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フランス出張 体験記、今回の記事でラストのご紹介です。
まだまだ成長中の彼が、思い切って挑戦した憧れのフランス出張。
どんな壁とぶつかり、自分と向き合ったのか?
ぜひ、成長記をご覧ください!
Bonjour ou bonsoir, tout le monde!
2025年も気付けば一ヶ月半と、残り僅か!
本格的な冬が到来するこの季節、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、突然だがあなたは失敗を恐れる人間だろうか。
それとも危険を顧みず何事にもチャレンジする人間だろうか。
僕は前者だ。
そんな僕が今回のフランス出張に参加することになったのは半年以上前に遡る。
4月中旬、現場近くのとあるカフェにて、僕は当時のBDサポート担当の方との面談に入っていた。
試験に落ち、現場の夜勤明けで身も心もボロボロだった僕は、彼女のある一言で目が覚める。
「フランス行きたいんだね。10月位に出張予定してるから良ければ参加してみれば?」
以前からよくドラマや映画などで度々、かの国に関する言葉や舞台を見聞きしており、「フランス語って英語とはまた違うカッコ良さがあるな」「綺麗なイメージ」「大好きなおしゃれキャット、マリーちゃんの国」といつの間にか興味を持ち、気付けば僕にとって憧れの地となっていた。
日本とは違う非日常かつ刺激的な時間が待っているに違いない。
きっと自分のこれからの人生において何かヒントになってくれるようなモノが見つかるのではないか。
だからこそ、その話に乗らない手はなかった。
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◆現地で直面した成功と失敗、ギャップ
2010年に韓国へ家族旅行して以来、15年ぶりの海外となる今回、僕が出張に参加するにあたって掲げたMain Goalは以下の通りだ。
・習ったフランス語を活かして現地の方々と接する
・フランス国内の文化や街の雰囲気を肌で感じ、日本との違いや人柄などを観察する
・Tellingの今後のビジネス展開に貢献する
・貴重品紛失やその他重大なトラブルに巻き込まれることなく、無事に帰る
今振り返れば全てを達成することが出来たとも言えるし、出来なかったとも言える。
例えば、現地に到着後に乗ったタクシーを降りる際、初めて「良い一日を」とフランス語で言うと、ハンサムな運転手から「Bonne journée, merci!(“r”はそのまま発音しない)」と笑顔で返され、思わず心の中でガッツポーズ。今年の2月から現場の業務の合間を縫って発音の勉強から始め、まだ初歩的なフレーズしか言えないレベルであっても現地の人と言葉を交わすことができるのだと。
他にも「Telling(Freewillが運営している日本の文化伝統を伝えるためのカフェ)」のフランス出店を掛けた物件の視察の際には、現地の不動産会社の方から「Vous pouvez parler français?(フランス語を話せるのですか)」に対し「Oui, juste un peu.(はい、少しだけ話せます)」といった会話をした。
フランスにはお店に入店/退店する際には挨拶必須というマナーがあるため、もう何度「Bonjour!」や「Au revoir!(さよなら)」などをスタッフたちと交わしたのか数え切れない。
そんな、たった1,2秒の出来事が僕自身にとって、何よりも揺るぎない事実と自信を与え大きな支えとなった。
しかし、これは単なる旅行ではない。観光しに遊びに来たわけでもない。Freewillという会社/組織のビジネスやビジョンを拡大/実現するための出張である。
この夢のような刹那を体験出来た一方で、僕は多くの失敗をした。
例えば
