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エンジニアとして転職やキャリアアップを考えるとき、耳にする機会が多い「SES(システムエンジニアリングサービス)」。
「SESとは具体的に何か?」と聞かれても、しっかり答えられる人は意外と少ないかもしれません。
本記事では、SESの基本から特徴やメリット、そして偽装派遣リスクなどの注意点をわかりやすく解説します。キャリアを検討する際にぜひ参考にしてみてください。
「SESとは何か?」
SESとは、企業が外部のエンジニアを自社のプロジェクトに一時的に加えるための契約形態です。SESエンジニアは、SES企業(エンジニアを派遣する会社)に雇用され、クライアント企業に技術力を提供します。クライアント企業に常駐して開発や運用をサポートすることが多く、プロジェクトの期間や内容によって求められるスキルが異なります。
また、多くの場合は「準委任契約」として取り扱われ、成果物を納品するのではなく、エンジニアのスキルや作業そのものを提供します。
「主な特徴とは?」
1,業務内容
SESエンジニアは、自社の業務ではなくクライアント先での業務を行います。そのため、働く環境や仕事内容はクライアントによって変わることが多いです。
一方で、SES企業(所属企業)はエンジニアの給与や福利厚生の管理を行い、派遣されるエンジニアの働きやすい環境をサポートします。
2,年齢層
SESエンジニアとして働く方の年齢層は、20~30代の若手からベテランと幅広い経験値の方々が多く活躍しています。
3,クライアント側でのニーズ
クライアント企業としては短期〜中長期で特定のスキルセットやリソースにあったエンジニアを確保することができるため、SESを利用する場合が多くあります。
「SESと派遣の違い」
SESはよく派遣と混同されがちですが、実は異なる契約形態です。
派遣は、派遣先企業が指揮命令を行うのに対し、SESではクライアント企業が業務内容を指定する一方で、SES企業がエンジニアに対して直接の管理責任を持ちます。つまり、エンジニアの労働環境や待遇はSES企業によってサポートされるという点が大きな違いです。
また、法的規制においても違いがあります。
派遣契約は労働者派遣法によって厳格に規制されているのに対し、SES契約は業務委託契約の一種であるため、労働者派遣法の適用を受けることはありません。
ただし、SES契約が「偽装派遣」と見なされるリスクもあるため、契約内容や実務の運用において注意が必要です
「SESのメリット」
SESには、エンジニアにとっていくつかのメリットがあります。
1.多様な経験を積むことができる
SESエンジニアは様々なクライアント企業で異なるプロジェクトに参加するため、幅広い業務経験を得ることができます。新しい技術や開発環境に触れる機会が多く、キャリアの成長につながるでしょう。
2.柔軟な働き方
自身の希望する働き方(フルリモートやハイブリット勤務など)を実現することが可能です。近年は、フルリモートやハイブリッド勤務のプロジェクトも増えており、プロジェクトによって働き方や環境が様々なので、より自分の希望に近い環境下に参画することができるからです。
※事前にしっかりと自分の希望の働き方部分をすり合わせを行うことが大事です。
ただし、SESにはメリットだけでなくデメリットも存在するため、必ずしも希望通りのプロジェクトにアサインされるかは自分のスキルや参画のタイミングにもよるので、全てが希望通りにならないこともあります。
まとめ
SESと派遣は、どちらも企業が外部のリソースを活用する手段ですが、その目的や法的な枠組みは大きく異なります。
SESは特定の技術力を提供する契約形態であり、エンジニアの管理はSES企業が行うのに対し、派遣はクライアント企業が直接労働者を管理するという点で違いがあります。
企業がエンジニアを参画させるのに、SESか派遣のどちらを選ぶべきかはプロジェクトの性質や期間、求めるスキルセットによって異なります。
私たちスタッフライフでは、エンジニア一人ひとりが安心して働き、成長していける環境を整えています。カジュアル面談でしっかりとヒアリングを行い、具体的なご希望をお伺いします。
これまでの経験や今後のキャリアプランに合わせて、最適な案件へ参画いただけるよう調整します。研修や勉強会の開催など、スキルアップのサポートも行っています。
もし、SESにご興味をお持ちの方や、自分に合った働き方を模索中のエンジニアの方は、ぜひお気軽にご応募・お問い合わせください。
皆さまのキャリア形成を全力でサポートいたします!