デコボコベースが、日々何を大切にしているのか。
私たちのサービスや事業内容についてお話しする機会は多くありますが、その根幹にある「あり方」や「価値観」について、深くお伝えできる機会はそう多くありません。
今回は、普段はなかなかお伝えしきれていない、私たちのすべての土台である「企業理念」が、どのような想いから生まれたのか。
その「原点」のストーリーをお届けします。
【序 章:私たちの「原点」について】
私たちのカルチャーには、「企業理念」「ビジョン」「社是」という3つの大切な言葉があります。
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そして、これら全ての土台となるのが、「企業理念」です。
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この理念は、会議室で生まれた言葉ではありません。
二人の原体験から紡ぎ出された、社会をより良くしたいという想いが背景にあります。
【第一章:理念の礎を築いた、創業者の決意】
この理念の礎を築いたのが、創業者である現:会長の上(うえ)です。
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22歳で創業した会社を32歳で上場させるなど、経営者として大きな成功を収めていました。
しかし、その価値観を根底から揺るがす出来事が起こります。
2011年の東日本大震災です。
支援のために現地を訪れた上はその惨状を目の当たりにし、
「利益の追求よりも、もっと直接的に世の中に貢献できる仕事をしたい」
そう強く思うようになります。
その決断こそが、私たちの理念の原点です。
【第二章:理念の体温を伝える、現代表の原風景】
そしてもう一人、その想いを創業メンバーとして受け継いだ、現在のデコボコベースを率いる代表・松井です。
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松井の原体験の中にも、私たちの理念が生まれた「理由」と「体温」が、色濃く表れています。
松井は、自身の人生を振り返り、こう語ります。
「自分の価値観は、"2つの震災"で根底から変わりました。そして"ある家族の姿"が、この道へ導いてくれたんです」と――。
一度目は、小学1年生の時の阪神・淡路大震災。
二度目は、大学4年生の時の東日本大震災。
当たり前の日常が突然失われる様を二度も経験し、
「後悔のない人生を送りたい」と心に誓ったと言います。
さらに松井の親族には、重度の障害を持つ方がいました。
特に同い年のいとこは10代で亡くなり、彼を支える家族の姿を間近で見てきました。
「当事者だけでなく、支える家族の選択肢も広げたい」
福祉制度が今ほど整っていなかった時代に彼が感じた想いは、
現在の事業の根幹となっています。
創業者の「社会を変えたい」という大きな決意と、現代表の「身近な人を支えたい」という切実な想い。
この二つの情熱から、デコボコベースのストーリーは始まりました。
【第三章:「理念」を「事業」へ。10年間以上の軌跡】
会社として正式に設立された2014年7月当時は、10名程度のチームから始まりました。
「教育と福祉で、ゆたかさを広める。」
そして、この理念を実現するため、私たちは何よりも「ソーシャルインパクトの最大化」を大切にしています。売上や利益の規模だけではなく、私たちの活動が「どれだけ社会貢献できているか」を最も重要な指標としているのです。
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この理念を持続可能な「事業」として社会に実装するため、私たちは「ソーシャルフランチャイズ」という独自の仕組みを選びました。
◇ソーシャルフランチャイズとは?
通常のフランチャイズとは異なり、【事業の持続可能性】✖【社会貢献性】を融合させた、独自のビジネスモデルです。単に売上や利益を追求するだけでなく、社会に与える良い影響(ソーシャルインパクト)を最大化することを共通の理念とする企業のネットワークを指します。
私たちの理念に共感してくださった100社以上のパートナー企業*1 と共に、地域に根差した支援拠点を全国へと展開。現在では全国371事業所(2025年10月1日現在)、全国カバー率91%を超えるまでに成長中です。
*1 デコボコベースは、ソーシャルフランチャイズを展開してるフランチャイズ本部(フランチャイザー)です。私たちは、加盟企業様(フランチャイジー)を“凸凹が活きる社会を創る同志”として、捉えています。そのため、「凸凹が活きる社会を創るパートナーシップ」として、「パートナー」という表現を用いています。
◇ソーシャルインパクトとは?
企業の活動やサービスが、社会にどのような良い影響を与えているかを見える化したものです。
デコボコベース株式会社では、当社が考える「発達障害のある子どもと大人、及びその保護者の方によって望ましい状態」を最終ゴールとし、その実現を目指すための指標を測定し、定期的なモニタリングを実施しています。
※ソーシャルインパクト詳細は▶▶こちらから
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# ソーシャルインパクト2025より抜粋
【終 章:理念を胸に、ビジョンへ向かう】
2023年4月1日、創業から10年近くを経て、経営のバトンは創業者の上から現代表の松井へと託されました。 私たちは2023年以降を「第2創業期」と位置づけ、これまで築き上げてきた理念を土台に、新たな未来を創ろうとしています。
ここまで、「原点」のストーリーを読んでくださり、ありがとうございます。
このストーリーは、決して過去のものではありません。私たちが日々大切にしている理念であり、未来へ向かうための道しるべです。
もし、私たちの理念や挑戦に、少しでも心を動かしてくださったなら。
このストーリーを「自分事」として捉え、私たちと一緒に未来を創っていきたいと、そう感じてくださった方と、ぜひお会いしたいと思っています。
「凸凹が活きる社会」の実現は、簡単な道のりではないかもしれません。
しかし、同じ想いを持つ仲間となら、きっと辿り着けると信じています。
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📣ぜひ、この物語の続きを一緒に創りませんか?
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デコボコベースでは、理念に共感し、共に未来を創る仲間を募集しています。