・目的地に着く前にタクシーを途中で降ろされ、新しいタクシーを拾おうとセーヌ川沿い付近を一人彷徨う(上記写真近辺、ホームレスと思わしきテントが複数&汚物が落ちている異臭漂うトンネルも駆け抜けた)
・ノートルダム大聖堂から別の場所へ地下鉄で移動する際、チケット購入で行き詰まり電車を逃す(同行班メンバーに迷惑を掛けてしまった)
・街中を散策中に行動班とはぐれる
・テーブルマナー(お世話になった人を優先して皿によそう)がなっていない
・現地人の話すフランス語のスピードが早い(単語を断片的にしか聴き取れない)、初歩的なフレーズしか知らないため様々な表現をアウトプット出来ない
など、圧倒的に自分のレベル・経験・知識・教養が如何に全く足りていないかを酷く痛感した。
・この行動が一体自分だけでなく、全体にどんな結果をもたらすのか
・所要時間を減らすための効率的な動き方とは何か(タイムマネジメント)
・物事をスムーズに進めるために必要な準備を用意
・コミュニケーションを取り合う事こそが結局一番重要
・周りの空気や圧力に飲まれず/屈せず、意見を言う
上記の事柄は出張だけに限らず、日本に戻った後、現場で奮闘するビジネスマンとしての生活にも関係してくる。むしろここからが本番だ。なぜなら、僕は今後現場のチームを率いる役目を担うからだ。
一年前、Freewillに入社した時に漠然と抱いていた「いつか海外で語学を活かしたい」という夢や「現場でしっかり一人前としてやっているか」という不安だったものが、今では「チームを支えたい/もっと貢献したい」「行きたい所に行けたのだから飛行機だってもう前よりは怖くない」という期待と責任感の方が大きくなっている。
また、出張計画の中で正直行き当たりばったりの展開も何度かあったが、それでは絶対にダメ/通用するわけがないという事を、同行したメンバーたちから身を以て思い知らされた。
それは、いちエンジニアというよりも一人の人間として生きていく上で足りない部分を補い新たに獲得し自分の価値を高めなくてはならない。
まさにFreewillの掲げる「Now or Never = 挑戦し失敗することを恐れるな」「Completing = 高い目標を掲げ50cm先の一歩を踏み出す」を体現することが今の僕には必要なのだ。
社会人として、一人の人間として、他者から信頼を勝ち取れれば自らが思い描く未来の実現に繋がり、ビジネスにおけるチャンスだって舞い込んでくる。
全てはここに集約されるという事を、CEOが教えてくれた。
加えて、彼との会話やアドバイスも印象的で、決して蔑ろには出来ない。
「普段は何をしている?」
「好きなゲームをやるのも良いが、もっと社交的な場所へ行きなさい」
「将来何者になりたいのか?」
「(それを実現するために/経験を積むために)本を読んで知識をたくさん得なさい」
「今の君を日本人代表とした時、他の国の人たちにとって君はどう見えるか?」
特に今一番果たすべき使命は
「自分の見た目を整えカッコよく振る舞え」「自分の殻を破れ」
の二つだ。これらを達成した時、僕は一回りも二回りも成長し、更なる自信に満ち溢れているだろう。年内は厳しいかもしれないが、今からでもせめて胸を張り、自らの言動に予防線を張らず責任を持つことを意識して行動していく。
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◆Freewillの仲間と作る思い出/財産と、現地へ赴くことの価値
パリにあるヌフ橋から街の壮大さを目にした時、心からここに来て良かったと思った――涙が出そうになった。
出張で得られるモノは、夢のような時間や自分を見つめ直す機会だけではない。
同じ会社/組織に属する仲間と旅するからこそ味わえる/共有できるモノがある。
「フランスに来てみてどう?」「憧れの地に来れて、フランス語で会話できて嬉しい」
これは他のメンバーと幾度となく交わした、僕自身の出張テーマに関する問いだ。
そこから先、自身がどう成長していきたいか?
