こんばんは。採用広報の萬です。
私たちバックオフィスも含めて、完全リモートワークになり1週間。歩数計を見ると1日約400歩。まったく歩いていないことを改めて自覚しました。仕事中は会社にいる時と比較しても、席を立つ機会が数えるほど。数日に一度のランニングで解消しようと思いつつも、やはり昼間も適度に席を立って動くことが健康上必要ですね。
さて、弊社では多数の職種で人材募集中ですが、今回は「Webディレクター」についての徹底解説!リモートワークに切り替わる前に行ったインタビューをご紹介。
近年まで、エイシスには本当の意味での「ディレクター」は存在せず、各部署、チーム内で担当者が案件ごとに進行管理を行っていました。が、より多くの案件を円滑に進めるための専任部署が必要となり、その立ち上げに携わってきたのが、2017年2月入社の現開発部ディレクションチームリーダーの森崎さん。
「ディレクション」「ディレクター」について様々な角度から解説していただきました。その中で、エイシスにおける「アイデアや提案の出しやすさ」や「自分次第で可能性を広げられる環境」も、実際に働いている方の目線で語っていただいたので、是非ご一読ください。
業界内で「突出した存在感」を放っていたエイシスだから門戸を叩いた
これからもECに携わり続けたいから
前職では、10年間同業他社のダウンロード販売サイトに携わっていました。「二次元コンテンツ」が好きで、「ECに携わりそれを成長させること」が一番やりたいことでした。
より自分の知見を活かし、成長できる環境をと考えたところ、真っ先に候補に挙がったのがエイシスでした。その理由としては次の点が大きかったですね。
・同人など二次元コンテンツを扱う業界内での「突出した存在感」を持つDLsiteを運営している
・前職から、10年間にも及ぶ交流がエイシスメンバーとあったこと
そもそも「同業」でBtoCのサービスでいえば、エイシスほどの規模で存在しているのはごく僅かで、限られた選択肢だったことも事実です。
現在のディレクションチームの構成
3チーム体制
今回はDLsiteのサービスを中心としたチームの役割についてご説明いたします。
・社内で上がってくるアイデアや提案、要望をヒアリングしまとめる
・実際にデザイナーとエンジニアが動けるような仕様まで落とし込む
・仕様としてまとまった要件を元に、関係者を集めてキックオフを行う
・期日を決め、その期日通りにしっかり進めていく
以上が役割と業務内容です。
ディレクションチームのおかげで「案件がスムーズに進んだ」という声が!
ディレクションチームは立ち上がってまだ1年強というのもあり、仕様作成や進行管理等において、「チーム」や「ディレクターの動き」にまだ不完全な部分があると感じています。
・デザイナーやエンジニアを中心に社内全体との連携に、より深く詳細を確認する
・「実装理解」を高めディレクター自らの起案や案件の解析などを強化して「総合的にな底上げ」をする
こうした課題を解消し、「ディレクションチームのおかげでスムーズに案件が進み、より良い内容となった」と常に言ってもらえる状態にすることが理想と目標ですね。
チーム発足に至った経緯と発足後の取り組み
1つ1つ取り組み、整えられてきた体制
最初は私1人だけの「編成」というチームでした。サービス改修などを含めた、チーム間の折衝を中心とした調整役となっていましたが、会社の規模拡大に伴い「ディレクターのチーム化が必要では?」という流れからディレクションチームが発足されました。
チームができてからは、進行管理する上で必要な管理シートを作成したり、「フォーマットを統一する」「期日を設定して進行管理する」「仕様や運用内容を資料としてしっかり残す」などの取り組みを始めました。まだ不完全ですが、それが徐々に整ってきていると考えています。
ディレクションチームを作り上げる過程で起きたこと
はじめは異分子のような存在だった
入社直後から1年程の間に最大の苦労がありましたね。それまでディレクションを専任で行う者がいなかった中で、私がディレクター「的」な存在として突如現れ、案件を管理進行していくという流れは、「なぜ急にこの人が進行管理をしているんだろう?」と思われていた方も多かったと感じます。 異分子のような存在である自分が、1から信頼関係を築き上げていくのはとても苦労しました。
コミュニケーションを積み重ねて築き上げた信頼関係
当時は拙い作成資料と進行管理でした。それでも、社内で信頼関係を築くことができたのは、「サービスに対して良くしたいという行動原理があること」がコミュニケーションの積み重ねにより、自然と伝わっていったからだと考えています。
元々エイシスのメンバーは、自社サービスであるDLsiteのユーザーで、サービスやこの業界を好きな人が多く、「もっともっと良いサービスにしたい」という気持ちは一致していました。
言っていることは、多少自分とは違うが、同じくサービスをよくするために考えているんだと、伝わったことで信頼関係を築くことができ、仲間になれたと思っています。
より高いクオリティで案件消化スピードを高める!
