はじめまして。株式会社メドレー 新卒社員の前川と申します。
メドレーではエンジニアの新卒採用活動は今年から開始していますが、セールスや事業開発の領域では行っていません。なので私は新卒採用に応募して内定を受けて入社、というプロセスではなかったのですが、募集していた学生インターン経由で昨年の8月よりメドレーに関わり、その後大学を卒業するタイミングで入社しています。
現在は、スマホで診療が受けられるアプリ「CLINICS」のセールス担当として、全国にある病院やクリニックに向けて、遠隔診療という新しい文化を拡げる仕事をしています。
前回は同じ事業部の元チアリーダー 伊藤のブログでした。私はまだメドレーに入社したばかりなので、正直、ブログの順番が来るのはまだ先かなと思っていました。ですが今学生インターンや第二新卒の採用を積極化している中でバトンをいただいたので、これを機会にメドレーに入社した理由を振り返ってみようと思います。
刺激を求め、あらゆることに手を出していた学生時代。
私は小学校の頃から高校まで10年間、野球一筋の人生を送ってきました。しかし強豪校の競争の中、高校3年生の夏の大会でベンチ入りすることができず、人生初の挫折を経験しました。その悔しさをバネに、「ビリギャル」にも勝るとも劣らない偏差値から必死になって受験勉強をし、早稲田大学に入学しました。
在学中は、あらゆる刺激を求めて友人とイベントを興したり、youtuberとして街中インタビューを繰り返したり、更にイギリスへの留学をはじめさまざまな国をバックパッカーとして旅をしました。
2ヶ月ほどアジアを旅して最後の1週間となった時、ATMで最後のキャッシングをしたところ半分に折れたクレジットカードが返ってきて現金も戻らず、残りの1週間を1000円で過ごしたこともありました。滞在先から空港までの、30キロを「地球の歩き方」を片手にひたすら歩いたのは未だに忘れられません。
(※この直後クレジットカードが半分に折れて心も折れることになるとはつゆ知らず、ラオス。)
4年生になって就職活動を始めましたが、「求められる期待値が高い分若いうちは覚悟を持ってハードワークをしたい。」「次のキャリアを考えた時に選択肢を増やしておきたい。」と漠然と思い、就職活動の中でも人気の高い企業を中心に面接を受けていました。結果的に外資系の戦略コンサルファームに内定が決まり、大学生活も残り僅かとなりました。
大隈塾との出会い、起業。
大隈塾とは、「朝まで生テレビ」などで有名な田原総一朗さんが塾頭を務め、社業を通じて社会貢献をする、業種を超えたリーダーシップを身につける授業です。
早稲田中から優秀な学生と政界・経済界において第一線で活躍されるゲストスピーカーが集い、様々な課題を設定し、チームを組織し、解決する環境はとても刺激的な時間でした。
(※先週の日曜に開かれた、田原さん83歳のお誕生日会。)
しかしそういった方々と話をさせていただくうちに、次第に自分のキャリアビジョンが見えなくなっていました。
「もし、自分に制限をかけなければ一体何がしたいのだろう。」
そんな自問自答を日々繰り返す中で、コミュニティデザインに元々興味があった私は「一度きりの人生なら制限をかけず事業を起こしてみよう。」と思い立ったのです。
年末ギリギリでの判断でしたが、大隈塾のメンバーの協力も得て、内定を辞退し社会起業家としての活動をスタートしました。
具体的には、都内の空き家を利用した学童保育のサービスや、母方の故郷であった北海道夕張市でのキャリア支援などを行いました。しかし、経験不足から様々なトラブルにも対処しきれず、荒波に揉まれたまま結果はあえなく失敗に終わってしまったのです。
やりきる事も重要ですが、その時は潔く1から修行すべきだと、就職活動でもお世話になっていた伊藤豊さん(スローガン株式会社、代表取締役社長)に「社会的に意義のある事業をしていて最も注目されている会社を紹介していただきたい」とお願いをし、紹介されたのがメドレーでした。
インターン初日の衝撃
インターン生として入社初日、私は今までに経験したことのない衝撃な出来事に遭遇します。
ラフな格好のメンバー、そして誰に対してもフランクな口調でのミーティング。フランクな中でも、今まで会ったことのないようなもの凄いキャリアを築いてきたメンバーたちの緻密な戦略と、計画達成に向けた施策などは私にとって今まで経験したどのミーティングよりも濃密かつ衝撃な時間でした。
翌日、CLINICS事業部で計画達成祝いとしてBBQイベントがあり、その帰りに現在の上司である田中と2人帰宅する機会がありました。
田中はこの入社理由ブログシリーズでもおなじみの元Googleのエヴァンジェリスト。なぜそのキャリアを捨ててまでメドレーに入社したのかが気になり質問すると、たった一言「直感だよ」との返答がありました。(詳しくはこちら↓)
確かに、このメンバーで道なき道を創る日々は楽しそうだな。
インターン数日でしたが、直感的にメドレーに魅了されていました。
入社を決めた、瀧口からの一言
