AWS GameDay
GameDay は、ゲーム化されたリスクのない環境で現実世界の問題を解決するための AWS ソリューションを実装するスキルをテストする、チーム学習演習です。これは、AWS サービス、アーキテクチャパターン、ベストプラクティス、グループの協力を深掘りする、完全に実践的な機会です。
https://aws.amazon.com/jp/gameday/
こんにちは!アジアクエスト クラウドインテグレーション部の岩崎です。
2025年5月に西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本社)と当社で、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWS社)のご協力を頂き、競技型学習イベント「AWS GameDay」を開催しました。
私自身初めてAWS GameDayに参加しましたので、AWS GameDayの紹介と実際に参加した感想などのレポートをしていきます。
AWS GameDayとは、AWS社が提供する学習コンテンツの1つで、AWSソリューションを利用して現実世界の技術的問題を解決することを参加者に課題として提示するゲーム化された学習イベントです。
少人数のチーム制で、用意された課題を解決していく実践形式のワークショップに加えて課題等を解決することでスコアを獲得していき、最終的にスコアを多く獲得したチームが勝利となるゲーム性も兼ね備えています。
開催日時:2025/5/16(金) 13:00-18:00
開催場所:NTT西日本社オフィス
スケジュール:
- 13:00-13:30: AWS社によるAWS GameDayのイベント説明
- 13:30-17:30: ワークショップ
- 17:30-18:00: 結果発表&振り返り
NTT西日本社と当社は、2021年4月にAWSを含めたトータルクラウドソリューション提供の強化・加速を目的として資本業務提携を結んでおり、日頃から双方の社員が一緒になって様々なプロジェクト対応を進めています。
協業がスタートした2021年は新型コロナウィルスの感染拡大によって業務の多くはリモート中心で進めてきた経緯があり、関係者が一同に介して直接顔を合わせる機会がありませんでした。そのため、オフラインで関係者が集まってコミュニケーションや交流を深化させる機会を作りたいと考えていました。
また、もう一つの目的は、若手メンバーの成長の場を作りたかったことです。実践経験がまだ浅いメンバーにとって、AWS GameDayのようなリアルなシナリオで手を動かすワークショップは良い学びの場となります。
楽しみながら、双方のエンジニアのAWSスキルの向上や交流促進を図りたいという思いをAWS社に汲んで頂き、ご協力を頂いて今回のイベント開催に至りました。
今回のワークショップのシナリオとしては、参加者は架空のテクノロジースタートアップであるユニコーンレンタル社の新入社員という立ち位置で、元々担当していたエンジニアが居なくなり、代わりにユニコーンレンタル社が展開しているサービスの改善等を実施していく形となります。
チーム分けはNTT西日本社と当社の混在メンバーで組み、ワークショップを通じて交流も深めました。
最初は前担当のエンジニアが残したメモをもとにインフラ環境の把握から行っていき、上手く動作していない箇所の改善やアプリケーションのバージョンアップ対応、アーキテクチャを再検討し、ベストプラクティスな構成を目指していくことになります。また、ワークショップの途中では外部からAWSサービスの設定変更が行われ、サービスが正常に動作しなくなくなる場面もあり、そちらの原因調査及び復旧も必要となってきます。
チーム間の競争要素として、サービスが正常に動作できているか、処理が円滑にできているか等がスコアとして表示され、最終的にスコアが高いチームが勝利となります。スコアはリアルタイムで変動し、ただ加点されていくだけでなく、正常に動作していない場合は減点されるため、いかに早く解決するかも重要となっていました。
チーム毎のスコア状況はモニタで確認でき、途中途中で順位の変動で一喜一憂していました。
ワークショップが始まってから30分ほどはどのチームも環境把握などでスコアに差はそこまでありませんでしたが、最初の課題を早く解決できたチームが徐々に差を広げていく展開になりました。
ただ、開始から1〜2時間ほど経過したタイミングでアプリケーションの最新バージョンの情報が提供され、各チームが対応に苦慮してスコアを減らして差も縮ったり、ある特定のことをすることで大きなスコアを獲得することもでき、逆転する機会も用意されていました。
終了30分前くらいには各チームのスコア状況は隠された状態で結果発表となりました。
1位には常に安定してスコアを稼いだチームが見事優勝し、2位のチームは隠される前の時点では4位でしたが、最終的には逆転する結果となりました。
チーム発表の様子
また、AWS社のご厚意により、今回1位および2位のチームには賞品をご提供いただきました。誠にありがとうございました。
今回のAWS GameDayでは、ネットワークやコンピューティング、キャッシュなど利用することが多いサービスから、AWSサービス固有の設定に関する知識だけでなく、〇〇の問題を解決するにはどのサービス・機能を利用した方が良いかのアーキテクチャ面から検討する場面もありました。
私個人としては、限られた時間の中で急いで確認をしていたこともあり初歩的な見落としで時間を浪費してしまった部分もあったので、障害時などは焦らず落ち着いて対応することの大切さも改めて痛感しました。また、リアルタイムでチーム毎のスコア状況が更新されるので、改善結果が目に見えて分かるので問題点を解決した際の達成感やチーム間の競争というゲーム性の観点からも楽しめました。
他の参加者からの感想でもあったとおり、参加をしてよかったという意見が多く寄せられ、AWS GameDayを通して、双方のエンジニアのAWSスキルの向上や交流促進を深めることができたと感じています。
AWS GameDayのワークショップは色々な種類が用意されているため、機会があればまた是非参加したいと思います。
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