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WebデザイナーからPMへのキャリアチェンジに必要だったいくつかのこと(2/4)

ハピタスのPM(プロダクトマネージャー)を担当している西です。

技術畑のWebデザイナーからプロダクトのビジネス責任を持つPMへの転身例として、自身が身に着けてきたスキルや経験を挙げていくシリーズ2回目の投稿になります。
①Webデザイナー(https://www.wantedly.com/companies/ozvisionrecruit/post_articles/68804
②Webディレクター ←いまここ
③新規事業開発
④PM
と職種別で書いていきます。

①Webディレクター
Webディレクターというと「PJの総監督」とか「何でも屋」だとかいろいろな事をやっている人、というイメージを持たれているのではないかと思います。実際、Webディレクターに求められるスキルは多岐にわたり、ざっとあげてみると

・プランニング力
・人間観察/対話力
・コンセプト力
・データ収集、分析力
・課題発見力
・情報整理/表現力
・タスクマネジメント力
・スケジュール/リソース管理力

こんな感じかと思います。バックボーンや興味関心のあり所によって得意分野は異なるかと思いますが、どこのWebディレクターでも共通で必須となるのは、上のリストでいうと人間観察/対話力、いわゆるコミュニケーション力になります。ここでいうコミュニケーションの高さは、自分が言いたい事を理路整然と表現できるということよりは、相手が理解しやすい形で対話ができる度合という意味合いです。

PJは関係者が複数人いて、それぞれがそれぞれの観点で期待や最適解を持っています。それらを、共通のゴールへ向かう道筋を引き、導いて行くというのが主な役割になります。

私がこれまでディレクターとして携わったPJで最も大型だったのは2012年11月にリリースしたハピタスのフルリニューアルです。この時はサービス名やドメイン、サービスコンセプト、システム等ほとんど全てに変更をかける要件であり相当にハードでした。その上リリース直後はデータ移行やアクセス集中に耐えきれずユーザーの皆様、お取引先の皆様に大迷惑をおかけする炎上案件となってしまいました…。

しかし今では、毎週のようにサーバーダウンする不安定な状態(今では信じられませんが2011年当時は日常茶飯事でした)から脱却し、「ネットショッピングで利用するならハピタス」と言っていただける程に支持していただけるサービスに成長しました。対人の調整事や極度のマルチタスク化で疲弊しやすいWebディレクターにとって、PJの成功は何よりの喜びです。

少し脱線しますが、この時起こったことはオズビジョンといういちベンチャー企業が大きく変革したドラマチックな一連の事件でした。理念経営を掲げ、顧客志向のZapposをお手本としてシリコンバレーにまで視察に行って夢みたことは、こういったことを通しても実現しています。

▼現在のハピタスのWebディレクターの仕事
現在はPJはアジャイル開発スクラムで回しているのでPOがプランナー+ディレクターの役割を担っています。エンジニアやデザイナー、営業・カスタマーサービスのスタッフとも連携を取りつつユーザーの皆様に喜んでいただけるキャンペーンや機能開発を日々進めています。企画は事業のKGIから発生することもあれば、ユーザーの皆様からいただいているお問い合わせやご意見から発生することもあります。ご要望になるべくたくさん素早く応えることができるよう、業務フローや体制を改善し続けて行きます。

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