広報室の阿部です。私は毎週金曜日の夜に「週刊メドレー」というブログをかいています。毎週毎週「えっもう金曜日がきたの」と思いながら書いていたら、気づいたら始めてから1周年が経っていました!
※週刊メドレーとは
3分くらいで読める分量で、毎週社内であった出来事をまとめているレポートです。まとめている内容は主に、こんな番組に出たよ、こんなブログ出したよ、こんなイベントに登壇してきたよ、など。その他、普段無いような社内の動きが出たときは、それも紹介しています。
例えば先日、デザイナー・エンジニアが自主開催している勉強会で「医療保障制度」についてやると聞いて、他の部署の人たちが「私も聞きたい」「俺も」となり、結局40人くらいが集まる勉強会に発展しました。こういうものメドレーらしくて面白いなと思って、社外の人にメドレー文化を知ってもらうために、書いたりしています。
百聞は一見に如かず。こちらのリンクをご覧ください。
最近は週次や月次でブログにてレポートをあげている広報担当者も増えてきているように思えます。私もやろうかな?と悩んでいる皆様の参考になればと、阿部が1年間やってみて思ったことをまとめました。
なんで始めたの?
最初に始めたのは2016年10月28日(ちょうど1年前!!!!)。
当時、ようやく広報として色々な方にメドレーについて紹介していた活動が実り始め、徐々に定期的にメディアに紹介されることが増えてきた時期でした。メディア露出が拡大しつつあるなか、もっと以下のようなことにも注力したいと思い始めていました。
(1)もっとメドレー社内と社外をつなぎたい
メドレーにいると、そもそも社内に医師はもちろん、元医療従事者もわんさかいるので「腰が痛い」というだけで色んな人が集まってきて「ちょっとお辞儀してみて」と本気の相談会が始まったりします。そもそも普段から業務として医療情報に携わるので「こういう医療ニュースはどう見たらいいんだろう?」と雑談することもしばしば。こういう文化ってメドレーならではのモノなのかなあと思いますし、種類は違えどどこの会社にも「独特の文化」ってあるはずです。
その日常的なちょっとした出来事やプロダクト開発の舞台裏などを社外の人にもっと知ってもらうことで、会社やプロダクトのファンになる人も増えるのでは?と思い始めていました。
(2)社内の人に、メドレー全社で起きていることを知ってほしい
メドレーは4つのプロダクトを提供しており、チームごとにやっていることが全然違う部分もあります。当然日常では自分の担当するプロダクトに注力するため、ふと気づくと隣のチームが今何をしているのか分からないことも。
全社のサイズが小さければ、なんとなく雰囲気で隣の様子が分かりますが、当時メドレーの社員は100人を超えはじめており、何か社内広報に取り組まなければならないのではと感じていました。
とはいえ、広報チームは当時、上司の加藤と私だけ。通常業務に加えて、効果的にこれらの課題にアプローチできる取り組みはないものか……そこで「日々の出来事を毎週まとめてブログで発信して、社内外に読んでもらえるような読み物を作ってみよう」となったのです。
やってみて良かったこと
本当に社外の人が見てくれている
私は広報という業務柄、実際にオンライン診療アプリ「CLINICS」を導入していただいている医療機関にお邪魔して、実際の診療に活用いただいている様子の撮影にご協力いただく機会が結構あります。そこでお会いする先生やスタッフの方などから「週刊メドレー読んでるよ!」と声をかけていただくことが増えてきました。
「XX新聞の記事、週刊メドレーで知って読んだよ」「確実に世の中から注目されはじめてるねえ」「XXさんって社員さん、面白いわね」などなど嬉しいお言葉もいただき、本当にメドレー社内と社外をつなぐ一つの場になっているのかなとニヤニヤしています。
せっかく露出しても、その放送時間にテレビを見れなかったり、エリア的にその新聞は読めないというお客様もたくさんいらっしゃいます。また医療機関で忙しく働く方が多いので、パラパラとした露出を全て見てもらうのは難しいでしょう。
こうした方が、1週間の露出記事やブログの発信、さらに社内の小話までまとめて読んでくれるのは、週イチレポートの良さなのかなあと思います。
社内のコミュニケーションツールにもなっている
メドレーでは月末に「納会」をやっています。業績報告を終えた後は、部署を超えた懇親会を行うのですが、そこでもたまに週刊メドレーの話題が出ます。「あの部署っていまあんなことやってるんだね」「大脇さんのTシャツ今週すごかったね」という感じで。「週刊メドレーで見ましたよ」と、ちょっと他の人に話しかけるキッカケにもなっているようです。