毎日、努力を積み重ねて、いつかまた、成長した自分自身でこの地を踏みたい。
異国の地に行くという事は、当然日本との違いも目の当たりにする。
例えばフランスなら「自動車は右側通行」「チーズの切り方に厳しい」「観光地や人の密集地帯ではスリなどの軽犯罪が起きる」「信号無視は当たり前」など。
そもそもフランスだけでなくヨーロッパの社会は個人主義のため、日本のような平坦で無駄な同調圧力のある悪しき伝統がないのだそう。よって、自分にとってベストな選択を容易に行うことができるのだそう(信号無視や激しい車の運転がその例)。
この「ベストな選択を行う」も生きる上で欠かせない要素の一つだ。
実は出張出発日の一週間前、妹がとある動画を僕に送ってきた。
そこには、パリの理想と現実の姿が比較されていた。
例えば「綺麗な街並み」というイメージは存在せず、実際は「ごみ袋や汚物がそこら中に落ちている」のが現実と言ったものだ。
嘘だと思った。憧れなんてイメージに過ぎないのか?美化していただけなのか?
いや、そんな事ないはずだ。どうか嘘であってくれ。妹よ、夢をぶち壊す真似はどうか勘弁しておくれ。
その動画のコメントには内容に賛同する声もある一方、負の側面には出くわさなかったという声もあった。半信半疑になりながら画面をスクロールする僕の目に「実際に行ってみて確かめて見るのが良い」という旨のコメントが飛び込んできて、大いに救われた気がした。
そうだ、ネットの情報なんて今や真実と虚構が混在しているのだから、惑わされてはいけない。実際に行ってみて答えを出すんだ。
そして、本国へ行ってみると案の定、動画の内容通りという事は決してなかった。
人によっては挨拶を交わしてくれたり、笑顔で道を譲ってくれたり。場所によっては落書きの多い所もあれば、白と黄色を基調とした想像通りの綺麗な建物も立ち並んでいた。
運が良かったからかもしれない、負の側面が存在する場所に行かなかったからかもしれない。しかし、やはり直接体験する事にこそ、何が真実かを見極められるのだから意味がある。
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◆まとめ、今後の新たな野望、
今回のフランス出張はあっという間の十日間で、本当に貴重な経験をさせていただいた。
訪問/MTGにて、パリで活躍されている方の自分の人生を生きることの意味や価値を知ることで、単なるビジネスチャンスを掴むだけでなく、人生軸の新たな道標にもなった。
何よりフランス語はもちろん、普段日本で暮らす中ではお目にかかれないような光景を肌で感じる事ができ嬉しい一方、自分に足りていない部分や失敗などの多くの課題も浮き彫りとなったため自分の至らなさも痛感した。
Freewillの出張の醍醐味――それは例えばこんな場面。
とある日の夕食にて、自分や他メンバーのバックボーンを共有し、お互いに人生相談をする。
どう困難を乗り越えて来たかを知り、最後には「どう生きるかを大事にし楽しめ」とアドバイスをいただき、心に刻む。
涙あり笑いありの会となる。
十日間という短い期間でありながら、一つ一つの出来事が人生における貴重な1ページとなる。
今回の旅を経て、数々の失敗を挽回/取り戻すためや旅の中で出来なかったことを実現するために、そして日本で自分磨きをして強くなってから、必ず再びパリに戻る。
今後出張に参加される社員や自分と似た境遇を持つ社員が思い悩んでいる時に、少しでも自信を与えられるような存在を目指して、頑張っていく。
僕と同じように、挑戦をしたくても怖くて中々踏み出せないような人たちの背中を押してあげたい。
「失敗をしないように/完璧に」ではなく、「失敗をして良い経験とする」事に意味や価値がある。臆病でも、自信がなくても、見た目にコンプレックスを抱いていても。
SIMカード・変圧器・パスポートを持っていれば、あとは時間の許す限り存分に羽を伸ばすだけ。
どうかあなたの心が踊る方向へ、勇気を持って踏み出してほしい。
Bonne chance!
「50cm踏み出すことは革命だ」
CEOはよく社員にそう声を掛けます。
挑戦せずに生きて、後悔するよりも
挑戦してたとえ失敗したとしても、自分を成長させることができるなら、絶対にそのほうがいい。
そんなFreewillに少しでも興味がわきましたら、いつでも説明会等にお越しください!