AIの進化がもたらす未来への挑戦:ログラスのプロダクト開発とエンジニアリング|いとひろ@ログラス|note
みなさんこんにちは、ログラスでエンジニアリングマネージャーをしております、いとひろと申します。 私の自己紹介はこちらでしているので、お時間があればご覧ください。 さて、今回ログラスCEO布川から「 大規模言語モデル(LLM)から始まる、AI経営革命 ...
https://note.com/itohiro_loglass/n/n0ff2a4b245b2
この記事は弊社エンジニア伊藤が投稿した記事になります。
みなさんこんにちは、ログラスでエンジニアリングマネージャーをしております、いとひろと申します。
私の自己紹介はこちらでしているので、お時間があればご覧ください。
さて、今回ログラスCEO布川から「大規模言語モデル(LLM)から始まる、AI経営革命」と題して、「良い景気を作ろう。」というミッション実現のためにGPT-4をはじめとするLLMを皮切りに、AI関連開発への投資を加速していくことが発表されました。
そして、CTOの坂本からもプロダクトビジョンである「MAKE NEW DIRECTION」が公表されました。
これらの大きな波のような動きは、将来的にはログラスのプロダクト開発にとっての転換点となっていることが予想され、今この瞬間がまさに非常にエキサイティングなときであると確信しています。
この記事では、プロダクトマネージャーやデザイナー、エンジニアなど、プロダクト開発に関わる皆様に向けて、ログラス全体が現在感じているワクワク感を共有します。そして今、この時点でログラスに参画することで、このワクワクの波に乗り、プロダクト開発、デザイン、エンジニアリングに参加することができる機会があることをお伝えしたいです。ぜひ、この機会に一緒にワクワクを感じていただければと思います。
さて、まずは昨年12月にChatGPTが登場した際の出来事を振り返ってみましょう。当時、週末にChatGPTを少しいじってみたところ、私は驚きに包まれました。
2023年3月23日現在、ここ数週間でのChatGPTやGPT-4の勢いは、非常に大きくなっていますが、3ヶ月半前に初めて登場した当時も少しざわついていたことを覚えている方もいるでしょう。
当時の私はあまりに驚きを覚え、Twitterに以下のような内容を投稿しました。
今見ると、このツイートには約57万回のインプレッションがついており、この記事を読んでいる方も、もしかしたら見たことがあるかもしれません。
このツイートでは、ChatGPTとの対話を通じて、Twitterのような簡易アプリケーションをReact/TypeScript/CSSを用いて実装してもらうことができてしまったということを共有していました。
しかしそれも、最近のGPT-4の注目度の高まりに慣れてしまっている方にとっては、それほど驚くことではないかもしれません。もしそのような反応があったとしても、GPT-4をはじめとするLLMの力強さが社会に浸透したことの表れと言えるでしょう。しかし、3ヶ月前の私にとっては、AIやLLMがもたらす脅威に対する驚愕と畏怖を感じていました。
当時、私は社内の雑談チャンネルに以下のように投稿しました。
12月5日時点での投稿
当時の私は、正直なところ、この状況をどう受け止めたら良いのか分からないと感じていました。ワクワクすると同時に、この現状を社内の皆にすぐに知らせなければならないという焦りもありました。もしこの波に乗りきれず、従来の常識や枠組みから離れた考え方にシフトしていけない場合に、時代から取り残されてしまう可能性もあるかもしれません。逆に言えば、早急に学び、行動すればするほど、理想に近づくスピードが加速するという希望も抱いていました。
同じく12月5日時点での投稿
年が明け、社内でも徐々にChatGPTのパワーを肌で感じるような動きが生まれてきます。
自由研究的にChatGPTの活用の可能性に盛り上がったり、
自由研究が行われる様子
開発チーム内で週3ペースで行われている10分勉強会のテーマとして扱われたり、
10分勉強会のテーマとして発表
社内の有志でゲリラ的に集まってAIとLoglassの未来について語る会が開かれたり、
AIとLoglassの未来について語る会の様子
日に日にChatGPTやLLMに注目が集まる中、少しずつ社内でも温度感が高まってきました。
こうした社内の状況を凌駕するかのように、世間ではMicrosoftからGPT-4搭載のBingが登場したこと、GoogleからLaMDA搭載のBARDが発表されたこと、Open AIがChatGPTにGPT-4をリリースしたことなどに加え、Generative AIやLLM分野での研究成果やライブラリ公表が毎日のように更新されていることを目にしました。
このようなスピードに負けないために、ログラスではCEOの布川やCTOの坂本を筆頭に、プロダクトの未来像をAmazing Speedで再考しました。これまで描いていた20年後や30年後の未来は、もはや古い常識であり、それらは5年以内に実現しなければならないという信念のもと、先日CTOの坂本が公表したプロダクトビジョン「MAKE NEW DIRECTION」が生まれたのです。
その過程においては、下記のようなタイトルで未来のプレスリリースのドラフトも社内で共有されました。
この想定プレスリリースで描かれる5年後の未来像には、AIとLoglassが融合し、経営の意思決定に新たな方向性がもたらされるような世界感が存在しています。