現在、メドレーの社員は200人が目前。新しく入社した人がなんとなく社内全体の様子を知るためにも使えるのではないかと思っています。
自分自身も社内のことをよく知れる
広報たるもの、全社の変化をいち早く知ることが大切。とはいえ普段の業務で話をしない部署の情報を拾いに行くことは意識しないとできません。「週刊メドレー」を始めたことで、いろんな人がSlack(社内で利用しているチャットツール)や口頭で「これ、週刊メドレーに書いてくださいよ」と話しかけてくれることが増えました。これは思わぬ嬉しい効果だなあと感じています。
やってみて大変だったこと
書くのは大変……
実際に週刊メドレーを書いている時間自体は、30分くらいです。とはいえ取材対応などで忙しいときは、その30分をつい後回しにしてしまったりして「もう金曜の16時なのに一文字も書いていない……!」という日も結構あります。。。
また、たくさん露出があったり、ブログの発信があった週はラクラクなのですが、たまに「書くことない!!!」という週があって、とっても焦ります。そのときは社内の色々な人に聞きまくるなど、とにかく話題を探しに行きます。この1年で2回くらい顔面蒼白の週がありました……。
とはいえ、こうやって毎週社内の出来事をまとめることで、広報の業務を週次で振り返ることができるので、個人的にもいい取り組みです。1週間にまったく記事が出ていなかったら「もっと色んなメディアに話に行かなくちゃ……」と思いますし、週刊メドレーに紹介しやすい面白い記事だったら記者さんへの感謝も生まれますし「今までにない切り口の記事だったなあ」と振り返れます。
取り上げるべきトピックスを忘れていた!!!!!!という事件も
せっかくいい話があったのに、書くのを忘れていた!!!!というお恥ずかしい事件もありました。タスク表に管理していくこと/広報室内で他にトピックスがないか確認しあうことで改善しております……
こうして振り返ると、「週次レポートをはじめたことでこんなに悪影響が!」ということは、少なくとも私はあまり感じていません。ちょっとずつ大きくなる反響やよい変化を見守ることも楽しいですし、広報としても振り返りの機会になるので書くのは大変ですが苦ではないなあと思います。
番外編:大脇さんのTシャツ選び
ちなみに週刊メドレーには、オンライン医療事典「MEDLEY」で配信中の「MEDLEYニュース」から週に1本オススメのニュースを編集長が選び解説するコーナーがあります。
これはせっかくのニュースを知ってもらうとともに、解説を通じて医療ニュースへの向き合い方などを多くの方に知ってもらえたらという思いではじめました。「なんで今このニュースが話題なのか」「こういうニュースってどう解釈すればいいんだろう」という話を知ることで、普段医療は遠いものと考えいる方にも、医療がどういうものかを知ってもらうキッカケになればと思っています。
(実際に私も医療以外の業界から転職してきて、こうした話題が社内で繰り広げられているのを聞きながら、医療を少しずつ身近に感じるようになりました)
その解説をするMEDLEYニュース編集長の大脇さん、いつもちょっと気になるTシャツを着ています。この大脇さんのキャラクターを社外の人にも知ってほしい(願わくば、Tシャツで医療を解説する人としてテレビからオファーが着てほしい)と前々から思っていた私。
阿部「大脇さん、毎回の解説にTシャツで出てくださいよ」
大脇さん「いいですよ」
ということで、この1年間で大脇さんが着たTシャツは40枚以上!全部違う柄です。ここに全部載せようと思いましたが、膨大すぎて断念しました。ちょっとだけご紹介。
気になる人は、過去の記事をぜひご覧くださいませ。
※昨日の週刊メドレー用の取材をしたときに
「阿部さん、さすがにもうTシャツのネタが尽きそうです」
と言われましたので、1年を区切りにTシャツネタは幕を閉じそうです。1年間毎週違うTシャツを着てくれた大脇さんに感謝。
ということで、メドレー広報室では日々、アレコレ企画したり頭を悩ませながらも採用や広報に励んでいます。上司の加藤は日々の採用ノウハウを惜しみなくブログに書いていたりもします。もっとメドレー広報室が考えていることを知りたい、情報交換をしたいという方、ぜひWanteldyの「話を聞いてみたい」ボタンからご連絡ください!