ディレクター自身の意識付けが重要に
今、特にDLsiteは新規機能追加や、既存システムの改修提案件数が膨大でして、それを消化することに追われている状態がずっと続いているんですね。それがゆえに「ディレクションチームは進行管理だけを行っている」という印象と現実があります。
そうではなく、ディレクターがそれぞれ「案件より高いクオリティ、より良い形でリリース出来るという+アルファを追加できる状態」にすることが来期の課題です。
・担当しているサービスをより深く理解する
・さらに良くするためにはどうすればいいか
と考えることに時間を割くことも課題となります。
今期の目標としては
・今ある膨大な案件の全体像を把握し、管理できる状態にする
・チームメンバー個々人の案件消化スピードを向上させる
これは自分と各自のミッションでもあり、チーム内で周知し、意識付けをお願いしています。
「ディレクターの特性」というものは存在するのか?
ディレクター特有の器用貧乏
いろいろなことに興味を持ち、大概のことは何かしらやっていると「ある程度できるようになる状態」という「ディレクター特有の器用貧乏」と言えるものがあるかもしれません。
また、ディレクターに限らず、「1つのことを突き詰めていく人とそうでない人」に分かれますね。ディレクター職に着地する人の1つの特徴としては「一時的にかなり集中し、一定水準まで技術習得に努めてから、別の新しいことに興味を持つ」という方が多い印象です。
ディレクターに向き不向きはあるのか?
業務内容によりますが、次の2つのタイプで、向き不向きがあるかもしれません。
・ある程度定型化された内容をこなし続けていくのが好きな人
・新規企画、事業にとにかく関わり、不確定の状態からカタチを作り上げていきたいたいという人
私は後者になるのですが「前者の内容のみやっていたい」という方は難しいかもしれません。
ディレクターの役割とは?
形があってないようなもの
「まとめる」ということが一番ですかね。プロジェクトの関係者から出てくる様々な話や内容をまとめて、「提案」と「決め」を行っていくのがポイントですね。
基本的に、案件に同じ内容のものは無いので、ある程度仕様に落とし込む段階で「これはこうだな」と考えていきます。「仕様の複雑さ」「本当にゼロから調べ、考え、形にすること」を除けば、リリースまでの流れはある程度イメージが付くんです。例として、サイトの改修を行う際、どういった問題が発生し得るかを事前に想定し、デザイン面はデザイナーに、システム面はエンジニアに確認していきます。
・課題をピックアップする
・確認する
・解決する
・仕様に落としこむ
今は黒子感がありますが、本来ディレクターに求められているのは次の2点です。
・自らアイデアを出していく
・案件に対し、さらに付加価値を付けていく
プロジェクトに参加した際、「足りない部分を補う、補えるようにしておくこと」がディレクション、ディレクターかと思います。外からは見えにくく、「形があってないようなもの」かもしれませんね。
難しい案件を達成したから成長する、成長できる!
チームリーダーとしてのミッションは?
