くする仕事がしてみたい」だからカオナビへ

▲奥様、そして笑顔がそっくりな娘さんとのファミリーショット

学びへの探究心と好奇心を原動力に、常に前へ前へと歩を進めてきた大倉。

ではそんな大倉が、エンタメ業界からBtoBのHRテック業界という、まったく違うフィールドであるカオナビへ転身した理由は何なのか──。

大倉 「メディア系の仕事もとてもやりがいがあったのですが、受託の仕事がメインだったので、自分たちのプロダクトをつくってみたいと思ったことが、転職のひとつの要因です」

受託だからこそ大企業からの発注を受けることもあり、大きなプロジェクトにも多く関わることができました。でも受託ではできない仕事もあると思った大倉は、“プロダクトビジネスを展開し、自社のプロダクトに深い愛情のある創業社長や経営層がいる会社”を軸として転職活動を始めます。

大倉 「僕は子どもがいるのですが、子育てをする中で、将来自分の子どもに 『日本に生まれて良かった』と思ってほしいと考えるようになり、何か日本を良くする仕事はないだろうか・・・と考え始めました。たしかにメディアやエンタメの仕事もたしかに華やかでやりがいはありました。でも漠然とした表現ですが、日々の中でもっと“当たり前”の部分を良くする仕事がしてみたいと思ったんです」

転職先として、AIカメラ、医療、VR、ブロックチェーンなどさまざまな業界を考えます。いろいろと見ていく中で気が付いたのは、どこの会社でもセールスからエンジニアまでの「組織づくり」が課題になっているのだということ。これは1社だけの問題ではなく、日本企業全体が抱える問題なのだと気づいた大倉は、この課題解決こそ、自分がやりたかった日本企業の“当たり前”の部分を良くする仕事なのではないかと考えました。

大倉 「自分がやってみたい『組織づくり』の課題とは、具体的になんなのかを考えました。部下のパーソナリティがよくわからない、コミュニケーション不足、人事考課がうまくいかない・・・などさまざまな課題を思い浮かべました。当時、自分もマネージャーをやっていたので、リアルな問題として捉えられました。調べていくと、そういった課題を解決するため注目されている分野として、“人事(HR)×テクノロジー (テック)”があることを知ったんです」

こうしてHRテック業界への興味を持った大倉がカオナビを選んだ理由は、面接時に、現在所属するグループの本部長である平松と話したことが決め手だったといいます。

大倉「先日”Slack Frontiers”のブログを書いていたプロダクト本部長の平松 が面接官でした。業界の面白さや今後の展望までじっくりと話をしてくれて、とても共感できたことが大きかったですね。転職活動をしていると、どこの会社でも『こういう仕事を任せたい』という話をされますが、任された仕事以上のことをやってみたいと思ったのがカオナビだったんです」

カオナビをさらに良いプロダクトに成長させたい

▲先日カオナビのPdMとして取材を受けた大倉

カオナビに入社した今、取り組みたいことを聞いてみると、業務改善や社内勉強会の活性化だと、大倉は語ります。

大倉 「今までの経験を生かして、まずはカオナビの開発環境を良くするための活動をしたいと思っています。開発環境を良くすることで、カオナビをさらに早いペースでより良いプロダクトに進化させることができるはず。そしてカオナビが進化すれば、顧客となる会社の『組織づくり』の課題解決もさらに加速でき、僕が実現したい未来に近づけることができると確信しています」

具体的にはまず、「スクラム」をプロジェクト管理手法として、部門だけでなく全社に本格的に導入したいと言います。実現に向けて、本部長の平松やマネージャーの矢野に入社してすぐ企画書を出しました。

スクラムは、エンジニアやデザイナーなどがチームとして仕事を進めるための仕組み。細かい期間設定と進行状況等の共有をすることで透明性を確保し、チーム一丸となってプロジェクトに取り組むことができます。

提案を聞いた平松からすぐにGOが出て、入社して数週間で経営層の前での企画プレゼンが実現。まずはスクラムの概念を社内勉強会で周知するところから、取り組みが始まっています。

勉強会にはたくさんのエンジニアやデザイナーが参加しました。参加していたエンジニアたちは大倉に対して、「エンジニアと一緒に、プロダクトや組織を良くしていきたいという熱意を伝えてくれる方!」だと語ります。

そのほかにも

「コミュニケーションを積極的に取ってくれるのでこちらも話しやすい」
「現役エンジニア顔負けの技術的な知識を、幅広く勉強している」
「流行りの技術のキャッチアップが早い」

との声があがるほど、すでに社内での信頼を得ているのです。

普段はお子さんとテレビゲームで遊んだり、奥様とアニメを見たりしているという家族想いな大倉。

大倉「子どもは、まったく自分の思い通りにならず、突拍子もないことをしでかします。ですから“子育て”は、自身の最大のマネジメント力を付ける練習だと言えるのかもしれないですね」

と、笑いながら話します。

日本企業の“当たり前”の部分を良くしたいという大きな目標に向かって、常に前を向いて周りを巻き込みながら引っ張っていく。そんなPdMがいるカオナビは、一緒にプロダクトの成長を築いてくれる仲間を募集しています。

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