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※この記事はIVRyに2024年4月に入社した伊藤が投稿したnoteの記事です。
初めまして!IVRyに4月1日から入社しました伊藤基明(もとあき)と申します。IVRyでは営業戦略(Sales/CS/SalesOps全般を含みます)の責任者として貢献していきたいと考えています。
簡単ではありますが経歴の紹介から始めさせていただきます。
自己紹介
ざっくりご説明すると
・高校生まで
サッカー,フットサル,聖歌隊活動をしている歴史好き
・大学生
考古学を専攻。一年の大半古墳や縄文遺跡を発掘してる穴掘り屋さんに転身しました。最終的にはシリアの砂漠で2ヶ月近く発掘してましたが最高に楽しかったです。
僕の青春の多くを占める岡山の古墳です。1ヶ月以上滞在をして掘ったり測量したりしていました。(古墳マップ様の投稿写真より引用)
僕が掘った場所ではないですが、中近東の発掘イメージ。(東京大学総合博物館様の記事より引用)
踊る埴輪のフォルムと表情が好きすぎて、色々なアイコンは埴輪で統一されています。可愛い・・
・社会人
2008年4月に新卒でリクルートに入社して、24年3月末までおよそ16年の間お世話になりました。
7年間は営業(個人事業主からグローバル大手まで経験)をしており、残りの9年間は営業戦略の設計メンバーからスタートして、営業推進や営業企画の責任者(部長)まで任せていただきました。
具体的には、旅行領域(じゃらん)と人材領域(最近リリースされたindeed PLUSなどの中途採用サービス)の両方で、営業戦略設計に関する部署の部長経験をしてきております。
つまり、社会人としてはずっと何かしら営業系をやっている人間です。
IVRyではその経験を活かしながら、足りないところは成長しながら貢献していきたいと考えています。
詳細な記載は遠慮させていただきますが、数百〜数千人規模の営業組織(訪問・リモート含む)の体制や戦略、仕組みの設計からその推進までを幅広く体験できた非常にありがたいキャリアでしたので、オールラウンダーとして営業の様々なことは話せると思います。
と言っても、SaaSの経験が長いわけではないので、初心に戻り勉強をして成長したいと思っているのが今の心境です。
考古学と入社理由を紐づけてみる
晩年は穴掘りながら余生を過ごしたいと思っているくらい、考古学は好きですが、今回は考古学のマニアックは話ではなく僕が仕事をどう楽しんでいるかを伝えるために説明させていただきます。
さて、考古学と言うとよく「恐竜掘ってたんですか?」と聞かれるのですがあれは考古学界ではNGワードです。恐竜は「古生物学」なんです。
考古学は「過去の人類が残した物質を元に人類を考える学問」でそもそもの研究対象が実は異なります。考古学者を見かけたときは「人類の歴史を研究するのが好きなんですね」と声かけると仲良くなることができます(多分)。
でも、恐竜ってロマンの塊ですよね。なんだかんだ言って好きです。考古学は(僕の体験的には)土器と石器が山ほど出てくるだけで、この写真のようなお宝的なものにはほとんど遭遇しません..笑(ナショナルジオグラフィック様より引用)
それはともかく、短い期間ではありますが考古学に触れて人について考えてきた中で2つ自分の価値観として自覚したことがあり、それがIVRyに入社した理由にも直結しているように感じています。
①社会や文化が変化するor変化した過程を考えているとワクワクする
②体験や肌触りがない中での思考は好きではない
と言う2点ですが、それぞれ項目を分けて説明してみます。
入社理由①:社会や文化の変化にワクワクするということ
考古学は人類誕生からの人の進化を遺物を通じて考えていきますが、物だけでは人の社会や文化の全てを理解はできないため(例えば、心理的な側面が強い宗教や思想はその最たる例です)、社会学や人類学・民族学など様々な「人に関する学問」を参考にします。
例えばマサイ族のような部族社会がどのような思想・生活様式をしているのかを調べて発見された遺物の背景を読み取るチャレンジをしたりします。
(この記事は民族学関係ないのですがとても素敵な記事です。ぜひ一読ください)
この過程で
a)人が如何に試行錯誤して進化してきたかに感銘を受けた
b)限られた材料をもとに、社会や文化のことを考える妄想にワクワクした
と言う経験が、自分の価値観に色濃い影響を与えています。
(大袈裟なようですが)人が作りあげた社会や文化を尊敬しているからこそ、自分の人生を使うのであれば、その社会や文化に貢献したい。
そして、その過程で”限られた材料しかなく簡単に解けない”ことで妄想してワクワクしていたい、それが自分の人生の判断基準に重要なようです。
入社理由②:体験や肌触りがある中で思考をしたいということ
考古学で机上のことを学ぶと、今度は実際に体験して「なるほど」と思いたくなります。遺物(土器とか石器)を実際に触って肌触りを知ることも当然しますし、なぜ石器にそのような痕が残るのかを知りたくて、千葉の山奥で猟師の方にご協力いただいて石器で鹿や猪を解体する実験に参加をしたこともあります。
この過程で、「知識として得たこと」と「体験として得たこと」が融合して、自分の中に定着するのが楽しい。そう感じました。
ちょっとマニアックですが・・”黒曜石の石器で肉を切ると本当に驚くくらい切れやすい。でも脂ですぐ切れ味が落ちる”と言うことを理解することで、「縄文人が石器を使って動物を狩猟していた」と言うテキストについて想像する時のクオリティは全く変わってきます。
黒曜石はガラスみたいなものなので、割ると剃刀みたいな切れ味になります(文化遺産オンライン様より引用)。その切れ味を文献だけで知るよりも、実際に割って切って感じてみた方が自分の中に定着するという考え方をしています。
