会社について、現場のリアルな声と多様な視点から語り合う 新企画「ココホン」 がスタート! 記念すべき第1回は、24卒の新卒入社のMさんと企画部部長 中西さん、そして22卒入社の人事担当者が集まり、普段なかなか話せない「ホンネ」を話しました。
答えを見つけるというよりも、経歴やポジションが異なるからこそ見えてくる価値観や学びを得られる機会になっています。
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参加者 Mさん 新卒入社(2024年) ハッピーテラス(放課後等デイサービス) 好きな食べ物:たこ焼き🐙・マカロン🍭・三ツ矢サイダー🍹 中西さん 中途入社(2019年) 企画部 部長 好きな食べ物:おいしいマフィン🎂・おいしいコーヒー☕・蕎麦🍜 北居 新卒入社(2022年) 社長室 人事 好きな食べ物:あん肝🐡・ぬか漬け🥒・アイス🍨 ファシリテーター K 中途入社(2019年) ディーキャリアITエキスパート(就労移行支援)/ 社長室 人事 好きな食べ物:オムライス🍚・杏仁豆腐🥄・山菜🥬 ***
入社1年経って、疑問に感じることって? 北居 あっという間に、Mさんが入社して1年経ちましたね。1年経つと、会社のことについてより深く知ったり、友人と自分の会社について話したりすることが多くなると思います。 周りの話を聞いていて、デコボコベースについて、今どのような印象を持っていますか?
M 良い意味で、距離が近いなと感じています。 業務の相談は勿論、プライベートのことについてもです。 1on1の制度があると友人に話すと「すごいね」「珍しいね」と言われることが多いです。 話しやすい関係性がある環境は、ありがたいと感じています。
北居 そうですよね。 新卒からすると、 相談しやすい雰囲気を作り上げてくれる会社・先輩方には感謝しかなかったなと、しみじみ... 逆に1年経ってみて、「うむ?」と疑問や改善できそうなポイントはあったりしましたか?
K 例として北居さんから、教えてください!
北居 私ですか!22卒入社という立場からお話をすると...インセンティブに関してですかね。 元々、業績連動型であることは事前に伝えられていて、 「この時代に、賞与が出ること自体がありがたい」と思いながら入社をしました。 ただ、友人から「月給5か月分が賞与で入った!」等とプライベートで聞くことがあり、 分かってはいたものの「いいな~」と、疑問というよりかは、羨ましさを感じることはありましたね。 一方で、新卒でもやりたいことの道を開いてくれる環境や 上司・先輩がつくりだしてくれる会社の雰囲気・ビジョンというポイントが、 私が働くにあたって大切にしている部分であり、だからこそデコボコベースで続けていこうと思えたきっかけでもありました。
K 最初は「うむ?」と思ったけど、 自分の価値観に照らし合わせた時に、会社の選んだ軸が友人とは異なるからと気づいたと。 友人には優先したい価値観があって、 その人にはその人の人生があるからなと思いつつ、北居さんは違ったということですかね?
北居 そうですね。現時点では先ほどお伝えしたことが大切です。 ただ、今後ライフステージが変わるとなったときには、もしかしたら変化するかもしれません。
K なるほど。Mさんはどうですか? 些細なことでもぜひ!ココホンですので!
M 休憩時間に関してですかね。 現場だと、どうしても1時間一気に取得することが難しいと感じています。 ただ、休憩時間をきちんと取得している事業所もあるので、 今すぐではなくとも、構造化していけたらいいなと思っています。
K たしかに就労部門も、休憩時間中に利用者さんがいる状態なので、 全員で日々外出してランチにいくということは難しいです。 でも、工夫して何らかの形でトライしているときはありますよ。
北居 異動前の教室は、多機能型の為、 放課後等デイサービスと時間の動き方が異なるので、時間の流れは違いますよね。
M そうなんです。今は慣れ期間中です...!
北居 他の事業所のメンバーの中で、「こんなこと工夫しているよ」等があれば知りたいですね。
役員陣・部長のメンバーは何をしているの? M 話が変わりますが、入社して1年が経つ中で、まだ現場しか知らない状態であるため、 部長・役員陣の方が何をしているのかを知り、視野を広げていきたいです。 例えば、定期的に会社として実施している打ち合わせなどはありますか?
中西 毎週月曜日に「朝会」、月に1回「みらい会議」というものがあります。 「朝会」は2部制で、前半は各部長が数字の報告をしています。 例えば、「コマ数がXXXコマいきました」と報告する場合、「①なぜ達成したのか? ②その要因は何か? ③再現性はあるのか?」等も併せて共有します。
反対に、「営業成績が2件足りなかった」という場合には、「①こういう対策をする②いつまでに解消する予定③見込みがない場合、他事業部への応援を依頼する」といった流れで、重要項目については全体で議論することもあります。
後半は、社外取締役から松井さんへのFBです。 議事録係として、私と人事責任者の渡邉さんも参加しています。 取締役は突っ込むことが仕事の為、鬼フィードバックタイムです笑
M・K・北居 鬼フィードバック...! 中西 会社全体のことに対する内容でありますし、それが仕事なので。
北居 「みらい会議」はどういった会議なのでしょうか?