私が入った頃の「CLINICS」は、導入医療機関もようやく100件に到達した段階で(半年後、350件以上に到達しています。)インターンとして入った後は、多くの医療機関に認知してもらう為に毎日様々な手法でマーケティング施策を行っていました。
そんなある日のこと、私は代表の瀧口にランチに誘ってもらいました。
瀧口は、私の「将来どんなキャリアビジョンを描いているのか」という話を聞いた上で、「ファーストキャリアがいかに重要か」という話をしてくれました。また、メドレーが今後どう成長していくのかという明確なビジョンについても、惜しみなく私に説明をしてくれました。
「俺たちと一緒に最高のファーストキャリアを創ろう。」
光栄な事にメドレーの一員に誘ってもらいましたが、既にその時他の企業に就職が決まっていたので、これ以上キャリアを変更すべきではないという不安もあり即答はできませんでした。
そこで一度原点に立ち返るべく、社会起業を行った際に毎日書いていたノートを読み返すと、冒頭にこんな事を書いていました。
1、己よりも優秀なメンバーを集める。
2、社会的に意義がある仕事をする。
3、日々、自分を更新する。
もちろん、意図的に書いていたわけでなく本気でこのようなポリシーを持った仕事がしたかったのだと思います。
その中で、メドレー、特にCLINICS事業部は運命じゃないかと思わせるほど、私が求めていたビジョンを体現していた組織でした。
今まで 散々廻り道をした結果、私はファーストキャリアにメドレーを選択しました。
直感と言いながらもメドレーに入社した3つの理由
現在、一緒に闘ってくれてるインターン生や、就活中の大学生から「なぜメドレーに入ったのですか?」と聞かれることがしばしばあるので、直感だけではなく冷静に入社した理由を振り返ってみようと思います。
1、少し年上の優秀な「師匠」がたくさんいるか。
自分の性格を考えた時に、何歳も年上の方と仕事をするというよりかは、身近に相談できる優秀な先輩が多い会社で働きたいと考えていました。
メドレーは私より7~10歳程度年上の先輩が多く、仕事を進めていくうえでの進め方や考え方に対しても行動に移しやすいアドバイスをもらえるので、自らの失敗も相談しやすい環境です。
例えば、マーケティングの相談は田中に、営業のことなら藤田に、キャリアについての相談は加藤や吉田に相談ができるなど、それぞれが第一線で多様なキャリアを歩んできた社内メンターが的確にアドバイスをくれる環境はとても魅力的です。
(※「アットホームな職場です」を意識して、と言われて撮りました。)
2、社会的意義のあるプロダクトで「ストーリーが溢れている」か。
離れた場所にいる医師と患者をビデオチャット等でつなぐ「遠隔診療」は、元々は日本では離島やへき地を主に対象としたサービスでした。
しかし2015年に、厚労省が「離島へき地に限るものではない」ことを明示したことで、都市部を中心に全国的にサービスが広まりつつあります。距離的な問題から通院が難しい方以外にも、忙しいビジネスマン・小さいお子さんがいて中々外に出られないお母さん・何らかの事情で自宅から出る事ができない方などを対象として、あらゆる利用シーンにおいて日々オンライン診療が行われています。
CLINICSを導入していただく医療機関が増えるたびに、より多くの方にサービスを利用していただけるチャンスが増え、何らかの理由があって通院できなかった患者さんの受診機会を作り出すことができるようになります。これはまさにオンライン診療という「新しい文化を創る」ことです。
インターンとして入社した頃から比べると導入医療機関の件数も数倍となり、ものすごいスピードで事業が成長する中で、このような「新しい文化を創る」ことにセールスとして市場の最前線で関わることができるということは非常に刺激的です。
昨年末開催された政府の「未来投資会議」では安倍首相自ら「『予防・健康管理』や『遠隔診療』を進め、質の高い医療を実現していきます」と言及するなど、国も推進の姿勢を見せています。
今後、ICTを活用した遠隔診療は様々なメディアから注目される分野でもあり、より一層ストーリーの溢れたプロダクトへと成長すると信じています。
3、組織として成長をしているか。
私がインターン生として入社した頃のメドレーは、社員数が100名程度でCLINICS事業部も約15名と今のメンバーの半分程しかおりませんでした。
その後の半年で社員数は150名以上に、CLINICS事業部の人数も約30名と倍増し急速に組織が拡大しています。その中でも、自分のファーストキャリアを築く上で、「組織の急成長に携われる舞台で活躍したい」という願望がありました。
自分のいる事業部が日々の計画達成をするだけでなく、企業として全体的に成長することが重要です。
メドレーには月末に「納会」と呼ばれる各事業部の計画進捗や会社としての動きを把握する機会があります。そこで、新しいメンバーと話をしたり他の事業部がどのように計画達成したのかを働きながら吸収できる環境が揃っています。
(※2016年度末の納会での集合写真です。前川はどこでしょう。)
