「質問が多い=未熟」じゃない─ 成長できるエンジニアほど“聞き方”が違う
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エンジニアとして働いていると、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
「質問ばかりしていると、自分が未熟に見えないだろうか」
「自分で調べきれないのはスキル不足なのではないか」
面接や現場でも、そう不安そうに話すエンジニアの方に出会うことがあります。
ですが、私たちは“質問が多い=未熟”だとは考えていません。
むしろ「質問の質」こそが、エンジニアの成長を加速させる大事な要素だと思っています✨
たとえば、次のような違いがあります。
- 「これはわからないので教えてください」
- 「自分ではこう理解しましたが、この認識で正しいでしょうか?」
前者は“答えをもらう”ための質問、後者は“理解を深める”ための質問です。
この違いが積み重なることで、同じ質問の回数でも成長スピードに大きな差が出てきます。
また、仕様や設計のレビューでも、次のような“聞き方”ができる人は強いです。
- 「この仕様は曖昧に感じるのですが、ユーザーがこういう場面で使うと仮定して設計して良いですか?」
- 「業務フロー上、この処理が抜けているように思うのですが、背景に何か理由がありますか?」
これは、単に「わからないから聞く」ではなく、自分なりの仮説や前提を提示しているからこそ成り立つ質問です。チームにとっても有益で、会話を通じて設計や仕様の精度を上げることにつながります。
こうした質問ができる人は、吸収力が高く、短期間で大きく成長します。やがては「質問する人」から「質問される人」へと立場が変わり、リーダーとして周囲を導ける存在になっていくのです。
言語やフレームワークの知識だけでなく、仕様を理解し、ユーザーやチームの意図を汲み取れる存在。
そして「質問を恐れず、仮説を持って対話できる」存在。
質問の仕方ひとつで、未来のキャリアは変わります✨
「聞き方」を工夫できる人は、必ず「導く人」へと成長していけます🐈