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【IVRy入社エントリ】何でも屋が辿りついたIVRy

※この記事はIVRyに2024年4月に入社した岡村が投稿したnoteの記事です。

自己紹介

2024年4月に株式会社IVRyに入社しました、岡村です。

昭和生まれの38歳。5歳の娘を育てながら働いています。
経歴は以下の通り、支離滅裂です。

  • もともと天文学者を目指して大学院で天文学を専攻していたが、地上の物事に取り組もうと思い、博士課程を中退。
  • 外資系戦略コンサルティング・ファームのBain & Companyに26歳で新卒入社し、コンサルタントとして数年間働く。
  • 29歳で退職し、社会起業家支援組織(Impact HUB Tokyo)や事業型NPO(フローレンス)で働く。
  • 31歳でINSEADシンガポールキャンパスにMBA留学し、卒業後にコンサルに出戻り入社。
  • 33歳での出産・復職を経て、コロナ禍直前で転職し、atama plusというEdTechスタートアップで4年超働く。
  • 2024年春にIVRyへ。

大学院生の頃、ハワイ島のマウナケア山頂にて(標高4,000m超)。一番左に写っているすばる望遠鏡を使って、高山病になりながら星の分光観測をしていました。ハワイには5回以上出張したけどビーチには一度も行っていません。

転職活動に至るまで

前職のEdTechスタートアップには当初は事業企画として入社しましたが、入社後にSQLにハマってプロダクトの利用データを抽出する日々を過ごすうちに、プロダクトとビジネスサイドをつなぐさまざまな仕事を担当するようになりました。

事業管理やCS活動に必要なデータを抽出したり、ダッシュボードを作ったり。プロダクトの仕様変更に際して、顧客コミュニケーションを設計して、説明資料を作ったり、リリースメールを書いたり。何でも屋さんです。

幸い素敵な仲間に恵まれ、自分の働きで仲間を後方支援できている実感もあり、楽しく働いていました。

そうしていつの間にかすっかり古株になり、社歴が長い分だけ知っていることも多く、仕事は進めやすくなっていきました。それでも、仕事・家事・育児を日々こなすだけで大変です。30代後半にもなると疲れが取れにくくなり、睡眠時間も削れなくなりました。

気づけば4月、さすがにそろそろお雛様を片付けなくては…

新しいことに挑戦する余裕なんてない。幸い仲間に恵まれているし、融通がきいて働きやすいし、このまま慣れている仕事をしばらく続けよう。という気持ちで気づいたら人生で初めて4年近く同じ会社にいました。

しかし、2023年にコロナ禍が明けてマスクなし生活になり、徐々に自分の中で外向きのエネルギーが戻ってくるのを感じました。現状維持モードから抜け出して新しいことに挑戦したい、という気持ちが湧いてきたのです。また、2023年夏にはプライベートで非常につらい出来事を経験し、そこから立ち直る過程で、一度しかない人生をもっと積極的に生きなくては、と思うようになりました。

思い悩んだ転職活動

こうして、前職とは違うプロダクトで新たな挑戦をしたい気持ちが高まり、転職活動を始めました。が、迷走しました。

いろいろな求人を眺めていると、当然ながら職種ごとに募集要項があり「求める経験」「必須スキル」等が書いてあるわけですが、何でも屋としていろいろな業務をやってきた自分はどの求人もしっくりきません。事業企画、BizOps、データアナリスト/アナリティクスエンジニア、プロダクトマネージャー、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)などいろいろな職種の要素を少しずつかじったけれど、どの職種も求められる経験/スキルが足りないのです。困りました。

そして自分が何をやりたいのか?も最初はいまいちよくわかりませんでした。アラフォーにしてすっかりキャリア迷子です。

キャリア迷子なのに、プライベートな事情により、転職するなら急がなきゃ!と焦ってしまい、スカウトもらってよく考えないまま選考に進んだり、引っかかりそうな職種にとりあえず応募したり、そして結局あっさり落ちて凹んだりしました。

また、そもそも仕事・家事・育児に加えて転職活動するのは想像以上にしんどいものがありました。会社調べや書類作成や面談面接で時間を取られる負担もありますが、自分のキャリアについて思い悩み考えるという精神的負荷がある中で、5歳児のお店屋さんごっこの相手をするのは相性悪すぎです。そこで、一旦転職活動をスローダウンして落ち着いて考えることにしました。

娘のぬいぐるみ達。どれも最初の数週間は熱愛していた。

転職活動を始めた当初は「勢いあるスタートアップ」「出社は週1,2以下」「フレックス勤務」「引き続きSQL書ける仕事」「雰囲気が良い会社」という程度のクライテリアしかなかったのですが(我ながら表面的すぎる…)、何をやりたいのか?を自分なりにもう一歩考えてみました。

そして、「Horizontal SaaSでプロダクトマネージャーをやりたい」という考えに至りました。前職では学習塾向けのVerticalなプロダクトに関わっていましたが、次は幅広い業種に価値提供できるHorizontalなプロダクトをやりたくなりました。また、前々職まではビジネス職で、前職ではビジネスサイドとプロダクトサイドの橋渡しの仕事をしていましたが、自分はプロダクト側の方が楽しめそうという感触がありました。プロダクト作りにもっとど真ん中から関わりたいと思い、プロダクトマネジメントをやりたくなりました。