会社のバリューでもある「凡事徹底」をしつつ、未来を見据えて急成長をしている組織で働くということは個人としてもとてもやりがいのある環境です。
(メドレーの3つのバリューについてはこちら↓)
メドレーでは学生インターン、第二新卒を大募集しています。
私は、インターンとして入社してからの約半年間、CLINICS事業部のインサイドセールスチームに所属していました。「インサイドセールス」のミッションはマーケティングとセールスの間に入り、あらゆる手段を用いてセールス担当が実施する商談の機会を最大化することです。
セールス担当がシュートを打って得点を決めるフォワードだとすると、インサイドセールスは、いかにセールス担当が気持ちよくシュートが打てるのかを考えてアシストを演出する司令塔の様な役割です。
ゼロから市場を創出するマーケティングの視点、徹底的にお客様に寄り添った提案を行うセールスの視点の両方が要求され、そのどちらもが非常に高いレベルで学べる環境です。
私は今セールス担当として、会社の看板を背負い、全国の医療機関様にCLINICSの導入を提案する仕事をしていますが、お客様への提案を行う上で、インサイドセールスでの経験が非常に役立っています。お客様との契約の最前線に立つセールス担当に注目や人気が集まるのが一般的だと思いますが、CLINICS事業部のインサイドセールスは事業を推進する上で非常に重要な役割を担い、社内でもそれが認知、評価されています。
そしてこれはCLINICS事業におけるどのポジションにおいても言えることなのですが、「新しい文化を創る」あるいは、「今までなかった市場を開拓する」という意味においてこんなに挑戦しがいのある環境は他に無いのではないかと思います。
(※写真はイメージです。実際には社内の先輩と撮りました。)
規制緩和による市場の立ち上がり、先駆者であるがゆえの苦労や喜び、政府の後押し、そして何より実際に使ってくれるユーザー様や患者様の声、あらゆる要素が刺激的で、それらは今このタイミングで、この場所でしか経験することができないものだと私は確信しています。
今回はセールス担当とともに、CLINICS事業部の司令塔であるインサイドセールスのメンバーを大募集します。
・市場の開拓者として事業を創る瞬間に加わってみたい方
・他の学生とは比べものにならない程の圧倒的な自信を兼ね揃え、次のステージに挑みたい学生の方
・既に他の企業で働きながら「新たなキャリア」を模索する社会人の方
新たな市場の開拓者として、自分の名前を刻みませんか???
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
私たちとともに、一生に一度しかない人生での大チャレンジをしてみたい方とお会いできることを楽しみにしております。
過去のメドレー社員の記事
第1回:ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由
第2回:現役ダーツプロの僕がメドレーに入社した7つの理由
第3回:デザイナーの僕がメドレーに入った7つの理由
第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由
第5回:ライフセーバーの私がメドレーで働く理由
第6回:私がヤフーを辞めてメドレーに入社した2つの理由
第7回:外資系投資銀行出身の私がメドレーに入った理由
第8回:Googleのエバンジェリストをやめてメドレーに入社した僕が6つに割れたバキバキの腹筋を手に入れるまでに実行した7つのステップ
第9回:今年不惑を迎えたエンジニアがメドレーを選んだ理由
第10回:年収36,000円のお笑い芸人が、メドレーに入社するまでの7つのステップ
第11回:医者にならずに7年過ごした僕がMEDLEYニュースを書く7つの理由
第12回:何がしたいのかわからなかった私がメドレーの仕事にやりがいを感じる7つの理由
第13回:厚生労働省の医系技官だった私がメドレーに入社した3つの理由
第14回:7年いたリブセンスをやめ、マエダがメドレーでデザインしたいこと
第15回:IPOを経験した私が、次のステージにメドレーを選んだ理由
第16回:アイスランドで生きる理由を考えて瞑想していた私がメドレーに入社した3つの理由
第17回:整体師を11年やっていた私が、34歳でメドレーに転職して「介護のほんね」に取り組む理由
第18回:マザーハウスでバッグを販売していた私が、メドレーで見つけたひとつの目標
第19回:SIerとWEB業界を経験したエンジニアがメドレーに入社した理由
第20回:青春を捧げたチアリーダーを引退した私がメドレーという舞台でクリニックを応援することに決めた理由
メドレーが提供しているサービス
・医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY」
・オンライン診療アプリ「CLINICS」
・医療介護業界の求人サイト「ジョブメドレー」
・介護施設を選ぶための口コミサイト「介護のほんね」