中西 丸1日かけて実施する、会社の未来について考える会議です。 先ほど説明した「朝会」は業務報告が主でクイックな話しかできない為、 時間を多くとって議論したい項目について話し合いをしています。例えば、有給制度・新卒採用等…
M 丸1日やっているのは、ハードそうです...
K 個別支援計画検討会を丸1日するイメージですかね。 担当者会議をして、ケース会議をし、保護者の方を呼んで個別支援検討を5~6件一気に実施するみたいな。
M おお...私にはもたなそうです...笑
中西 興味があれば、参加することもできると思います。 昨年度は、試験的にMXのメンバーに入ってもらうこともありました。
K 今は中西さんのフィルターで見えている「みらい会議」についてお話していただきましたが、 実際に参加してみると、違った景色に感じるかもしれないですね。 機会があれば、いつか一緒に参加してみましょう(北居さんも私も参加したことはないです…笑)。
異動はどうして発生するの? 北居 Mさんは5月に異動となりましたが、 この点に関して、何か聞きたいことはありますか?
M そうですね。今回の異動を保護者に伝えた際、「不安です」というお声や、 CSアンケートにも異動に関する内容をいただくことがありました。 少なからず、保護者様に対して精神負担につながっているという不安を感じています。 メンバーの自己成長の為という目的が一つある中で、異動を実施する意味が他にあるのかなと、 中西さんがどうお考えなのかをお聞きしたいです。
中西 すごく難しいなと思いながら、私自身の考えをお伝えします。 自身の子供が通う事業所に、同じ先生がいることによって保護者も安心ができる環境だと思っています。その一方で、会社的な視点でお話をすると、「今はいいけど、メンバーがこのまま10年同じ事業所にいた場合、その先のキャリアは描けるのだろうか?」になるかなと。
例えば、会社が事業規模を縮小するとなったり、転職をする際に、同じ事業所で10年間支援をしていたメンバーと、いくつかの事業所を経験していて、かつ児童発達支援管理責任者をしていましたというメンバーでは、後者が有利になると予想します。
今だけではなく、中長期的な観点に目を向けると、 「異動すること」が「成長を後押しする機会」にもなると思います。 その機会を逸することは、メンバーの人生にとって勿体ない。 とはいえ、成長圧力をかけすぎても、心身に疲れが出てしまうこともあると思うので、バランスは難しいですね。
また、利用者様は、これから成長していく段階で過ごしていく環境が変化していくと思います。 その為、安心できる環境が必要なのは分かっている前提で、社会に出た時には自身で持ち直す力・自分のことを知ることが大事になると考えると、誰も異動しない事業所というのも、長期的に見て「果たして安心と言えるのだろうか?」という視点もあります。
ただ、「今」にフォーカスをすると保護者様に不安を持たせたり、 自分が頼れる人が異動になったり、やったことのない業務が引継ぎなしに取り組まなければならなかったり等の要素もあるため、バランスは本当に非常に難しいと考えています。
また、会社として「どうしてもこの事業所を閉所するわけにはいかないから、本当は今の事業所で活躍してほしい...せっかく安定してきた時だと思うのだけど、こっちを助けてくれ...」
という状況で、そこを立ち上げられるパワーを持っている人に頼むしかないということも発生することも無きにしも非ずです。
その為、常にベストを見つけたいけど、ベストな選択肢が常にあるわけでもない。 そのような中で日々ベターを探しているというイメージですね。
K とはいえ、「同じ事業所にいると、成長速度が遅くなってしまう」という点に対して、 「うーーーん?」と腑に落ちないメンバーもいるかもしれないです。 なので、いろいろな考えの中の1つというメッセージとして受け取ってもらえればなと思います。 先ほど北居さんからインセンティブに対する友人との価値観の違いについてお話がありましたが、そこにも通じますね。 皆が同じ価値観ではなく、さまざまな価値観で仕事をしているからこそ、 会社ではライフビジョンシート等を導入していますよね。幅広く捉えてもらえたら嬉しいです。
中西 うんうん。皆、同じ人間のようで、価値観は全然違いますからね。
M 異動に対して、自身もですし、もしかしたら周囲の皆さんも同じ疑問を抱いているかもしれない中で、 今回のように考えていることを現場に改めて伝える機会があると、 よりお互いに理解しあえてよいのかなと感じました。 ありがとうございます!
まとめ いかがでしたか? 上記の内容以外にも、
「事業所ごとに男女比率が異なるのはなぜか?」 「視野を広げるためには、どのような考え方があるか?」などの
質問についても対話をしました。 今回は文章量の関係で割愛となってしまいましたが... 気になる方は、ぜひカジュアル面談でお話しできれば幸いです✨
さて、この記事を読み、「なるほど!」「これはどうなのだろう?」と、 それぞれ感じることは異なるかと思います。
それは、中西さんが最後に話したように「同じ人間のようで、価値観は全然違う」からこそだなと。
冒頭でお伝えした通り、 「ココホン」 では、「答えを見つける」ではなく、 社内のメンバー同士で自身とは異なる価値観にも触れる機会となることを大切にしています。
何かこの記事を通して、デコボコベースに対する新しい気づきや学びがあれば幸いです🌱
/ 📢 デコボコベースでは、引き続き新卒メンバーを迎えていきます! \ 既に、次年度卒業予定のメンバーで内定者も誕生しています! 2026年度・2027年度の卒業予定の皆さん、ぜひ一緒に凸凹が活きる社会を創っていきませんか?
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