私自身がディレクターとして動くのではなく、チームメンバーが案件をすべて進めていく。それを俯瞰して管理する。つまりマネジメント側にしっかりと回れるれるようになること。私が「やりたいマン」なので、どうしても自分でやってしまう状態を長く続けてしまっていました。そこをメンバーに任せてフォローに回り次のリーダーを育成していく環境を作ることが私のミッションです。
実際に今、メンバーにとってまだ難しい案件だとしても、それを実現する為に私がサポートへ回ることを進めています。「難しい案件を達成したから成長する、成長できる」という取り組みをチームとしても行っています。
難しい案件に携われたからこそ得たやりがいと達成感
手探りの中で手掛けた大きな案件「DLsiteアカウント統合」
弊社サービスであるDLsiteとにじGAMEのアカウント統合がまず大きな案件でしたね。それまでサービス毎にアカウントの登録と管理が必要だったものを、1つのアカウントに統合するというものです。が、それぞれの仕様を把握していない中での着手だったため、完全に手探り状態でした。
DLsiteとにじGAMEはどちらも大規模なサービスでしたが、相互連携がなく独立した状態でした。
・そもそもなぜアカウントが分かれているのか?
・統合して連携させればより便利になる。
2年ほど前の当時はシングルサインオン(1つのIDで複数サービスを利用できる)の流れから、様々なサービスで取り入れられていたこともあり、統合するに至りました。
この案件は数ヶ月にも及ぶ社内外の調整もあり、最終リリースできた時は、大きな達成感がありましたね。また、個人的にも大きな苦労を経験したことで、サービス理解も深まり新たに出来るようになったことが増え、成長を実感しました。
調整役という意味ではある程度の成果が出せるところまできた。
それまで存在しなかったディレクションチームを作り上げ、メンバー数は10名にまでなりました。加えて、「これはディレクションチームに入ってもらわないとスムーズにいかないかも」との声が聞かれるまでにもなりました。会社として「これをやろう」と決める。そこから実際に形にする過程で、高い頻度で関わっていくことになる。ここまできたのは大きな成功体験ですね。
あらゆる所に散らばっているやりがい、それを拾うかは自分次第
私にとっては、あらゆるやりがいが散らばっているのがエイシスだと感じています。
・二次元コンテンツのECに関われる
・会社が「新しいことをやっていこう、やっていっていいよ」と言ってくれる
・ディレクターとして新しいサービスや仕組みに関われる
・当然、「自身で提案してやってもいい」という土壌がある
・チームを任されている
これらすべてがやりがいです!
エイシスはやりたいことが実現できる「可能性」を持たせてくれる会社
緻密な試算や数値を、企画書としての提出を求める会社も多いと思いますが、エイシスでは誰もがアイデアを提案できます。それが数行の内容でもOKなんです。たとえ曖昧なアイデアでも「よし!やってみよう!」となるのがすごいですね。
そしてメンバー全員が優しい! 優しさはもう全体から感じます。そういう人が自然と集まってきているのかもしれません。
成長している会社だからこそ新たな体験ができる、さらに体験していける
この業界で「新しい事業、新しいサービス」を積極的に取り入れ追加していく会社は、なかなか多くは無いと思うので、ディレクターとして関わるとしたら、かなり面白いし、非常にやりがいがあります。
なので、モチベーションが高く「私がやってやるんだ!」という行動力のある方にぜひ来てほしいですね!
エイシスが求めているWebディレクター
社内で開発チーム、デザインチームなどの各部署と関り、密なコミュニケーションをとりながら進行していくディレクション業務。エイシスではサービスの増加、急成長により、ECサイトでチーム単位でのWebディレクション、プランニング経験をお持ちの方をお待ちしております。
デザイン経験、エンジニア経験。(実装理解)
仕様を考えること。(実装理解)
デザイナー、エンジニアとのすり合わせ。(提案のヒアリングと仕様への反映)
目標を定めて管理すること。(KPI)
何よりも重要なのは「方向性を指し示していける」こと。
二次元サービスに関わりたい。スキルアップしたい。そんな想いを抱いているなら、エイシスで実現してみませんか?
募集中のWebディレクター職はこちらから