1
/
5

育児とクライアントワークは両立できるのか? 〜最前線で活躍するママ社員に聞いてみた〜

ワンキャリアでは、さまざまなライフステージのメンバーが働いています。特にこの数年で増加したのが、子育て世代です。2024年12月時点で社員の育児休業(※)取得率は女性・男性ともに100%で、これまでも子育て中の社員にインタビューしてきました。

(※)当社では女性は産後休業期間終了後、男性は配偶者が出産した場合に子の養育のために休業することを言います。

【働くママパパの本音対談】双子を育てながらでも、スタートアップで働けますか? | ワンキャリアの「人」

今回、インタビューに協力してくれた清水と佐藤も、子育てをしながらセールスの最前線で働いています。会社ではフルタイムでクライアントワークをし、家庭に戻れば母親として子育てに奮闘する彼女たち。2人の日々の子育てや仕事の様子を踏まえ、「育児とクライアントワークは両立できるのか?」について語り合ってもらいました。

▼こんな人に読んでほしい
・子育ても仕事も妥協せず取り組みたい方
・子育てをしながらの転職に不安を抱えている方
・スタートアップでクライアントワークをするママ社員の働き方と実情を知りたい方

▼プロフィール
清水 栞奈(しみず かんな)
大学を卒業後、損害保険会社へ入社。2020年にワンキャリアに転職し、産前産後休業と育児休業を取得。復職後はパートナーセールスとして、人事向け採用クラウド「ONE CAREER CLOUD」販売パートナー企業(代理店)の支援を行っている。

佐藤 由貴(さとう ゆき)
大学を卒業後、大手証券会社へ入社。その後、人材系企業でフィールドセールス・カスタマーサクセスを経験した後、2021年にワンキャリアに入社。現在は子育てをしながら、セールスとして外資・日系企業の新卒採用支援を行っている。

育児とクライアントワークに取り組む2人の生活スケジュール

ー 自己紹介もかねて、2人の現在の業務内容と子育ての状況について簡単に教えてください。

清水:パートナーセールスのチームで、パートナー企業(代理店)向けの販売サポートをしています。主な仕事は、ワンキャリアの各種サービスを販売する企業との折衝です。子どもは1歳の男の子です。最近、ようやく離乳食を卒業しました。

(清水)

佐藤:コンサルティングセールス事業部のエンタープライズチームに所属し、外資・日系の大手企業を中心に担当しています。主な仕事は、新卒採用の担当者への提案や導入後のサポートです。わが家も男の子で、今4歳半です。遊びたい盛りで、一緒に過ごしていると大人の方が疲れてしまうぐらい元気です。

(佐藤)

ー 平日はどのようなスケジュールを過ごしていますか? 

佐藤:家族で最初に起きるのは子どもです。朝日と一緒に起きるため、夏場だと5時にはベットで飛び跳ねています。私はまだ眠いので寝たふりをしますが、30分もすれば起きざるを得ません(笑)。

子どもと一緒に朝ごはんを食べた後、保育園へ行く準備をします。朝ごはんと登園準備の間に、前日に返しきれなかったメールやチャットに返信をします。登園は夫にお願いしていて、リモート勤務の日は2人を見送ってから仕事を始めます。

コロナ禍が収束し、ワンキャリアでもオフィスへ出社する人が増えましたが、子育て世代は出社とリモート勤務を併用する人が多いです。私も週に2回だけ出社し、残りは在宅で働いています(※)。

保育園へのお迎えは私の担当なので、17時には仕事を終えます。在宅の日も同様で、この時間には一旦業務を終了します。4歳になったこともあり、寝かしつけはスムーズになりました。子どもが寝たら、日中に終わらなかった仕事を片付け、その後、翌日の準備をしてから就寝します。



(※)2024年9月現在、社員は週2日の出社を必須としていますが、子育てや介護中の人はリモート勤務を中心に働くことも例外的に認められています

ー 清水さんのスケジュールも教えてください。

清水:子どもと一緒に6時半に起きたら、まず子どもの朝ごはんを作ります。その後、夫が子どもを保育園へ送る間に大人の朝ごはんを準備するのが平日の流れです。夫も基本的にリモート勤務ですが、夜遅くまで働いているため、朝の役割は主に私が担当しています。

私も出社とリモート勤務を併用しており、会社へ行くのは週に1回です。私がお迎えの日は、17時半に一度退勤し、保育園へ向かいます。保育園のお迎えと帰宅後の子どもの相手は交代制で、私が週に3回、夫が週に2回担当しています。

