「設計書の先にある“全体像”を描け」視座の広さが、リーダーへの最短距離になる
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あるエンジニアがいました。
十分な経験を積み、そろそろプロジェクトリーダーを任されたい──そう思っていました。
面談の場で、彼はこう言いました。
「設計書は全部渡されているわけじゃないんです。だから、自分が渡された部分しか把握できないんです」
その言葉を聞いて、私は思わず考え込みました🤔
本当にリーダーを目指す人が「渡されたものしか見ない」という姿勢でいいのだろうか、と。
プロジェクトリーダーとは、自分の担当領域を超えて全体を把握しようと動く存在です。
設計書が部分的にしか手元になくても、周囲に聞けばよい。関連ドキュメントを探しに行ってもよい。プロダクトを実際に触り、仕様の背景を推測することもできる。
「与えられていないから分からない」という言葉は、ある意味で“受け身の証”です。
そしてその受け身こそが、リーダーへの成長を止めてしまう大きな壁なのです。
逆に言えば、リーダーに近づく人は「渡されていない部分」にこそアンテナを張ります💡
設計書に書かれていない仕様の意図を、どうにかして理解しようとする。
担当外の仕様にも目を向け、チーム全体の整合性を意識する。
そういう動きの積み重ねが、「任せられる人」への信頼を生み出します。
リーダーを目指すなら、こう考えてみてください。
あなたの視座が「渡された設計書」止まりなら、リーダーはまだ遠い。
でも、その一歩先──「渡されていないことにどう向き合うか」に踏み出せるなら、リーダーへの道はぐっと近づきます。
経験年数ではなく、姿勢の違いがキャリアを分けるのです✨