と言っても、求人によくある「プロダクトマネージャーの経験2年以上」といったものが自分の職務経歴書に明確にあるわけではありません。そのわりにもう38歳です。こんな自分がいずれプロダクトマネジメントに携われて貢献できそうな組織はどんなところだろう?とイメージすると、「自分が前職でやってきた何でも屋の仕事の価値をわかってくれるところ」、そして「職種や部署の壁がなくて柔軟に協働しているところ」なのだろうなと考えました。

IVRyとの出会い

スタートアップを中心に転職先を探していると、IVRyの名前は自然と目に入ってきました。やはりnote等での発信量が多いおかげです。また、前職同僚がIVRy代表の奥西さんと友人で、IVRyは勢いがあって伸びていると聞きました。

前述の通り、幅広い業種に価値提供できるHorizontal SaaSをやりたいと思っていた自分にとって、IVRyの電話を起点としたプロダクトはまさにドンピシャで、事業ドメインにはすぐに興味を持ちました。人手不足の時代に、電話対応に追われるという顧客課題を明確に解決できる、清々しさを感じました。toBプロダクトですが、自分自身が電話をかける側としてお世話になるケースもあるので身近に捉えやすいですし、一方でAIを活用していくなど今後の発展可能性も大きく、とてもおもしろそうだと思いました。

しかし、自分がIVRyという会社にフィットするかどうかは正直だいぶ疑問でした。

まず、採用案内等を見るとすぐ目に入るのはボルダリングの壁。私、ボルダリングやりません。ボルダリングやらされるのかな、、困るな…。

この入社エントリめっちゃおもしろい!! けど、私サウナ行かないんだよな…。辛いもの苦手だからカレーも自宅でバーモントカレー甘口を娘と一緒に食べるだけなんだよな…。
※なお、この入社エントリを読んでから代表の奥西さんを見ると「食いだおれ人形」が連想されてしまい、最終面接中も脳裏に「食いだおれ人形」がちらつきまくって困りました。

出社が自由というのは大変ありがたいので惹かれましたが、出社が自由なのにオフィス出社率が50%以上!? 出社したくなるオフィスは素敵だし、いい雰囲気ですごく楽しそうだけど、だけど、、、こんなに出社してるってことは子育てしてる人少ないのかな…。

社員番号のために深夜に出社!?それを判定する社員もいる! こういうイベント化して楽しむノリは全然嫌いじゃないし、むしろ好きだけど、でも、、、やっぱり時間に自由がきく人が多いのかな、夜遅くまで働く雰囲気なのかな…。

というわけで、なんとなく合わないんだろうなと思いつつ、他にピンとくる会社になかなか出会えていなかったこともあり、まずはカジュアル面談を申し込んでみました。

そしてカジュアル面談の前日、IVRyのアドベントカレンダーを眺めていて出会ったのは、子育てしながら頑張っている方の記事でした! 読んでみると他にも子育て中の社員がたくさんいることがわかり、一気に不安が和らぎました

そしてカジュアル面談、さらに(代表の奥西さんの友人である前職同僚からの紹介で)オフィス訪問をさせてもらい、IVRyの皆さんとお話すると、みなさん私が前職でやってきた何でも屋の仕事をわかってくれたのです! 他社の面談面接ではいまいち伝わらないと感じたこともあったので、IVRyで話した方全員が理解してくれたのはとても嬉しいことでした。まさに探していた、「自分が前職でやってきた何でも屋の仕事の価値をわかってくれるところ」に出会ったのです。

同時に求めていた「職種や部署の壁がなくて柔軟に協働しているところ」についても、皆さんとお話しする中で、IVRyはたしかにあてはまりそうだと感じました。人数が少ない組織では自然と実現されやすいですが、IVRyでは人数が増えても壁を作らず柔軟に動けるようにしていこうと取り組んでいて、この点について代表の奥西さんが強くこだわっていることも好印象でした。

こうして、IVRyドンピシャじゃないか!と思うに至りました。

さらにさらに、何でも屋には大変ありがたい「オープンポジション」の求人があり、ジェネラリストも大事にするというめちゃくちゃ励まされる言葉に出会いました。これはもうIVRyに行くしかありません。

スペシャリストだけではなくジェネラリストも大事と考えており、「マーケとカスタマサクセス」「カスタマサクセスとプロダクト」「開発とデザイン」等のように境界の職能を大事にしたい。

IVRyオープンボジション募集要項より

そこで改めて気合を入れて職務経歴書を書き上げ、オープンポジションで選考に進みました。「すぐには難しいかもしれないけど、いずれプロダクトマネージャーやりたいです!でも基本的に何でもやります!プロダクトとビジネスをつなぐ仕事が好きです!」と話していたら、ありがたいことにプロダクトマネージャーとして入社するに至りました。

まだ入社したばかりですが、楽しく過ごしていて、本当に転職して良かったと思う日々です。早くキャッチアップして貢献できるようがんばります!

最後に

というわけで、ボルダリングしてもしなくても、サウナ行っても行かなくても、カレー好きでもそうでなくても、子育て中でもそうでなくても、出社してもしなくても、スペシャリストでもジェネラリストでも、IVRyは大丈夫です!! 皆さんもボルダリングの壁にびびらずにぜひ応募してみてください。

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