帰宅してから子どもが寝るまでは、基本的に子どもとの時間を優先しています。火を使うのも危ないので、大人の夕食は子どもを寝かしつけてから作ります。夕食後、業務が残っている場合は仕事を続けますが、終了している場合は家事をします。大体24時ごろには就寝します。

子どもに関することは、社内にも取引先にも正直に伝える

ー スケジュールを組み立てるなかで、意識していることや工夫していることを教えてください。

佐藤:夫婦で役割を決めているのは私たちも同じです。わが家の場合、朝ごはんの準備と保育園の送り迎えは私が担当し、寝かしつけは夫が担当しています。子どもが生まれたとき、それぞれの役割をはっきりと決めました。また、食洗機や乾燥機付き洗濯機などの時短家電を活用して、効率的に家事をこなせるようにしています。

保育園のお迎えに行く夕方以降は連絡が取りづらいことをチームメンバーも理解しており、スケジュールもブロックしているため、ミーティングや顧客対応が入ることはありません。


カレンダーツールの佐藤さんの日程。保育園のお迎えや子育てによる勤務時間の変更がメンバーに分かるようになっている(一部画像を加工しております)

ーとはいえ、クライアントワークを担当していると、大変なことはありませんか?

佐藤:子どもと夫が立て続けに新型コロナウイルスに感染したときは、本当に大変でした。期間としては2週間ほどですが、フルリモートで働きながら、家事も育児もほぼワンオペでこなしました。

マネージャーとは常にSlackで状況を共有していました。また、チームメンバーには「タスクをお願いする可能性がある」と伝えておき、必要に応じて依頼していました。

クライアントの皆さんにも事情をお話しし、アポイントの変更にご協力いただきました。子育て中の方が多く、皆さんから「お子さんを優先してください」と心遣いいただき、ありがたかったです。クライアントの皆さんの理解、チームのサポート、そして不調から回復した夫の支えもあり、この期間を何とか乗り切れました。

ー清水さんはいかがですか。

清水:出張や会食など、外での対応が私も夫もお互いに入りやすいため、スケジュールの共有を心がけています。特に私は1泊2日の出張が入ることもあるため、予定が決まったら、すぐ伝えるようにしています。

ー確かに、スケジュール共有は大事ですよね。

清水:子どもに関する予定や情報は、お取引をしているパートナー企業の皆さんにも正直にお伝えしています。例えば「18時から21時は子どもの対応で連絡ができません」と。電話連絡を避けてくださり、チャットでも「明日の対応で大丈夫です」と一言添えてくださる方が多いです。もし急なトラブルが起きてもパートナー企業の皆さんが困らないよう、マネージャーやメンバーの連絡先を緊急連絡先として共有しています。

事前準備も大切にしています。子どもが急に調子を崩すと、予定していたアポイントへ行けなくなることも少なくありません。特に、子どもが一度体調を崩すと、3〜4日は出社や外出ができないこともあるぐらいです。

仕事柄、私のアポイントの大半はパートナー企業の担当者とクライアントとの三者で行います。そのため、同席が難しくなった場合は、パートナー企業の皆さんに打ち合わせをお任せすることもあります。急な対応で困らないよう、クライアントが読むだけで分かる資料を作り、共有しています。これまでにも、病気の子どもを寝かしつけてから資料を作成し、お送りしたことが何度かありました。


「子育てを理由に配属を決めない」大切なのは強みを生かせるかどうか

ークライアントワークと子育てを両立するなかで、やりがいや喜びを感じるのはどのようなときですか?

清水:パートナー企業の皆さんから感謝の声をいただいたときです。企業によっては、ワンキャリアのサービスを含め、約200種類の商材を扱っています。その中からワンキャリアの商品を販売してもらうためには、商品の魅力はもちろん、私たちパートナーセールスのサポートも重要です。自身の頑張りにより、サポートした企業のワンキャリア関連の販売数が増加し、担当者の方から「清水さんの支援のおかげです」と言っていただけると、やりがいを感じます。

佐藤:私も、クライアントの皆さんから感謝や満足の声を直接いただけると、うれしいですね。また、担当クライアントとの取り組みが、自分が所属している事業部だけではなく、他事業部の業務や企画のKPIにも大きく貢献できることにも喜びを感じます。クライアントの採用成功と自他事業部の貢献の両方を実現できた時は特に嬉しかったです。

ー子育てと両立するために、クライアントワーク以外の仕事、例えばバックオフィス業務へのキャリアチェンジなどは考えなかったのですか?

