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家賃10万円総工費100万円以下の都内最安?ITベンチャーオフィス_DIYオフィスストーリー3話目

DIYオフィスストーリーは3部構成です。1話2話をお読みになっていない方はこちらを先にご覧ください!

【予算100万円】元お化け屋敷!?のオンボロ物件をDIYでおしゃれオフィスにできるのか_DIYオフィスストーリー1話目 | クラフトバンク株式会社
2021年に"新生"クラフトバンクとしての門出を迎えた我々が働く場所は日本橋馬喰町にある築59年を数える元住宅のオフィス。穴だらけの障子、破れた壁紙とむき出しの天井、便座の無いトイレにメンバーからは「お化け屋敷みたい」と言われ本当にここをオフィスにすることができるのかと途方に暮れていた3カ月前。「半素人集団」「予算100万円以下」「工期1ヵ月」という非現実的なリアルを振り返ってみようと思う。
https://www.wantedly.com/companies/craftbank/post_articles/338423


PCをツルハシやバールに持ち替え壁を破壊し、床や畳を剥がし、大量の廃棄物に囲まれた解体作業を終えた前回。今度は自分たちの手で内装を作り上げていく。完成したオフィスの様子と費用も完全公開しながらDIYオフィスの振り返りを締めくくる。

意外と”普通”が普通に嬉しい

さて、工期約1ヵ月をかけて完成したDIYオフィス。今も自分たちが働く場所をまずはご覧頂きたい。


どうぞ




いかがであろうか。私も友人や家族に写真を見せたことがあるが「おしゃれ」「いい感じ」といった好意的な声が多かったが「普通」という声も同様にあった。我々も企業のオフィスを見る機会が多い業種ではあるが、クラフトバンクよりも華美な設備、瀟洒なデザインを持ったオフィスも多くあった。ただ、自分たちの手で作るDIY、限られた工期と予算を考えた場合、手前味噌であるが”普通以上”と感じてもらえれば『勝ったな』と思っている。自分たちの居場所を自ら作った経験は企業のアイデンティティになり、後述するようにコストも抑えられこの居場所を手に入れることができたからだ。

 働き方の多様性を目指す私たち。オフィスが“普通に”働ける環境になったとしてもフルリモートで働く人、いつもオフィスに来る人、ミーティングが終われば帰る人等様々である。それでも代表の韓さんがイメージする「実家のコタツでミカンを食べているような感覚のオフィス」(になっているかは正直微妙ですが…笑)のように、いついてもいいし、たまにしか帰って来ないけどたまに帰れば近況やビジネスアイデアをラフに話すことができる居場所になったと思う。


総工費88万円の内訳

●解体時のごみ(産業廃棄物)運搬/処理料金…350,000円

●電気工事(照明の設置や配線)…200,000円

●給排水(トイレ/洗面所新設)…250,000円

●塗料、合板等資材…80,000円

個人的にはごみの処理に意外とお金がかかるのだなと感じた。TVや報道で空き家問題が取り上げられる際、解体費にお金がかかると言っているが作業や人件費はもちろん、ゴミの処理にも費用がかかることがお分かりいただけたかもしれない。


インパクトドライバーを使って床を張る弊社メンバー(大工仕事未経験)


 壁や天井、既存の家具等は市販の塗料を使い塗装した。またメインとなるワークスペースの床はホームセンターでプレカットしてもらえる合板を利用した。全て店頭で購入しレンタルできる軽トラックを自分たちが運搬することでコストを最小限にとどめた。もちろん時間的な余裕がないとできないことではあるが、ホームセンターでは希望の大きさや寸法でカットもしてもらえるので自分たちでスタッフさんと相談して資材を買うのも楽しい経験となった。

ほとんど全員がペンキ塗りも人生初体験であった
ペンキまみれになりながらもホームセンターの軽トラックを自分たちで運転し資材を運搬


 「予算も限られていましたし工事前の現状もあったので既存の素材を活かしつつ『前提を受け入れた無理をしないリフォーム』をコンセプトにパースを作成しました」国立大で建築学を学んだ高田さんはDIYオフィス計画の中心を担ってくれた一人である。「初めて現地調査に行ったときはなかなかの朽ち果て具合だなと思いました(笑)ただ、躯体の工事を丁寧にされていたようで、コンクリートの壁を見るとひび割れやクラック(欠けた部分)も少なく、基礎となる躯体の良さを活かせないかと考えました」素材感を活かした柱や壁は時代を感じつつも『古さを価値にする』西洋的なモダンな雰囲気になっている。と筆者のような素人目にはいい感じに仕上がっていると感じるが「この柱は塗装せずにそのままと指示したつもりだったんですが、メンバーに塗られてしまったんです。電話で聞いた時、あまりのショックで思わず電話をガチャ切りしてしまいました(笑)」

 ハプニングはあったものの「僕は最初に1,2回現地に行っただけで、ほとんど作業はやっていないんです。子どもが生まれるタイミングと重なってしまって。ただ、みんなが日々スラックで共有してくれるのを見ていたら自分がいなくても大丈夫と思っていました」自分たちの居場所を自分たちで作っているため、誰に気を使うでもなくピュアに自分たちに良い工事ができたと言う。「現場で『これどうしようか』という場面があっても能動的に良いアイデアを実行できるんです。これがお客さんがいる工事だと意向を聞いたりしますが、自分たちの場所を作っているからこそ丁寧に仕事をしたり純粋に良い方法を取ったりできたと思います」

工事の間に一息つく瞬間も

「もちろん工事のプロジェクトなので、お金や工期、品質など考慮する点はありますが一番はステークホルダーとの関係性が大切だと思います。DIYオフィスって言葉はキャッチ―ですし帰属意識も高まりそうとか経営者は考えたりするでしょうけど、大変な作業や面倒くさいこともあります。みんなが同じ熱量とも限りません。それでも経営者が言った冗談のような話を肩をすくめながら『よしやってみるか』という風にできるのは僕たちの組織の良さじゃないですかね」いつもパソコンを使って仕事をする同僚たちの作業を一緒に見ることができたのは、同じ机を並べて勉強していた同級生と文化祭の準備をしているような感覚に似ていると感じた。

「オフィスに愛着ですか?全くないです」最後の質問に対する高田さんの返答が印象的だ。「作る過程や時間は良い経験や体験でした。だけど物は使い続けて愛着を持つタイプなので」今回のDIYオフィスプロジェクトでかかった費用は完成したオフィスを考えれば客観的に価値あるものになったと思う、職種やポジションを問わず一緒に作業した経験は会社への帰属意識やアイデンティティも高めることになっただろう。だが、真の価値はここから本業を通じて良いサービスを生み出すことであると筆者自身も教えられた。既存のメンバーはもちろんこれからジョインしてくれる人たちと共に真に愛着を持てる”実家のコタツ”をつくっていきたい。


 最後までご覧になって頂きありがとうございます!DIYオフィスに興味がある方も、自分たちでオフィス工事をやってしまう変な会社に興味がある方も気軽にお話しませんか?熱くストーリーを書きましたがリモートワーク推奨しまくり企業です(笑)

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