これは仕事においても影響を大きく与えており、物事を考えるときにはなるべく表面的な理解ではなく、実際に現場で誰が何をどのような感情でやっているのかを理解したうえで、物事が良くなるイメージを具体的に持ちながら仕事をしていきたいと言う判断基準も育まれました。
入社理由③:ワクワクと肌触りの極みがIVRyと感じたこと
ここまで長々と説明してきましたが、僕がIVRyに入社しようと思ったのは、入社理由①・②をIVRyでなら楽しみ尽くせそうと直感したからです。
まず、IVRyのプロダクトは社会を良くするという確信があります。
・コミュニケーションと言うあらゆる企業や人が体験することにおいて発生する様々な課題をAIを活用して解消するサービスであり
・そしてそれを中小企業も大手企業も関係なく活用することができる
のがIVRyのプロダクトの本当に粗い全体像ですが
「ああ、これは本当に社会全体に貢献できる」と一番最初にプロダクト内容や事業戦略を聞いた時から確信しています。
これは僕が説明するよりも、この記事を読んでもらうのが良いでしょう。
確信はしていますが、その道筋は明らかではありません。今自分が手にしている、あるいは未来に手にするだろう限られた情報から、実現のためのアレコレを妄想しながら仕事をすることができる。
入社理由①を完璧に満たしてくれています。
また、体験や肌触りという観点でもIVRyは良い会社だと思っています。
・まず、IVRyの人は一次情報や一次体験をナチュラルに大事にしている
・IVRyが大事にしている組織のあり方(下に引用)も、肩書きや組織にとらわれずコトに会社や個人が向き合うことを大事にしている
からです。
これも入社理由②を満たしてくれています。
これだけ揃ってるなら入社しない理由がないよな。
そう思ったのが正直な感覚で、IVRy以外は転職活動せずに拾っていただきました。僕は人生の多くを占めることになる仕事とプライベートの両方を楽しくしていきたいというワガママな人間です。仕事においてはワクワクしながら社会に貢献する実感があることを何よりも大事にしています。
IVRyならそれができる。まだまだ成長段階の会社なので自分がそれを実現させることができる。それって面白い。
長々書いてしまいましたが、そんなシンプルな理由で入社を決めています。
営業戦略という観点で感じていること
さて、営業戦略について今どんな心境でいるかも簡単に触れさせていただきます。
a)IVRyの営業はめちゃくちゃ面白い
IVRyと言うプロダクトは「電話をはじめとしたコミュニケーションを必要とする業務」がある会社であれば営業できてしまいます。
それはすなわち、日本や世界の企業が全てお客様だと言うことです。
これって結構すごい・・「IVRyなら営業の大半を体験できる」と言うことと
同意でもあるからです。
実際、IVRyの営業組織はいわば「総合格闘技」です。The Modelもやるし、ソリューション営業もするし、直販もパートナーも考えないといけないし、Tech touchで人がやらない事を決める必要もあります。
簡単に言えば、「IVRyが世の中に貢献する速さや量を上げるために良いことであれば、なんでもやる」ことがIVRyの営業戦略の根幹です(笑)
だからこそ、自分の経験を活かす場所は必ずあるし、色々なバックヤードがある人が集まっているので自分だけではできない経験を積み上げていくこともできる。こんな営業組織あんまりないのでは?と感じています。
b)IVRyの営業は変化をし続ける
IVRyは「コミュニケーション全般×AI」と言う幅広いテーマと向き合えるプロダクトです。このため、プロダクトのバリエーションも今後短い期間で増え続けていくと思います。
営業経験がある方であればイメージがすぐ湧くと思いますが、プロダクトが変われば顧客の課題も、ニーズも、会う人も変わります。このため、IVRyの営業は半年か1年周期で変化し続ける宿命にあります。
「今の勝ち筋を半年後に続けなければいけない理由を疑う」と言うくらいの意識が必要で、常に考え続けることが重要で、停滞することに意味がない。
そんな思考もIVRyの営業戦略においては重要になりそうです。
c)戦略の設計難易度が高くて面白い
総合格闘技で変化が早い、それがIVRyの営業だと書いてきましたが、だからこそ戦略を設計する難易度は正直高いと感じています。
どの業界に、どのプロダクトを、どのチャネルで、どのような戦略・戦術で届ければ良いのか?こんな思考を常にパラレルに複数パターンしながら頭と手足を動し続けなければならないからです。
そして、複数考えたことの組み合わせや優先度もしっかり論理的に考えた上でやることを決めていかなければいけない。テキストにするとシンプルですけど、実際にやるのはとても難しい。でも、だからこそやり甲斐があるなと心から思っています。
やりがいがありすぎるので、一緒に頑張ってくれる人を絶賛募集中です!!人生で今が一番仲間が欲しい時期です笑
終わりに
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。僕なりにIVRyの魅力、そして自分の入社理由を言葉にしてみましたが、興味を持っていただけたでしょうか?
再三ですが、IVRyの営業は総合格闘技で変化が早いことが特徴です。それはつまり「誰でも経験を活かせることがあり、誰でも成長をする機会がある」と言うことだと思っています。
IVRyと言うプロダクトが世の中を少しでも早く良くしていくために、今記事を読んでいただいている皆さんの経験が、力が必要です。
ちょっと一緒にワクワクしてみても良いかな?と思っていただけた方がいましたら、ぜひ採用ページにも目を通していただきお気軽にエントリーをしていただければ幸いです。お待ちしています!
(営業戦略への気持ちだけでなく、具体的な思考も話せると思います!)