佐藤:私はクライアントとの関係性を構築していくのが好きなタイプなので、バックオフィスという選択肢は考えていませんでした。

清水:私は業務内容にこだわりのあるタイプではないため、育休後はどこへ配属されてもいいと考えていました。パートナーセールスという選択肢は、復帰面談時に人事担当者から勧められました。「対外的な関係構築力があり、直接感謝を受けることに喜びを感じる清水さんに向いている」と。

育児中ということに縛られず、私の限界や可能性を決めつけない配属を提案してくれたのはうれしかったですし、新しい挑戦という意味でも、今後のキャリアにつながるものだと思いました。

ー育休前と違うチームで働くのは、正直不安ではありませんでしたか?

清水:やはり最初は不安でしたが、なんとか働けています。2023年4月から配属され約1年半経ちましたが、柔軟な働き方ができ、ヘルプを出せば必要に応じてメンバーもサポートに入ってくれることが大きいです。


佐藤:振り返ると、ワンキャリアでは子育てを理由に配属を決めたり、業務を分けたりはしていないですね。本人の要望などを踏まえ必要に応じて調整をすることはあると思いますが、その人にどのような強みや特性があるのか、どのようなキャリアを歩んでいきたいのかを大切にしている印象です。

ー仕事と子育てを両立していて、うれしかったことは何ですか?

佐藤:仕事以外の時間は子どもとしっかり向き合えるので、成長を感じやすいことです。この間は、ゲームに出てくるゾンビを画用紙にたくさん描き、それを1つずつハサミで切って、見せてくれました。ここまでできるようになった子どもに驚いたのと同時に、「大量のゾンビ、この後どうしよう」とはなりましたが、成長がうれしかったので良しとしました(笑)。

清水:仕事にも、子どもにも一生懸命になれることです。仕事と育児の時間をあえて区切ることで、それぞれに対し全力で向き合うことができます。最近、子どもと遊んでいたときに、いつの間にか「きらきら星」の歌詞を覚え、フルで歌えるようになっていたのには驚きました。1歳なのに音程も取れていて、わが子ながらすごいと思いました(笑)。


向いているのは、キャリアも子育ても、自分の人生を妥協したくない人

ー社内で子育て世代が交流する機会はありますか?

佐藤:「深メシ」(※)というランチ補助の制度を活用し、清水さんや他の子育てメンバーと情報交換のランチをしています。SNSやWeb上でも情報は手に入りますが、子育てに関する生の情報を聞けるのは、やはり助かります。

(※)他の部署・チームと食事をする場合、一定金額を補助する制度。これまで接点のなかった社員同士のコミュニケーションを活性化する目的で行われている。

清水:所属チームのマネージャーも子育て中で、1on1のときに育児の相談をすることがあります。この数年で、ワンキャリアも子育て世代が増えました。独身で入社した社員が結婚し、ママパパになっているケースもあり、マネージャークラスにもお子さんのいる人が多いです。

ーどのような人なら、子育てと両立しながらワンキャリアで楽しく働けると思いますか?

清水:自分のできること・やりたいことを一方的に制限されたくない人に向いていると思います。ワンキャリアは、自分から相談すればしっかりサポートしてくれる一方で、「ここまでやればいい」と会社がゴールを決めることはありません。そのため、セールスとして挑戦したいことを自分から発信できるかが大切です。キャリアも子育ても、自分の人生を妥協したくない人には合っていると思います。

佐藤:子育てと仕事を両立したキャリアを築きたいという人には向いている会社だと思います。フルタイムで働くと「子どもとの時間が全くないのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、私たちの働き方を見てもらえば分かるように、実際はそんなことはないので安心してください。

ワンキャリアには、セールスも含め、仕事が好きで前向きな人が多いです。仕事が好きと一口に言っても「HRが好き」「クライアントワークが好き」など、方向性は多種多様です。皆がお互いの好きに熱中することで、良いバランスで成り立っているように感じます。セールスに限らず、仕事で挑戦したいという方には適した環境だと思います。

ー清水さん、佐藤さん、ありがとうございました。

今回の記事では、クライアントワークを担当する2人のママ社員に焦点を当てました。ワンキャリアのことが少しでも気になった方はもちろん、子育てをしながら働くメンバーと実際に話してみたい方もぜひ以下のリンクから気になるポジションをのぞいてみてください!

▶会社概要資料はこちら
▶現在募集中のポジションはこちら

企画・取材・編集:吉川 翔大
執筆・撮影:スギモトアイ


If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
29万人の学生が利用!急成長SaaSのコンサルティングセールスメンバー募集
株式会社ワンキャリア's job postings
9 Likes
9 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 株式会社 ワンキャリア's Story
Let 株式会社 ワンキャリア's company know you're interested in their content