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キャリアの選択は、ときに過去の経歴や場所に縛られがちです。まして、転職と移住が重なるとき、「本当にこの決断で正解なのか?」という不安は計り知れません。
「福岡でキャリアは築けるのか?」「生活は大丈夫か?」
そんな漠然とした不安から、なかなか一歩を踏み出すことができない方もいるでしょう。
私たちFusicは、福岡という地で「OSEKKAI×TECHNOLOGY」というブランドスローガンを掲げ、さまざまな個性をかき集め、世の中を驚きの角度からアップデートしつづける場でありたいと考えています。
今回は、他地域から福岡に移住し、Fusicで活躍する2人のエンジニア、賀来さんと松山さんに、キャリアの転機や移住のリアルについて、たっぷり語ってもらいました。
※この記事は2025年9月19日時点のものです。
■事業本部/データソリューション部門/部門長 賀来 大輔
大手精密機器メーカーで事業企画や海外マーケティングを経験し、大分や東京、さらにパリで勤務。その後、南フランスでの起業といったユニークな経歴を持つ。プログラミングの魅力にはまりエンジニアへ転身。そのユニークな経験を面白がってくれたFusicに魅力を感じ、2021年1月に入社。
■事業本部/先進技術部門/先端技術チーム 松山 和広
静岡でスーパーコンピューターの運用システムソフト開発に従事。自身と妻の故郷である九州への移住を決意し、家族のライフスタイルとキャリアの両立を求めて転職活動を開始。エンジニアを大切にする Fusic のカルチャーに惹かれ、2022年2月に入社。
人生の転機に福岡を選んだ理由
──まず、お二人が福岡に移住された理由から伺えますか?
(松山)
私は九州出身で大学時代を福岡で過ごしていて、妻も九州出身なんです。子供が産まれたことをきっかけに、九州に帰りたいという思いが強くなりました。妻は九州には友達や家族がいますし、子供が色々な人と関わる機会も増えます。家族一人一人の時間をより良いものにしたいという思いが、福岡への移住を決めた一番の理由でした。子供が小学校に入る前に引っ越す方がいいだろう、という考えもありましたね。
(賀来)
僕は転職サイトで勤務地を東京、大阪、福岡としていました。なぜ福岡を入れていたかというと、僕は千葉県出身なのですが、父の実家が佐賀県にあったり、僕自身キャリアの最初が大分県だったこともあり福岡はよく遊びに来ていたんです。それでいつか福岡に住みたいと漠然とは思っていました。そこでありがたいことにFusicからお声掛けいただいて、という流れですね。
──松山さんは、奥様が九州出身ということで、移住への抵抗は少なかったと思いますが、奥様はすぐに賛成してくれたのですか?
(松山)
賛成してくれました。静岡には結婚してから移り住んだので、妻にとっては知り合いが少ない土地でした。子育てをしていく中で、近くに頼れる人や昔から仲の良い友人がいた方が、精神的な負担が減るだろうという考えがありました。妻が後押ししてくれたのも、スムーズに移住を決断できた大きな要因です。
──移住に際して、特に大変だったことや、ハードルはありましたか?
(松山)
一番のハードルは、内定3か月という短い期間で住む場所を決めなければいけなかったことでした。当時、子供はまだ1歳で、私も仕事があったため、何度も福岡に行くことができませんでした。結局、1日しか福岡に行く予定が組めず、その日に決めるしかなかったのですが、たった1日で決めるのには少々不安がありました。
──その不安をどう解消したのですか?
(松山)
まずは、学生時代に土地勘のあったエリアに絞りました。具体的には、福岡市近辺で、妻の実家(熊本)へのアクセスも考慮して、福岡市の南側やその近隣エリアにターゲットを絞りました。幸い、Fusicは柔軟にリモートワークができる環境だったので、通勤時間よりも家賃と子育て環境を優先して選べたのが大きいです。家賃相場も、静岡にいた時と比べて大きく変わらなかったので、経済的な不安は少なかったです。
──生活コストや家賃が変わらない、というのは移住を考える方にとって大きな情報ですね。賀来さんは、何か困ったことはありましたか?