そして、満を持した2023年3月、AI関連の開発投資を積極的に行なっていく経営意思決定が行われ、冒頭にお伝えしたCEO布川のnote、CTOの坂本のnoteを順次発表しました。この勢いを感じていただき、ぜひ再度両氏のnoteも読み返していただきながら、我々が抱くワクワク感を共に感じていただければと思います。
また、我々が新たに描いた5年後の未来ではありますが、もはや5年後でも遅すぎると言わんばかりに、LoglassのプロダクトにChatGPTを組み込むPOCの研究が進み始めています。
社内のエンジニアがChatGPTを活用してプロダクトに活かせるトライをしている様子
さらに、エンジニアリングマネージャー松岡が主導して、ChatGPTやGenerativeAIにまつわるOSTが開催され、Loglassの未来と結びつけていくためのアイデアが次々と議論され始めています。
OST: AIを活用したLoglassの進化について議論する部屋
ぱっと見うまく進んでいるように見えるかもしれないですが、目の前の現実を直視すると、我々にはまだまだ解決すべき課題が山積みです。LLMやAIの勢いや機運は高まっていますし、ブレストでも多数のアイデアが出されています。それでも、まだまだここからどうすれば良いのかという方向性を見出せない場面も多々あると感じています。しかし、こうした高い壁が存在する状況でこそ、ワクワク感を生み出し、未知の領域を切り開き、実現していくためのポテンシャルがログラスにはあると信じています。そして、この状況を乗り越えるために、確信を持って前進する必要があると考えています。
このような状況やマインドのことを、我々は「BWG(But we go: 越えられない壁はない)」と表現しています。
引用: 株式会社ログラス会社紹介資料 / What's loglass |
https://speakerdeck.com/loglass2019/whats-loglass?slide=6
先に述べたワクワク感は、理想に対して感じるものであることをお伝えしましたが、その理想を実現するために、われわれがより高めていかなければいけないケイパビリティがまだまだ多く存在しています。AI領域もその一つですが、それだけではありません。
経営管理や管理会計などのドメインを深く理解し、問題解決のプロセスに沿って新しい体験やデザインを設計し、プロダクトマネジメント力、デザイン力、エンジニアリング力を持ってLoglassという製品の価値を創出することで、多くのお客様に魅力的な製品として受け入れられるようになります。
エンジニアリングの開発生産性を高め、より多くの機能をリリースしていくことで、より多くのお客様に価値を届けることができます。
また、プロダクトの信頼性を高める監視・運用基盤の整備をしていくことで、お客様がより安心してLoglassを使い続けられるようになります。
さらに、高品質なプロダクトを提供するために、QA体制やテスト自動化のシステムを整備し、新しい魅力的な機能を素早く堅実にリリースしていきます。
そしてもちろん、Loglassという製品が持つ機能やデータを組み合わせて、これまで実現できなかった新しい意思決定方法論を生み出すためにAI技術を活用していきます。
我々には他にも書ききれない、様々なケイパビリティを全方向に高めていく必要があります。これらの総合力によって、多くのデータがLoglassに集まり、データ・ドリブンなプラットフォームやAIを活用した新しい意思決定を行なっていくことができ、経営意思決定の精度が劇的に向上していくはずです。
つまり、私たちは「良い景気を作ろう。」というミッションと「MAKE NEW DIRECTION」というプロダクトビジョンを達成するために、経営管理というドメインにおけるプロダクトマネジメント、デザイン、エンジニアリングの全ての領域で私たちのケイパビリティをより高めていく必要があると考えています。
現在、ログラスではすでに実現できていることが多くありますが、一方でまだまだ達成できていないこともたくさんあります。我々は理想に対して高い壁があることを感じています。しかし、我々はBWG(But we go: 越えられない壁はない)というバリューを大切にしながら、その高い壁を越えていくために、我々が現時点でできること、不足しているケイパビリティについて真剣に向き合い、前進していくことを望んでいます。
そして、この高い壁を乗り越えるためには、まさに今この記事を読んでくださっているあなたの協力が必要だと感じています。下記のポジションリストでピンとくる領域があるあなた、ぜひお話しを聞かせていただけませんか。
あなたの参画が、我々が目指すミッションやプロダクトビジョンに近づく一歩となることを期待しています。
AIエンジニア
まずは、LLM/AIの驚異的な性能向上に興奮し、リアルなユースケースを探しているAIエンジニアの方を大募集しています。この分野は、GPT-4の登場以降、本当に大きくゲームチェンジしたと感じています。以前は機械学習の分野で活躍していたAIエンジニアにはアドバンテージがありましたが、今後はそれ以外のエンジニアでも同じ土俵で戦える可能性があります。採用の可否は過去の実績だけで判断するわけではありません。学びの意欲とプロダクトへの情熱があれば、積極的に採用する考えです。
プロダクトマネージャー
今後の開発組織拡大計画に伴い、以下の領域で全方位的にプロダクトマネージャーを積極的に採用する予定です。
デザイナー
「良い景気を作ろう。」というミッションを軸に事業を展開するログラスのデザイナーは、プロダクト面で、ビジネスサイドやプロダクトマネージャー・エンジニアメンバーらと共に「MAKE NEW DIRECTION」というプロダクトビジョン実現のために最高のプロダクトを作る責務を負っています。我こそはというデザイナーの方はぜひ!
エンジニアリングマネージャー(プロダクト領域)
今後のプロダクト開発組織の成長においては、エンジニアリングマネージャーの存在が欠かせません!「良い景気を作ろう。」というミッション、そして「MAKE NEW DIRECTION」というプロダクトビジョンにピンとくる方、ぜひ一緒にプロダクト開発を推進する最高の組織をつくりましょう!
アプリケーションエンジニア(プロダクト領域)
「MAKE NEW DIRECTION」というプロダクトビジョン達成において、ユーザーにとって価値ある機能開発を推し進めるアプリケーションエンジニアは必要不可欠な存在です。ログラスで一緒にプロダクト開発に取り組みたい方、ぜひお話しさせてください!!
エンジニアリングマネージャー(プラットフォーム領域)
(新規募集開始につきJD準備中)
現在、職務内容の詳細を整理中であり、公開に向けた準備を進めています。プロダクト開発組織の成長に伴って、プラットフォーム領域の組織づくりやミッション整理を担うエンジニアリングマネージャーが必要となっており、急務となっています。我こそはという方は、ぜひ!
プラットフォーム(仮)エンジニア
(新規募集開始につきSRE以外に追加のプラットフォーム領域のJD準備中)
今後、Loglassの開発チームが拡大していくにあたり、プラットフォーム領域でのエンジニアリングの拡充が急務になっていきます。ログラスのプラットフォームエンジニアは、単に基盤を作る専門組織という役割だけではなく、プロダクト開発チームを支援していくイネーブルメントの役割を大きく求められます。そのため、プロダクト領域にも深く入り込み、Loglassというプロダクトがお客様にとって価値をもたらすために必要な基盤開発や、開発組織のイネーブルメントを行います。また、開発組織のイネーブルメントも重視するという観点で、「プラットフォーム = 基盤」という名称は齟齬が出る可能性があるため、現時点では(仮)としています。
QAエンジニア / SET
(新規募集開始につきJD準備中)
ログラスの「良い景気を作ろう。」というミッション、「MAKE NEW DIRECTION」というプロダクトビジョンを達成してくにあたっては、品質を担保しながら顧客に価値を届けることができる開発組織にしていくことが非常に重要です。ログラスのQA体制はまだまだ発展途上なので、より良いQA体制をつくっていくチャレンジに一緒に取り組んでくださる方、大募集です!
ログラスにおけるQAについてはこちらの記事をご参照ください!
業務委託エンジニア
正社員だけでなく、業務委託エンジニアも積極採用中です!
そして、上記に表現されていない方でも、自分こそはログラスに必要な人材であると思われる方!
ログラスが目指す「良い景気を作ろう。」というミッションは、困難な道のりが待ち受けている偉大なチャレンジだと考えています。今後のプロダクト開発に必要なケイパビリティは、ビジネスフェーズや周辺環境のダイナミックな変化によって多様に変化することが予想されます。したがって、ログラスに必要な人材は、特定のスキルセットに限定されず、我々のミッションやビジネスへの共感が非常に重要だと考えています。ですので、上記のジョブディスクリプションに必ずしも当てはまらないとしても、ログラスのチャレンジに興味を持ってくださった方や一緒にコミットしてみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。熱意をもってお話しいただければ、我々もあなたのような人材が必要であるという確信をもって、新たなポジションを用意することができるかもしれません。
まずはカジュアルに話を聴いてみたい、という方はYOUTRUSTのカジュ面を通じてCTOの坂本や、わたくしEMの伊藤とお話しさせてください!下記のリンクからお気軽にお申し込みいただけます。
CTO: 坂本
EM: 伊藤(わたしです)
ぜひ一緒に「良い景気を作ろう。」!!!