(賀来)
生活で困ったことは本当にないですね。強いて言えば、千葉の両親がちょっと遠くなったことですかね。あと、個人的なことですが、僕は音楽好きなので、欲しい楽器や行きたいライブの開催が大体東京だったりすることでしょうか(笑)。福岡にももちろんライブハウスはありますが、楽器の品揃えや大規模なコンサートは東京に集中しがちです。でも、飛行機に乗ればすぐに行けるので、そこは福岡の空港アクセスの良さに救われています。
──その空港アクセスも含めて、福岡の魅力を教えていただけますか?
(賀来)
福岡の魅力は、何といってもコンパクトさです。街の品がいいところも気に入っています。都会の便利さがあるのに、都心部のようなガヤガヤした感じがなく、街全体が綺麗で落ち着いている。空港も博多駅から地下鉄で数分という近さで、国内外へのアクセスが非常に良い。必要なものがコンパクトに揃っている点は、東京からの移住者にとってはストレスフリーだと思います。
(松山)
僕はうどん好きなのですが、福岡はうどんが美味しいんです。子供も食べられるようなチェーン店や個人店がたくさんあって、助かっています。あと、車さえあればどこへでも行けるのが便利ですね。子供がいると車移動が楽なのですが、大都市なのに渋滞がそこまでひどくないのも、福岡の魅力だと感じています。
なぜFusicなのか?挫折さえも面白がる「懐の深さ」
──数あるIT企業の中から、なぜFusicを選んだのでしょうか?転職の決め手を教えてください。
(賀来)
僕は、これまでのキャリアで「挫折」を味わってきました。フランスでの起業も成功ばかりではなく、自分の未熟さを痛感し、一度キャリアをリセットしています。
──プログラミング経験の浅い状態でエンジニアとして転職するのは、大きな決断ですね。
(賀来)
そうなんです。実は、フランスではコロナ禍により全面的なロックダウンが実施され、外出もできず時間を持て余したのがプログラミングを始めたきっかけです。今まで全く違う環境でキャリアを積んでいて、ITの経験が浅いのに、いきなりエンジニアとして転職するというのは、転職市場ではネガティブに捉えられることも多いと思います。
でもFusicは僕のこのヘンテコなキャリアも含めておもしろがってくれて、評価してくれたと感じました。この会社なら、自分の過去の経験を活かし、年齢や経歴に囚われずに新しい挑戦ができると思えたんです。
(松山)
僕は、ホームページや採用情報を見て「エンジニアを大切にしている」という印象を強く受けたのが最初です。そして、面接官の方が、エンジニアとして活躍しながら育児もちゃんとされていて、「子供のお世話のためリモートにする」「急な病気で休んでも大丈夫」といった話を聞いて、子育て世代への理解度の高さを感じました。自分の理想とする働き方を実現できると感じ、入社を決めました。
入社後のリアル:家族との両立と、エンジニアとしての「裁量」
──実際に入社されてみて、キャリア面で変化はありましたか?仕事のやりがいについても教えてください。
(松山)
前職は、スーパーコンピューターの運用システムソフト開発という大規模なプロジェクトだったので、お客さまとの距離が遠く、開発以外の業務も多く、正直「何のために作っているんだろう?」と感じることもありました。でもFusicでは、エンジニアがお客さまと直接会話をして、その場で仕様を決めていく裁量があります。
例えば開発中に、仕様とはちょっと違うけど、こうした方が良さそう、ということを思いついたとしても、前職では上層部への説明と承認が必要で時間がかかってしまうため提案しづらかったのですが、Fusic ではお客さまに直接提案でき、採用してもらえることもあります。この、自分の技術的判断がダイレクトに反映される点が、大きなやりがいです。また、前職では、エンジニア職の上にマネジメント職があったのですが、Fusicではエンジニア職、マネジメント職と等級は分かれているので、エンジニアのままでもキャリアを進められると感じています。
(賀来)
僕の仕事のやりがいは、「事業を自ら生み出している」という主体性を持って取り組めることです。受託開発がメインですが、お客さまの要望が曖昧なところから、それを整理し、「形にしていくプロセス」が一番面白いですね。
──「形にしていく」とは、具体的にどういうことでしょうか?
(賀来)
お客さまが持ってくるアイデアは、まだブラッシュアップ前で、整理されていない部分が多いんです。それをヒアリングを通じて一つひとつ分解し、「では、この技術を使えば実現できますね」と具体化していく。砂に埋もれたオブジェを掘り起こして形を浮き彫りにしてくような感覚です。そして、その過程で生まれた新しいアイデアが、お客さまの事業をさらに発展させるのを見たとき、大きな達成感があります。
──部門長として、マネジメント業務に関してはいかがですか?
(賀来)
Fusicは個性豊かなメンバーが揃っているので、一筋縄ではいかなくて難しい部分もあります。しかし、チームがまとまり始めて、同じ目標に向かっていくように変わっていく時の感覚が楽しいです。また、自分の部門のメンバーの成果をアピールすることもマネジメントの仕事だと思っているのですが、それを正当に評価されたフィードバックが返ってくるのは、自分自身が評価されるのと同じくらいか、それ以上に嬉しいんです。
──仕事とプライベートのバランスについてはいかがですか?子育てとの両立はできていますか?
(松山)
できています。Fusicは家庭への理解度が非常に高く、柔軟にリモートワークができますし、コアタイムが無く働く時間も選べます。子供が急に熱を出したときも、「今日はリモートに切り替えます」で対応できます。自分の裁量で働く場所と時間を組み合わせ、家族との時間を確保しながら仕事ができるので助かっています。
(賀来)
僕も子供が二人いますが、松山さんの言う通り、家庭を大事にすることへの理解があってとても助かっています。育休を取るか迷っていた時も、むしろ会社から「育休はちゃんと取った方がいい」と言われ、1か月取得しました。周りも子育て中の社員が多いので、お互い助け合いながら働ける環境です。仕事は楽しいので、ついつい注力しがちですが、家族との時間も大切にできています。
移住や転職を考えているエンジニアの方へメッセージ
──最後に、移住や転職を考えているエンジニアの方に、メッセージをお願いします。
(松山)
転職や移住は、するにしてもしないにしても、結局は自分がそこでどう頑張るかにかかっていると思います。選ばなかった環境でやり直すことなんてできないので、その選択を正しいものにするためには、自分が努力するしかない。だからこそ、自分が最も頑張りやすいと思える場所、そして環境を選ぶことが大切です。Fusicにはエンジニアを尊重してくれる環境があり、福岡は生活の質が高い、最高の街だと思っています。
(賀来)
移住は「キャリアのリセット」ではなく、「新しい挑戦の始まり」です。僕自身、これまで様々な挑戦をし、その中で挫折も経験しましたが、Fusicは僕のちょっと変わった経歴も含めて面白がって受け入れてくれました。そして今こうして存分に働かせてもらっています。なので今悩んでいる人も「自分が必要とされる場所が必ずある」と信じてその場所を探し続けてほしいですね。福岡は、キャリアとライフスタイルの両方を充実させたい人にとって、最高の街です。
会話の中から、福岡での生活と、Fusicでの仕事が充実しているお2人の様子が伝わってきました。「ユニークなキャリアを面白がる」「子育てと仕事を両立できる」というFusicの懐の深さが、移住という大きな決断を後押ししているのだと改めて感じました。
またFusicでは、メンバーが仕事とプライベートの両方を大切にし、充実した生活を送ることを応援するための「引っ越し一時金」と「福岡移住わくわく見学費用」※というサポート制度を用意しています。福岡での新しい暮らしと挑戦を、Fusicが全力でサポートします。
※福岡県外から移住してくる方を対象としています。
この記事が、あなたの次のキャリアと、新しい人生の選択を後押しするきっかけになれば幸いです。
▶ Fusic採用サイトはこちらhttps://fusic.co.jp/recruit